足の裏が痛い原因は?歩きすぎや病気の場合の対処法!

長期間歩くと足の裏が痛くなってしまうことがあります。多くの場合は靴を脱いでしばらくすれば治るものですが、もしかしたら他の病気が影響している可能性があります。

足の裏にしびれや痛みを感じる場合、足の使いすぎや無理な体勢が原因になっているものと、血管の病気、神経の病気が原因になっているものがあります。特に血管や神経の病気の場合、重症化すると大変危険な場合があり、最悪の場合足の切断を余儀なくされる事もあります。

足の裏の痛みと関連する病気についてまとめました。

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足の裏の仕組み

足の裏

足には、細かい骨が多く存在しています。大まかに見ると、踵に大きな骨があり、足の甲あたりから5本の中足骨に分かれ、その先に指骨がくっついたような形になっています。足には3本のアーチがあります。親指の付け根・小指の付け根・かかとの三点をつなぐ三角形にアーチができていて、その働きは以下の通りです。

  • 小指〜かかとをつなぐ「外側縦アーチ」:体が外に倒れるのを防ぐ
  • 親指〜小指をつなぐ「横アーチ」:歩く時に関節があたって痛むのを防ぐ
  • 親指〜かかとをつなぐ「内側縦アーチ」:土踏まず部分。衝撃を吸収する

これらのアーチは、骨と筋肉、靱帯などの働きによってできていて、アーチが崩れると足に衝撃や痛みが出る事があります。

いくら足がアーチを作っているとはいえ、これだけで体重や歩く時の衝撃を吸収するのは不可能です。そのため、皮膚の下に分厚い脂肪のクッションが付いています。脂肪組織がハニカム状に広がっている事で、ジャンプや走った時の衝撃を吸収しているのです。

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足に原因がある場合

足マッサージ

足そのものに問題がある場合についてまとめました。

中足骨頭部痛

中足骨頭とは、足の指の根元にある骨の事で、つま先立ちした時に曲がっているあたりにあります。足に体重がかかり、けりだす瞬間、ここに大きな力がかかります。

アーチがきちんとできていればバランスよく力がかかるようになっていますが、扁平足や外反母趾がある場合、親指でのけりだしが弱くなり、人差し指・中指にそのしわ寄せが来ます。同じ場所に無理な力がかかる事で周辺組織が炎症を起こし、腫れや痛みを生みます。

足の裏の痛み・足の指の付け根の痛み、砂利を踏んだような感覚がある場合、この痛みの可能性があります。

テーピングやインソールによって力のバランスを整え、症状の改善を目指す治療が行われます。

足底筋膜炎

足の裏には膜のように腱や筋膜が存在していますが、これが炎症を起こして断裂する事で痛みをもたらす病気です。

足裏の使い過ぎを原因とする事が多く、そのため足首の関節が硬い場合や、マラソンをする方、肥満気味の方に出やすい症状です。

多くの場合、かかとの骨の前あたりに痛みを感じます。ほとんどの場合は自然治癒しますが、痛みが強い場合は湿布などで対処します。

足底線維腫

足の裏に良性の腫瘍ができるものを指します。良性なので悪くなる事はありませんが、足の裏にしこりができるので違和感や痛みがあります。

足底繊維種は、土踏まずのあたりにできます。このあたりに痛みを感じ、1~2cm程度のしこりがある場合はこの症状の可能性が高いといえます。

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足の神経の病気による足裏の痛み

階段

足で神経の病気が起こると、しびれるような痛みを感じる事があります。原因となる病気についてまとめました。

足根管症候群

かかと〜足の裏に通っている神経が圧迫される事で足首、足、つま先などに痛みが起こる病気です。足首内側に痛みが出る事が多く、触った時や歩いた後にしびれが強くなります。片足で症状が出て、足の甲に症状が出る事はありません。

きつい革靴などで神経を圧迫するような姿勢が長時間続くと起こり、多くの場合は締め付けの原因を取り除けば解消しますが、神経の通っているトンネル自体に問題がある場合は手術で治療します。

モートン病

指の骨と骨の間にある神経が圧迫されて起こる病気です。骨の間の神経は非常に細いので、圧迫されると障害を受けやすいと言われています。

足の先の神経に関する病気なので、中腰やハイヒールを履くなど足の先に力の入る姿勢を長時間続けていると起こりやすくなります。

しびれや痛みが、多くの場合は中指と薬指の間片足に出ます。触ると痛みが出ますが、症状は局所的に現れる傾向があります。早期であれば安静にしていれば治りますが、薬や運動療法などを行う事もあります。

ガングリオン

ゼリー状の物質の詰まった瘤が関節近くにできる病気です。こぶは米粒〜ピンポン球大でそのもの自体に痛みはありませんが、靴を履いたりすると神経を圧迫するので痛みが出てしまいます。

手にできる事が多いですが、足の指の根元や足の裏に出来る事もあります。この症状も片足に出ます。中身を吸い出す、切開して出すなどの治療がありますが、自然に治ってしまう人もいます。

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管とは、背骨に囲まれた背骨の中の空間の事をさします。背骨は、短く切ったチューブを重ねたような形になっており、その中の空間(脊柱管)に神経が通っていますが、脊柱管を取り囲む骨や靱帯、椎間板などの組織が変形する事によって神経が障害され、痛みなどの症状が出ます。

両方の足の裏がしびれるような感覚に加え、つまづきやすさや腰痛が出る事があります。歩いてしばらくすると症状が出る「間欠跛行」という症状も特徴的です。

脊髄腫瘍

脊髄やその周囲の組織にできる腫瘍です。発生が珍しい病気で、発生頻度は脳腫瘍の五分の一〜十分の一程度とされています。症状はヘルニアなどと似たもので、両足に出ます。足の裏に変な感覚がある、つまづきやすい、しびれがあるなどのものが代表出来です。

初期の場合は薬や理学的な治療を試みますが、効果が薄い場合は手術を行います。通常は手術翌日から軽い歩行が可能になるので、早期のリハビリが重要とされています。

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血管の病気による足裏の痛み

足のうら

動脈の硬化や血管の閉塞によっても足の裏の症状が出ます。

下肢閉塞性硬化症

下肢に栄養を送る動脈が硬化して閉塞してしまう病気です。脊柱管狭窄症と同様に間歇性跛行(歩く事で起きたりやんだりする歩行障害)が代表的な症状で、ふくらはぎにだるさや疲れが起こる事が多いと言われています。

この病気のサインとして挙げられているのが「足の裏のたこ」です。タコ自体は良くできるものですが、タコから膿みが出ている場合は足に血が通っていない可能性があるので注意して下さい。

バージャー氏病

四肢の末梢神経に炎症がおき、血管が閉塞する病気です。四肢に血液が供給されなくなり、低酸素状態になって起こる「虚血症状」が出ます。足の先や足の裏が冷たく感じられたり、しびれ、蒼白感がある事が特徴です。

前述した下肢閉塞性硬化症も同様ですが、血液が届かない状態が長期間続くと組織が壊死してしまい、最悪の場合は足を切断しなければならなくなります。喫煙者に多い病気なので、心あたりがある場合はすぐに病院に行って下さい。

糖尿病

糖尿病は、インスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。

目、腎臓、神経などに合併症が出る事があり、中でも足に症状が出るのは初期の状態です。高血糖の血液が流れる事により血行が悪くなり、しびれたような痛みが出る場合や、冷たくなる、つりやすくなるなどの症状が出ます。

糖尿病による症状は両足に出ます。早めに治療しないと生命の恐れもある病気なので、足の症状が出た時点で気が付く事が非常に大切といえます。

アルコール性多発神経症

アルコールの飲み過ぎによって起こる神経の障害です。

ビタミンB1、B6、B12がアルコール代謝の為に使われてしまうため、慢性的なビタミン不足が起こり、ビタミン欠乏性の障害が神経のいろいろな所で起こります。手足の末梢にしびれや痛みを感じる事に加え、眼球が動く眼振という症状や、ふらふら歩く症状が現れます。

神経系の障害についてはビタミン補給で治りますが、アルコールの飲み過ぎは肝臓に悪影響な ので並行してこちらの治療を行います。

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足の裏が痛い時の対策

インソール

内科系の病気が合った場合はそちらの治療が第一になりますが、歩いていて痛みが出てしまった場合にできる対策として以下のようなものがあります。

筋肉を柔らかくする

歩く時など足の裏が地面に付く時、足の裏の筋肉や筋はひきのばされたような状態になっています。筋肉が固まっていると、引き延ばされた時に痛みを感じます。

初期の足底筋膜炎の場合、ストレッチが有効です。

椅子に浅めに腰掛け、片方の膝を伸ばし、つま先を自分の方に引き寄せます。足の裏からふくらはぎまでが伸びるような感じがあるので、痛くない程度に伸ばします。筋肉が突っ張った場合は、手のひらでさするようにすると改善します。

また、正座をしながら後ろにやや身体を傾け、片膝ずつ持ち上げるようなストレッチが効果的です。

歩き方に注意

足の一部分に力のかかる歩き方は、その場所に大きな負担をかける事になります。歩くときに指が上がっている「浮き指」の方や、扁平足の方の場合、左右の足で均等にバランスを取ることが難しくなります。

本来足は、踵と指の付け根、足の指の三点でバランスが取れるように作られています。この点に留意し、きっちりと地面を捉えて歩くように心がけましょう。

靴選びを慎重に行う

つま先の小さなハイヒールは指の間の神経を痛める可能性が高いです。

また、慣れない靴で長時間歩く事で力が入ってしまい、神経を痛める事もあるので注意しましょう。

中敷きなどの対策

足のアーチが崩れている場合、一カ所に力が集中してしまって筋肉や筋をいためる場合があります。扁平足や外反母趾があるとこの傾向が高いので、インソールを使ってサポートする事で足にかかる力を分散させるとよいでしょう。

ヒールの衝撃を吸収するタイプや、足に合ったインソールをオーダーできる所もあるので適切なものを選びましょう。医療機関で処方される事もあります。

姿勢に注意する

長時間座っていると足の血管のポンプ機能が衰え、血行が悪くなってしまいしびれを引き起こす事があります。また、あまりにも歩かないでいると足のアーチを支える筋肉が衰え、アーチにダメージを与えるので、ときどき歩くようにするとよいでしょう。

また、足を組んでいると背骨の歪みを引き起こし椎間板が変形する事があります。猫背なども腰に負担となるので気をつけましょう。

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まとめ

足の裏の痛みは、放っておくとどんどん上に上がってきて歩くのもしんどくなってしまいます。現代人は靴を履き続けた事によって足裏への刺激が不足し、昔の人程足の裏が発達していないといわれています。また、足の指が浮いてしまったり、外反母趾になってしまうなど、退化とも言える変化をしてしまっています。

不安定な歩き方は、身体のあちこちに歪みをもたらします。足の裏のアーチや、三点を意識した歩行を心がけましょう。

また、足の裏の痛みは血管や神経の病気に起因している事があります。足の裏の症状だけではない場合や、膿や腫れを感じた場合はすぐに病院で診察を受けて下さい。

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