恐妻家の男性はたくさんいます。
普段会社では偉そうにしているあの人も実は恐妻家で、家では奥さんに頭が上がらないとか、ワルそうに見えるあの人も家では奥さんにしかられているなんて状況かもしれません。
恐妻家になる男性の特徴、恐妻になる女性の特徴、恐妻家でも夫婦円満の秘訣などをまとめていきます。
この記事の目次
恐妻家とはどんな人?恐妻家って何?
恐妻家とは、恐妻を持つ男性のことです。簡単に言えば、奥さんに頭が上がらない男性のこと、奥さんを恐れる男性のことです。
しかし、恐妻家の男性が必ずしも全員奥さんを恐れているわけではありません。もともとの恐妻家の意味からはずれていますが、奥さんのことを尊敬し、尽くしている男性も周囲から見れば恐妻家と呼ばれる場合があります。
恐妻になる女性の特徴や心理とは?
恐妻になる女性のタイプにはいろいろな種類があります。恐妻となる女性は、夫にいろいろなことを強要したり、家庭内のルールを勝手に決めたりします。
どんなタイプの女性が恐妻となるのでしょうか。恐妻になる女性の特徴や心理をまとめていきます。
恐妻になる女性はとても気が強い
恐妻になる女性は、非常に気が強いことが多いです。恐妻と言われるくらいですから、恐れられる女性なら当然気が強くないとなれません。鬼嫁ということばもありますが、それに近いかもしれません。
「誰にも負けたくない」、「常に自分が一番でないと気が済まない」、「負けず嫌い」であることが多く、旦那である男性にも遠慮なく、好きなことをずばずばといいます。そんなふうにずばずばと強気で言われて、夫は何も言い返せず、何かを言い返してもさらにがんがん言われることで、話す気力もなくなります。
そのため、普段から妻の顔色を伺って生活しなければならなくなり、恐妻家となります。このタイプの女性の場合、男性は離婚届を出すことすら自由にできない可能性があります。
恐妻は権利意識が強く、男女平等に敏感!
恐妻となる女性は、男女平等の意識が人一倍強いことが多いです。もちろん、男性と女性は平等でどちらが偉い人間と言うことはありません。それとは別で、男性を立てたりする気持ちが薄いことが多いです。たとえ専業主婦で経済的には夫の収入に依存していたとしても、妻側はそれについて気後れを感じたりすることもなく、言いたいことを言います。
そのため、奥さんに強く言えず、恐妻家となる男性がいます。このタイプの女性は男性の浮気には厳しいです。
独自のマイルールがあり、それを貫き通す!
恐妻となる女性は、自分の中に自分のルールをしっかり持っていることが多いです。そして、そのルールに少しでも外れたことは許せない性格で、ルールから逸脱した行為などに対して激しい怒りを感じます。
また、自分のルールを夫に押しつけることもあり、仕方なく考案者である妻に従うと、それがいつの間にか当たり前となり、妻のルールで事が運ぶことが少しずつ多くなります。そうして、恐妻家ができあがります。
どんなことでもはっきりと物を言う性格!
恐妻となる女性は、いつでも、どんなことでもはっきりと物を言うことが多いです。家庭では、場の空気を読んで発言したり、夫の気持ちを考えて言いたいことを我慢するのではなく、言いたいことを言いたいときに言いたいだけ言う性格です。
何事もはっきりと遠慮なく発言する反面、言えない状況が続くと、イライラしたり、機嫌が悪くなったりします。イライラがたまると爆発してしまうので、注意が必要です。
自分の思い通りに物事を進めたい!
恐妻となる女性は、何でも自分の思い通りに物事を進めたいと強く思っています。自分の思ったとおりに物事が進まないと、気が済まない性格です。「自分はこういう風にして、こんなイメージですすめたい」とか、「こういうやり方じゃないと絶対嫌」などといったわがままを通そうとします。
たとえ、夫がいさめたとしても聞く耳を持たず、頭ごなしに怒鳴り、夫が折れるまで終わらないことが多いです。モラハラ妻ともいいますが、このタイプの場合は男性は妻の言いなりとなりがちで、恐妻家へとなります。
短気ですぐ怒り、ヒステリーやかんしゃくもある!
恐妻になる女性は、怒りっぽい性格が多いです。怒りっぽいと軽く書きましたが、普通の怒りっぽい性格程度ではなく、かなりのかんしゃく持ちであることがあります。ほんのささいなことでも、かっとなったりイライラしたりして、時には暴言を吐いたり物にあたったりすることがあります。
気が短く、自分の感情を理性でコントロールできないレベルの人もいます。言っていることの意味が通じない場合や質問も受け付けない状態など、とても感情的な性格です。このタイプの場合は、男性側が気悪恐怖症になってしまう可能性もあります。
自信がなく、実は心が弱い!
恐妻となる女性は、夫の前ではいつも強気で自信満々に自分のやり方を貫き通しますが、いざ外に出ると意外と自分に自信がなく弱気なことが多いです。自分に自信がない理由は人それぞれです。容姿に自信がない人もいれば、学歴にコンプレックスを感じていることもあります。
理由は何であれ、自分に自信がなく外では強気に出られない分、家の中では好き放題自分のやり方を貫き通します。そうして、恐妻家となるのです。
自分の好きな人ではなく、自分のことを好きな人と結婚する!
恐妻となる女性は、自分の好きな人ではなく、自分のことを好きな人をパートナーに選ぶことが多いです。そうすることで、女性側のやり方で、好きなようにいろいろなことを進められます。
また、理不尽な要求やわがままを言っても、それをある程度は許してくれる可能性が高くなるからです。
トイレでは必ず座って用を足すことを強要する!
恐妻となる女性は、自分のルールで家庭内を仕切ります。そうすると、女性目線のルールが家庭内では基本となります。トイレは、原則男性も座って用を足すことが義務づけられることが多いです。
男性は、通常立って小便をしますが、そうすると跳ね返りなどでトイレが汚れやすくなってしまいます。それを防ぐためにトイレでは座って用を足すことをルールとするのです。
夫の物は自分の物、自分の物も自分の物!
ドラえもんのジャイアンではありませんが、恐妻となる女性は、家庭内は自分の物で自分の物も当然自分だけの物だという考え方です。おおっぴらに言わなくても、言葉や行動の節々に感じられることが良くあります。
家事の配分が極端で不公平!
恐妻となる女性は、夫である男性に家事をやらせます。当然男女平等の世の中ですから、公平に家事を分けて、スムーズな家庭生活を行えばいいのですが、家事の配分が極端で不公平であることが多いです。
仕事から帰ってきてもウチで家事をやらされ、休みの日は休みの日で当然家事をたくさんやらされます。男性も家事をやっていれば、妻に文句を言われる悩みもなくなるので、何も言わずにこなしてしまう人がいます。そうすると、結果的に結構な割合で家事をやらされていて、不公平感を感じることがあります。
仕切りたがり!リーダータイプ!
恐妻となる女性は、なんでもどこでも自分で仕切るのが大好きです。リーダーシップがあり、人をまとめる素質を持つといういい見方もできますが、どこでもでしゃばってしまうという見方もできます。鍋奉行的な感じでしょうか。男っぽくて自立した女性にも良く当てはまります。
結婚後に豹変するタイプの女性も多い!
結婚前までは、すごくおしとやかで控えめだった女性が恐妻となるケースもたくさんあります。結婚して、自分がしっかりしなければならないという自覚ができて、恐妻となるパターンもありますし、結婚前にはかなり猫をかぶっていた可能性もあります。
また、結婚ではそれほど変化に気づかない程度の場合も、子供ができて豹変するタイプも多いです。子供ができるまでは、夫にべったりだったり、優しい奥さんだったりラブラブだったのに、子供ができたとたん、夫のことはまったく構わず、いやむしろ邪魔者扱いになってしまうこともあります。
恐妻家となる男性の特徴!恐妻家になりやすい男性とは!
恐妻となる女性の特徴はたくさんあります。恐妻家は女性だけでなく、既婚男性側にも問題がある場合があります。
それでは、恐妻家となる夫側の男たちはどんな特徴があるのでしょうか。恐妻家となる男性側の特徴をみていきましょう。
気が弱い!おとなしい性格の男性
恐妻家となる男性は、気が弱くおとなしい性格の人が多いです。そりゃそうですよね。恐妻となる女性に対して、頭が上がらず尻に敷かれているのが恐妻家ですから、もっともなことかもしれません。
仕事でもプライベートでも、公私共にあまり積極的な方ではなく、恐妻に背中を押してもらって妻の指示に従うタイプとなります。
草食系男子!女性的な性格の男性!
草食系男子という言葉はいつ頃から出てきた言葉なのでしょうか。現在ではすっかり定着していて、一定層の男性が草食系男子となっています。
恋愛に対しても消極的で、中には女性にあまり興味がなかったり、恋愛自体を面倒だと思ったりすることもあります。草食系男子は、内気なため、引っ張っていってくれる恐妻と相性がいいことがよくあります。
精神年齢が低い!子供っぽい男性!
恐妻家となる男性は、精神年齢が低く子供っぽい性格の男性が多いです。恐妻が家庭内の主導権をほとんど握っているので、子供っぽい男性が奥さんの尻に敷かれるのは当然と言えるかもしれません。
しかし、子供っぽい男性は素直な面も持ち合わせています。子供は親に反抗しますが、最終的なところではやはり親の言うことを聞いて、親のやり方に従うことが多いですよね。そうやって恐妻家は出来上がり、恐妻家でもうまくやっていける家庭となるのでしょう。
いつもにこやかで明るい性格の優しい男性!
恐妻家となる男性は、いつも朗らかで苦しいときにも笑顔を絶やさず、明るい性格で基本的に優しいおとなしい性格が多いです。いつもにこやかなので、周りのみんなにも比較的すかれていることが多いです。
奥さんが怖くて怒っていても、にこやかな夫の笑顔を見ることで癒されて、精神的にリラックスできる効果があり夫婦円満になりやすい性格です。
自分ひとりで決断できないタイプの男性!
恐妻家となる男性は、自分ひとりでいろいろなことを決められない性格が多いです。服を買うときも食事を決めるときも、人生で大切な決断をしなければならないときも優柔不断ですぐに妻の意見を尋ねて頼ってしまうことがあります。
こういった性格は、恐妻家となりやすい性格だといえます。
甘えん坊な年下男性タイプ!
恐妻家となる男性は、甘えん坊な人が多いです。兄弟で言うと末っ子タイプで、周りにかわいがられてちやほやされて育ってきたので、妻にも頭が上がらないのです。
年上女性などで奥さんが甘えん坊の男性を好きな場合もあります。
趣味といえるものがなく趣味があってもお金がかからない!
恐妻家となる男性は、趣味といえるものがあまりない場合があります。趣味があったとしても、お金のかからない趣味で、お金は妻がほとんど使っているなんてこともよくあります。
奥さんにとって、お金のかかる趣味を持っていない男性は、お金のかからない男性となります。そうすれば、自分の好きなように家計を運営して行けますし、自分のために使えるお金も比較的多くなります。
誰かについていくのが好きな男性!先頭を歩かない男性!
恐妻家となる男性は、自分が先頭を歩かず、誰かの後を付いていくのが好きな人が多いです。仕事でもリーダーシップを発揮するタイプではなく、誰かの指示に従って黙々とこなしていくことを得意とする人が多いです。
そのため、家庭でも妻に強く主張されたり、指示されることにもあまり抵抗がなく、従ってしまいます。
恐妻家は悪いことばかりではない!恐妻家でも夫婦円満!
恐妻家の特徴、恐妻となる女性の特徴を見てきましたが、なんだか悪いことばかりで、恐妻というよりも悪妻という方がぴったりくるなんて思った方がいるかもしれません。
しかし、恐妻家は決して悪いことばかりではありません。むしろ、恐妻家の方が夫婦円満で、うまくいっているなんて家庭はたくさんあります。それでは、恐妻家として夫婦円満でうまくいく秘訣は何なのでしょうか。
夫は妻の尻にうまく敷かれればよい!
恐妻家で、妻の尻に敷かれていて大変だなあとか、かわいそうだなあなんて思われるかもしれませんが、うまく妻の尻に敷かれてあげるのも立派な夫婦円満の秘訣の一つです。恐妻家という言葉のために、無理矢理いやいや尻に敷かれているように感じるかもしれません。しかし、実際には賢い男性は、妻を敬って小さな事や家庭内のことは妻のやり方に従って妻を立ててあげているのです。
恐妻家の方が出世する可能性が高いなんてことも言われていますが、これはあながち間違っていないのかもしれません。家庭内のことは妻に任せることで、仕事に専念できますし、うまく妻の尻に敷かれてあげられる度量のある男性が仕事が出来ないわけがないという考え方も出来ます。
精神年齢を低くして、子供っぽいところを素直に出す!
男性は、いつの時代もいくつになっても子供の部分を持っています。悪く言えばガキなのですが、それでもやはり男性の子供の部分は大切であり、子供のように素直に好きなことに集中して取り組んでいるときは非常に楽しいものです。精神年齢を無理して高く保つ必要はないのです。
もちろん、仕事や家庭外ではそれなりに大人の所作が必要ですが、家庭内では自分の趣味や好きなことに没頭し、子供のように夢中になってもいいのです。
気をつけなければならないのは、好きなことに夢中になるのはいいのですが、奥さんを置いてけぼりにしたり家事を全く手伝わなかったりすることがいいと言うわけではないです。しっかりと、女性を立てながら自分の時間も大切にするのが大事です。
できるだけ自分が折れる!自分が正しくても主張しない!
恐妻は、自分の意見を決して曲げませんし負けず嫌いです。そんな相手に対して、男性側も面と向かって強気で意見を戦わせれば、衝突するのは目に見えています。奥さんを立ててあげて男性側から折れてあげるべきです。
そうすれば、夫婦関係が円満になる第一歩は成功です。妻を立てるといっても、別に奥さんに絶対服従で何でもかんでも言うことを聞いてあげるという意味ではありません。言うべきことは言って、でも折れるところでは折れて妥協点を見出してあげるという意味です。
人の話を聞くのが上手になれ!聞き上手な男性は夫婦円満!
恐妻家となる男性は、人の話を聞いてあげるのがとても上手な人が多いです。いわゆる聞き上手という人で、なぜかあの人に話をするととても楽しくて何でも話してしまうという人はあなたの周りにもいませんか?恋愛相談や人生相談などをされるタイプです。
聞き上手な人は、人の話をただ聞いているだけではなくて、いいタイミングでうなずいたり、あいづちを入れたり、自分の意見を少しだけ入れたりすることができます。そういう人は、奥さんとなる女性も話すのが楽しくなり、恐妻家でも夫婦円満になる可能性が高いでしょう。
相手に必要以上に干渉しない!時には無関心もいいこと!
恐妻家となる男性は、妻のことが大好きで、怒られても理不尽なことを要求されてもいうことを聞いてしまう傾向があります。そして、大好きなために妻の方ばかりを見てしまう傾向にもあります。
しかし、夫婦円満でいるためには、お互い相手に必要以上に干渉しないことも大切です。いつも妻の方ばかり見ていないで、たまには、自分のことを気にしてみましょう。時には、妻に無関心でもいいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。恐妻家となる男性、恐妻になる女性の特徴、恐妻家でも夫婦円満でいるための対処法を見てきました。
いろいろな夫婦の形があっていいですし、恐妻家がよくないということはありません。
恐妻家でも仲いい夫婦もたくさんいますが、恐妻家がいやな人は、少しでも対処法を使ってよりよい家庭を築く参考にしていってください。
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