高血糖の症状について!原因や対処方法も紹介!

高血糖というと「肥満が原因の糖尿病」というイメージが強いですが、遺伝性の疾患や過度な糖分摂取、膵臓の疾患で起こることもあり、そうとは限りません。高血糖は血管が詰まる動脈硬化の原因になります。

肥満体の糖尿病でなくても過労、不規則な生活、食生活の乱れで若い人でも血管が詰まってぽっくり逝ってしまうことがあります。糖尿病じゃないから大丈夫!というわけではありません。糖尿病でなくても高血圧の人は特に高血糖になるのは避けるべきです。

また健康な人が急激に高血糖の状態になるとバランスを保とうとして大量のインスリンが分泌され低血糖になり、低血糖、自律神経失調症の症状がでてしまうこともあります。

血糖値が上がるような食事の仕方をしていないかどうかチェックしましょう。

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高血糖の原因

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高血糖は何らかの原因で血液中の糖の割合が高くなることを言います。原因は4つあり、砂糖など吸収されやすい糖を大量に摂取することと、インスリンが分泌されないこと、インスリンの分泌のタイミングが悪買ったり少なかったりする、細胞がインスリンの働きに抵抗することあるいはそのすべてや、その中間です。

インスリンに異常があるのはいわゆる糖尿病ですが、糖分をとり過ぎることで一時的に高血糖になることがあります。糖尿病でなくても砂糖を大量にとって運動しなければ誰でも起こり得る症状です。

高血糖の種類

高血糖になる要因にも種類があり、空腹時高血糖、食後高血糖、インスリン抵抗性の高血糖、糖の取り過ぎによる高血糖があります。血糖値が高いときは血管に負担がかかります。どんな原因でも血管の劣化、老化の原因になってしまうのです。

・空腹時高血糖( 1型糖尿病 )

空腹時高血糖とは、いわゆる糖尿病のことです。インスリンが分泌されず、どんなに食べてもお腹が減る、のどが渇く、空腹時なのに血統が下がらないという状況です。

原因としては、遺伝か、ウイルス感染が考えられます。治療はできませんが、インスリン注射を受けることで生活ができます。エネルギーが吸収できない状態なのでどんどん痩せていきます。放置すると合併症を起こし命に関わります。

・食後高血糖( 2型糖尿病 )

インスリンが全く出ていないわけではないが、食後のインスリンの分泌が遅く長い間「高血糖」の状態で過ごす「食後高血糖」の人もいます。糖尿病の診断がされていなくても高血糖になり得るのです。

この場合、糖尿病予備軍として扱われ糖尿病の症状が長時間でることで合併症のリスクがあるため食事療法や治療をすすめられます。インスリンの分泌量や速度は人によって個人差があるので、人によっては吸収の良い甘いものを急に食べると問題を起こす場合があります。

原因としては、遺伝か、ウイルス感染、インスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌する膵臓の異常が考えられます。

・インスリン抵抗性の高血糖・高インスリン血糖(2型糖尿病 )

インスリンは分泌されているが、細胞のほうでうまく糖もインスリンも使えない状態です。高インスリン血症になり、膵臓が弱って高脂血症、高血圧、動脈硬化の要因になります。

原因は肥満だと考えられ「これ以上脂質は必要ない」とという理由で筋肉、肝臓、脂肪細胞が糖の吸収を拒否(抵抗)しているとされています。遺伝、ウイルス、肥満、運動不足、脂ものの取り過ぎ、ストレスなどが原因と考えられます。

太ると糖尿病になるよ!というのはこれが原因のものです。膵臓と遺伝病の場合は必ずしもそうとは限りません。インスリンを分泌すると膵臓は疲弊するので悪化すると糖尿病も悪化します。

・インスリンに異常はないが、急激な糖の取り過ぎによる高血糖

高血糖といっても必ずしも糖尿病とは限りません。

インスリンがちゃんと分泌されていてもあまりにも大量の糖をとり続けていれば当然血中に糖が満たされます。一時的であっても高血圧になってしまいますし、インスリンが大量に分泌されることで一時的な高インスリン血症と、反動による低血糖の症状がでてしまいます。これはインスリンがでてこない糖尿病にはない症状です。

またインスリンの分泌は時間帯によって異なります。朝や15時に多くのインスリンが分泌されるので朝は炭水化物をとり、お菓子を食べるなら午後の3時にしておきましょう。毎日決まった時間に食事をとればインスリンの分泌もそれに連動していきます。あまり食事は不規則にとらないほうが良いです。

また運動することでインスリンの活動を活性化できますので、運動不足も高血糖の原因になります。

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高血糖の症状

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高血糖の症状は糖尿病のサインの可能性があります。

糖尿病でなくても高血糖の症状がでますが、どちらにせよ血管が詰まりやすくなってしまったり、カリウムなどの電解質の乱れによって軽い神経障害を起こしたり、眠くなったりします。また糖尿病でない人に限っては反動で低血糖に陥ってしまったりするので良い状態ではありません。

糖は体に必要な成分ですが、不規則に大量に食べると普段以上に高血糖になり血圧が上がってしまいます。特に高血圧が疑われる人は高血糖になることは避けるべきです。

また自律神経失調症といわれている人の原因の一つである可能性が指摘されます。自律神経失調症は「原因がよくわからない病気」です。手あたり次第原因をつぶしている人は、高血糖→高インスリン血症→低血糖→繰り返しの悪循環を疑ってもいいかも知れません。

高インスリン血症(高血圧)

インスリンが分泌されると腎臓内の電解質(カリウムやナトリウムなど)を体内に戻す働きもします。血中の電解質の量が増えてしまうと血液の水分が増えて血圧が上がってしまうのです。高血圧が原因で血管は傷つきやすくなり、動脈硬化を原因とする様々な合併症(網膜障害、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)を引き起こします。

また電解質の過不足によって神経に障害がでて、ゆっくりと筋力が低下します。動脈硬化より先にこの症状がでやすいです。最悪の場合そのまま呼吸障害を起こしてなんの処置もしないと死亡してしまいます。

糖尿病は、この状態が長く続くことで合併症のリスクが上がる病気です。

異様に喉が渇く

糖尿病の初期症状として有名です。血糖値が高くなると血管内に水分が増え、腎臓に入る水分も増えることで排出量も増えます。そのため脱水を起こすので喉が渇きます。脱水症状も起こしやすい状態です。

全身がだるくなる

糖尿病の初期症状として有名です。インスリンが分泌により、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど神経伝達に必要な物質のバランスが崩れ、全身がだるくなります。

マグネシウムとカルシウムは筋肉の収縮にかかわり、ナトリウムとカリウムは神経の伝達にかかわります。

腹痛、下痢、嘔吐などの消化器官の不調

糖尿病の初期症状として有名です。これも高血糖によるナトリウム、カリウム、など神経伝達に必要な物質のバランスが崩れます。腕や足の筋肉以外にも胃などの内臓も運動しています。

低カリウム症、高カリウム症を引き起こすことで、内臓も動かなくなってしまいます。悪化すると心臓が動かなくなる場合もあり、心筋梗塞と違い痛みのない「無痛心筋梗塞」も起こします。

腎機能悪化・腎不全

糖尿病3大合併症の一つとして有名です。

糖尿病はカリウムが不足する病ですが腎機能が悪化するとカリウムを排出できなくなります。高カリウム血症を起こし、運動神経に異常をきたします。手に力が入らなくなったり、麻痺したりします。心停止する場合もあります。

糖尿病になるとカリウムの摂取を控えるように言われます。糖尿病を放置することで腎機能悪化だけではなく、完全に機能を失う腎不全になる危険があります。

糖尿病で腎臓の機能が低下するメカニズムはまだわかっていませんが、血管の問題の可能性が高いようです。

神経障害

糖尿病3大合併症の一つとして有名です。

高インスリン血症のカリウムなどの電解質の乱れが悪化した状態と考えてよいです。体中の筋肉が少しずつ力を失い、腕、足だけではなく、胃、心臓、呼吸、の力が弱まって最悪の場合停止します。

網膜症

糖尿病3大合併症の一つとして有名です。

血管の詰まりによる合併症と神経障害の合併症で目に障害がでてきます。網膜には細かい血管が通っており、そこにつまりや腫れが起こることで視覚内に傷がはいってしまう白内障、目の筋力がなくなって焦点が合わなくなる眼筋麻痺などを起こし、最悪の場合失明します。

糖尿病昏睡・高血糖昏睡(ケスアシドーシス昏睡)

インスリンがでないタイプの1型の糖尿病に多いですが、2型の糖尿病でも見られます。インスリンの不足によって血液が酸性(ケスアシドーシス)になります。酸素利用率が上がり、呼吸困難に陥り、そのまま放置すると昏睡状態に陥ります。

だるさ・眠気

糖尿病でなくても、高血糖であれば感じます。正常な人であれば、食べ過ぎた食後2時間は眠くなるものですが、糖尿病の場合眠気がずっと続きます。

残業中、集中力がないからと言って夜中に甘いものを食べても逆効果かも知れません。夜中は特にインスリンが出にくいのです。

反動による低血糖(それによる自律神経失調症)

高血糖を解消しようとしてインスリンが大量に分泌されます。糖尿病ではない人であればこれで高血糖は解消されますが、反動で低血糖の症状がでる人がいます。

低血糖になると、空腹を感じ神経の間でアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは活発になる反面イライラしやすくなってしまう神経物質です。なんともないのに危機感を感じ、焦りを覚えます。

そして空腹のせいでまた糖分をとって高血糖になってだるくなる・・・という悪循環に陥ります。この気分の障害が「自律神経失調症」を引き起こしている一因かもしれません。

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高血糖を防ぐには?

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1型の糖尿病の場合、今のところインスリンを注射するほかありません。2型糖尿病の場合、体脂肪率を減らすダイエットや食事療法や膵臓の回復で改善される可能性があります。病気の場合は治療と食事や運動など生活に気を付ければ対処が可能です。

しかしインスリンが正常に働いていても食事のとり方に問題がある場合、高血糖になります。

高血糖になると膵臓が疲弊することで2型の糖尿病になってしまうリスクが上がります。血管にも負担がかかります。

糖尿病でなくても高血糖には注意しましょう。

インスリンがでない時期に吸収されやすい糖を大量にとらない

「吸収の良い糖って何?」と思われると思いますが、吸収されやすい糖とは「口に入れてすぐ甘みを感じるもの」です。直球なところではグラニュー糖などの砂糖です。チョコレートなどのお菓子もそうです。

逆に吸収されにくい糖は、ご飯や野菜に含まれる炭水化物です。でんぷんはよく噛んで唾液で分解されることでやっと糖に変わってそのあと吸収されるので、血中の糖の濃度が急激に上がりません。

インスリンがでる時期とは糖が不足する時期です。お腹が減ったとき、糖を大量に使うような運動や頭脳労働をしたとき、また朝や15時になるとインスリンが増えます。

朝の時間帯や運動してすごく疲れた時に甘いものを取るのはよいのですが、特に運動していない深夜に甘いものを食べるのはおすすめしません。

食事を不規則に取らない

インスリンが分泌される時期は体内時計によるところがあります。その人の毎日食事をとる時間に合わせてお腹が減り、インスリンがでてきます。

一般的に朝と15時が糖が吸収されやすい時期といわれています。3時におやつを食べる、という行為には意味があったのですね。

肥満体にならない

高血糖だけではなく、2型の糖尿病の原因になります。インスリンが血液の中にあるのにインスリンが使われない、という高インスリン血症になって、動脈硬化、神経障害を引き起こしてしまいます。

痩せすぎもいけませんが、健康診断で「肥満」と言われてしまったらダイエットすることをおすすめします。

継続的な適度な運動をする

運動することによって糖が消費されます。肥満体になることを防ぐのにも適度な運動が必要です。筋肉細胞は糖の消費を高めますので、高血糖を予防してくれます。

筋肉をつける筋トレと血行とリンパの流れが良くなるストレッチをバランスよく行いましょう。

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まとめ

高血糖は糖尿病が原因とは限りません。誰でもインスリンが出にくいタイミングで糖を大量にとって運動をしなければ、一時的に高血糖になることがあります。

高血糖は血圧が上がって血管に負担をかけたり、体内の電解質のバランスが崩れやすくなってだるさを感じたり、インスリンを過剰に分泌させることで膵臓に負担をかけてしまいます。

またインスリンが正常に出ている人に限っては急激にインスリンがでることで低血糖になり自律神経失調症になることがあります。

高血糖を防ぐには、急激に甘いものをとらない、食事は決まった時間に取る、肥満にならないようにする、適度に運動をすることで予防が可能です。

社畜と呼ばれる人は不規則な時間帯にご飯を食べやすいですし、体に負担をかけがちです。この上、深夜残業で元気になろうと思って夜中にとった糖分で高血糖になって動脈硬化を起こして・・・ということもあり得ます。身体にはお気をつけて・・・

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