バリウムが出ない時の対処方法とは!水分や食事を改善?

がん検診の重要性が叫ばれている現在、胃がんの検診を受けてみようかなという方も多くいらっしゃると思います。病院で行われる胃の検査としてはバリウム検査、胃カメラによる検査などが一般的です。

他に比べて痛みが少ないため、バリウム検査を選ぶ方も多いのですが、実はバリウム検査は終わってからがなかなか大変!という事で、検診前にバリウムが出なかったらどうなるのか、どうすればスムーズに排出が行われるかを事前に確認しておきましょう!

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バリウム検査とは

Xせん

バリウム検査がどういったものなのかを紹介します。

概要

胃の検査では、X線を使って胃の形や影を見て凹凸などの病変がないか等、医師がいろいろな判断をしますが、そのままではX線が胃を通り抜けてしまい何も見えないので、バリウムを飲む事で形を見えやすくしています。

経験者は口々に「バリウムはとにかくまずい、飲めたものではない」といった声が聞かれますが、それもそのはず、バリウムはアルカリ土類金属の一つで、銀白色の柔らかい金属です。白い液体の状態しか見た事がない方も多いかと思いますが、水に溶けているわけではなく思いっきり撹拌されて溶けているように見えているだけなのです。

金属を飲んでいたとは予想外です。

検査の流れ

検査前には、病院からいろいろな指示があるのでそれに従いましょう。

検査は胃を空っぽにした状態で行わなければならないため、検査日前日夜から食事をしない事が一般的です。胃にバリウムを付着させて粘膜の凹凸を見る検査なので、余計なものはくっついていない状態にする必要があるのです。

当日は、発泡剤で胃を膨らませていよいよバリウムを飲み、検査を行います。上下・斜めに動く台の上に立ち、右を向いたり左を向いたりしながらバリウムを胃全体に回して付着させます。

この状態で撮影を行い、げっぷを我慢し、息を止めるなどの指示があります。撮影がきちんとできれば検査は終了です(ただし、げっぷをしてしまうとやり直しの場合があります)。スムーズに撮影ができれば、検査自体は大体5分程度で終わります。

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 検査後の注意点について

薬2

バリウムの検査が終わった後の注意点をまとめています。

速く排出する事が大切

5分で終わるなら、とりあえずバリウムを飲むのを我慢できればよい簡単な検査のように見えますが、実はバリウム検査の難関は検査後にもあります。つまり、バリウムを体外に出すまでがバリウム検査、しかも検査後に苦労している方も多く見られます。

バリウムは、硫酸バリウム、水、粘着剤で出来ています。胃の壁にぴったりとはり付かないと意味がないので粘度が高くなっていますが、この特性のため、腸にもひっかかりやすくなっているのです。

腸に長くバリウムを停滞させておくのはお勧め出来ません。飲む時には液体状になっているバリウムですが、元々は金属なので、わざわざ体内に置いておいて良い事はありません。また、時間が経つとどんどん固まってしまい、そうなると通常の腸の活動では排出が難しくなってしまいます。最悪の場合は、腸閉塞を起こす場合もあります。

さらに腸に孔を空けてしまう可能性もあります。そこまでいかなくても長期間バリウムが腸内で固まる事で、便として排出する時に肛門を傷つける恐れがあります。

出ているかどうかの目安

通常だと検査を行った夜〜翌朝を目安に排出が始まり、白っぽい便が出ます。イメージとしては完全に真っ白な便が出る印象がありますが、このあたりには個人差があり、全く真っ白という場合はあまりないので、真っ白じゃない!と心配する必要はありません。その後は何度かにわけて排出されます。

それではどれくらいでバリウムが体外に出れば良いのでしょうか。通常であると、2.3日後には全部出ると言われています。個人差はあるものの、5日以上出てこない場合には病院に行った方が無難です。

 検査後の食事についての注意点

前日の食事制限の反動から、暴飲暴食してしまいそうですが、先ほども書いたように「全部出るまでがバリウム検査」です!

特に、アルコールにはバリウムを固める作用があるため避けるべきです。また、アルコールの摂取には脱水症状を引き起こす可能性もあるので、バリウムが完全に排出されるまでは避けましょう。

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 バリウムがなかなか出ない場合の対処方法

水

バリウムがなかなか出ないと焦ってしまいます。そういった時はどうすれば良いかを紹介します。

水分を採る

バリウムを早く出すため、検査後には下剤を処方されますが、それだけでは対策としては不十分です。体外への排出を促すため、水をたくさん飲む事が大切です。通常時でも一日1〜2リットルは水を飲んだ方が良いとされていますが、バリウム検査をしたあとは2.5リットル程度の水分を取ることが良いとされています。

また、この場合お茶などは水分にカウントせず、「水で2.5リットル」を心がけるようにしましょう。

油で腸のすべりを良くする

普段は脂っこいものはあまり胃腸に良くないのでは?と考えますが、バリウムを飲んだ後に関して言えば油は良い働きをします。物理的にバリウムの流れを速くするには腸管を滑りやすくする事が有効です。マヨネーズやサラダ油、中華料理などが効果的です。

野菜ジュースにオリーブオイルを大さじ1~2杯入れて飲むというのもおすすめです。

牛乳や冷たい水分も普段でしたら避ける所ですが、今回はとにかく腸を動かした方がいいので積極的に採りましょう。

また、腸を動かすという意味では辛いものなどの刺激物も適しています。胃腸炎の心配がある方や、何か病気の心配があって検査を受けている場合は避けた方がよいですが、通常の健康診断として行ったという事であれば食べて腸を動かすのも一つの手です。

食物繊維を採る

便秘の予防には食物繊維が効果的ですが、水に溶ける食物繊維と溶けない食物繊維があるので注意が必要です。

・水溶性食物繊維…こんにゃく、ところてん、寒天、山芋、納豆などに含まれます。

粘性があり、保水性が高いという特徴があり、水に溶けるとドロドロのゲル状になります。粘性のあるもので体内にあるバリウムを押し流す助けをしてくれます。また、腸の粘膜を守る効果もあるので積極的に摂りたい成分です。

・不溶性食物繊維…キャベツ、ごぼう、豆類等に含まれます。

水に溶けない食物繊維なので、便のかさを増す、有害物質を吸着し体外に排泄させるといった効果があります。健康な状態の腸ならば問題はないのですが、消化がしづらく、便を硬くしてしまう場合があるのでバリウムを飲んだ場合には控えた方が良い素材です。

どうしても出ない場合

前述のように、5日以上経っても出てこない場合は病院に診てもらいましょう。検査後には下剤を処方されていますが、なかなか出ないからといって処方された以外の下剤を飲む事はあまり良くありません。

また、腹痛がある場合などは腸閉塞が起きている恐れがあるので、すぐに病院に行った方が良いケースです。

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まとめ

つらいバリウム検査を受けた挙げ句便秘になるなんてなんだか納得いかない気もしてしまいますが、病気はとにかく早期発見が重要です。前後の対処方法まで心の準備をした上で積極的な検査受診を心がけましょう。まずいまずいと散々聞きますが、最近ではずいぶん改良されているのでご安心ください!

普段便秘気味の方はバリウムの排出も時間が掛かる場合があります。普段から食物繊維を採るなどの対策(日常生活なら不溶性の食物繊維もたくさん採って大丈夫です)をしておく事がおすすめです。また、検査後にお腹が痛い、調子が悪いなどの症状がある場合は、早めの医療機関受診をしましょう。

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