家族や友人にはけなされることはないけれど、なぜか自分の顔がどうしても好きになれないと、鏡を見るたびに憂鬱になっている方もいるのではないでしょうか。
もちろん他の人達には褒められたりするけれども、自分の顔を見てもどこに褒める部分があるのかいまいち理解できないし、何をしても気に入らない。どうにかしてそれを改善したいと整形手術を考えている人もいるかもしれません。
しかし、実は自分の顔が嫌いになるのには原因があり、それを改善する方法もあります。この記事ではそんな自分の顔が嫌いになる理由と、その克服法を見ていきたいと思います。
この記事の目次
自分の顔が嫌いなのって一体どうしてなの?
自分の顔を見るたびにどうしても気に食わないけれども、周囲の人に聞いても自分と同じ意見を言ってくれる人はあまりいない。でも、それって同情しているだけなのではないかと疑心暗鬼になっている方もいるかもしれません。
しかし、実は、自分自身に悩みや問題があって、自分の顔が嫌いになっている場合があります。それでは早速どういった理由で自分の顔が嫌いになるのかを見ていきたいと思います。
自己肯定感が低く、自分の存在が嫌いだから
自分は何をしても上手く行かないし、自分は他の人と比べても能力がない人間なんだと思っている事はありませんか?
自分の事を認めてあげる気持ちのことを、自己肯定感といいますが、この自己肯定感があまりにも低いと、段々自分の事を下げてみたり、嫌いになっていってしまいます。もちろん客観的に自分のことを見ることができるのは大切ですが、過剰に考えすぎるのはよくありません。
しかし、自分に対する評価があまりにも下がってしまうのが原因で、最終的には自分のことを嫌いになり、嫌いな一部である自分の顔を見るのも嫌になってしまうという場合があります。
顔が自分の好みや、流行にあっていないから
実は、可愛いと思われたり、かっこいいと思われる顔は、時代によって変わっていきます。そのため、実は年齢によっても可愛いと感じる人の顔というのは違ってくると言われています。
顔が嫌いな方の場合、時代に合った自分の好みに合っていないのが原因かもしれません。確かにボサ太眉が流行っている時に、すっと切れ長の細眉だったら、それが自分にどんなに似合っていたとしても、何だか時代遅れで気に入らないですよね。
かと言っても、無理に太くしても似合わないため、ますます自分の顔が嫌いになってしまうかもしれません。自分の顔が何だか嫌に感じる時には、他の人と比べるのではなく、自分の顔で評価できる好きなパーツを映えさせたりすることで、自分だけの美しさを際立たせられるようにしましょう。
悩みがあって解決されていないから
原因はわからないけれども失恋してしまったり、何か対人関係で上手くいかなかったりした時に、原因は自分がそこまで可愛くないからではないのかと考えてしまうかもしれません。
原因は分からないものに対しては、自分が変えられるものより、変えられない物に原因を転嫁してしまったほうが楽な場合があります。特に、自分の顔は変えられないので、自分のせいじゃないと考える事ができます。
そのため、自分の顔のせいで何もかも上手く行かないんだ、だから、私は自分の顔が嫌いだと感じ、元々はそんなに嫌ではなかったのに、段々嫌になっていってしまう場合があると言われています。
顔の一部にコンプレックスがあるから
全体的なパーツを見れば、非常に整っているけれども、どうしても顔の一部が気に入らないという場合も、鏡を見るたびにそこを気にしてしまい、自分の顔が嫌になっていってしまいます。
特に、好きな部分がたくさんあると、嫌な部分に注目してしまいますよね。服などで隠れるならば隠せますが、顔のパーツはメイクでもなかなか隠すことができないため、鏡を見るたびに劣等感を感じ嫌な気持ちになってしまうのではないでしょうか。
そこさえ改善できればもっとよくなるのにと思えば思うほど、実際よりもより悪く見えてしまうのかもしれません。
自分の顔がどうしても受け入れられないのは病気なの?
自分の顔が嫌いになっていってしまう原因を見ていったけれども、私はそういうのではなく、ただ自分の顔が理由もなく嫌いなんだという人もいるかもしれません。特に、小さな頃はそこまで気にしていなかったけれど、段々嫌いになっていってしまい、最近では鏡も見たくないという人もいるかもしれません。
もしかしたら、そういった方は病気を発症している可能性があります。もちろんどこか体の一部が悪い病気ではありません。脳が嫌だと考えてしまうような傾向に陥っているという意味です。
一体どういうことなのか、早速見ていきましょう。
高い理想と自分とのギャップに苦しんでしまう醜形恐怖症
普段からモデルさんなどの整った芸能人を見るのが好きだったり、見る機会が多いと、どうしても普段から人の顔のイメージに対する理想が高くなっていってしまうかと思います。特に日本人は高い鼻や、ぱっちり二重などに憧れていますよね。
憧れているものの、自分の顔を受け入れている人が多いかと思います。しかし、そういった高い理想と自分を比較して、自分があまりにも醜いのではないのかと落ち込んでしまう方がいます。これは、元々自分に対する評価が低かったり、もっている理想があまりにも高すぎたり、完璧主義だったりする場合に陥りやすいと言われています。
自分が醜いと考えるようになると言うことで、段々自分の顔を見るのにも恐怖を感じるようになります。こうなると、醜形恐怖症を発症しているといえます。自分の顔がうつる鏡やガラスなどを避けるようになり、ひどくなると他にも精神病を発症する恐れがあると言われています。
また、人によっては整形を繰り返し整形依存症になったり、過度にブサイクだと感じる人に対して嫌悪感を表すなど人間関係を外見で決めてしまうような心理状態になってしまう場合もあります。
人によってはきちんと治療を受けなければ生活に支障がでてしまう
醜形恐怖症は、醜い自分の姿を見たくないので鏡やガラスなどの反射するものを避けるようになります。そうなると、外に出るのが難しくなり、家に閉じこもりがちになったり、人が皆自分の顔について言っているのではないかと対人関係も難しくなってしまいます。
更には自分の顔をどうにかして理想に近づけるために美容整形を繰り返す特徴もあります。
自分の顔が嫌いだと感じ、それに対して段々日常生活に支障がでてきたり、外に出るのが嫌になってきたりしたら、まずは精神科などを受診してみましょう。治療や心理カウンセラーによるカウンセリングなどを受けるのは、少しでも早いほうがいいと言われています。
他にも恐怖症を発症する危険性があるので早めに病院に行く
自分の顔が嫌いになってしまうだけだと思われている醜形恐怖症ですが、実はこれを発症している時には他の精神病も発症しやすいと言われています。
特に、自分の顔を他の人に見られたくないと恐れるあまり、自分以外の周りの人に会うことを必要以上に恐れてしまう、対人恐怖症や、また、一人暮らしなどだと家にいる限りは人に会うことがなく、部屋に閉じこもっていれば人目にさらされることがないと外出恐怖症になる場合があります。
最近心理的に自分が外に出るのが怖くなってしまったり、人に会うのがストレスだとと感じていたら、それは心の底で自分の顔が嫌いになっているのが原因かもしれません。気になる方はぜひ一度、病院を受診してみましょう。
自分の顔が嫌いなときの対処法は?
自分の顔が嫌いだと感じており、でも、醜形恐怖症ではないという場合ももちろんあると思います。その場合には、鏡を見るたびに自己嫌悪になるけれども解決法も分からずに困っているかと思います。
しかし、実は小さな工夫によって、自分の顔が嫌になる気持ちを解決していくことができると言われています。それでは早速どのようにすればいいのかを見ていきましょう。
自分が自信を持てる部分を探してみる
自分の顔が嫌になってしまった場合には、鏡を見る機会も減ってしまいますよね。しかし、実は顔は成長するに従ってどんどん変化していくと言われています。また、日焼けした状態などでも印象は変わるものです。
ぜひ、一度自分の顔を見てみてください。自分が気づいていなかった、ここは形がいいというパーツが見つかるのではないでしょうか。また、パーツだけではなく、肌の色や、肌のきめ細やかさなども非常に誇れる部分です。
まずは嫌な部分を見るのではなく、よい部分から見てみてくださいね。
できるだけ笑顔で過ごすことができるようにする
誰でも、あまり笑わない人よりも笑顔の人のほうが印象が良いですよね。自分の顔が嫌いになってしまうと、人と目を合わせるのも嫌になったり、あまり見ないでほしいと笑わなくなってしまう方もいるかもしれません。
しかし、実際には笑顔で過ごしていたほうが、印象も良く自分が気にしている部分をカバーして愛想の部分では非常に評価されると言われています。
疲れていると難しいかもしれませんが、ぜひ意識的に笑顔で過ごせるように意識してみてくださいね。
現実の自分を受け入れてあげる
自分の顔が嫌だと感じている人の中には、どんなに顔を見ても、何も良い所が見つからないと感じているかもしれません。
しかし、外国人の方は低い鼻に憧れ、日本人はぱっちり二重に憧れるように、自分にないものに人間は憧れます。そのため、実はあなた自身の顔が憧れだと感じている方もいるかもしれません。
また、世間で一般的に可愛いと言われている人の顔と似ていなくても、自分の持っているパーツを活かしたメイクをしたりしている人はたくさんいます。ぜひそういった人を見つけて見本にしてみてくださいね。
いつもと違うメイクや服装に挑戦してみる
女性は特に、メイクで変わる人もいますが、自分の容姿が気に入らない方はメイクや服装を変えてみるのもいいかもしれません。
いつもはコンサバ系の洋服を好んできている人は、もしかしたらキャップなど、ストリート系が似合うかもしれません。また、アイシャドウやリップの色を少し変えてみるだけで、あっという間に雰囲気は変わります。
清潔感を出したり、美容系のファッション誌を読んで見るだけでも変わってきます。
自分には必要がないものだと思うのではなく、ぜひ、自分を少し変身させるためにも休日にいつもと違う冒険を楽しんでみてくださいね。新しい自分が見つかるかもしれませんよ。
自分に自信を持つための考え方ってどういったものなの?
どんなに自分の顔が嫌いではないと考えようとしても、何をしてもやっぱり自分は嫌だと感じてしまったり、生理的にどうしても受け付けないと言う方もいるかもしれません。もちろんこれは好みの問題なので、根本的に変えることは難しいかもしれません。
しかし、自分に自信を持つ事で、自分の顔にも次第にも自信が持てるようになったり、少しでも前向きに捉えることができるようになると言われています。もちろん最初から自信を持つことは難しいかもしれませんが、日々意識することによって改善はできます。
それでは早速、どのようにすれば意識が改善し、自信が身につくのかを見ていきましょう。
自分が思っているよりも他人は自分の事を気にしていないと考えるようにする
自分の顔が気に入らないと言う方は、自分の身だしなみや、セルフイメージなどにも気を使い、自分がどのように周囲の人に見られているのかをいつも気にしていることがあるのかもしれません。
しかし、自分が思っているよりも他の人は自分のことを見ているわけではありません。他の人よりもよく見ているはずの恋人ですら、髪を切ったことに気づかないのを考えると、同僚や友人はそこまで気にしていないと考えることができます。
また、少しぐらい何か感じることが合っても、自分だったら他の人の人間性を加味してそこまで気にしないという場合もあるかと思います。それは、自分に対して他人が起こす行動でもあります。そのため、まずはそこまで他人は自分のことを気にしていないことに気づきましょう。
他人の見ているイメージはセルフイメージと違うことに気づく
外に出かけると、相手は自分のことをこのように見ているだろうな、と思って行動するかと思います。例えば、いつもよりいい服や、高いヒールを履いていたらそんな性格ではなかったとしても、男性から見てしとやかに女性らしく行動しますよね。
しかし、こういった自分が考える人が思っているであろう価値観というのは、自分が考えたイメージに過ぎません。その為、どんなに着飾っていてもおしゃれではないと思われていたり、魅力がないと思われているという考えは、自分で勝手に思い込んでいるだけです。
特に、そう思い込んでしまうと、他の人からの褒め言葉を素直に受け入れることができずに否定してしまうことがありますよね。しかし、他の人からは自分はそう見えているのだと褒め言葉は素直に受け入れるようにしましょう。
完璧ではない自分を受け入れてあげる
綺麗で整った顔に憧れている人は、鏡を見るたびに自分の顔は完璧には程遠いと失望してしまうかもしれません。しかし、完璧な顔というのはどこにも存在していません。顔は左右対称が美しいと言われていますが、生まれつき左右対称の人はほぼいませんし、生活していくと更に非対称になっていきます。
それでも芸能人はあんなに美しいと思う方もいるかもしれませんが、ある程度は写真は加工されていますし、成形技術も年々進化しています。
その為、自分の顔を見た時に、完璧ではないと感じたとしても、その要素は自分らしさであり、完璧な顔の人間なんていないのだと考えるようにしましょう。もちろん努力次第で自分の顔を改善していくこともできますし、ありのままの自分を活かす方法もたくさんあります。
ぜひ、完璧じゃないからと追い込まれることなく、自分の価値を受け入れてあげてくださいね。
まとめ
人の顔を見て、自分の好み通りの顔だったら羨ましいな、綺麗だなと感じるのは普通のことです。しかし、それと比較したりすることで、人生で共に過ごしていく自分の顔を嫌いになるのは非常に勿体無いことでもあります。
特に、自分の好みではないと感じてしまうと、自分の良さを素直に受け入れ、引き出すことが難しくなってしまいます。しかし、人の顔というのは人それぞれでもありますし、特に、美しいと他の人が思うような人は、自分の顔の素材をうまく活かしている人でもあります。
もちろん、自分自身でそういったセルフプロデュースが上手い人もいますが、そうではない人は、どうしても他の人と自分を比較して、つい自分のことをさげてしまうかもしれません。
しかし、ぜひ、自分に似ているパーツを持っている人を探したり、こういったメイクをしてみたいなどと、自分の見本になるような人を探してみることで、磨くことができるように努力をしてみてください。
また、どうしても自分のことが受け入れられないというのは、実は、精神病になっている事もあります。病気ではないからと逃げるのではなく、少し異変を感じたら恐怖症ではなくても、一度相談がてら病院を受診してみてくださいね。
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