唇のほくろを除去する方法は?原因や症状も紹介!

目立つ部分ですから突然唇にほくろができた場合すぐに気が付いて、これって病気じゃないよね?と不安になってしまう方もいます。確かに唇にできるほくろのようなものは、血腫、血管腫(静脈湖)、唇メラノーシス、ポイツ・イェーガー症候群、メラノーマ(悪性腫瘍・ガン)の可能性もあります。

とはいえ唇は刺激されることが多く紫外線にも弱いので、30歳以下であればほくろができてもおかしくない部分でもあります。じゃあこれって病気なの?ほくろなの?と気になる唇の黒ずみの見分け方と、検査方法、切除方法をご紹介します。

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唇にほくろのようなものができる原因とは?

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唇にほくろができても、それがほくろであればそのままでも問題ありません。気になる場合切除もできます。しかしほくろではなく悪性腫瘍のメラノーマである可能性もあります。この場合、安易に切除するのは危険です。肌や内臓の不調、遺伝病の可能性も否定はできません。

本当にただのほくろ

唇に限らずほくろは、紫外線に当たったり、お肌の摩擦などが起こって刺激された場合に出てきます。唇は紫外線にも弱く、肌が触れやすい部分です。もともとほくろができやすい部分なのです。

30歳以下の方は特にほくろができても珍しくはありません。後述するメラノーマでなければ、気にならなければ放置で問題ありません。気になるなら切除ができます。

ただ、唇にほくろができやすい人は唇を噛む癖があったり胃が弱ったりしていることが多いです。そのため人相学では「我慢強く頑張り屋だがストレスを感じやすいタイプ」だといわれたりします。胃腸が弱っていると口角(口の端)が切れたりします。

唇周辺の肌への刺激がかかりやすくなる為、ほくろができる可能性が上がってしまうのです。ほくろ自体は無害ですが、この機会に自分の健康状態をチェックしてもいいかもしれませんね。

血腫

いわゆる、血豆のことです。血腫は怪我が原因で内出血を起こしその血が固まってできます。

「そういえば唇を噛んじゃってすごく痛かった記憶がある」「唇の皮をむいて遊んでいた」という方は血腫ができてしまったのかもしれません。

放置しても自然治癒することがほとんどですが、何度も傷つけた場合治りが遅れる場合があります。素人目には血管腫と見分けがつかない場合もあるので、気になるのであればお医者さんに相談しましょう。

血管腫(静脈湖)

血管が太くなって集まったり、それが増えることでできる血管のできものです。唇にできるものを静脈湖と呼びます。ご老人にできることが多く、若い場合は血管の奇形が疑われます。奇形の場合、ほくろに見えないほど膨れる場合もあります。

血腫と違って自然に治らないことが多いですが、生活に支障がなく目立たなければ放置していても命には問題がありません。レーザーなどで除去できます。

口唇メラノーシス

アトピー性の症状で、乾燥やメイクの落とし忘れによるダメージが原因です。ほくろというよりはシミですが、黒っぽいので混合されます。

紫外線にも対応しているUVカットつきリップクリームで保湿すると予防できます。成人した人に現れやすく、子供には殆ど出てこないようです。

ポイツ・イェーガー症候群

唇だけではなく口の中や手足に症状が見られます。ほくろというより無数の黒いシミに見えます。皮膚自体ではなく、消化管ポリポーシスという病気との合併症がポイツ・イェーガー症候群と呼ばれます。

消化管ポリポーシスは内臓に100個以上のポリープが発生する病気で、中高年になるとガンのリスクが上がる病気です。腹痛があることもありますが、無症状の場合もあるので、皮膚におかしな斑点ができたら確認してみましょう。

皮膚病の原因は遺伝病による分泌ホルモン異常です。消化管ポリポーシスは治しても皮膚のほうは命に影響しないため治さないという人もいますが、メラニンを壊すタイプのレーザーできれいに除去できます。十万人に一人といわれる遺伝病で、発症は稀です。

その他皮膚に影響が出る病気が、たまたま唇に出ている

他にも何かの原因で副腎皮質ホルモンの異常がみられる場合は唇に限らず全身にシミがでることがあります。(例えばアジソン病です。)

その他皮膚の異常の原因がウイルスなのか、細菌なのか、遺伝なのか、加齢か、ビタミン不足か何なのか、原因になる可能性は無数にあります。明らかに異常な速度でほくろやシミが発生したり数が多すぎる場合、内臓にも何らかの支障をきたしている場合があるので、ご自身の身体のその他の不調も振り返りつつ、お医者さんに相談しましょう。

メラノーマ(悪性黒色腫)

皮膚がんの一種です。素人目で通常のほくろやシミと区別する方法はありますが、自己診断せずに気になったらすぐ医者に診てもらいましょう。後述するダーモスコピー検査が安くて早くて安全でおすすめです。

高齢の人に発症例が多いのは確かですが、若い人も発症する可能性があります。メラノーマは普通のほくろと違って特定の場所に出やすいといわれています。顔もその一部です。唇にできた例もあります。

見分け方は一年以内で成長することです。生まれつきではないほくろが数カ月たったら大きくなってきたり、6mm以上の大きさがあったり、形が歪で、色が均一ではなくまだら、周囲に色が染みだしてギザギザしていたら悪性腫瘍の疑いがあります。コリコリ硬くなったり膨れたり何もしないのに出血したりした場合危険な状態かも知れません。早期の場合は素人目にはわかりにくく、拡大鏡で見たほうがはっきりわかります。医者に診てもらいましょう。

ガンですので放置すると非常に危険で、転移(全身にガンが移ること)の可能性があります。

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ほくろが病気かどうか調べる方法について

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ほくろかメラノーマか、あるいは他の病気かどうかを検査する方法をご紹介します。自己診断に任せず、医療機関の検査を受けましょう。

ダーモスコピー検査

ダーモスコープという拡大鏡を使って診察することで手術せずリスクも負わず、ほくろがメラノーマか、あるいは血腫かどうかも判断することができます。健康保険も適用でき、費用も100円ほどの点数で済みます。気軽に診察できるので多くの人の悪性腫瘍の早期発見に貢献しています。

ただし、比較的新しい手法なのでこの検査を行っていない病院もあります。気になるほくろを診てもらう場合、事前に電話で「皮膚ガンの検査をしたいのですが、ダーモスコピー検査は可能でしょうか?」と問い合わせるといいかも知れません。

皮膚生検

生検とは細胞の一部を切り取ってガンかどうか検査する方法です。俗説では転移のリスクを上げるといわれていましたが証拠はありません。だからと言って悪性ガンを生検しても全く問題ない、という証拠もまたありません。

そのため、特別な理由がなければ行われることは少ない検査です。どうしても生検しなくてはならない場合も、腫瘍全体を取り除いて検査することを勧められます。

その他内科的な検査

前述した通りほくろやシミ、つまり皮膚の色素沈着が起こる原因は内科的な異常の可能性もあります。

ホルモンの異常はないか、生活習慣は健康的か、内臓に異常はないかなど、自分の全体的な体調を考えながら病院で症状を相談しましょう。

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切除方法

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ほくろにしてもシミにしても血腫にしてもガンにしても目立つからとってしまいたい方のために切除方法についてご紹介します。

美容目的の場合、手法、病気によっては健康保険が下りない場合もあります。皮膚科のレーザー治療といっても焼き切るタイプとメラニンだけ壊すタイプといったように全く違うレーザーだったりします。よく確認して望みの結果を得ましょう。

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

ほくろを焼き切って除去します。ほくろの根元をえぐりとるくりぬき法を行うために使ったり、少しずつ削って傷跡が残りにくくする方法で使ったりします。

削っていくほうが傷跡が目立ちませんが、ほくろの根が深いと再発する可能性もあります。痛みが少なく早く終わるといわれています。美容目的の場合健康保険がおりません。

手術代はほくろのサイズにもよりますが、5000円~2万円ほどが相場のようです。

メス除去と縫縮処置

くりぬき法を使って針で縫って閉じます。炭酸ガスレーザーが一般的ですが、切除する場所によってはこちらの方法が使われます。再発防止にはメスによるくりぬきは効果的とされています。

しわに合わせて縫えば、かえって目立たないこともあるようです。医者の腕にもよるので、評判を聞いてからでもよいかもしれません。

ただし、唇であれば大きくえぐると不都合なので、ほとんど炭酸ガスレーザーをお勧めされそうな気もします。皮膚科や形成外科ではほくろ除去でも健康保険が適応されるケースもあるようです。

エルビウムヤグレーザー

水分に反応するレーザーで蒸散させてほくろを除去します。結果は炭酸ガスレーザーと似ており、焼き切るタイプのレーザーです。

蛋白質を凝固する薬品

たんぱく質を急激に硬化させて切除します。切除後、病理検査ができないことを理由にほくろに対してはあまり一般的ではない方法です。

液体窒素

皮膚科ではウイルス性のイボなどを凍結して清潔に除去するために、液体窒素が使用されます。あえてほくろに使う必要はありませんが、小さいものであれば液体窒素でも処置できるようです。

Qスイッチレーザー

色素のみに反応するレーザーで、色素のみ除去します。ほくろの突起は削れないので、平らなほくろやシミに使われます。また切除と合わせて使う場合もあります。

痛みは弱く短時間で終わりますが、術後は白いかさぶたができます。これがはがれた直後は皮膚がデリケートな状態なので、日焼け止めや保湿が必要です。数週間できれいになりますがこのアフターケアを間違ったり、肝斑が混じったシミの除去だった場合はリング状の炎症が起こる場合もあります。ただ1年経てばこの炎症も治まります。

Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、QスイッチYAGレーザーなど、いくつか種類があります。大体仕組みは同じですが、波長が違います。波長以外にも範囲やレーザーの強さや発射時間、得意分野が微妙に違います。

Qスイッチルビーレーザーはヘモグロビンの除去に向いており、レーザーは強く白人向けのようです。YAGレーザーは唇には関係ありませんが入れ墨や青あざに強いそうです。YAGレーザーのほうが黄色人種向け、など細かい分類はありますが、唇のシミの除去であれば上記どのレーザーでも除去可能です。

美容目的の場合、健康保険は効きません。サイズにもよりますが、唇ぐらいのサイズであれば5000円~が相場のようです。ちなみに顔全体になると3万円以上になるようです。

 ダイオードレーザー

仕組みはQスイッチレーザーと似たようなものですが、波長が違います。低出力・低エネルギーの低反応レベルレーザーなので、火傷しづらく黄色人種向けといわれています。

ハイドロキノン

アメリカで有名な美白クリームの成分ですが、ヨーロッパでは5%濃度では発ガン性物質と認められ、使用が禁じられてもいます。日本では濃度に制限がありますが2%までなら医療機関でなくても調合が許されています。天然にも存在する物質で、食品でも含んでる果物があるようです。臨床効果は可逆性で安全制は高いという主張もあります。

非常に強い成分で、副作用があります。炎症がおき、白斑が現れる場合もあるそうです。市販でも入手は可能ですが、診察して処方してもらうほうが安心かも知れません。唇は特に弱く、痛覚も敏感なので腫れたらとても辛そうです。美容目的の場合ハイドロキノン4%配合のクリームで5gで2000円ほど、診察料は2000円ほどかかるようです。効果がでるまで3カ月ほどかかるようです。

ほくろの突起は消えませんが、シミの原因を直接取り除くので美白効果は高いようです。メラニンが作られないということは、紫外線に弱くなることでもあるので使用する場合は日焼け止めを塗りましょう。美白状態で紫外線を浴びると発ガンリスクが上がります。

なお、このハイドロキノン自体が不安定な物質で保存方法を間違えると、酸化してしまって効果が低くなってしまうので注意が必要です。

自然治癒

原因や病気の内容にもより、例えばほくろが自然に消えることはありませんが血腫は自然治癒する可能性があります。ビタミンCが不足すると治りは遅くなります。

またビタミンCの不足が慢性的になると血腫の治りも悪くお肌への摩擦や紫外線によるストレスもかかりやすくなります。シミやほくろができやすくなるといえるでしょう。また皮膚の治癒は寝ているときに活発です。

寝不足が続いた場合色素沈着は治りにくくなります。予防としてお肌の健康を守りましょう。

メラノーマの場合

メラノーマは皮膚ガンですので、まず転移(ガンが皮膚以外の場所に増えること)がないか全身を調べられます。

メラノーマ自体は普通腫瘍を切除して治療します。腫瘍より大きめにきりとり、リンパ節も侵されている場合そのリンパ節すべてを取り除きます。

もしリンパ節が見かけでがんに侵されているかどうかがわからない場合、センチネルリンパ節生検を行います。(この生検は認定が必要でどこの病院でもできる生検とは限りません。)この生検は健康保険がきき、1万5千円程度が相場です。

全身に転移して除去しきれない場合、抗ガン剤などによる治療になります。

唇の切除の場合、顔の形が大きく変わってしまいます。そのため、再建手術が必要になります。上腕の一部を切り取って唇に移植したりします。大きな腫瘍の場合、口腔や頸部まで取り除くため、歯科的な形成手術なども行って再建手術が行われていきます。

顔の形が変わってしまうことには大きな不安が伴うかも知れませんが、最近の整形手術は進歩し続けています。あきらめずに生きましょう。

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まとめ

唇にできるほくろのようなものやシミは、無害なものと有害なガン、もしくは他の病気や体の不調のサインです。症状を覚えて、健康を守りましょう。不安があればダーモスコピー検査は気軽にできる検査ですのでおすすめです。

また美容的に切除したいときでも様々な方法があり結果や手間や費用、医療機関であるかエステ施設であるかが違います。病院によっては取り扱っていない機械もあるので、よく調べてから病院を選びましょう。

いろいろと書きましたがこのページで最も役に立つことは「唇にできるほくろがガンかどうか迷ったら、とりあえずダーモスコピー検査を受けましょう。」ということです。早い安い、リスクなしの検査です。ダーモスコピー検査はいちおしです。「ダーモスコピー検査」大切なことなので2、3回言いました。この機会に是非覚えて帰りましょう。

唇に限らず不可解な変異があればザッとネットで調べてからお医者さんに相談しましょう。

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