ほうれい線は歳を感じさせられるので、とても気になります。ほうれい線は貴方にとって悩みになっていませんか?私もある朝起きて鏡を見て、自分の顔に驚きました。余りにも更けている自分の顔にぎょっとして、それから食べ物や、お手入れを少し気にかけてやっていましたら歳相応のほうれい線になりました。
やはり手入れを怠ると、一度にほうれい線が深くなり、気になってきます。ほうれい線を目立たなくできる、お手入れ方法や対策法などについて調べてみました。
ほうれい線とは
ほうれい線とは鼻の横脇から顎に向かって左右に出ている2本の線で、これはシワではありません。頬の境界線です。ほうれい線は鼻唇溝(びしんこう)ともいわれています。
ほうれい線は見た目の年齢を感じさせます。若い方には余りありませんが、中年以降になると出てきます。
しかし近年は若い方でも、このほうれい線が目立つ人が増えてきました。化粧してファンデーションを塗ると、ほうれい線が余計、目に見えるタイプの方もおられます。
ほうれい線のメカニズム
1.頬の皮下脂肪が増加すると、脂肪細胞が肥大化するとともに悪性の因子(遊離脂肪酸)を過剰に分泌し、真皮にダメージを与える事がわかりました。これによってダメージを受けた真皮はハリや弾力を失い、頬を支える力を低下させ”ほうれい線”が深く長くなるというメカニズムを新たに解明しました。
2.”ほうれい線”を予防改善するには、「肥大化した脂肪細胞を健常な大きさに導き、真皮にダメージを与える悪性の因子の分泌を減らして、肌のハリや弾力を回復させ、”ほうれい線”を予防改善する」という新たな方策を見出し、その対応成分として、”テンチャエキス”が有効であることを発見しました。
引用:資生堂
ほうれい線ができるには、遊離脂肪酸が過剰に分泌されるためだという事が、研究の結果から分かりました。
ほうれい線のメカニズムは、張りや弾力の成分のエラスチンやコラーゲンが、加齢になり減少することにより、また代謝が加齢と共に衰える事で、皮下脂肪が蓄積され、加齢と共に表情筋も乏しくなって、筋力低下がおこりほうれい線が強く意識されるようになります。
この遊離脂肪酸とは、皮膚常在菌のアクネ菌が遊離脂肪酸と、グリセリンに分解してできます。この遊離脂肪酸は汗と混じって、肌を弱酸性にしています。
ほうれい線の原因
ほうれい線の原因は、加齢、乾燥、ストレス、紫外線、バランスの欠いた食事、ビタミンC不足、コラーゲン不足、喫煙などが上げられます。
ほうれい線の原因は加齢や紫外線によるたるみが原因で、肌の弾力や真皮層が変性してたるんできます。近頃は年齢に関係がなく、若い人でもほうれい線ができています。
また日常生活において、生活習慣からくるほうれい線の原因になるものがあります。パソコンやスマホを使用している場合、前かがみの姿勢で画面を見ていると頭が垂れ下がります。
頭の重みで顔の皮膚に影響が出たり、睡眠中に横向きやうつぶせで寝ている場合、頭の重みで、顔に重力がかかり、たるみがでてほうれい線ができる原因にもなります。
たるみの起こるほうれい線の原因
皮膚の弾力・ハリの低下による原因
肌を構成している真皮は、繊維が網の目状になっていて、弾力を保っているコラーゲンやエラスチンが、加齢や紫外線の影響で減少する事により、変成するので肌表面の肌をキープしている形が崩れて、肌の弾力やハリが失われてきます。
表情筋の衰えからくる原因
表情筋は核家族が増えてしまって、普段会話をする機会がなくなったり、また柔らかいものばかり食べていると、筋力が衰えてしまうことになります。
表情筋は皮膚に直接つながっていて、同じ表情で過ごしていると、皮膚の表面が形状記憶状態になり表情筋が衰えてきます。
また表情筋は僧帽筋ともつながっていて、この僧帽筋が硬くなっていると、ほうれい線ができる原因ともなります。
僧帽筋とは後頭部から肩、首に繋がっていて、顔の筋肉を引っ張り上げる力が弱くなっているため、たるみやすく、鼻から唇にかけほうれい線が目立つようになるのです。
皮下脂肪の増加・蓄積による原因
顔の皮下脂肪が加齢と共に増え、支えられなくてたるみになります。丸顔で頬の柔らかい人は筋肉が少ないため、頬が下に落ち易いです。
乾燥小じわが原因で起こるほうれい線
私たちの皮膚には、外部から異物が侵入すると外敵から身を守ったり、また水分を保持したりするバリア機能があります。
一番上にある表皮の角質層には、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質、皮脂膜の3つの保湿物質の要素が、それぞれ役割が異なって、水分をキープしています。
バリア機能低下による原因
天然保湿因子
天然保湿因子は約半分がアミノ酸でできています。角質層の中で水分を含んで、保持するはたらきがあります。天然保湿因子が減少するとバリア機能の低下が起こります。
細胞間脂質
細胞間脂質は角質細胞同士をつなぐ、セラミドや、コレステロール、遊離脂肪酸という成分が含まれ、水分をこの中に溜める働きがあり、天然保湿因子を安定させるために必要な成分となります。バリア機能低下を起こさないために、大切な成分です。
皮脂
皮脂膜は肌の水分の蒸発を防ぐ働きがあります。肌にはもともと保湿成分がありますが、その保湿成分が十分足りないと、角質層の水分が失われ乾燥します。
肌の乾燥
肌の乾燥は肌のバリア機能が低下するため、老化現象が起きている状態です。肌の保湿ケアをしないと、肌が乾燥したままほうれい線の原因となります。
保湿物質が不足することで、乾燥状態が進行し、小じわの原因となり、また水分保持の役割を担う表皮や、真皮はお互いが連携しているので、たるみやシワの原因となる、表皮の働きが悪く、真皮にダメージを与えます。
ですから乾燥によって表皮が十分機能しないと、表皮の働きが悪くなり、浅く細かい小じわが出来て、ほうれい線に繋がっていきます。
この様な状態は老化が原因だけでもなく、美容法やメイク等の間違いや、運動不足により、若い方の間にも見られる現象です
水分不足
肌に水分不足が起こると、新しく生まれ変わる、ターンオーバーの周期が乱れてきます。これはバリア機能が低下するため、水分不足を招き、ターンオーバーが乱れる事で、新しい皮膚の生まれ変わりが起こりません。
その為皮膚の防御機能が角質層を厚くします。こうなると肌の色がくすんで、皮膚に溜まったメラニンがターンオーバーで排出されないで、シミの原因になります。
ほうれい線を自分で消す方法
ほうれい線を消すには日々の努力が大切です。その中でベロ回し運動を取り入れるのも良いです。また生活の中で、ちょっとした動作の見直しからも、ほうれい線を目立たなくすることもできます。
ほうれい線を消す対策には、顔の筋肉を鍛えるエクササイズと、加齢肌を食い止めるための肌のスキンケアが必要となります。
表情筋トレーニングはやったほうが良いという意見と、やらないほうが良いという意見があります。顔の皮膚を伸ばしたりする、表情筋トレーニングや表情筋エクササイズなどは、極力やらないほうが良いのではないでしょうか?
何故なら加齢で伸びている皮膚をさらに伸ばすことによって、元に戻るとは思えません。例えば伸びたゴムを元通りにしようと思っても、元に戻らないのと同じです。
また表情筋トレーニングを、やらないほうが良いという意見は、表情筋が皮膚まで収縮させシワになるから、やめた方が良いという意見です。
ベロ回し運動
ベロ回しエクササイズを行うと、ほうれい線だけでなく、顔の表情を若々しく保つことにもつながります。やり方の方法は
- 口を閉じてそのままベロを歯にそって、ぐるりと回します。
- 最初に左回り20回やります。
- 次に右回り20回やります。
左右同じ回数だけやり、セットを1日3セット毎日つづけます。試しに1日やってみましたが、唇の当りにシワができてしまいました。シワのできる年頃になると、やらないほうが良いかもしれません。これは予防のために行うものですね。
ベロ回し体操の効果
ほうれい線を薄くする効果
舌回しをすることで、口周りの筋肉が鍛えられ、血行も促されるために、新陳代謝が促進され、ほうれい線を薄くする効果がでてきます。
二重顎の解消
ベロを回すだけで、口の周りの筋肉が鍛えられて、顎舌骨筋を鍛える効果があり、あごの下でぶよぶよになった贅肉を予防する重要な筋肉で、二重顎を予防できます。
顔の歪み解消
舌を動かすことで、顔筋も一緒に動くので、顔の歪みを整える効果もあります。左右均等に動かなかったり、顎が歪んでいる感じが知る人は、試してみると噛み合わせや、頭痛までも解消されることがあります。
口臭予防の改善
ベロを動かすと口腔内の唾液の量が増えます。口臭や歯周病にも舌回し運動は有効で、唾液が多く分泌されると、食物の消化を促しますので、ダイエットや便秘にも効果があると言われています。
あいう運動
あごの下の舌の筋肉の顎舌骨筋(がくぜっこつきん)は、普段あまり使われてないため、筋力が弱くこの顎舌骨筋の筋肉が弱くなると、頬を支える筋肉も弱くなり、ほうれい線の原因となるために、この口の下の筋肉の顎舌骨筋の筋肉を鍛えるために、下記の運動をします。
- 「あ」と大きく口を開いて、10秒間停止します。
- 「い」と横に口を開いて、10秒間停止します。
- 「う」と口をすぼめて、10秒停止します。
このセットを1日5回します。
普段使わない筋肉が衰えていますので、その筋肉を鍛えるのですが、遣りすぎるとかえってシワやシミの原因になりますので、適度にエクササイズしてみてください。
ほうれい線マッサージ
ほうれい線の原因の一つとして、頬の筋肉の衰えがありますが、皮膚は筋肉に支えられ適度なハリを保っているのです。
ですから僧帽筋を筋トレで鍛えて、口腔内のマッサージをします。手軽に指先でエクササイズします。
ペットボトル筋トレ
ペットボトル筋トレは、頬から口にかけての筋肉を強化するトレーニングで、500mlのペットボトルに、100mlほどの水を入れて、唇だけでペットボトルを持ち上げ10秒キープして下ろすを3回やります。最初は空のペットボトルから、徐々に水を入れていくと良いでしょう。
ほうれい線を消すスキンケア
ほうれい線を消すには肌の弾力性を備えなければなりません。その為には肌の保湿が大事になります。肌の保湿に欠かせない成分がヒアルロン酸と、セラミドです。
このヒアルロン酸とセラミドの入った化粧品で、スキンケアすることをおすすめします。
乾燥の為のスキンケア
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1gで6ℓの水分を保持できる成分で、人の細胞に元から存在する、細胞と細胞と繋いでる働きのあるゼリー状の成分です。
セラミド
セラミドは水分保持機能のある、角質層に存在する保湿成分で、肌をみずみずしく保つとともに、バリア機能をもつ紫外線やアレルギーなどの外部からの刺激に、肌を守ってくれる働きがあります。
肌の張りを取り戻すスキンケア成分
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、ビタミンCを肌に浸透しやすく改良された成分で、色素沈着や新陳代謝を促進する働きがあります。
レチノール
シミやシワなどに効果があり、ターンオーバーを促す働きがあります。
エラスチン
コラーゲンを支えてハリや弾力性を保つ働きがあり、皮膚に存在するたんぱく質一種で、弾力性に富んでいる成分です。
これらの成分の入った化粧品で、スキンケアすることで、ほうれい線を目立たなくできる可能性があります。
エイジングケア化粧品
エイジングケア化粧品とは、加齢が気になりだしたときから、加齢が進まない様にケアしたり予防していく目的の化粧品です。
エイジングケア化粧品には、ほうれい線、たるみ、シワ、シミなどに効く特別な成分が配合されている化粧品で、この化粧品を選ぶときには、
- 高保湿な成分が配合されているか?
- お肌の張りをアップさせる成分が配合されているか?
- 低刺激性でお肌に優しい成分の配合などされているか?
などチェックすることが大切です。
42℃洗顔方法
私たちの体にはもともと、傷ついた細胞やタンパク質を修復する、働きが備わっています。そのことを利用して42℃洗顔が考えられました。
ストレスに対抗して作られるタンパク質HSPは、肌の若返りで知られていますが、研究の結果このHSP(ヒートショックプロテイン)がコラーゲンを増やし、活性酸素を防いでくれる働きがある事がわかりました。
42℃の温度で顔を洗うと、ストレスが加わって、HPSタンパク質がコラーゲンを増やしてくれる働きをしてくれるのです。
ほうれい線を短期間で直したい場合は、水でさっと顔を洗って、42℃の温度で顔を洗うとその差がストレスとなり、HPSがコラーゲンを増やしてくれます。
今までとは全く違った洗顔方法ですが、美容に果たして良いのでしょうか?今までは熱いお湯で洗顔するとシワになる言われてきました。
美容整形でほうれい線を消す方法
美容整形でほうれい線を消す方法があります。どうしてもほうれい線を消したい方は、美容整形の方法もあります。現代では、美容整形も割と簡単にされる方もおられます。
ほうれい線を消す美容整形では、プチ整形になります。その中で代表的なものはを見てみたいと思います。
ヒアルロン酸注入注射
副作用もなく短時間で終わる、ヒアルロン酸注入注射は、効果も速くほうれい線の溝が消えますが、持続性がなく効果が短期に終わるのが難点です。
ボトックス注射
ポツリヌス菌から採取した成分を、ほうれい線の筋肉の固まった筋肉をほぐし、表情ジワを目立たなくさせて、直接注射します。
スプリングスレッド
効果の持続性が高く、引き下がったたるみの部分を、安全性の糸で持ち上げる治療で、伸び縮するので、仕上がりは自然です。
どんな施術でも失敗しない保証はありませんから、自ら良く調べて信頼できる医師を選ぶことが大切です。まして顔ですから、美容整形をされる方にはとても大切な部分ですので、色々と下調べをしたうえで、美容クリニックを選ぶことが大切です。
まとめ
如何でしたでしょうか?ほうれい線については、皆様様々な考え方があり、様々なエクササイズや、治療方法など様々なやり方を書いておられます。確かに色々な筋肉を整え、毎日実行することは大切かも知れませんが、私的には、対策方法としては、余り顔の表情筋の運動はしない方が良いように思っています。
私もある朝鏡をみて、ほうれい線が深くなっているので、年齢以上のふけ顔にぎょっとして、手入れをしてきました。でも私はめんどくさがり屋なので、毎日表情筋を鍛えたりなどはしてきませんでした。でもほうれい線は薄くなっています。
今回1日ベロ回し運動をしたら、唇の横の当りにシワが沢山できてしまいました。ここまでになる前に、予防のために行う運動かも知れませんね。
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