華奢な指輪や、キレイなネイルが映えるほっそりとした指――女性なら誰でも一度は、そんなキレイな手の持ち主になりたいと、憧れを抱くのではないでしょうか?
一方、自分の指がそれとかけ離れていると感じたとき、思わず手をポケットに入れてしまいたくなった経験もあるかもしれません。でも、愛する人の手をつないだり、美味しいものを口に運んでくれる大切な手を、そんな風に思ってしまうのは、かわいそうです。
しっかりとケアしてあげれば、あなたの手も、美しい姿になって、幸せを手招きしてくれること間違いなしです!そのためのワンステップとして、美しい指をつくるための方法をここでご紹介いたします。
指が太くなる原因
「なんだかスッキリさに欠ける…」という印象を抱く指には、指そのものが太くなっている場合と、指が太く「見える」場合の2ケースが考えられます。どのような原因でそうなってしまうのか、早速見ていきましょう!
手のむくみ
手の大きさや指の長さには、それぞれ大きく個人差があるかもしれませんが、指の骨そのものの太さは、さほど変わらないと言われています。
指がずんぐりむっくり見えてしまう原因の多くが、手のむくみによるものです。指そのものが太くなると言うより、むくみによって、実際の細さよりも太く見えてしまうのですね。
指の太さを左右するのは、指に溜まった脂肪や水分です。とくに指は、身体の中でも、冷えやリンパの滞りに影響を受けやすいため、非常にむくみやすい場所です。
それに加え、指はよく使うので動かしているように見えますが、実は、あまり動かされていないところでもあるのです。普段の生活を思い出してみてください。ピアニストのように、全部の指先までを細かく動かすことは、あまりないと思いませんか?動かさないと、血行が悪くなりやすく、むくみの原因となります。
また、長時間歩いていたら、手がパンパンにむくんだという経験がある人もいるのではないでしょうか。歩いているときも、座っているときも、腕を下ろしています。つまり、心臓よりも下にあるといいうことです。
足がむくみやすいのと同じように、手も、多くの時間、下におろしているため、老廃物が溜まりやすいのです。
皮下脂肪
指は他の場所に比べて、比較的脂肪のつきにくいところではありますが、それでもやはり、全身の皮下脂肪の多さと指の太さは比例するようです。必要以上についた皮下脂肪は、身体同様、指をずんぐり見せてしまいます。
大幅なダイエットに成功した人が、それまではめていた指輪がブカブカになったという話を、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし、無理なダイエットで急激に痩せてしまうと、体内のバランスが崩れ、身体がむくみやすくなり、結局手もむくむ、という悪循環を起こしてしまうので要注意です。
指を細くする方法~身体の内外、両方からアプローチ!~
「指の太さなんて、そう簡単に変わらないんじゃ…」と思っているそこのあなた!諦めるには、まだ早すぎます。女性が美しくなるために大切なのは、「諦めないこと」です。
諦めずに努力して、努力して…それでも変わらないんだとすんなり受け止められる頃には、それが「コンプレックス」ではなく、自分らしさの一つとして愛おしく思えるようになっているはずです。
世の中には、女性が美しくなるための方法がたくさん眠っています。自分の身体が、より素敵に輝けるよう、楽しみながら挑戦できると、効果も現れやすいのではないでしょうか?さて、早速、指を細くする(見せる)方法を見ていきましょう!
マッサージ
手のむくみを改善・予防するには、マッサージを習慣づけるのが効果的です。手先に滞ってしまったリンパを流してあげましょう。
①鎖骨のくぼみに、手の人差指から小指までの四本の指をあてます。内側から肩の方へ向かって、軽く押しながら流すように、動かします。左手で右鎖骨、右手で左鎖骨というように片方ずつ丁寧に流します。
②脇の下のくぼみに、四本指を入れ、脇をつまみ、痛気持ちいい程度の強さで揉みます。20回ほど揉んだら、今度は、親指を、脇の下のくぼみに入れ、四本指で、背中側の腕の付け根を揉みほぐします。
③二の腕を手で包み込み、肘へ向かって流すように、上腕全体をマッサージします。肘まで到達したら、肘のくぼみを四本指でぐるぐるとほぐしましょう。
④③と同じ要領で手首までマッサージし、手首まできたら、肘でやったように、ぐるぐると手首を揉みほぐします。
⑤手を「グー」の形に握り、親指をたて、ちょうど外国人が「Good!」という指のジェスチャーをするような形にします。この形を使って、手のひらをマッサージします。
「Good」の形の親指を、もう片方の手の甲側・親指の付け根にあて、握った四本指と親指で、手のひらを挟み込むようにします。そこから、握った四本指の人差指(第二関節あたり)を使って、掻き出すように、親指の付け根から指先へ向かってマッサージします。
⑥⑤と同じ要領で全ての指を揉みほぐします。
⑦仕上げに、指を手のひらでぎゅっと握り、付け根から指先に向かって血液を送リ込むように、絞り上げる感じで指先の方まで動かします。最後は、握った手のひらから、スポッと指が抜ける感じです。一本ずつ、丁寧にマッサージしましょう。
指を細くするツボ
<労宮>
手のひら中央のくぼみにあるツボで、指や手のひらの血行を良くして、溜まった脂肪の分解を助けてくれると言われています。
拳を握ったとき、手のひらにあたっている中指と薬指の間に位置します。親指でゆっくりと押し込むように、優しく押しましょう。
<井穴>
爪の付け根部分にあるツボです。指で爪の付け根を挟むとちょうどそのあたりにあります。指を細くしてくれるだけでなく、自律神経も整えるなどいろいろな効果が期待できるツボでもあります。
指によって、爪の付け根の右側にあったり左側にあったりと異なるので、爪の付け根を痛気持いい程度にまんべんなくマッサージするのがおすすめです。
塩分の多い食事を控える
スナック菓子やインスタント食品には塩分が多く含まれています。塩分の摂りすぎは、むくみの大敵です!厚生労働省が出している一日の塩分摂取量の目標値は、女性の場合、一日7gとされています。
あまり極端に減塩しても、体内の水分バランスが崩れる要因になりますが、この塩分量を目安に、食生活を見直してみるのも良いかもしれません。さらに、料理をするときには、できるだけ精製されていない塩を使うと、身体に優しいだけでなく、味も抜群に良くなります!
また、汗をかいたらしっかり水分補給をするなど、水分代謝をよくすることも大切です。
テーピング
単純な方法ですが、実はこれ、即効性があり、決してバカにはできない方法です。デートや大切なイベントを近くに控えているときには、試してみる価値アリです!
用意するものは、包帯と包帯を止めるテープの二つだけ。ラップでも良いですが、通気性が良くないので、包帯の方が安心です。
就寝前に、一本ずつ、指の付け根から指先まで、包帯でぐるぐるを巻いて眠ります。睡眠中に指のむくみが取れるので、早ければ1週間くらいで効果を実感する人もいます。
ポイントはきつくしめつけ過ぎないこと。あまりきつくテーピングしてしまうと、血行が悪くなり、逆にむくみの原因になるので、その点だけ注意しましょう。
爪の形やネイルカラーを変える
目の錯覚を上手く使うのも、気軽にチャレンジできる方法の一つです。例えば、爪の形でも指を細く見せることは可能です。
指の長さや太さを比較的選ばず、すっきり見せてくれるのが「スクエアオフ」という、角のまるい長方形のような形です。爪の面積が広くなるので、目の錯覚で、指を細長く見せることができます。
また、ベージュなどの淡い色味よりも、ボルドーやネイビーなどの濃いめのネイルカラーの方が、指先に視点を集めるので、指がほっそり見えます。ベージュでも、濃いベージュを選べば引き締め効果を期待できるでしょう。
肌の色によって、似合う色も異なりますので、これを機に、自分の指が一番キレイに見える爪の形やネイルカラーを探してみるのも良いかもしれません♪
保湿
ただ細いというだけでは、「美しい手」とは呼べません。細さだけでなく、「質感」も女性ならこだわりたいものです。
つるつる、すべすべで、思わず触れてしまいたくなるような肌は、とても魅力的です。また、顔と同じように、手もしっかり保湿してあげることによって、肌の色がトーンアップします。
お気に入りのハンドクリームを見つけて、こまめにケアしてあげましょう。マッサージを行うときに、ボディオイルやハンドクリームをつけてマッサージするのも良いですね。保湿しながら、血行を促せるので、一石二鳥です!
指輪の選び方にこだわる
丁寧にケアされた指に、きらりと指輪を輝かせる喜びは、女性の特権とも言えるのではないでしょうか。
指輪の太さやデザインによっても、指を細く見せることが可能です。例えば、華奢なものよりも、ある程度太さのある指輪の方が、細見え効果があります。しかし、最近は華奢なデザインのものが主流で、素敵なものがたくさんありますよね。そういった場合は、重ねづけをすると指の太さを和らげてくれます。
また、指につけたときに、横一直線になるストレート型よりも、S字やU字になるタイプの方が、指を長く見せてくれる効果があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?いろいろとご紹介しましたが、何よりも大切なのは、自分の身体を可愛がってあげる気持ちなのかもしれません。
丁寧にケアされた手だけでなく、職人さんのようなゴツゴツとした指もまた、違った美しさがあります。「自分を誇りに思える美しさ」が、どのような美しさなのかを見つめ直してみるのも良いでしょう。
世界でたった一つしかない自分の身体を大切にできる女性は、凛として、素敵なものです。
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