髪が広がる人必見!その原因と対処方法を知ろう!パサパサの人は広がりやすい?

髪の広がりは、朝のヘアセットに時間を要しますし、何よりスタイリングにも影響を与えてしまいますよね。

しかも、せっかく早起きして入念にヘアセットをしたにもかかわらず、梅雨や夏場など湿気が多いと、いつの間にか髪にうねりや広がりが見られると、気分も落ち込んでしまいます。だからといって他の季節は大丈夫かというと、冬場には髪のパサつきが生じて、髪の広がりが生じますよね。

このように髪の広がりは、おしゃれに気を使う女性にとっては、とても重大な悩みの種であって、髪の広がり対策は大きな関心事項になっています。

そこで今回は、改めて髪の広がるメカニズムや原因を探り、髪の広がりの対策方法についてご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。

髪の毛の構造について

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髪の毛が広がるメカニズムや原因をご紹介するにあたり、その理解の前提として髪の毛の構造を知る必要があります。

そこで、まずは髪の毛の構造がどのようになっているのか、簡単におさらいしておこうと思います。

髪の毛・毛髪の構造

1本の髪の毛は、3層構造となっています。最も外側の層が、良く耳にするキューティクルです。外側から2番目の層がコルテックスで、中心部にあって髪の毛の芯となるのがメデュラです。

  • キューティクル:最も外側の層
  • コルテックス:中間の層
  • メデュラ:髪の毛の芯

キューティクルとは?

髪の毛の広がる仕組みにおいて、重要なポイントになるのがキューティクルの存在です。おしゃれに敏感な女性ならば、必ず耳にしたことがあるのではないでしょうか。

キューティクルは毛表皮とも呼ばれ、髪の毛・毛髪の最も外側にあって、髪の毛・毛髪の表面を覆っています。キューティクルは、いわゆる鱗(うろこ)状になっていて、コルテックスやメデュラを外界の刺激から保護する役割を担っています。

正常な髪の毛ではキューティクルが規則的に並んでいますが、傷んだ髪の毛ではキューティクルが剥がれたり、並びも不規則になる傾向があります。このキューティクルの規則的な並びが、髪の毛に艶(ツヤ)をもたらします。

ちなみに、キューティクル自体は無色透明な存在で、黒いわけではありません。

コルテックスとは?

コルテックスは毛皮質とも呼ばれ、メデュラを取り囲んでいる一方で、キューティクルの内側に存在しています。

実は、髪の毛の約8~9割はコルテックスで構成されていて、太さ・硬さ・しなやかさなどの毛質を決定づけているのがコルテックスです。また、コルテックスにはメラニン色素が含まれるため、髪の毛の色を決定づけているのもコルテックスです。

コルテックスは正常な場合に約1割強の水分を含んでいますが、何らかの要因でキューティクルが損傷していたりすると、コルテックスの水分量に異常をきたすことがあります。

メデュラとは?

メデュラは、いわゆる髪の毛の芯にあたる部分です。

一般的には、髪の毛の太さに応じてメデュラも太くなりますが、産毛(うぶげ)のような極細の髪の毛にはメデュラが存在しないこともあります。

髪の広がるメカニズム

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そもそも髪の毛は、どうして広がってしまうのでしょうか?梅雨や夏場の湿気が多い時期にも髪の広がりが見られますし、冬場は乾燥していて梅雨や夏場と正反対の環境にもかかわらず、髪の毛は広がってしまいます。

そこで、まずは髪の毛が広がってしまうメカニズムについて、ご紹介したいと思います。

髪の広がるメカニズム

髪の広がるメカニズムには、キューティクルの存在が極めて重要な要素になっています。キューティクルは、前述のようにコルテックスやメデュラを外界の刺激から保護する役割を担っています。

しかしながら、キューティクルが何らかの要因によって損傷してしまうと、保護する役割を果たすことができません。ですから、髪の毛の広がりの端緒は、キューティクルの損傷・傷みにあるというわけです。

ただし、髪の毛が広がりを見せるメカニズムは、梅雨や夏場など湿気が多い時期と冬場の乾燥した時期とでは、まるで異なります。

湿気が多い時期に髪が広がるメカニズム

梅雨や夏場など湿気が多い時期に、キューティクルの損傷・ダメージが発生すると、その損傷部分から空気中の湿気・水分が入り込んで、コルテックスが水分を吸収して部分的に水分バランスの異常をきたします。

コルテックスの主成分はタンパク質で、その他に水分・脂質・メラニン色素などで構成されています。この主成分のタンパク質は、親水性のないシスチンを含むケラチンタンパク質と、シスチンを含まない非ケラチンタンパク質とで構成されています。

つまり、シスチンを含まない非ケラチンタンパク質は親水性があり、キューティクルの損傷部分から空気中の水分を吸収して、部分的に膨張してしまうわけです。

その結果として、髪の毛の膨張部分と非膨張部分で水分バランスが異なる状態となることから、髪の毛にうねりが生じて、髪の毛が広がりを見せ、髪のまとまりが無くなるのです。

空気が乾燥した時期に髪が広がるメカニズム

冬場の空気が乾燥した時期に、キューティクルの損傷・ダメージが発生すると、その損傷部分からコルテックスに含まれる水分が失われて、コルテックスの水分バランスに異常をきたします。

つまり、キューティクルの損傷部分から、コルテックスの成分の一つで親水性のある非ケラチンタンパク質の水分が蒸発して、髪の毛のパサつきが生じるのです。そして、髪の毛がパサついて乾燥すると、髪の毛がまとまりを無くして、髪の毛が広がるように見えるのです。

枝毛と切れ毛

コルテックスの水分が失われて髪の毛が乾燥すると、髪の毛のしなやかさも失われます。そして、髪の毛のしなやかさが失われた結果、枝毛や切れ毛が発生します。

枝毛は毛先に近いキューティクルの損傷から、髪の毛が乾燥して縦方向に髪の毛が裂けた状態のことです。一方で、切れ毛は髪の毛の中間部のキューティクルの損傷から髪の毛が乾燥して、乾燥部分で髪の毛が切れてしまった状態のことです。

枝毛と切れ毛が発生すれば、髪の毛のまとまりは更に無くなり、髪の毛が広がるように見えます。

静電気

コルテックスの水分が失われて髪の毛が乾燥すると、髪の毛がまとまりを失います。そして、まとまりを失った髪の毛が不規則に絡んで擦れたり、乾燥した髪の毛とヘアブラシが擦れたりすることにより摩擦が生じて、髪の毛は電気(静電気)を帯びます。

このような静電気を帯びた髪の毛同士が反発し合うことによって、いわゆる髪の毛が逆立つ状態になります。そのため、乾燥による静電気でも、髪の毛が広がってしまうのです。

頭皮の乾燥

冬場の乾燥した空気は、ともすると頭皮の水分も奪っていき、頭皮の乾燥が進行することもあります。頭皮が乾燥すると、頭皮の弾力が失われて頭皮にたるみが生じ、毛穴の変形へとつながります。

毛穴が変形すると、毛穴の奥の毛母細胞から生え始める髪の毛にも影響して、髪の毛にうねりやクセが生じる原因となります。また、頭皮のたるみは局地的に血流悪化を招くので、十分な栄養が供給されず、毛質に影響を与えます。

そのため、頭皮の乾燥を放置していると、ストレートヘア・直毛の人であっても、くせ毛が生えてくる可能性が高まります。そして、くせ毛が、髪の毛の広がりにつながってしまうのです。

髪が広がる原因

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このように髪の広がるメカニズムは、キューティクルの存在が極めて重要な要素になっていて、キューティクルが何らかの要因によって損傷することが髪の毛の広がりの端緒となっているのです。それでは、キューティクルを損傷させる原因は、どのようなことなのでしょうか?

そこで、髪の広がる原因、すなわちキューティクルを損傷させる原因について、ご紹介したいと思います。

太陽光の紫外線

太陽光に含まれる紫外線が、日焼けの原因や肌を痛める原因になることは良く知られています。同じように、髪の毛・毛髪の最も外側にあって、髪の毛・毛髪の表面を覆っているキューティクルも、太陽光の紫外線によってダメージを受けます。

ですから、太陽光に含まれる紫外線を長い時間浴びていると、キューティクルが損傷して、髪が広がる原因となるのです。

パーマ・ヘアカラー

パーマやヘアカラーは、いまやオシャレに欠かせない要素となっていますが、パーマやヘアカラーに用いられるパーマ液・カラーリング液は、キューティクルを損傷させる大きな原因でもあります。

パーマ液・カラーリング液は、いわば化学薬剤であって、髪の内部のコルテックスにまで浸透させることにより、髪にウェーブをつけたり、コルテックスに色を付けたりするのです。このような化学薬剤の浸透を繰り返していると、当然ですがキューティクルにダメージが蓄積されていき、最後にはキューティクルの多くが剥がれてしまいます。

ですから、頻繁にパーマやヘアカラーを行っていると、キューティクルが損傷して、髪が広がる原因となるのです。

ドライヤー・ヘアアイロンの熱

洗髪した後に髪を濡れたままにしていると、キューティクルが開いたままになりキューティクルが損傷しやすくなります。そのため、多くの方が洗髪後にドライヤーを使って、髪を乾かします。

しかしながら、ドライヤーの使い方によっては、キューティクルの損傷の原因となります。というのも、キューティクルは熱に弱く、高温の温風によってキューティクルはダメージを受けてしまうからです。また、ヘアセットの際の使用アイテムであるヘアアイロンでも、同じことが言えます。

ですから、ドライヤーやヘアアイロンの使用方法によっては、キューティクルが損傷して、髪が広がる原因となるのです。

洗髪やスタイリング時の摩擦

シャンプーを使った洗髪時やスタイリング剤を使ってヘアアレンジをしている時に、髪の毛を強く擦ったりするとキューティクルの損傷の原因となりかねません。

また、市販されている多くのシャンプーは洗浄力がとても強いことから、頭皮や髪の毛の油分・皮脂成分まで洗い流してしまいかねません。そして、頭皮や髪の毛の油分・皮脂成分がなくなってしまうと、乾燥へとつながっていきます。

ですから、シャンプー方法やスタイリング方法によっては、キューティクルが損傷して髪が広がる原因となるのです。

水道水の影響

さらには、誰もが洗髪に利用する水道水も、キューティクルを損傷させる原因になる可能性を指摘されています。水道水は細菌などの殺菌のために塩素消毒が行われますが、その際の微量な残留塩素が、キューティクルやコルテックスの主要成分であるタンパク質を破壊する可能性があるのです。

ですから、水道水の洗髪への利用が、キューティクルを損傷して、髪の広がる原因となる可能性があるのです。

髪の広がりの対策方法

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このように様々な原因によって、キューティクルが損傷し、髪の広がりへとつながっていきます。それでは、実際に髪の広がりに悩まされている場合に、どのような対策をすれば良いのでしょうか?

そこで、髪の広がりに対する対策方法について、ご紹介したいと思います。

紫外線対策をする

太陽光を浴びることは、健康に良い効果をもたらすこともあります。しかしながら、前述のように髪の広がりという観点からは、長く太陽光を浴びることは、おすすめできません。

ですから、帽子をかぶったり、日傘を利用するなど、太陽光を長く浴びないような紫外線対策をすると良いでしょう。このような紫外線対策は、キューティクルの損傷を予防できて髪の広がり対策としても有効と言えるでしょう。

パーマ・ヘアカラーの頻度を抑制する

パーマやヘアカラーは、オシャレの方法として不可欠となっていますから、禁止とすることは現実的ではありません。そこで、パーマやヘアカラーをする際は、ある程度計画的に行うことで、頻度を抑制するようにしましょう。

美容師に相談しながら、概ね2ヶ月に1回程度にしておけば、パーマ液やカラーリング液の影響も最小限に抑えることができます。ちなみに、パーマ戻しのストレートパーマも、結局は薬剤を使用しますので、回数にカウントするようにしましょう。

このように髪に負担をかけるパーマやヘアカラーの頻度を抑制することが、キューティクルの損傷を予防し、髪の広がりを抑えることへとつながります。

正しくドライヤー・ヘアアイロンを使う

ドライヤーやヘアアイロンは、洗髪後に髪を乾かす際やスタイリング時の必需品となっています。そのため、キューティクルを傷付けないような正しい方法で、ドライヤーやヘアアイロンを使わなければなりません。

ドライヤーの使い方

まずは、洗髪後にタオルで髪を挟んで、軽くトントンと叩くようにしてタオルドライを行い、できる限りの水分を取り除きます。その上で、毛流れに沿って、手ぐしで髪の毛を整えましょう。

そして、ドライヤーの風が高温になり過ぎないように注意し、髪から20~30cm以上離した所から風を当てます。その際、髪の下方向から風を当てると髪の広がりを助長してしまいますので、ドライヤーの位置を調整しながら、髪の根元から乾かすようにしましょう。ある程度乾いたら、途中から冷風に変えると良いでしょう。

ちなみに、ドライヤーを使わない自然乾燥については賛否両論あり、メリット・デメリットも存在します。ショートヘアの人ならばメリット・デメリットを考慮した上で検討してみても良いかもしれませんが、ロングヘアの人はドライヤーを使用したほうが無難でしょう。

ヘアアイロンの使い方

ヘアアイロンは、濡れた髪に使用せず、乾いた髪に使用するようにしましょう。また、ヘアアイロン用のスタイリング剤を用いることも重要なポイントです。

さらに、ドライヤーと同様に、ヘアアイロンの温度設定は、なるべく低めに抑えると、キューティクルへのダメージが減少します。

ヘアケアは慎重に行う

前述のように洗髪時などに髪の毛を強く擦ったりすると、キューティクルの損傷の原因となりかねません。そのため、洗髪・トリートメントなどのヘアケアを行う際は、髪の摩擦がなるべく生じないように慎重に行いましょう。

また、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア製品は、自分に合ったタイプのものを選びましょう。市販シャンプーの多くは硫酸系の洗浄成分で洗浄力が強いのですが、自分に合わないと感じる場合は、アミノ酸シャンプーを探して購入すると良いかもしれません。アミノ酸系のシャンプーは、皮脂を落とし過ぎない適度な洗浄力で、頭皮・髪の毛に優しい存在と言えるでしょう。

このように、髪の摩擦・シャンプー方法・シャンプー選びなどに気を配ることが、髪の広がり対策に通じます。

シャワーヘッドの交換

前述のように水道水の残留塩素も、キューティクルの損傷の原因になる可能性が指摘されています。

水道水は、誰もが利用するものですから、対策のしようが無いとも思えますが、シャワーの水の出口であるシャワーヘッドを残留塩素の除去機能が付いているものに交換するという対策方法があります。気になる人は、シャワーヘッドの交換を検討してみてはいかがでしょうか。

その他の髪の広がり対策

ここまで紹介してきた対策方法の他にも、髪の広がり対策は豊富に存在しますので、簡単にご紹介したいと思います。

例えば、ヘアブラシに髪のボリュームダウン効果のあるものを使ってみると良いかもしれません。いわゆるデンマンブラシという商品で、美容院などでも良く利用されているブラシです。天然毛を使用したものが、静電気を起こしにくいので、検討してみてはいかがでしょうか。

また、髪を乾かした後のヘアケアとして、ヘアクリーム・ヘアオイル(美容オイル)を髪の毛に薄く塗っておくと、キューティクルの上に油分の膜ができることにより、水分の吸収対策と蒸発対策として効果的です。

さらに、もともと毛量が多い人は髪の毛を梳くことも一つの対策ですし、もともとクセ毛の人は縮毛矯正をすることも対策と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?髪の広がるメカニズムや原因、髪の広がりの対策方法についてご理解いただけたでしょうか?

たしかに、髪の広がりは、おしゃれに気を使う女性にとっては、とても重大な悩みの種となっています。そして、髪の広がりの重要な要素となっているのが、キューティクルの損傷です。

しかしながら、キューティクルの損傷を引き起こす原因は、本記事でご紹介したように比較的明確になっています。ですから、キューティクルの損傷を予防するような対策をすることが、髪の広がり対策として効果的なのです。

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