再婚して幸せを勝ち取った人は沢山いるでしょう。現代はシングルマザーが再婚をして、幸せな家庭を築いている人たちが沢山います。
昔のように女性がかなり我慢して、子供を育てる時代は終わったようで、我慢するより自分のプライドを保って離婚する方が多くなっています。
現代は義理の姉、妹、両親など皆さん若いですし、再婚するにしてもそのような人間関係を上手くコントロールしていけるかもポイントとなります。
そして、親戚関係の人間関係を無事にこなしていくには、かなりのエネルギーが必要となってくるでしょう。
しかし、現代は核家族が主流になっているので、昔ほど親戚関係が盤石なものではないのが実情なので、昔ほどはエネルギーを費やさなくてよいかも知れません。
再婚した人が幸せになれるか、なれないかの違いはどこにあるのか記事にしてみました。
離婚・再婚について
「幸せな結婚生活を夢見て結婚しました」しかし、「お互い意見の不一致で離婚しました」という方たちが増えてきています。
離婚理由は個人にとってはとても耐えることのできない原因かも分かりませんが、しかし、昔に比べて自己中心的な考えが増えてきたことは確かではないでしょうか?
離婚は3組に1組
日本の現状を見ていると、同居年数10年未満の結婚生活を破たんにしている夫婦の離婚率は1000人対1.77件となっています。ちなみに結婚は1000人に対し5.2件です。
このことから3組に1組が日本では離婚し、アメリカでは2組に1組が離婚しています。世界の主要国の離婚率はロシアが1位でアメリカが2位となっています。日本は6位です。
再婚は4組に1組
日本では約70万組のカップルが結婚し、約25万組が離婚している現状です。70万組の四分の一がどちらかが、また、両方が再婚者です。
失敗しこの先一人で生きていくのに不安を感じる人が多いです。生活費や息子の将来などを考えるとやはり再婚して、安定した家庭を築きたいというのはマトモな考えでしょう。
離婚を一回して、また、離婚を繰り替えす、いわえるバツ2の人が50%いるといわれています。
現代ではバツイチ男と、シングルマザーがとても増えています。また、生計が維持できる人たちの独身男女が増えているのも確かです。
生涯未婚率は1955年には男性1.5%・女性1.5%でしたが、2010年には男性19.1%・女性10.0%、2030年には男性29.5%・女性22.6%になると推測されています。
価値観の変化で離婚
昔では本当に考えられなかったようなことが現在では普通になりつつあります。それは、女性の地位が向上したことにもつながるのではないでしょうか?
昔は離婚すると白い目で見られていました。中々今のように離婚した女性の方が人生経験が豊かで包容力ができているので、あえて離婚女性を選ぶ男性がいたとは考えられません。
結婚しても自分を失わず子供を立派に育てることは、とても大切なことです。また、男性の考え方も変わってきたようで、とてもよい傾向になりつつあります。
子供に離婚再婚の苦労をさせない
しかし、そのような中、子供が一番苦労を強いられているように私には見えます。相手にとってどんなに嫌な妻や夫でも、子供にとっては大切なお母さんであり、お父さんであることは変わりありません。
それを大人の都合で子供にストレスを与える行為が、教育上よいとは考えられません。私は人間だから、自身の自由を求めて何が悪いと考えられる人もいるでしょう。
しかし、子供を一人生んだ以上はその子供に責任があるということを、考えることができなければ人間ではありません。子供を産めば男女ともその子供に責任があることを忘れてはいけません。パパ・ママになった時の最初の喜びを忘れないで、子供達の子育てによい再婚をしてほしいものですね。
そのためにも大人は自分の好き嫌いはともかく、子供がある程度成長するまで離婚による苦労を感じさせないのが子供の親といえるのではないでしょうか?
中には私も親が私の小さいときに離婚したという人もいるかも知れません。しかし、多くの人たちは自分の親は離婚しなかったが、自分はストレスが耐えられないから離婚するというのでは子供たちは一体どうしたらよいのでしょう。
大人には子供を守る義務があります。子供が再婚相手を好きになる人と再婚してほしいですね。子供が好きになる再婚相手は、自分を幸せにしてくれるはずです。
再婚する時の注意点として、次のようなことがあります。
- 子供に前の父親・母親と、今のパートナーとどちらがよいか評価させない
- パートナーには女性・男性というだけでなく、親であることを理解してもらう
ステップファミリーには、子供に対しての配慮や工夫が大事で、子供を連れている親は子供を守れるのはその親だけでしかないことを自覚してほしいですね。
バツイチ子持ち女性と再婚の男の本根
それではバツイチ子持ちの女性と再婚した男性の本音をご紹介します。質問に対し初婚の男性が義理親としての気持ちを語っています。
【プロポーズに至った理由はなんですか?】
当時、長男の習い事(サッカー)の世話や日常の育児をこなしながら、職場でも手際よくて定時に上がれるように仕事をバリバリこなす姿に惚れてアタック。
付き合うときも「うちはうちの子優先、あんたは2番目だから」ってズバっと言われ、俺が好きな人は母ちゃんなんだってわかってた。
だから遊ぶときも、子連れで1人では連れて行くのが大変そうなところにあえて連れ出したりして、血のつながりはなくてもちょっとずつ親父の気分になってた。
で、2年無事に捨てられずに過ごせたから、そろそろ家族にしてくださいって下からお願いしました。(笑い)
【再婚した今、どんな思いですか】
長男は中学生で夫婦の間に生まれた次男をかわいがってくれるし、俺とフットサルやってくれる仲は健在。
相変わらず奥さんは母ちゃんで大変そう。役に立っているか分からんけど、役に立っていたらいいな。うちはかかあ天下だけど不満はないです。
このような意見を見ていると、やはり、男の人がかなり大人ですね。義理パパでも男性が子供のことを思って子育てしてくれるのは本当にありがたいです。子供好きの相手ならお互い上手くいくのかも知れません。
かかあ天下について
「家庭はかかあ天下の方が上手くいく」という昔からいわれていましたが、家庭をかかあ天下にできていることは、すなわち男性が大人だということですね。
男性は要所、要所で口をだしても、余り細かいことには口をださないことが、家庭を円満にやれるコツかも知れません。
何よりも子供にとって幸せなことは、夫婦関係が仲良く行くことで夫婦が喧嘩をしているのを子供が見るのは耐えられませんし、夫婦生活が円満なら子供も安心感がえられます。
家庭のことにいちいち口を出されると、女性としてもやり難いですね。でも、そのような時はパパはすごいから私の代わりにやって、といってやってもらうことが、いつしか男性も納得し、女性もやらなくて済んで結局は上手くいくのかもしれません。
女性は一人で抱え込まず協力をしてもらう
女性はできるだけ自分で抱え込まず、気持ちよく協力してもらうのがよいのかも知れません。以前私がある家庭で泊まったときに、会社に行く前に旦那さんが布団の上げ下ろし、掃除をしているのを見て私がビックリしたことがありました。
しかし、奥さんは「いいの、自分の好きなようにやるから」といって「うちのパパは私がやると気に入らないから」と平気な顔で自分はお勝手だけをやっていました。
それを見てなるほど、男性に気持ちよく協力してもらうにはおだててやってもらうことが一番お互いがストレスが湧かないのだな?と感じたことがありました。
再婚して幸せを掴む人
再婚して幸せを掴む人と掴まない人の差はどこにあるのでしょう。
その差は離婚の経験を生かして反省することができ、再婚に生かしきれるかどうかではないでしょうか?
離婚の経験から学び取る
離婚という大きな仕事を成し遂げる前は、結婚という幸せな時期がありました。結婚して自分が描いていた想像の世界とは大きくかけ離れていました。
そして、お互いが理解し合えないところまで追いやられ、結局離婚という仕事を成し遂げなければならなくなりました。
結婚は恋愛と違ってよいところも、悪いところも全て見せてしまう共同生活が行われ、家庭という共同作業を行います。
ですから自分の好き勝手なことはできません。また、家風が違うと食べるものから違ってそのことで、一つ一つ喧嘩をしていてはお互いの理解ができなくなってきます。
お互いの気持ちが離れることは、些細なことから始まることが多いです。喧嘩が多くなってお互いを信頼できなくなってしまえば離婚します。
しかし、離婚経験者は自分勝手なことをしたら、結婚生活が成り立たないことが解っているので、再婚相手がみつかれば、相手のよいところばかりを見つけるようになります。
再婚して幸せな家庭を築いている人は、離婚の経験を反省し反省点を次の再婚に生かしきれている人です。
外見より内面に目を向ける
最初の結婚では外見や、年収、センスなど見た目を重視して決めますが、再婚相手になるとそのような価値より心の優しい人を選びます。
結婚は恋愛とは違う毎日一緒にいて疲れない人を選ぶことが離婚した人にはできます。初婚のときから相性が合えばそれはそれでよいのです。
離婚の道を選んだ人は再婚相手は見た目より心根の優しい人が良いということが解る人です。そのため、自分との相性と心の優しさを自然にチェックできるのです。
同じ価値観の人を選ぶ
離婚の一番の理由は性格の不一致です。最初の結婚では上にも書きましたが外見のみの感覚で相手選びをしています。
しかし、再婚した人たちは自分と価値観が同じ人を選ぶと幸せになれることを知っています。価値観の違いは毎日の生活の中でとてもストレスになります。価値観の違う人と一緒に暮らしていると、喧嘩が絶えなくなってよほど手綱を上手に引き締めないと離婚という形にもなっていきます。
お互い尊重し合える価値観を持っているか?自分と価値観が似ているかなど離婚した人たちは再婚相手にそのような点をチェックすることができるのです。
バランスをとって自分の時間を確保する
結婚生活を長くできている人は、自分の時間を大切にしている人です。主婦という仕事をこなしながら、自分の時間の友達や趣味の時間を持っている人です。
自分が自分の時間を持ち、趣味や友達とのコミュニケーションができるということは、相手にも自由な時間を与えているということです。
自分の時間が縛られたり、強制されたりすると、身動きが取れなくなって喧嘩が絶えなくなってきます。
自分が自分の自由な時間を持つことで、相手にも自由な時間を与えることができます。
再婚するときに重要視するポイント
再婚は転職と似ているところがあります。最初に働く会社と自分がマッチする可能性は低く、現在は70%の人が転職をしている時代です。
この転職者にも2つの種類があって
- 何度も何度も転職を繰り返すタイプ
- 転職1つ目で合う会社を見つけるタイプ
転職事情も婚活事情も同じです。1つ目の転職で自分に合うポイントは再婚も同じように考えられます。その3つのポイントとを紹介します。
自分の好きなタイプで選ぶ
何度も転職を行う人はAが合わないからB、Bが合わないからC、Cが合わないからDと会社を自分が合うのに働いて見てから決めているタイプの人です。
1つ目で合う会社を見つけるタイプの人は、以前の経験を生かすことのできる人です。
以前の仕事は好きだったが決定的な欠点があったので辞めました。転職する時は以前の経験を生かして、前の会社と同じような会社を選び、前よりも欠点が少なかったので選んだということです。
転職も再婚も同じで何度も再婚を繰り返す人と、1度目の再婚で幸せな再婚ができる人の違いは、以前の離婚の経験が生かせるか生かせないかにかかっています。
育った環境で選ぶ
会社を選ぶときも自分がその会社の社風に合っているか色々研究して選ぶことが大切です。そのように決めてもいざ働いたら自分に合わないこともでてきます。
まして外見だけを見て会社に入れば、自分の考えと社風が合わないことでストレスを感じて結局会社を辞める結果になります。
再婚も同じで色々相手の育った環境をよく見て、それで自分と環境が同じかどうか見極めて選ぶことが大切です。環境が違う者同士でも、うまく結婚生活を送っている人もいます。一概に環境が同じでないと衝突が起こるとも思えません。
しかし、結婚となると相手の家庭だけでなく、親戚筋も入るので中々難しいものがあるのは確かでしょう。
都会育ちと田舎育ちでは、やはりぶつかるものがあるでしょうね。それは、都会育ちはどうしても個々の家庭が中心ですが、田舎では親戚が多くを占めていて、それで衝突することもよくあります。
義理親・義理姉妹・義理兄弟には注意を
再婚もそうですが、結婚しても何が夫婦のいざこざの原因になるのかは、この義理両親・義理姉妹・義理兄弟が自立した人間でないと、何かことが起こると人間関係が崩れてしまします。
兄弟姉妹の中には、結婚しても親に頼ろうとする人たちがいます。それが夫婦間のいざこざになることが一番多いです。
そして、兄弟姉妹が中が悪くなっていく原因となります。義理両親たちは我が子が困っている時は、助けようという気持ちが働くので余計話がややこしくなることがあります。私の友達で彼女が結婚して子供一人を残して旦那に早死にされ、親元にお金の工面に行ったときに親は「貸すお金はあっても貸さない」といって貸してくれなかったそうです。
しかし、彼女はその親の言葉を励みに頑張って仕事を続けることができました。「獅子の子落とし」という諺がありますが、子供が困っている時に貸さない親は、貸す親より心の中は苦しいものがあります。
その後彼女は再婚し相手の子供と自分の子供を育てましたが、やはり、また離婚しました。そして一人で謳歌しています。
金銭感覚が同じ人を選ぶ
リスクを取れる考えか、堅実型でコツコツ溜めるタイプかそれは育った環境にもよります。金銭感覚は二人で話し合って決める方が良いように思いますが、それについては交際中に彼女のお金に対する考えを聞いていた方がよいでしょう。
コツコツ方とリスクをとる方とどちらが間違っているというものでもありませんが、金銭感覚に違いがありすぎるとストレスが起こるのも確かです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?再婚して幸せを掴むかどうかは、自身の考え方で決まります。最初から結婚相手が悪いと思って結婚する人はいないと思います。
結婚すると色々な問題が出てきますので、離婚する人も現代ではとても多くなっています。子育て費用が出せないからという理由だけで再婚するのは、自分達も子供たちも幸せにはなれなれません。
ですから再度再婚する時は、相手選びに子供に優しい相手を見つけることが、とても大切なことのように思われます。