なかなか痩せない理由はなに?ホルモンバランスが原因?改善方法を知ろう!

ダイエットはいつの時代も変わらず求められています。痩せて周囲の人に綺麗になったと言われたい。もしくは健康のために痩せたい。そういった思いがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、ダイエットを始めたものの、なかなか痩せないケースがあります。どんなに頑張っても体重がグラム単位でしか減らず、結局ダイエットを止めてしまう…では、その原因にはどういったものがあるのでしょうか。このことについて詳しくみていくことにしましょう。

なかなか痩せない原因とは?

なかなか痩せない

ダイエットに励んでみても、体重が減らない。大好きな食べ物を制限したり、運動をしているのにもかかわらず、体重が減らないのであれば、モチベーションは続きませんよね。

では、なかなか痩せない原因にはどういったものが考えられるのでしょうか。もし、心当たりがあるようであれば、改善してみる必要があるでしょう。具体的には以下の原因が挙げられます。

ダイエットを継続していない

まず第一に考えられるのが「ダイエットを継続していない」ケースです。巷に溢れているダイエット法は一応の効果が期待できるものでしょう。しかし、きちんと継続をしなければ、その効果を十分に発揮することはできません。

1日や2日。はたまた1週間程度で止めてしまうと、ダイエットの効果を実感することはできないでしょう。基本的にダイエットは1ヶ月や半年といった長期スパンで見るものですから、すぐに効果が出ることはないのです。

また、ダイエットは人によって停滞期があります。順調に体重が減っていたのに、減らない時期に突入することがあるのですね。このときにきちんとダイエットを継続できるかが、その後のダイエット成功を決めるでしょう。

ダイエットの方法に頼りすぎている

雑誌やテレビで紹介されているダイエットを実践することはいいのですが、そういった簡単ダイエットだけに頼ってしまうことは危険です。例えば糖質制限ダイエットでは、名前だけをみて糖質制限すればいいんだと思うと、失敗してしまうでしょう。

糖質制限ダイエットでは糖質をカットすると同時に、減った糖質量のカロリーを他の食事から摂取する必要があります。それも段階的に行っていき、身体の調子を見る必要があります。炭水化物ダイエットも同様のことが言えます。炭水化物のカットに目が行ってしまうと他のことがおろそかになり、体調不良の原因になるでしょう。

ダイエットの名前だけに気を取られ、頼りすぎてしまう。そういったこともまた、なかなか痩せられない原因の1つといえるでしょう。ダイエットを実践するためには細かいところまで深く理解する必要があるのです。そうしなければいくら糖質制限ダイエットをしても効果は実感できないでしょう。

糖質制限ダイエット

普段の食事から糖質摂取量を制限することで、ダイエットを行なっていく糖質制限ダイエットがあります。このダイエットは短期的に痩せることができますが、それなりの知識をつけてから実行する必要があります。というのも、糖質はいわば体にとってのガソリン。ガソリンが減ってしまえば、当然体の機能は低下してしまうからです。

スーパー糖質制限ダイエットといって、1日3食のうち1食しか糖質を摂取しない方法もありますが、これを実行するには時間をかけ、体を慣らしていく必要があります。いきなりやってしまうと、ダイエットは失敗してしまうでしょう。注意が必要です。

生活改善がなされていない

ダイエットで大切なのは生活改善です。太る習慣を身につけているから太るのであって、それを改善してあげれば自然と痩せていくことができます。

そのため、ダイエットだけを実践したとして、もしくは小手先だけのテクニックを実践したとしても、生活習慣が改善されていなければ、なかなか痩せることはできないでしょう。

ダイエットを実践しつつ、ストレスでお菓子を食べる。運動をしない。ご飯をあまり食べない。栄養不足・偏っている。こういったことに心当たりがあるようでしたら、注意が必要です。

女性はホルモンバランスが関係していることも

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、生理が終わった時期に分泌されます。エストロゲンは肌の質の向上や女性らしい体を作る上でとても重要なホルモンです。ダイエットにおいては脂肪分解効果があります。

ホルモンの分泌量は日々の生活習慣に依存することがあります。つまり、睡眠が不足しているような不規則な生活をしていたり、ストレスが多く、自律神経が乱れているようであれば、ホルモンバランスは崩れてしまうのですね。精神的なストレスが過食につながるということもあるかもしれませんね。エストロゲンの分泌量は減る一方で、食事量は増える。太る原因・理由になってしまうのです。

「痩せる習慣を身につけること」がダイエット

体重管理

ダイエットの語源はギリシャ語の「diata」からきていると言われ、その本来の意味は生活様式です。今ではダイエットとは体重を減らしたり、体型を美しくするという意味で使われますが、本来は生活様式の改善なのです。

さて、体が太っているのは太る習慣が身についているからです。反対に体ほっそりとして、体型が美しい人はそういう体になるような習慣が身についているから。その習慣を身につけることができれば、簡単に痩せることができます。

なかなか痩せないのは、ダイエットを実行しつつ、太る習慣が身についているからです。それを改善しない限り、たとえダイエット成功したとしても体重が戻ってしまうことでしょう。では、痩せる生活習慣にはどういったものがあるのでしょうか。

何を食べるかより何を食べないかを考えている

太ってしまう人の多くは食べることが好きです。しかし、同じ食べるという行為でも何を食べるかによって、もしくは何を食べないかによって体の状態が決まります。

身近なところですと、清涼飲料水。コンビニで売っている甘い飲み物には多くの砂糖が入っています。これを1日1本飲めばそれだけ砂糖を摂取することになり、太る原因になってしまいます。

痩せている人の意識は清涼飲料水をあまり飲まず、お茶や水を飲みます。糖の摂取量だけを考えても1年で相当量の差がつきますよね。こういった何を食べないか・飲まないかだけでも十分ダイエット効果が期待できるのです。

また、ダイエットドリンクや糖質制限ダイエット食品、糖質カットサプリと称されて販売されている食べ物・飲み物にも、人口的な甘味料が含まれていることがあります。これらは体の機能に悪影響を与える可能性があり、成分表を見る癖をつけ、取捨選択していくことも大切です。

体に良いものを食べる・ちょっと高いものを食べる

太る習慣が身についている人は味の濃いもの、量の多いものを好むことがあります。それは菓子パンや惣菜パン。お店に行けばご飯大盛り・お肉大盛りを頼むかもしれませんね。こういったものは運動などによって消費されなければ当然、皮下脂肪・内臓脂肪となります。

一方、痩せる習慣が身についている人は薄味で、質の良いものを食べます。野菜やちょっと高めの食材なんかを調理します。食べる時もよく噛んで、満腹感を得ています。

食べるもの、食べる量によって体脂肪がつく、太る太らないが決まります。なかなか痩せないのであれば、まずは自分が何を食べているのか、もしくは何を食べていないのか。そういった食事内容を考えてみてください。

食べ物がない環境にしてみる

太ってしまう人の環境にも注意すべき点があります。それはすぐに食べられるものがいつも置いてあるということ。テーブルの上にはお菓子の箱があるようでしたら注意が必要です。

人はよほどお腹が空いていない限り、目の前に食べ物があればついつい食べてしまうもの。それが小分けにされた丁度良い量のお菓子であれば、手が伸び食べてしまうでしょう。

こういった環境を改善することも、生活改善の1つのポイント・コツです。すぐに食べられるものを排除して、食べる機会そのものを減らすということ。こうすることで、脂肪燃焼の効果、ダイエット効果を大幅にあげることができます。

なかなか痩せないのには運動にあり?

ダイエットには運動が必要とよく言われます。単純にカロリーを消費するためにはそれなりの運動量が必要ですし、筋トレをして筋力アップすれば基礎代謝が上がります。

ただ、なかなか痩せない原因の1つとして運動に頼りすぎていることが考えられます。

運動をして消費されるカロリー

例えば有酸素運動であるランニングを30分したとき、消費されるカロリーはどのぐらいでしょうか。例えば体重が50kgの人が8kmのランニングを行った時、消費カロリーは400kcalほどです。8kmというと遅い人で1時間ほどの距離でしょうか。

体重1kgを落とすのに7,200kcal必要といわれていますから、単純に72kmのランニングが必要です。1日に8km走ったとして、9日間続けることができれば痩せることができます。

実際のところは…

ただ、一方でそれだけの距離を毎日走ることができるかという問題があります。8kmというのは普段あまり動かない人からすると、かなり長い距離ですし、それを毎日続けるというのも大変なものです。ランニングダイエットはモチベーションが続かないというデメリットがあります。

また、普段の仕事が忙しかったり、疲れていたりしたらランニングは億劫になるもの。そして、1日休んでしまえば、また次の日も休み…そんなことが続くといよいよ止めてしまうでしょう。そういうタイプの人は多いと思います。

運動後に食べてしまうのも意味がない

仮に8kmの距離を走れたとして、その後のお腹の状態はどうでしょうか。小腹が空いて、何かを食べたくなっているかもしれません。気持ち的にも完走して、ご褒美に何かを食べたくなります。

そんなときに何かを食べてしまうと意味がありませんよね。400kcalはちょっとした菓子パンを食べてしまえば、得られてしまいますから、プラスマイナス0になってしまうでしょう。

運動よりも摂取カロリーを抑える

運動をしていてもなかなか痩せない人は、消費カロリーと摂取カロリーのバランスが悪いことが考えられます。つまり、消費するより摂取している可能性が高いのです。

ダイエットは運動で痩せようとしても効果は薄いです。400kcalの消費より400kcalの摂取の方が簡単なのです。ですから、まずはそこを見直す必要があるのです。

運動で400kcal消費するのではなく、まずは400kcalの食事量のカット、カロリー制限をしてみる。普段食べているお菓子やパンなどから合計400kcalカットできれば、自然と消費カロリーの方が大きくなります。こう考えるとカロリーダイエットは簡単だと思います。運動に期待しすぎるほど、なかなか痩せないという負のスパイラルにはまっていくのです。

基礎代謝の向上は微々たるもの

筋トレで筋肉を増やすと基礎代謝量が上がると言われています。しかし、その基礎代謝の増加は非常に微々たるもの。また、きちんとした筋肉をつけなければなりませんから、継続した筋トレが必要になります。

毎日継続して筋トレを行う。そして、同時に食事制限を行い、運動も行う。こうして初めて、代謝は向上し、痩せやすい体質になるのです。しかし、これを実際に行動できるのであれば、ダイエットに悩むことはありませんよね。筋肉量は簡単には上がらないですし、年齢が上がれば上がるほど難しくなります。

大切なのはまず自分が何を食べているのか。そして、余分な食事があれば少しずつカットすること。また、何を食べるか、何を食べないかを意識して、食品を選んでいくということなのです。

極端なダイエットも注意が必要

世の中にあるダイエットには極端なものがあります。1つのものを食べ続ける単品ダイエット。間違った知識の元行なってしまうカロリー制限ダイエット、食事制限ダイエットなどがあるでしょう。こういったものは実践した時、体には大きな負担がかかることが予想されます。

体重を減らすというのはとてもエネルギーがいることで、短期間で実行するのは難しいことです。また、栄養の偏りやカットをしてしまうと、その負担はさらに大きくなってしまうでしょう。体の状態を見極め、徐々にダイエットを行っていく必要があるでしょう。

なかなか痩せることができない心理

ダイエットとメンタル

ダイエットをしていてもなかなか痩せることができない。それはその人の心理的な部分に大きく関係があります。体質に合っていないということもありますが、やはりダイエットとの向き合い方によって結果が大きく変わってきます。

例えばちょっとダイエットをしただけで結果がでると思っているのであれば、結果を得るのは難しいでしょう。体は一朝一夕で変わるものではありませんから、そのことを理解する必要があります。

言葉と行動が伴っていないケースも要注意です。ダイエットを始めたと言いながら、間食をしまくっているようであれば、同じく結果を得ることは難しいでしょう。

ダイエットへの姿勢。客観的な自分の状況。こういったものを考え始めた時に、なかなか痩せないという状況から抜け出すことができるのかもしれません。

ダイエットへの姿勢を正す

もしも、ちょっとダイエットをしただけで痩せると思っているのであれば、その考え方を考え直す必要があるでしょう。ダイエットは時間がかかる行為であるからです。

1週間で10kg痩せるダイエット方法があったとしても、それは体にかなりの負担を要するので、リバウンドの原因になります。そうでなくとも、かなりのストレスがかかるでしょう。

人それぞれ現在の体重からどのぐらい痩せたいのか。そして、どのぐらいの期間で痩せたいのか。こういった部分を具体的に考えることでペースを考えることができます。

客観的な自分の状況を考える

自分が今どのような生活をしているのか。これを考えることになかなか痩せない原因の鍵があります。人と何が違うのか、どういった部分に太る要素があるのでしょうか。

それが例えば清涼飲料の飲み過ぎであったり、間食であったりするかもしれませんね。もしくはご飯を大盛りで食べていたりするのかもしれません。

こういった事実を客観的に見ることで、初めて改善しようという意識が生まれます。そして、少しずつ行動が変わり、痩せるようになっていくのです。

小手先のテクニックより長い目で生活を変えていく

なかなか痩せないのには必ず原因があります。そして、その原因は身近な生活習慣に隠されていて、今はそれに気づかないだけなのかもしれません。

その原因を横に置いて、流行りのダイエット法に手を出してしまうと、結果は同じく失敗に終わってしまうでしょう。原因が解決されていないからですね。

そうではなく、自分の生活習慣を客観的に見て、悪いところがあれば改善していく。時間はかかりますが、効果のある方法でしょう。なかなか痩せないと思っているようでしたら、一度立ち止まって考えてみてください。

まとめ

ダイエット成功

なかなか痩せないと思う様になると、ダイエットに不安を感じます。これまでやってきたことに果たして意味があったのだろうか、こんなに辛い思いをしているのにダイエット効果があるのだろうか。そう思うかもしれません。

しかし、理想とする結果に近づくためには日々改善していくしかありません。悪い習慣を取り除き、良い習慣を取り入れる。少しずつ改善していくのです。

まずは自分を客観的に見てみてください。そして、痩せている人との違いを比べ、改善していってみましょう。そうすれば、きっと痩せることができると思いますよ。

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