生きている意味を考えるってどういうこと?どういった時に考える?

ふと「自分はなんで生きているんだろう」と思ったことはありませんか?それは1人なった時に何気なく思うこともあれば、ひどく落ち込んでいて「自分は生きている価値なんてないのに何で生きているんだろう」と思うこともあるのです。

自分の生きている理由は誰かが教えてくれるわけでもなく、自分で答えを出そうとしても難しいものです。

人生というものは思い通りにならない

beautiful-girl-2003647_960_720

生きているあなたが一番よくわかっているとは思いますが、人生というものは思い通りになりません。良いこともあれば、悲しいことや辛いこともあるのです。

中には毎日を平々凡々に過ごしすぎて、楽しみや生きがい、刺激がなくて、つまらないと感じている人もいると思います。「毎日を楽しく刺激的に過ごしたい」「充実した毎日を送りたい」と思うのは当然のことです。

でも、よく考えてみてください。

毎日が楽しいというものは苦難や苦労を乗り越えたから感じられる感情です。毎日楽しいことしかない、平和な毎日は最初は良くても結局飽きてしまう、つまらなくなってしまうと思うのです。

人間というものは刺激が無いとすぐに飽きてしまうものです。例えば、すごく面白いゲームがあって、最初は面白いと感じたのにだんだん飽きてきてしまった。同じようなことの繰り返しでつまらなくなってしまうようなものなのです。

日々努力して苦労して、時々楽しいことがあると、それはより一層楽しく幸せに感じるものなのです。

また、楽しいことだけだと人というのは考えることをしなくなります。ただ、楽しい、それでしかなくなってしまいます。人と言うのは何か困難が訪れることで悩みや試行錯誤をするのです。その1つの過程として「自分の生きている意味」とはということを考えるときがあるのです。

自分の「生きている意味」を考えることは悪いことではない!

感受性が豊か

自分の生きている意味を考えるのは落ち込んでいる人や追い詰められている人が多いと思われがちですが、自分の生きている意味を考えることは決して悪いことではありません。自分の生きている意味を考えると言う事は心のどこかで自分の今後の人生を良くしていきたいと思っているからです。

しかし、自分の生きている意味の考え方を間違えてしまうと、より一層落ち込んでしまったり、追い詰められてしまい最悪命を絶ってしまうということになりかねません。

自分の生きている意味を考えるときには色々なことを考えると思いますが、決して自分にとってマイナスなことは考えてはいけません。

①自分が死んだあとのことを考えてみる

生きている意味がわからなくなったとき、焦燥感にさいなまれて、最悪「死」を考えてしまう人もいます。死んだ方が楽になるんじゃないかと思う人もいると思います。

確かに死んでしまえばそこで人生が終わってしまうので、色々悩まなくても済むかもしれません。しかし、死を選んでしまったことで、あなたはいろいろな人の心に傷をつけてしまうことになるのです。

今まで大切に思ってきた家族や友達、同僚など、その人たちはあなたが死んでしまったことを悲しんで苦しい思いをしていくかもしれないのです。死ぬことで、あなたはこの世からいなくなってしまいますが、存在していたという事実がなくなることはありません。

寿命などであれば、そこまで深く傷つくことはなく、「もうあの人も歳たっだから」と諦めがつくかもしれませんが、突然自ら死んでしまったことを目の当たりにしたほうはそのこと悲しく思い、中には「こうなる前になんとかならなかったのか」と思う人もいるのです。

もし、自分の生きている意味が分からなくなって、死んでしまおうかと思ったとき、死んだあとの周りの人の気持ちを考えて見ましょう。

中には自分が死んだって悲しむ人はいないと思うかもしれませんが、そんなことは決して無いのです。

②自分のコンプレックスを認めて乗り越える

生きている意味を考えるとき、普通であれば「生きていればこんなことがあるかも」などと良いことを思い浮かべようとするかもしれませんが、あえて自分のコンプレックスと向き合い、認めて乗り越えていくのもおすすめです。

生きる意味がわからないということは自分に対してコンプレックスや原因があることが多いです。そのコンプレックスや原因とうまく向き合い認めて乗り越えることで、さらに自分を成長させることができ、新たな発見や楽しみを生むことができます。

また、コンプレックスを乗り越えることで、新しい目標や夢ができるかもしれません。

自分のコンプレックスを認めることは嫌な部分と向き合わないといけないことなので大変ですが、勇気を出してコンプレックスと向き合って、乗り越える方法を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

③生きがいや目標を考えてみる

生きている意味が無いと考えている人は毎日の生活がつまらないと考えていることも多いです。そこで、自分の生きがいや目標を考える時間にしてみるのはどうでしょうか。

例えば、もし仕事が楽しいと感じるのであれば仕事を生きがいにするのも良し、プライベートで趣味を生きがいにしたり、食べることを生きがいにしたり、新たな発見をしてそのことを生きがいにするなど生きがいを探してみるのです。

また、今後の目標や夢を考えて見ましょう。本当に簡単なものでいいのです。何かができるようになるなど自分磨きができるような目標や夢を設定して、それを達成するためにどうしたらいいのかを考えて実行してみることで、毎日の生活に刺激が生まれるでしょう。

④誰かのために生きてみる

生きている意味が分からないという人はその人が自分の世界で生きているからです。どういうことなのかというと周りのことが見えていなくて、常に自分のことを考えているからです。

自分の世界から外にでて、誰かのために生きて見ませんか。誰かというのは特定の人ではなく、自分以外の人です。誰かの役に立ちたい、誰かを喜ばせたいと思うことことで、頑張ろうと努力しようとします。

毎日生活するために仕事をして、自分が生きるために生活をする、それも生きていくためには大切なのですが、それだけではつまらなくなってしまいます。

まずは家族や友人など身近な人との時間を大切にして、その身近な人と一緒に過ごしてみましょう。そうすることで、周りの人が求めていることがわかったり、一緒にいること自体が生きがいとなっていくでしょう。

⑤両親のことを考えてみる

あなたはそもそもどこから生まれてきたのですか?あなたのご両親から生まれてきたのではないでしょうか。ご両親はあなたのことが欲しくて望んでこの世に授けたのです。

中には養子や代理出産で血のつながっていない場合もありますが、それだって今一緒にいるご両親はあなたのことを実の子として迎えたかったのです。

そんなご両親はいつだってあなたの味方です。もしあなたが生きる意味を見失って死を選んだらご両親はどのように思うでしょうか。我が子が死んで悲しまない親なんていないのです。想像を絶する辛さと悲しみで過ごすことになるでしょう。

我が子失った悲しみを抱きながら何十年も生きていかなければならなくなると考えてみましょう。自分の生きる意味は両親に恥じない人生を歩むためと考えれば何事も頑張れるんじゃないでしょうか。

両親に恥じない人生とは大成功を納めたり、すごいことを成し遂げることではないのです。毎日を健康に生きて、頑張って生き続けることなんです。そしてたまには親に顔を見せてあげてください。

⑥孤独に対する考え方を変える

人間関係がうまくいかなくて孤独感を感じて生きている意味が分からなくなっている人はいませんか。友達や恋人がいないことで孤独を感じ、生きている意味を感じている人は、孤独でいることを心のどこかで恥じています。

孤独でいることは実は恥じることではありません。孤独は独りぼっちの人というイメージがありますが、1人の時間というものはとても大切な時間です。

人というのは誰かと関わって生きていくものです。生きていく中で誰かと関わっていかなければいけません。そんな中、誰にも邪魔されない1人の時間ができたらやりたいことができて、充実した生活を送ることができます。

また、1人でいる時間があれば、考える時間を持つことができたり、人の見る目を養うことができます。

1人になった時に恋人のことや、友達のことを考えたりしませんか。そんななかで非常識な人のことを考えたり、友達の良いところなどを考えることができるのです。

考えることで、自分にとって大切な人と出会い、良い関係を築けるようになるのです。

孤独というのは独りぼっちの寂しい時間などではなく、色々考えるためのなくてはならない時間、今後誰かと関わっていく中で考えるための大切な時間だと思うようにしましょう。

人が「自分が生きている意味」を考える瞬間

N112_hooduewotukujyosei_TP_V

自分の「生きている意味」を考えてしまう人はどんなときに考えてしまうのでしょうか。多くの場合は辛いことや日々の生活がつまらないと感じたときに起きるものですが、具体的にいつなのかと言われるとよくわからない人もいると思います。

まずは「生きている意味」を考える瞬間について考えて見ましょう。

①毎日が同じことの繰り返しでつまらない

朝早く起きて仕事に行って、夜帰ってきてご飯を食べてお風呂に入って寝る。多くの人が毎日の生活をこのように1つのサイクルとして過ごしていると思います。

このように毎日をあたりまえに過ごしていると、同じことの繰り返しでつまらなくなってしまい、「自分はなんで生きているんだろう」と思ってしまうのです。

毎日の生活に変化や刺激が無いと、自分は何を楽しみに毎日を生きているのか、なぜ生きているのかと考えてしまうのです。

生きている意味を感じるためには時には楽しみや刺激を感じることが大切です。例えば、週に1度好きなことをしてみたり、新しいことを始めたり、イベントを作ることで、生活にメリハリをつけることができるでしょう。

②自分がなにがしたいのかがわからない

人は毎日の生活の中に楽しみや刺激がなくなると生きていることに面白みを感じなくなってしまいます。

そのため、自分がこれから何をしたいのか、生きる目的や未来の指標がわからなくなってしまったときに、自分が生きている意味を見失ってしまいます。子どもの頃は毎日目標があったり、将来の夢ややりたいことにあふれていて、なんだかんだ楽しかったのではないでしょうか。

それが大人になった時に夢も目標もなくなって毎日が同じことの繰り返しになってしまって生きる意味が分からなくなってしまうのです。

なんでもいいから自分がやりたいこと、今後の目標を決めてみましょう。

③大きな挫折を味わったとき

人は大きな挫折を味わったり、失敗して落ち込んだ時にも自分の生きている意味を考えてしまいます。大人であれば、仕事で失敗して落ち込んだ時に「本当に自分はダメな奴だ。生きている意味がない」と思ってしまいがちです。

自分1人でやってダメだったことに関してはそんなに落ち込むことも無いかもしれませんが、仕事の場合、自分だけでなく周りの人に迷惑をかけたり、会社での評価が下がってしまいます。落ち込んでいるときにこのようなことがさらに追い打ちをかけてしまうのです。

特に仕事にとても熱心で仕事が生きがいだという人は、仕事で大きな失敗をして挫折をしたときに、絶望して生きる意味が分からなくなってしまいます。

④人間関係をうまく築けない

生きていく上で1人で生きていくことはできません。必ず家族や友人、会社の同僚、恋人など、人間関係を築いていく必要があります。

できるだけ人間関係をよくしていきたいと思うものですが、時には人間関係が上手くいかない時だって当然あります。特に家族や友人、恋人のことを大切にしたいと思っている人ほどそういう風に思うでしょう。

時には喧嘩をしたり衝突してしまうときがあるものですが、そんな時に生きている意味がわからなくなってしむのです。

恋人と別れてしまったり、親友と絶縁してしまったときにぽっかり穴が開いてしまうのです。本当に人のことを大切に思っている人の場合、絶縁したり絶好することはあまりないと思いますが、普段から大切にえば思うほどそうなった時にショックで自分の生きている意味を考えてしまうでしょう。

⑤単にお金が無い

生きるためにはお金が必要です。食事をするにも、どこかで暮らすのも、映画を観に行くなど好きなことをするのにも、何に対してもお金が必要です。

本当はしたいことがありますが、お金が無くて出来なくて、つまらない毎日になってしまうと、生きている意味を見失うことがあるようです。

お金がないよりはあったほうが毎日の生活に充実感や満足感を得ることができるからです。よく貧しい人は心も貧しいといいますが、お金が無いとすることが制限され、希望が見いだせなくなり、社会から疎外されているように感じられるのです。

お金がないという状況は自分が原因であることがほとんどなのですが、そのことを忘れて努力もせずに存在意義が無いとわめいたり、自分がいる必要性を感じられなくなってしまうのです。

心を前向きにするためのおすすめ対処法

happiness-1866081_960_720深呼吸

生きている意味が分からなくなっている人はそこから立ち直ることが大切です。立ち直るために色々と対処していくことで、次に進んでいくことができます。

ここでは立ち直って前に進むためのおすすめ対処法をご紹介します。

①新しいことを始めてみる

毎日が同じことの繰り返しでむなしくつまらないと感じている人はぜひ新しいことを始めてみてください。新しいことを始めることで自分が今まで経験してこなかったことや、新しい発見をすることができ、毎日の生活の中にスパイスを与えることができます。

この場合は趣味にしてみたり、自分の興味のあることを勉強してみるなどなんでもかまいません。新しいことに挑戦すること自体がとても大切なものなのです。

その新しいことを始めて、うまくいったり楽しいと感じれば、幸福感を得ることができたり、自信をつけることができます。

また、自分に居場所が無いと感じている人は新しいことを始めることで、自分の居場所を見つけることができるかもしれません。

新しいことを始めることは労力がいることで、億劫に感じるかもしれませんが、行動に移せば最終的に自己成長につなげることができるでしょう。

②ポジティブな人に話を聞いてもらう

あなたの周囲にポジティブで明るい人はいませんか?落ち込んでいるときこそ明るい人に話を聞いてもらいましょう。

話を聞いてもらうことで気分的に明るくなったり、アドバイスをもらえることがあるでしょう。また、1人でふさぎ込むよりも話を聞いてもらったほうが、気分的にも明るくなり気持ちを切り替えることができるでしょう。
ただし、明るい人であっても自分と合わない人や仲が良くない人に聞いてもらってもかえってストレスになってしまうことがあるため、できれば仲が良く、一緒にいて落ち着けるような人に話を聞いてもらいましょう。

③ポジティブな言葉を口癖にしてみる

あなたは普段「どうせ私なんて」などネガティブな言葉を口癖のように言ったり思ったりしていませんか?普段からネガティブなことばかり言っていては気分的にも暗くなってしまいます。

言霊というものがあるように、ネガティブな言葉にはその人をネガティブにしてしまうような力があります。逆を言えば、ポジティブな言葉にはその人をポジティブにしたり幸せにしてしまうような力があるのです。

ポジティブな人を見てみてください。その人はいつも楽しそうでキラキラして見えませんか?またポジティブな発言をしている人にはポジティブな人が、ネガティブな発言をしている人にはネガティブな人が集まりやすいです。

「同じ穴の貉」ともいうように同じ性質を持つ人たちが集まりやすいのです。また、ネガティブ発言ばかりしている人は傍から見ても暗く見え近寄り難いものです。

ネガティブ発言からは何も生まれませんし、まずはポジティブなことを口に出すことを心がけてみましょう。

まとめ

young-woman-2194038_960_720

自分の生きている意味を考えること自体は悪いことではありません。自分を見つめなおすことは自分を成長させるために必要だからです。

しかし、落ち込んでいて「自分なんかいないほうが良い」「自分が生きている意味なんてない」と考えるのはやめましょう。

自分の生きている意味を見出すために人生というものがあるのですから。

関連記事として、

自由に生きるためには何が必要?働き方やするべきことを知ろう!

【幸せになりたい】幸せになるのに必要な10の条件!こんな人は不幸になるかも

これらの記事も読んでおきましょう。

  
/* */
  
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする