プラセンタは危険?その効果やリスクを知っておこう!

近年、コラーゲンに代わる美容法として「プラセンタ」の利用が脚光を浴びるようになりました。ちなみにプラセンタとは、英語で胎盤を意味します。

その文字通り、今回取り扱わせて頂くプラセンタとは哺乳類の胎盤から有効成分を抽出した胎盤のエキスのことです。ではなぜ胎盤の活用が美容に繋がるのかと、疑問を抱かれるかもしれません。実はそもそも、胎盤とは、受精卵を赤ちゃんに育てる機能を持った臓器なのです。正確には、胎盤から赤ちゃんへと栄養やエネルギーが、へその緒を経由して赤ちゃんへと補給されるのです。

そんな背景もあり、この胎盤には糖質やたんぱく質にアミノ酸、さらには脂質などの基本的な栄養に加え、身体の活力やエネルギーの素となる、ミネラルや酵素、ビタミンなどといった活性成分、挙句の果てには細胞の新陳代謝を促す成長ホルモンまで、胎児の成長に必要なありとあらゆる栄養素が含まれています。このありとあらゆる栄養素を摂取すること美容法がプラセンタです。

今回の記事ではそんなプラセンタの効果や一般知識はもちろん、そのリスク・危険性まで紹介したいと思います。

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プラセンタの一般知識と概要

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それではまずは、そんなプラセンタの効果やメカニズムをより詳細に紹介していきたいと思います。

ちなみにプラセンタには、経口摂取(要はサプリメント)のタイプと、注射タイプ、そして塗布するタイプの計三種類がありますが、本記事ではこの内、サプリメントタイプと注射タイプの二つをメインに取り扱いたいと思います。 

プラセンタの効果

一口にプラセンタといっても、その種類は非常に多様ですし、どのプラセンタを使うかによって、効果は多少異なります。とはいえ、元々は人を一人完全に作り上げてしまえるものから抽出されていることもあり、その効果と使い道は様々なものがあります。余りにも多様なので、その効果を以下に列挙してみました。是非ご覧ください。

  • 美白効果(シミ、くすみ、肌荒れ、皮膚の乾燥などの解消)
  • 疲労回復
  • 肩こりや腰痛など、各筋肉痛や関節痛の症状軽減
  • アレルギー疾患の症状緩和
  • 更年期障害の症状軽減
  • 自律神経失調症の症状緩和
  • 月経困難症や生理の乱れを緩和・回復
  • 胃十二指腸潰瘍の回復
  • 肝機能障害の治療
  • 膠原病の治療
  • 乳汁分泌不全の治療

ザッと挙げただけでも、以上の通りです。非常に効能は豊富ですね。プラセンタには様々な効果があります。実に20種類ほどの薬理作用があると、一説では唱えられているのです。

また、「病気などへの治療効果も高い」という印象を受けられたかと思いますが、これもまたその通りです。しかし、この病気への治療として使われる場合は、医師からの指示と処方を受けて病院で医療用のプラセンタを貰った時だけです。

上述の病気を抱えている方が、市販のサプリメントのプラセンタなどで治療しようとするのは、絶対にお止め下さい。必ず医師と相談し、医師から指定された時のみ、プラセンタを治療目的でご使用ください。

プラセンタのメカニズム

では次に、プラセンタがなぜここまで豊富な効果を備えているのか、そのメカニズムを紹介したいと思います。

ではまず、恐らく女性の方の99%が興味を持つであろう、「なぜ美肌・美白効果を得られるのか」についての説明です。まずそもそも、プラセンタには身体の代謝を高める効果があります。このうち特に、肌の細胞の代謝を促進することで肌の回復や栄養補給が陣層になります。結果、シミやシワ、肌のハリへの対策になり得るのです。特にシミの治療においては、治したいシミ周辺に注射すると効果テキメンだと考えられています。

たった今、「プラセンタには身体の代謝を高める効果がある」と記述致しましたが、これがプラセンタの使用が疲労回復につながる理由の説明になります。体の代謝が促進されると、血行がよりスムーズになり、乳酸などの疲労物質の排出が進み、肉体の回復が早まるのです。

肩こりに有効な理由も、それと近しいものがあります。代謝の活性化と血行の促進により、筋肉や関節の疲労が回復するだけでなく、やや柔軟になります。そのため肩こりや関節痛にも効きます。

次に更年期障害や生理の乱れに有効な理由とメカニズムです。赤ちゃんを形成するだけのことはあり、プラセンタには老化を防ぐ作用があります。所謂アンチエイジング効果という力ですね。その効果によって、エストロゲンというホルモンの血中における濃度・量が高まると考えられています。このエストロゲンの増大によって女性のホルモンバランスが整えられ、更年期障害や生理の乱れを緩和・解消してくれると思われます。

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プラセンタのリスク

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まず前提として、美容皮膚科・整形外科などで処方・注射してもらえるプラセンタは、厚生労働省の審査を通過した医療用の医薬品です。よってその安全性は十分です。

サプリメントにしても、この医療用のプラセンタを下地にしているので、「非常に危険性が高い!」ということはまずありません(もちろん、不良品や詐欺まがいの悪質な業者のものであれば別ですが)。その上で、「強いて言うなら、どのようなリスクや副作用が考えられるのか」ということについて、ヒトプラセンタの場合と馬・豚プラセンタの場合とにわけて紹介したいと思います。

ちなみに、ヒトプラセンタは上述のように厚生省の認可を受けた医療品です。病院にて処方箋を受けないと使えないれっきとした薬の一種です。基本的に、注射による摂取の場合はこのヒトプラセンタが多いです。

一方で、豚や馬のプラセンタは、主に市販のサプリメントやドリンクなどの健康食品に使用されているものです。ちなみに、以前は牛のプラセンタもありました。しかし、狂牛病の危険やリスクへの心配から、現在は使われておりません。

そのため今回の分け方は、「正式な医療品vs市販サプリメント」という分け方でもあります。 

ヒトプラセンタの場合の危険性は?

結論から言ってしまえば、少なくとも今回取り上げるプラセンタ摂取法の中では最もリスクが低いです。ほぼノーリスクとすら言えます。特に、医療機関で処方される錠剤タイプのものに関しては、これまでに副作用の報告例がありません。やはり、厳重な管理下のもとに運用されているからだと思われます。

繰り返しになりますが、ヒトプラセンタは厚生省から認可を授かった、本当にごく一部の限られた製薬会社・医療会社が、非常に厳重で徹底された監視・管理の下で製造し販売しています。また少なくとも国内の病院では、ヒトプラセンタの原材料としては、正常でスムーズな分娩で出産を終えた人の胎盤のみが使われています。

その上、その正常な胎盤も、HIVや肝炎などの遺伝性のウイルス・病原菌を持っていないか厳しく調べられ厳選されます。さらに、元々胎盤の中にあった血液は、特殊な加工によって、文字通り完全に除去・殺菌されています。この時、たんぱく質も分解されただのアミノ酸になります。そのため、感染性のある異常なたんぱく質による病気・感染症の心配もありません。

このように、国内のヒトプラセンタの製造過程は非常に徹底され、管理されています。その涙ぐましい医療機関・企業の努力のかいもあり、病院で取り扱うヒトプラセンタに由来する感染症に罹患したという話は一切ありません。ヒトプラセンタの安全性はとてつもなく高いと言えるのです。

強いて言うなら、正式な医療品のため、欲しい時に気軽に手に入れられないことくらいがリスクだと言えます。

馬・豚プラセンタの場合

これもまた結論から言ってしまいますと、危険性は非常に低いです。馬・豚プラセンタの胎盤はヒトプラセンタの胎盤ほど厳重な管理のもとに置かれているわけではありません。ですがそれでも、一定以上の水準を超える衛生体制や品質管理を実行している農場からしか、各メーカーは仕入れていません。万が一重大な問題や感染症が報告されれば、メーカー自体が下手をすれば業務停止などの処罰を受ける可能性があるからです。

そのため、どの医薬品会社も神経質と思えるほどに厳重な基準を設け、仕入れる胎盤の安全性を審査しています。それをパスした牧場の胎盤しか買わないのです。

ただし、強いて言うなら副作用というよりアレルギー症状が出ることはあります。動物性のたんぱく質やアミノ酸を含んでいるためです。特に普段からアレルギーの症状が強い人は、馬・豚プラセンタの摂取によって悪化しやすく、これが副作用と言えなくもありません。とはいえ、重篤な例や死亡例は報告されていません。

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まとめ

つまり、病院で処方されるプラセンタならまず心配はいりませんし、市販のサプリメントに関しても重篤な副作用はありません。せいぜい、アレルギー程度のものです。それでも心配な方は、馬のプラセンタをおススメします。馬は豚と比較して、寄生虫などの心配が少ないのです。

特に、最近は安全性と上質さのアピールのため、サラブレッドのプラセンタが注目を浴びつつあります。これはサラブレッドというだけのことはあり、徹底した管理下で育てられた馬から抽出されています。そのため安全性が高いと言われています。

また、豚プラセンタから選ばざる得ない事情があるならば、SPFプラセンタを強く推奨します。これは要するに、厳しい管理の下で育てられた、感染症や寄生虫を一切持たない豚(SPF豚)から採取された胎盤です。そのため、豚の中では最も安全性が高いプラセンタです。

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