あなたは執着しやすいタイプですか?それとも執着しないタイプですか?自分は執着しないタイプと思っている人が実は結構執着するタイプだったり、本当に執着しないタイプなどさまざまです。
執着心は人それぞれで、自分では普通の性格だと思っていても周囲の人からは執着心が強いと思われている可能性があります。ここでは執着する人としない人の特徴の違いや、執着しない生き方をするにはどうしたらいいのかをご紹介します。
執着する人の特徴
執着する人にはどのような特徴はあるのでしょうか。執着する人に目を着けられてしまうと、何かと面倒なことになってしまうかもしれません。
そのため、執着する人の性格などは知っておくと良いでしょう。
①とにかくしつこい
執着する人の特徴として、とにかくしつこいという特徴がまず挙げられるでしょう。普通の人であれば、意見を主張して通らなった時、状況をすぐに飲み込んで、改善できるところは改善して再び主張しますが、執着する人はとにかくしつこいです。
執着する人は簡単に諦めませんし、周りからの評価よりも自分の欲望を満たすために行動しがちになります。そのため、しつこい人間になってしまうのです。
②諦めが悪い
執着する人は諦めが悪いという特徴もあります。諦めが悪いと言う事は相手に「執着心が強い」と思われることになりますし、強い執着心を持つことでしつこくなってしまうのです。
確かにすぐに諦めてしまうよりも、ある程度粘り強く自分の考えや意見を主張することは大切です。日本人はすぐに諦めてしまうところがあるため、諦めが悪い人は執着心が強いと思われがちです。
ただ、あまりにもしつこいと、非常識だと言えます。このさじ加減は難しいと思いますが、必要以上に諦めが悪いと周囲の人も不快感をあらわにしますし、相手が迷惑にならないように主張することが大切なのです。
③他人に拒絶されてもしつこく付きまとう
執着心のある人は相手が拒絶してもしつこく付きまといます。恋愛だとストーカーになってしまうのがこの執着心のあるタイプだと言えます。もちろん諦めない性格は成功することができるため、メリットの1つと言えるのですが、相手にストレスや恐怖を与えるくらい執着心が強い人は逆にその執着心の強さはデメリットとなってしまいます。
自分の欲望を満たすために行動すると先述しましたが、この行為についても結局自分の欲望を満たすために行為と言えるのです。相手の気持ちを一切考えずに行動しているのです。
例えば、普通の人なら自分の思いを伝えて拒絶されてしまったら諦めようとなります。相手から嫌われていないなどチャンスがあるのであればまだしも、相手から完全に嫌悪感を抱かれていたり、悪口を言われていると、さすがにもう諦めるはずです。
しかし、執着する人は相手の嫌悪感など全然気にせずに、「あれは照れ隠しなんだ」などと都合の良いように解釈したり、行動していきます。そのため、とても危険な存在だと言えます。
④昔のことを鮮明に覚えている
執着する人は昔のことを鮮明に覚えているという特徴もあります。特に悪い思いではしつこく覚えています。例えば、相手から暴言を吐かれたり、陰口を言われているなどの思い出はしつこく覚えていて、時間がたった今でも怒りを持っていることがあります。
例えば、職場で嫌がらせをされたり、陰口をたたかれて、それをずっと根に持っていて、その人よりも上に上り詰めて仕返しをするなどねじ曲がった感情を持っています。
昔の出来事を覚えているのはその時に何かしら強い感情を抱いたからと言えます。
⑤恩着せがましい
執着する人は恩着せがましいという一面があります。例えば、何十年も前にした恩を未だに言ってきたり、一度した恩に対して以上に執着する傾向があります。
ただし、執着するするということはその物事に対して比較的知識や技術があり、助けたときに、思ったような結果が得られないと、相手や周囲の人に対して攻撃的になることがあるのです。
例えば、職場でも仕事で助けてもらったときに思うような結果が出ないと、「あの時助けてあげたのに」などとなるのです。普通の人であれば、結果が出なかったり見返りが無かったとしても何も思いませんが、執着する人は永遠と恩着せがましく言ってくるのです。
⑥同じことを何度も繰り返す
執着する人は同じようなことを何度も繰り返す傾向があります。先述したストーカーの場合、相手が嫌がるような行為をしたり、非通知で何度も電話をかけてきたりします。
良いことであれば何度されても良いのですが、基本的に嫌がらせをしてくることが多いです。普通の人であれば怒ればやめるものですが、執着する人は何度も繰り返します。逮捕されたとしても、同じことを繰り替えしてまた逮捕されてしまうということは良くあります。
基本的にしつこくめんどくさい性格をしているため、このようなことをしてしまうのでしょう。
⑦強いこだわりを持っている
執着する人は物事に対して強いこだわりを持っています。もちろん趣味を持っていたり、好きになることが誰しもあります。それの対象物が物や趣味、人によって異なってくるということです。
例えば、アイドルのおっかけをしている人が一線を越えて歪んだ感情を持ってしまって、そのアイドルを殺してしまったなどです。昔、ジョン・レノンが暗殺されましたが、それも犯人はジョン・レノンのファンでした。
歪んだ愛情により事件を起こしてしまうこともあるため、強いこだわりを持つ人は注意したほうが良いでしょう。
⑧恋人などを束縛する
執着する人は恋人などを束縛する傾向があります。あなたの周囲にも恋人を束縛する人はいませんか?例えば、異性と関わることを嫌って連絡先を削除させたり、話すことを禁止にされたり、いろいろなことを強制してきます。
恋人を支配したいという心理が働き、恋人に対して強いこだわりを持っているのです。
これを愛情ととらえられるのであれば問題はありませんが、めんどくささを感じるのであれば、その恋人とは相性が悪いと言う事になりますので、早めに距離を取ったほうが良いでしょう。
執着しない人の特徴
執着する人の特徴をあげていきましたが、逆に執着しない人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは執着する人の特徴をご紹介します。
①マイペース
執着しない人はマイペースであることが多いです。常に自分の都合やタイミングで行動し、周囲の人に合わせるのが苦手です。周囲がどんな状況であっても自分がすべきことを優先して物事をこなしていきます。
これは自己中心的とも言え、周囲のことを考えずに行動してしまうところがあるため、時には反感を買ってしまうこともあります。ただ、常に周囲の考えや空気に惑わされずに動くことができるため、流されにくく、自信を持って行動することができます。
②他人に興味がない
執着しない人は基本的にあまり他人に興味がありません。そのため他の人に何を言われてもそんなに気にすることがありません。自分が興味のないことであればすぐに忘れてしまいます。また、興味がなさすぎて、周囲の人が陰口や悪口を言っていても気づかないという場合もあります。
さらに周囲の人の反応にも興味がないため、話しを聞いても共感することは少なく、感情移入することはあまりありません。そのため、冷たい印象を与えてしまうことがあります。
③自分に自信がある
執着しない人は自分に自信を持っています。強い信念を持っているため、周囲の人から何を言われても気になりません。
自信があるが故にいつも余裕があります。そのため、悪口や陰口を言われても気にしませんし、むしろ意見として冷静に受け止めます。もし悪意を持って行っていることでも1つの意見として捉えることができます。つまり執着しない人にとって、悪口や陰口はないものなのです。このように自分を信じてポジティブに生きることができるのです。
④失敗しても気にしない
執着しない人は失敗しても気にしません。もし失したとしても一瞬は反省しますが、次につなげるための糧だと捉えているのです。執着しない人は悪口や陰口を意見として捉えることができますし、デメリットな事柄をプラスに変える前向きさを持っているのです。
このため、失敗しても後悔をすることは無く、失敗をエネルギーにしていきます。また、失敗を周囲の人の精にすることもありません。失敗は成功するために必要な通過点と考えているため、決して悲観にくれたりずっと落ち込むということは無いのです。
⑤どうにもできないことは考えない
執着しない人は自分にはどうにもできないことは深く悩んだり考えることをしません。例えば、天候や災害など自分ではどうにもできないようなものは気にしません。例えば、楽しみにしていた遊園地が台風でいけなくなったとしても、いつまでも悔んだりせず、室内でどう楽しむかを考えていきます。
また、交通渋滞など自分ひとりの力ではどうすることもできないことでも、イライラしたりせずに自分の思う方法で気分転換を行います。もし気に病んだとしてもすぐに諦めて気にしないのです。
⑥ひとりの時間が苦にならない
執着しない人は他人に興味がないため、ひとりの時間が苦になりません。誰かと一緒にいないと寂しくて嫌だという人もいますが、執着しない人はひとりの時間をとても大切にします。
執着しない人は他人に依存せず、適度に人間関係を築いていきます。そうすることで、他人に対して使う時間が少なくなって、自分の時間を作ることができるのです。そのため、自分の時間を有意義に過ごすことができるのです。
⑦結果を急がない
執着しない人は結果が出るのを急ぐことがありません。なかなか結果が出なくても焦らず待ち続けます。もし失敗したとしても、他の人よりもダメージを少なくするのができるのです。
物事に対して執着することがないため、切り替えも早く、失敗したり挫折したとしてもそれを糧にして結果的に成功していきます。
⑧他人を羨まない
執着しない人は周囲の人が成功したり、良いこがあったときに羨むことがありません。他人に対して興味がなく、強い信念を持っているので羨む必要が無いのです。羨むことがないため、人を妬むことも少ないです。
このような性格のため、他人が成功すれば、自分が成功したかのように大喜びします。他人には興味はありませんが、良いことがあればしっかりと祝福することができるので、祝うときに迷いが無いのです。
⑨過去を振り返らない
執着しない人は物事を気にしないため、過去を気にすることがありません。多くの人は過去に後悔したことがあれば、ずっと悔やんでしまうということはよくありますが、執着しないため過去を振り返ることが無いのです。執着しない人は過去を振り返っても変えることができないという考えを持っているのです。切り替えも早いためすぐに忘れることもできるのです。
また、失敗しても反省してそれを糧にして挑戦していくため、いつまでも考えるほど暇では無いのです。いつも前を向いているため、余計なことを気にしません。
⑩チャレンジ精神がある
気にしない人は失敗を恐れることがないため、どんどんとチャレンジしていきます。強い信念をもっているため、たとえ失敗したとしてもへこたれることなく次につなげることができます。そのため、周囲の人が不安に感じたとしてもそれを払拭する力があり、大胆に行動することができるのです。
また、大きなことを始めるときに周囲の人から無謀だと止められることがありますが、気にしないため、障害を乗り越えていくことができるのです。
執着しない方法
では執着しない人になるにはどうしたらいいのでしょうか。執着しない人になることで、今までうまくいっていなかったとしてもこれからうまくいくようになるでしょう。
①物事の価値を冷静に客観視する
人間にはさまざまな感情がありますが、執着心ほどやっかいなものはなく、悩んでいる人も多いです。悩んでいる人はまず執着するものについて客観的にしましょう。執着すると、一度物事に心を奪われると、そのことだけにしか集中することができなくなってしまい、妄想したり、どんどんと感情が高まってしまいます。
そのため、実物よりも大きく重要なことに感じられて執着してしまうのです。その思いを断ち切るには、冷静にその物事を見る必要があります。そうすることで多くの場合自分が思っているよりも価値がないものであることが分かるでしょう。
それが分かれば執着しなくなるはずです。
②執着と向き合ってみる
執着している対象ではなく、自分の心と向き合うことが大切です。なぜ自分がそこまで執着しているのかじっくりと観察してみるのです。観察することで、執着している自分の姿がどんなに醜いかを見ることができるはずです。
向き合うことで、「こんな自分でいるのは嫌だ」と思うことができると、その執着を失くしたいと強く思うことができるでしょう。
③執着の対象物を紙に書いて捨てる
執着している物事や人の名前を紙に書いてみましょう。小さなメモに書くのではなく、大きな紙に大きな字で書いた方がいいです。
その紙を自分の部屋や机などに貼って、じっくりと見ましょう。しばらく見つめたら「自分にはもう必要ない。さようなら」などと言って、その紙を破いてゴミ箱に捨てるのです。この言葉をはっきりと声に出すのがポイントです。
これはマインドコントロールの1つなのですが、かなり効果のあるおまじないです。脳や深層心理に言い聞かせることで、本当に執着心が無くなるのです。
④1つのものに深入りをしない
1つの物事にこだわると、気づいたら執着していることがあります。物や人でも良くありますが、一度こだわると自分で執着していることに気づかず、周囲の人に止められても耳を傾けることができません。深入りをすることで、周囲が見えなくなり、物事や人に洗脳されたような感覚になるのですまう。
1つの物事に深入りすることなく、視野を広くすることで、執着することは無くなるでしょう。
⑤周囲の人の言葉に見意を傾ける
例えば、初めて恋人が出来たときなどに嬉しさや幸せで気分が舞い上がってしまい、その恋人にしか目が行かなくなり、恋人に夢中になりすぎてしまいます。自分にとって良い人であっても両親や友人から「この人はあまり良くないよ」などと止められても耳を傾けることができないのです。
そして、そのまま恋人と付き合い続け不幸になって後悔してしまったということもあると思います。失敗して初めて自分が執着していたことに気づくのです。
執着しないために、どんなに気持ちが舞い上がっていても、周囲の意見には耳を傾けるようにしましょう。
⑥1人の時間を大切にする
恋人との時間を大切にしたり、仕事第一で仕事ばかりしていて自分の時間を取れていないという人はいませんか?自分の時間を大切にせずに物事に対して時間を割いていると執着してしまうのです。
もし執着したくないと思うのであれば、なるべく1人の時間を大切にしていきましょう。
まとめ
物事に執着していると周りが見えなくなって、失敗したり誰かに迷惑をかけてしまうことが多いです。結局後で後悔してしまうのは執着する人なのです。執着しない人はその物事に深く興味を抱くことがないため、ほとんど後悔しないと言えるでしょう。
後悔する人生と後悔しない人生であれば、後者の方が望ましいはず。もし後悔しない人生を選ぶのであれば、執着しないように行動してみるのも大事でしょう。
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