氷を食べるのは氷食症という病気?癖がある人は要注意!

夏でも冬でも季節に関係なく、ついつい氷を大量に食べてしまっていませんか?

単に氷が好きだからという枠を超えて量が異常だったり常習性があるなら、それは氷食症かもしれません。耳慣れない疾患で、氷を食べるだけで病気なの?と驚く人もいるかと思いますが、立派な病気です。髪の毛やガラスやプラスチックなどを食べてしまう異食症の一つに分類される病気で薬や注射による治療が必要になります。

もし氷食症(ヒョウショクショウ)にかかってしまっていれば自分ではなかなか病院に行って治療を行うことは難しく、他の人の力を借りないと治療することが難しい病気でもあります。

正しく危機意識を持って病気に向き合っていきましょう。

氷食症とはどんな疾患なのでしょうか?症状や発症してしまう原因など詳しく見ていきましょう。

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氷を食べるということについて

氷

氷食症は氷を異常に食べてしまう病気です。欲してしまう理由はなぜなんでしょうか?まずは、氷を食べるということのメリットやデメリットについて紹介します。

氷を食べることのメリットって?

2014年にアメリカで発表された氷ダイエットって知っていますか?

食べた氷を溶かすことで消費するエネルギーがダイエットにつながるということを提唱したものです。しかしダイエットに効果があると言われる数キロのランニング効果を得るためには、1日1リットルの氷を食べなければならないということです。

1日に摂取する水の量は1,5L(体重40kg)〜3L(体重70kg)が普通です。これ以上短時間に一気に飲むと逆に水中毒と言って頭痛や吐き気などの中毒症状が出てきてしまいます。

氷を食べるだけで良いので一見簡単そうに見えるこのダイエット、しかし特に女性の場合は危険と隣り合わせであるということを知っていましたか?

氷を食べることのデメリットは?

氷を食べること自体は身体に対して有害な何かを口にするわけではないので大丈夫ですが、その状況や季節などによっては思わぬ疾患を招く事態になるかもしれません。

なぜなら氷の食べすぎは、体内温度を下げすぎてしまいます。すると寒気がして風邪をひいたり、最悪の場合、冷えにより内臓など各器官に不調をきたします。これは低体温症といわれるものです。

特に女性は冷えの症状が元から発生している場合が多くさらに、ダイエットを行うことが多いのも女性です。簡単にダイエットできるからと言って氷を多く食べるというダイエット方法を行ってしまうと、体温が下がり危険な状態になりかねません。

体温が1度下がるだけで免疫力は1/10にまで下がってしまいます。ある調査では街中の女性167人中、体温が35度代の低体温の人の数は67人でした。足や手など末端が冷える冷え性と違って、体温が35度と低い場合は内臓の温度が下がってしまうので内蔵内の血液量が減り、免疫が下がるだけでなく機能自体も低下してしまいます。

内臓の機能の低下により、より便秘など女性に多い悩みが派生しやすくなり、その他にもがんや糖尿病や脳血管障害や感染症などにかかるリスクが高まります。

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氷食症について

氷

ダイエットのため、などのように一時的に氷を食べることをしているのではなく、毎日のように氷を食べないと気がすまないなどの症状がある人は、氷食症という疾患の可能性があります。

聞いたことのない疾患かもしれませんが近年増えてきている症状です。氷食症とは、氷を食べなくてはいられない症状がでる疾患です。

季節や状況の関係なく、むしょうに大量の氷が食べたくなったり、そのほかにも身体の疲れやだるさを感じているなどの症状に思い当たることがあれば、それが氷食症です。

氷食症の症状とは?

氷食症の症状はさまざまです。

特徴的なものを見てみましょう。

季節に関係なく、無性に氷が食べたくなる

氷を食べると言うとやはり夏などの暑い時期に食べるのが基本かと思いますが、氷食症の人は寒い冬でも季節や寒さに関係なく氷を大量に食べてしまいます。

涼むためや身体を冷やすためを目的にして食べていないので、この様な行動になってしまいます。

氷を食べる量が製氷皿1皿以上の大量である

ジュースに入っている氷を全部食べる、やお冷に入っている氷は全部食べるというような人は居るかと思いますがこれくらいでは氷食症とまでの症状とは言えません。

常に口寂しくなったら、冷凍庫から氷を取り出して食べる、帰宅途中に氷が食べたくなってお店で氷のパックを購入して氷を食べるなど、コップに入っている量では足らずにさらに氷を食べるようになれば氷食症だといえます。

1日に製氷皿1杯分以上の氷を食べる程の量を食べる場合という一定の規定を上回ると氷食症とするという定義があります。

氷を食べるときの音が好き

氷を食べるときのガリガリ、ぼりぼりという音が好きで食べ続けていると言う人も居ます。特にこれはストローや飴を噛んでしまう人と同じで噛み癖の様な物で、特にストレスが関係しているといいます。

また噛むというのは力を発揮する場合に用いる運動なので、噛むことで元気が湧いてくるという事もあります。氷は水で出来ているので味がないですし、特徴的なところといえば固くて冷たいことくらいです。しかも丁度良い硬度で気持ちよく噛み砕けるというところも癖になる事を助長しているのでしょう。

疲れやすい体質

疲れやすい体質と言うことが氷食症と結びつかない人も多いと思います。氷食症になる原因としてその一つに鉄欠乏症の可能性が考えられています。詳しい関連性、なぜ鉄欠乏で氷食症に結びつくかの詳しい関連性は解明されていませんが、氷食症の患者には鉄が不足している人が多いのがわかっています。

なので、必然的に鉄が不足することで持続力が低下し、その他にも集中力が持続できない、疲れやすいなどの体調の不良が起きやすくなります。

めまいなどの症状が常にある

これも同様に鉄の不足による貧血が原因でめまいの症状が出やすくなります。また、氷を噛むことで満腹中枢が満たされて、食事が少なくなることも関係して栄養不足になりめまいの症状が出やすくなります。

めまいは身体からのSOS信号なのでこの様な症状が慢性的に続く場合は軽視せずにしっかり医者での診断を受けるようにしましょう。

低血圧である

低血圧はめまいや立ちくらみなどの症状を引き起こしている原因となる根源です。これも鉄不足などが関係していると考えられますが、女性に特に起こることが多くこれが原因で冷え性や疲れやすいや食欲不振などが起きます。

氷食症の病気の可能性があり、上記のような症状が出ている人は低血圧である可能性が非常に高いでしょう。

女性であれば、月経の量が多めである

女性の月経で低血圧や鉄欠乏の症状が出てしまっている可能性もありますが、女性は特にこの様な症状が出やすい傾向があり、氷食症の患者も多くは女性の発症者の割合が多い傾向があります。

また、体温調節などの機能が下がり自律神経が乱れることでホルモンバランスも乱れがちになり血液量が増えてしまうなどの関係性も考えられます。

寝起き寝つきが悪い、顔色が悪い

寝付きが悪いことや顔色が悪いことも低血圧による基本的な症状になります。また、朝の寝起きが悪いことや朝に体調不良を起こすというのも、鉄分不足になり、身体の血圧が下がっていることが関係しています。

もしこの様な症状が出始めて辛くなる程に症状が強くなってしまうと生活に支障が出るだけでなく女性の場合は不妊症に繋がるなどの深刻な症状に発展してしまう可能性が有りますので十分注意しましょう。

これらの症状に当てはまるものが多い場合は氷食症を疑ってみても良いのかもしれません。

身体にはどんな影響がある?

では氷を食べることで身体にどんな影響が出るのでしょう?少量の氷を食べることでは身体には何の影響もありません。問題なのはその量なのです。

製氷皿1枚以上を一度に食べるなど、大量の氷を食べることで、噛む歯を痛めたり身体の中、主に内臓を冷やしすぎることで起こる低体温症などになる可能性が高まります。また身体の冷えは更年期障害の症状をひどくする可能性もあります。

さらに口の中が氷によって冷やされてまたじんわり温まることを繰り返すことによって自律神経が多少の不具合を起こし体温調節が上手く行かず、口の中が一時的に温まりすぎてまた氷が欲しくなるというスパイラルも起こってしまいます。

この繰り返しによってさらに氷を食べる量が多くなってしまう可能性もあるでしょう。

さらに問題なのは、この氷食症を引き起こしているのが貧血である場合です。

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氷食症は貧血が原因?

悪性貧血 男

氷が無性に食べたくなる氷食症は鉄欠乏性貧血が原因かもしれません。どうして貧血だと氷を食べたくなるのでしょう?

続発性貧血の場合、鉄分不足により貧血状態が続き、味覚が衰えている可能性があります。そのせいで氷を欲しがるということもあるそうです。

また鉄分が不足することによって脳が酸素不足になり、自律神経を乱します。そうすると体温調節が上手くできなくなります。すると口の中の温度も必要以上に上がります。身体は冷やそうとして氷を食べたくなるのです。

主に女性は、毎月の生理によって多くの鉄分が失われます。氷食症の患者の多くは女性であるのはこのためだと言われています。また妊娠後期に氷食症の症状が現れる人も少なくありません。これは赤ちゃんに栄養を取られることで症状が現れるとされています。

そのほか、立ちくらみがする。動悸や息切れがする。などの症状も貧血状態時に起こるの症状です。このような症状もあわせて思い当たれば貧血が原因の氷食症でしょう。

簡単な貧血チェック法

貧血の症状はどんなものがあるのでしょう?以下のことに思い当たるものはありますか?

  • めまいや立ちくらみ
  • 息切れや動悸
  • 食欲不振
  • 顔色の悪さや疲労感
  • 記憶力の低下
  • 寝つきや寝起きの悪さ
  • 肌荒れや爪の色・形の変化

このような症状に思い当たることがあればもしかしたら貧血かもしれません。

貧血の予防方法

氷食症の原因である貧血を予防するにはどうしたらよいのでしょうか?

  1. ひじきや青海苔、豚レバーなど鉄分の多い食材を食べる
  2. パセリや芽キャベツ、アスパラガスなど赤血球を作る葉酸を含む食材を食べる
  3. 鉄分の吸収を助ける柚子やアセロラなどビタミンCを多く含む食材を食べる
  4. 十分な睡眠をとる
  5. 鉄剤など鉄分補給のサプリメントを必要に応じて摂る

このような鉄分補給を行うことで、貧血の症状は良くなります。そうすると氷食症も改善に向かうといわれています。

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氷食症はストレスが原因?

ストレス

ストレスが原因で氷食症になる場合もあります。

また過剰なストレスは氷食症だけでなく、さまざまな精神疾患の原因にもなりかねません。自分に合ったストレス発散法をしましょう。

ストレス予防法

ストレスを感じることはあってもそのストレスが身体のどの部分に感じるのかは人それぞれです。

①身体に感じる

肩こりや頭が重いなど疾患まではかなくても身体にちょっとした不調を感じる

②精神的に感じる

何をしていても上の空だったり、ボーっとしてしまう。また気になることばかりを考えてしまう。など精神的なストレスを感じる

①・②のどちらの場合も自律神経の乱れが起きやすくなっています。自律神経の乱れから氷食症になっている可能性もあるので、この自律神経を整えることがストレス解消にもつながり、氷食症の改善にもなります。

まずは硬くなった身体をほぐすことからはじめましょう。身体をほぐし、全身の血流をよくさせることで身体の隅々まで酸素がいきわたります。そうすると身体の硬かった部分がほぐれていきます。すると自律神経も整い始めます。精神的なストレスも身体がほぐれることにより徐々に楽になっていくことがあります。

その他の疾患が原因?

実は貧血の原因も他の疾患が原因で引き起こしている場合があります。

それは、他の内臓器官のどこかに異常があって、そこから出血している場合です。出血のために鉄分が不足している場合は一時的に鉄分を補給してもまたすぐに欠乏してしまいます。貧血で鉄分補給をしているのに同じような症状を繰り返す場合は、医療機関に受診して他の疾患の可能性がないかどうか調べてもらうのが一番でしょう。

まれにガンなどの重篤な疾患が隠れている場合があります。

氷食症に対応する医療機関は?

ではこの氷食症はどこを受診するよいのでしょうか?まず、氷食症を疑っているときは、内科を受診してください。

内科では血液検査などにより、原因である可能性のある貧血の検査をします。また鉄欠乏症の検査も同時に行います。

女性の場合は産科や婦人科などでも受診して検査することが可能です。女性特有の疾患が原因となっている場合もありますので、女性、特に妊婦さんにはこちらをオススメします。

貧血の診断が出た場合には、薬による治療法や漢方薬などの処方が行われます。氷食症に対する直接的な治療法ではありませんが、貧血が原因の氷食症の場合は、貧血の治療によってほぼ改善されます。

また、他の疾患が疑われる場合は、その対応の科で検査などが行われます。

ストレスなどの精神的なものが原因の場合は精神科や心療内科などで診療を受けます。その場合はどのような状況で氷を食べたくなるのか、どのようなことがストレスに感じているかなどを具体的に話せるようにしておくと良いでしょう。

氷食症は、人によって思わぬことが原因で起こることがあります。最悪の場合は身体にとって重篤な疾患が隠れている場合もありますので、氷ばかり食べたがるのはちょっとおかしいな。と思ったら早めに医療機関に受診してください。

氷食症と不妊の関係性

氷食症と深く関わりのある、貧血や低血圧などの問題は特に女性に抱えられる事の多い問題です。そして、低血圧や鉄不足が先か氷食症が先で症状が起こるのかは症状の出方によって変わりますが、お互いに軽度の症状が相乗効果を生みより重度の症状を引き起こしていることは確かです。

中には、氷食症の症状を心配して何かの病気かと思い病院に居たところ無排卵であることが判明し不妊症の原因が無排卵であることが判明した患者も居ます。

この人はまずは内科に行き診断を行い、軽度の低血圧と診断され氷食症との診断を受けました。さらにそこの医者から氷食症の症状は婦人科系の疾患から起こる場合が多いので一度検査を行うように進められ婦人科に行ったところ判明しました。

幸いに早めに発見することが出来たので様々な治療法が試せて、原因が見つかり治療を行うことで症状が改善し妊娠することが出来たようです。しかし、もしこのまま気づかずに放置していたら問題は解決されずに不妊症の症状が続いていたかもしれません。

直接的に氷を食べる行動が不妊に繋がることはありませんが、体温を高く保つことは女性にとっては重要です。軽視することは危険なので、軽度の症状でも楽観視せずストレスを溜めない程度に対策を打っていきましょう。

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まとめ

いかがでしたか?

氷食症は人によりいろんな原因から起こっているものでしたね。氷ばかり食べたがるだけと軽く見ずに疾患の可能性もあると認識して早めに医療機関に受診したほうがよいでしょう。

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