学生の頃の寝坊ぐせが社会人になってもなかなか抜けない。朝がどうしても弱い。そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
社会人になれば「大事な会議」「変えの効かない仕事」「取引先との大事な商談」「朝までに納品しなければいけない商品」など様々な重要な仕事を抱えているのでそう簡単に寝坊をするわけにはいきません。
しかしちょっと目を閉じた瞬間に二度寝をして30分遅刻!という簡単な失敗を繰り返してしまうのが遅刻癖や寝坊癖というものです。
この問題を解決する方法についてまとめてみましたので、遅刻の対策方法についてぜひ参考にしてみてください。
寝坊の対策方法10選
寝坊の失敗は誰しもが一度は経験したことがあると思います。小さなものから大きなものまで。その都度対策方法が新たに生まれては寝坊をし、対策方法は徐々に進化しています。
現在のもっとも有効とされる寝坊予防方法について紹介していきます。自分に合った対策方法を見つけて参考にしてみてください。
1・モーニングコールをお願いする
どれだけ自分一人で対策しても朝の眠気の誘惑には勝てない。それが寝坊癖のある人の特徴です。
夜はあれだけ「絶対に起きる!」と意気込んでいるのに朝になると別人のように「あと10分だけ」と眠気に屈してしまい気づいたら30分〜1時間と寝てしまい後悔するのです。
そんな人は自分の力だけに頼ってはいけません。
人の力に頼るようにしましょう。夜のうちにモーニングコールをお願いして電話で起こしてもらうのです。
少し会話をすることで脳が活性化して起きることができます。
しかし一つ注意点があります。ちょっとの会話だけでは二度寝をしてしまうケースがあります。ですので顔を「まず布団から出ろ。洗いにいけ。はいガキをしろ。何か飲め。飯を食え。」としっかり行動に結びつけて頭がはっきり起きた状態になるまでサポートしてもらうことが必要です。
一緒に友達や恋人と旅行に行く時や、常に早起きをしている友達などであれば成功率も高く、お願いしやすいでしょう。
2・夜ご飯を少なめにする
朝に空腹で目が覚める。このサイクルを繰り返して朝にしっかり食べるという習慣をつけるといいでしょう。
夜寝る前にご飯をとってしまうと胃の中に食事内容が溜まってしまい睡眠の質を低めてしまい、長時間寝ても寝足りない問題を引き起こすことにも繋がります。
夜はできるだけ就寝の6時間前には食事を終えて、あまり食べ過ぎないようにすることが重要です。
そして朝にしっかり美味しいご飯が作れるだけの食材を用意しておく。これが朝にしっかり起きられるサイクルを作るためのコツです。
しかしこの生活習慣を体に馴染ませるためには一定の時間がかかります。
新習慣が身につくまでには21日(三週間)〜66日(2ヶ月)の継続的に規則を持って生活を体に覚え込ませる必要があります。ですので最低でも大事な会議や学校の修学旅行などの1ヶ月前には余裕を持って規則正しい習慣を体に覚え込ませるようにしましょう。
そうすると無理なく寝不足にならずに朝にスッと起きれるようになります。
3・病院で朝起きられない原因の解明をする
「朝起きられない人は気合が足りないからだ!」となんでもかんでも精神論で片付けようとする人がいます。確かにそういう側面での物事の考え方が正しい解決の方向に導くこともあるでしょう。
しかし、朝起きられない問題は近年では精神論だけで片付けられるものでないこともわかってきました。低血圧や睡眠障害や自律神経失調症や無呼吸症候群などの問題で睡眠がうまく取れていない可能性もあります。
これらの問題を知らず識らずのうちに抱えている場合、気合だけではなかなか解決できないこともあるでしょう。また無理をして気合でなんとかしようとすることで病気や過労による事故に繋がるケースもあります。
もしどうしても朝が起きられない。という悩みを抱えている人は睡眠を専門的に扱う整形外科や睡眠総合ケアクリニックなどのクリニックがありますのでそちらの受診をオススメします。
4・爆音目覚まし時計を使う
近所迷惑になるレベルの爆音目覚ましがドンキホーテやアマゾンで簡単に購入することができます。価格は4000円程度です。
時限爆弾のような形をしておりとにかくうるさいです。一応音量の調節もできます(弱でも十分爆音です)。
これを購入して枕元ではなくベットや布団の遠くに置いてセットすると止めるために強制的に布団から出なくてはいけないので起きることができます。
寝坊癖のひどい人間からすると全然音的には慣れてしまえば無視することはできるのですが、近所に迷惑になるかもしれない!という心情から「起きなきゃ!」と思えるので寝坊した時のように焦りからぱっちり目を冷ますことができます。
しかし繰り返しアラームが鳴るスヌーズ機能が付いているものもありまして、うっかり止め忘れて外出してしまうと一生爆音が響き続け近所迷惑になるという可能性もありますので注意が必要です。
5・しっかりパジャマを着込んで寝る
特に冬の季節。寒くて起きられなくなる経験をしたことはありませんか?
寒くて布団の中で体温をあげているうちに気持ちよくなってそのまま落ちる。夢の世界に。これが冬の二度寝の典型的なパターンです。
これを回避するためには少しでも布団から出る苦痛を軽減する必要があります。ですので、できるだけ服を着込んで布団から出られるようにして就寝するようにしましょう。
6・カラオケや満喫で寝る
風邪を引く可能性があるのであまりオススメできませんが、家の布団で寝てしまうと誰も起こしてくれません。自分の緊張の糸も途切れてしまうので起きる可能性がグッと下がってしまいます。
カラオケや満喫であれば普段なれていない環境で、しかも誰かが存在しているのでちょとした音で起きやすく、パッと起きれるでしょう。
特にカラオケは時間になると電話でコールしてくれますし、満喫は音がダダ漏れなので携帯のアラームでも十分に起きることができるでしょう。
7・複数のアラームをセットする
1つのアラームで寝坊癖のある人が起きられるはずがありません。携帯電話のアラームを15分おきに鳴らすのはもちろんのこと、他にも幾つのかの目覚まし時計をセットしておいて全てバラバラの場所に設置して分散化させるようにしましょう。
一般的にももっとも行われている対策法でもあります。
まずは複数個セットすることくらいの対策法は行なって絶対に起きるぞ!という意識を行動に移しましょう。
8・遅刻したら全てが終わるという危機感を持つ
遅刻したら全てが終わる。そんな意識を持つことも重要です。
やはり起きられる人からしたら寝坊する人は意識が低いのです。どこかで寝坊しても許してもらえる、寝坊しても死ぬわけではないというゆとりがあるのです。
1度2度寝坊を繰り返すことでどんどんその意識は強くなっていきます。
つまり寝坊になれてしまうのです。まず、この遅刻に対する意識改革を行なっていく必要があります。
そのためにできることは遅刻を絶対に許さないこと。他人にも厳しくすることで自分も絶対に守らなければいけないということを強制的に自分に義務付けます。
この意識が寝坊を改善します。1秒でも遅れたら遅刻。それくらい厳しくなりましょう。
9・言葉に出して念じる
しっかり言葉に出して念じて、心の中でも強く思い込むことで起きる時間をコントロールすることができます。一説ではこの対策法で80%の人が実際に起きたい時間に起きれたとする報告もあります。
方法は簡単。頭の中と心でしっかり何時に起きたいかを念じて、それを声にも出して「00時に起きる00時に起きる」と自分に暗示をかけることで実際に起きることができます。
そんなバカな、とお思いになるでしょう。科学的根拠としては脳内ホルモンが、この暗示によって分泌されて実際に起きたい時間に脳内でのホルモンの分泌が始まるので実際に起きることができるというメカニズムです。
これを自己覚醒力と言い、実際に一般的な人の体は起きなければいけない時間に合わせて脳が徐々に活動して起きようとする働きを持っていることが科学的に判明しています。しかし詳しいことについてはまだ謎に包まれています。
これのスイッチになっているのが強い思い込みと呟くことでの耳と声からの暗示です。寝起きも比較的良く、短時間でもスッキリ寝ることができるのでオススメの方法です。
一度休日に試してみるといいでしょう。
10・寝ない
もし明日だけはどうしても寝坊することができない。そんなどうしても1日だけは絶対に外せない日がある場合は寝ないという手段もあります。
レッドブル、モンスター、コーヒー、などを準備し洋服を着替えて準備万端の状態で時間を待ちましょう。
しかし横になると危険です。家を出る2時間前や1時間前になって急に眠くなることがあります。早めに家を出てカフェやマックなどで朝食を取りながら時間を潰しましょう。
寝るとアウトです。それだけは覚えて起きましょう。
絶対に遅刻ができない人はどうしている?
社会には絶対にいかなるシーンでも遅刻が許されない人たちがいます。
入社するにも学校の皆勤賞を取っている人でないと受かることができないなど、非常に朝起きることに厳しい会社です。そんな会社に勤めている人たちはどうしているのかを紹介します。
遅刻ができない人ってどんな人?
遅刻ができない職業は以下の人たちです。
- 電車の車掌
- 刑事
- 消防士
- 住職
- 医者
- 教師
- 舞台役者
- 音響・照明・カメラマン
- ニュースキャスター
社会人で遅刻ができる人の方が少ないかもしれませんが、上記の人は特に多くの人の生活に影響を与えてしまったり迷惑がかかってしまうので、寝坊をすると社会的権限が一気に墜落します。
どんな対策法を行なっている?
特に有名な話では電車の車掌さんの朝の寝坊対策が挙げられます。
もはや車掌の寝坊は個人の責任だけでなく会社全体の責任問題にもつながるので、個人だけで対策しているわけではなく会社ぐるみでの寝坊対策に取り組んでいます。
一つ:30分前行動
まず対策法の一つ目は30分前行動です。会社に30分前には到着し準備をします。寝坊だけでなく遅刻も厳禁ですので通行中のトラブルでも遅れることは許されません。
ですので、常にギリギリではなく天候などを考慮し30分1時間早い時間に目的地に到着するイメージで準備と起床を行います。
二つ:上司への連絡
社員同士でしっかり起床しているかの確認のために、起きたらまず上司にワン切りでもいいので通話履歴を残します。
この報告を徹底することで社員間の状況を把握し、常にフォローができる状態を作って起きます。
三つ:全員で出勤時間の共有
同じ環境で働いている社員同士で共有できるように、勤務表などに自分の出勤退勤時間を書いておく、さらに飲みに行く時や休みの時に何をするのかもある程度共有することでそれぞれのフォローがし会える状態を全員が作っておくという対策も行なっています。
おすすめの対策法
朝がどうしても起きられないという人におすすめの対策法には以下のものがあります。
- 寒さ対策
- 目ざまし時計は必ず手の届かない位置に
- 早く寝る
寒さ対策は朝に強い人でも負けそうになるそうで、必ず夜のうちにポットにお湯を沸かしておいてすぐに温かい飲み物で暖まれるように、部屋の温度も起きる時間に合わせて暖かくなるようにタイマーをセットするなどを実行しているようです。
目ざまし時計も保険のために三つ以上をセットし位置もなるべく話してセットします。
そして夜更かしを絶対にしないこと。まず朝起きるという意識は夜の行動から表す必要があります。夜にやりたいことが残っている場合も朝起きてからやる。これが重要です。
まとめ
朝起きれない人への対策方法をまとめますと
- モーニングコールなどを人にお願いする
- 朝起きやすいように暖かくする
- 家で寝ない
- 夜に食べずに朝にしっかり食べる
- 念じて自己覚醒力を高める
- 自分が起きれる音量の目覚ましを購入する
- アラームを複数セットする
- 危機感を持つ
- 寝ない
という対策方法が有効です。また自分のことを信用できない人は車掌さんを見習って逆モーニングコールをしたり、人に頼み込むなどして朝に起こしてもらうようにしましょう。
朝にしっかり起きられる人間になるのは社会人としての常識です。寝坊しても許されるのは本当に仕事ができる人だけです。
それでも日本ではなかなか時間を守らない人=仕事ができない人となるので日本では基本的に遅刻厳禁です。
しっかり対策をして朝に起きられる人間になりましょう。
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