ガミースマイルってなに?症状や原因、治療法を知ろう!手術が必要なの?

喋っている時や、笑っている時に歯茎(はぐき)が目立って気になるといったことはないですか?

この歯茎が見えることがコンプレックスの原因となって、笑うことに抵抗を感じている方は多くいます。この歯茎が見えることを、「ガミースマイル」と言います。

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ガミースマイルとは?その原因

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ガミースマイルは、なぜ「ガミースマイル」と言うのか、そして、ガミースマイルとは一体何なのかという事を説明します。

また、ガミースマイルは、どういった原因が挙げられるのかも説明していきます。

ガミースマイルとは

歯茎は、「gum(ガム)」と言い、この歯茎が笑顔「smile(スマイル)」になることで見えるため、ガミースマイルと言われます。身体には害はありません。

歯茎の見た目の印象はミリ単位で大きく変わります。歯茎が3㎜以上見えている場合に、ガミースマイルとされます。

骨に原因がある

日本人を含むアジア系の人種のガミースマイルの原因に最も多いと言われているものが、「骨」です。アジア人は、口周囲の骨が出っ張っており、それに合わせて歯茎も長く成長します。

また、この「骨」と、後述する「歯」が原因とされるケースが最も多いと言われています。もちろん、原因は1つとは限らず、ここで述べる様々な原因が合わさることが多いです。

・上顎の骨が大きい場合

上顎の骨が大きい場合や、上顎が成長し過ぎて大きくなる場合は、遺伝によるものの可能性があります。

また、上顎骨が下方向へ成長するということは、上顎の骨が縦に長くなるということ、上顎の骨が前方へ出っ張っているということであり、その分、上の歯茎がむき出しになって見えやすくなります。

・下顎が正常よりも小さい場合

上顎よりも下顎が小さくなることも、遺伝が関係している可能性があります。その他、子供の頃から下顎に肘や手をついたり、口呼吸をしたり、唇を噛むといったクセがあると下顎に影響が出ます。

それらだけではなく、食生活にも問題があります。固い物をほとんど食べず、柔らかい物ばかりを食べていると下顎が十分に発達しないといったことになる可能性があります。

・成長が密に関係している

上記の上顎・下顎の骨の大きさには成長期に正常に顎が成長したか、未発達のままになるかが関係します。

上唇の形状に問題がある

上唇の形状が、縦の幅が短く、薄い場合にガミースマイルになりやすいです。通常、歯茎は口を開いた際に上唇に隠れます。

しかし、前述のような上唇の場合は、歯茎が隠れ切りません。また、これにより前歯が乾燥しやすくなって歯肉炎や虫歯を発症しやすくもなります。

筋肉に原因がある

ガミースマイルの原因となる筋肉は、上唇の形状に関与します。上唇を引き上げる際に作用する筋肉が、「上唇挙筋(じょうしんきょきん)」と言います。上唇挙筋は上唇から鼻の横に付着している筋肉です。作用は、上唇と小鼻を引き上げる作用があります。上唇挙筋の筋力が適度であれば、口元が適度にふっくらして見えます。

しかし、この上唇挙筋の筋力が強すぎる場合や、通常の人よりも発達し過ぎている場合は、上唇が過剰に引き上げられます。すると、歯や骨に問題が無くとも、上唇が歯茎の上の方に上がってしまいます。これにより、会話している時や、笑った時に歯茎が見えすぎてしまい、ガミースマイルになります。

また、上唇挙筋の筋肉の緊張が強く、亢進しやすい人は、笑った時に上唇が薄くなります。これにより、更にガミースマイルになりやすくなります。

歯と歯茎に原因がある

歯と歯茎のみが原因因子となることは少なく、前述している骨格や筋肉の原因が合わさっているケースが多いです。

・歯の面積が小さく、歯茎が広いケース

このケースは、歯の縦の長さが短い場合と、歯が生えている場所が低い位置にある場合とがあります。歯が低い位置から生えていると、歯と歯茎の境目の位置も下がります。つまり、その分、歯よりも歯茎が長くなり、上の歯茎が広範囲で見えるということです。

これによって、会話中や、少しでも笑った時に広い範囲で歯茎が見えやすくなります。

・歯茎の過剰発達と、歯に歯茎がかぶっているケース

歯茎が過剰に発達し過ぎている場合や、歯茎が歯に覆いかぶさっているといったケースもガミースマイルになりやすいです。これは、歯が通常の位置から生えていたとしても、歯茎が覆いかぶさっていることで、歯茎が広範囲に見えてしまいます。

見える割合が、歯よりも歯茎が多くなると、軽く笑うだけでもガミースマイルになる可能性があります。

・上顎に問題はなく、前歯が前方へ出ているケース

これは、前歯が前方へ出ていることで、上唇が歯茎の上に上がりやすくなります。成長期に指しゃぶりや、舌で前歯を前の方へ押す、下唇を前歯で噛むといった癖がつくと起こりやすいです。成長期にそうなってしまうと、成長期が終わった頃には自然に戻すことは困難となります。

ちなみに、歯が見えている部分の長さを歯冠長(しかんちょう)と言い、前歯の長さが約11.3mmであれば、この歯冠長は標準値と言われています。

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ガミースマイルの治療法

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ガミースマイルの治療法には様々な方法があります。治療期間が大幅に必要であったり、治療費用がかかる方法もあります。

基本的に、がミースマイルは病気ではないため、保険は適応されません。ここでは、治療名や治療法、治療期間、自分でできるセルフトレーニングなどについて紹介していきます。

受診する科

ガミースマイルは、筋肉や歯、骨格の問題になります。歯医者での治療は難しいです。受診すると良い科は、口腔外科専門医や矯正外科専門医、美容外科専門医が在籍している口腔外科や矯正歯科、美容外科です。

どこを受けるかによっても、医師によっても治療法が異なる場合があります。まずは、係りつけの歯医者に受診し、相談してみましょう。

歯列矯正

歯列矯正では、ブラケットという器具を歯に取り付けて歯をずらす方法です。不必要な歯を抜歯して歯を正しい位置に動かすことで,歯茎が目立ちにくくなります。

費用は前面を矯正する場合は100万円+税、ブラケットの種類や表面矯正・裏面矯正で治療費用が更に高くなることがあります。部分矯正であれば、約50万円でおさえることができる場合もあります。

・前歯を奥の方へ下げる

歯列矯正により、上顎の歯を左右2本ずつ抜歯します。次に、出っ歯になっている前歯を喉側奥の方へ下げるという矯正を行います。下の歯は、全体の歯の並びなど状態を見て、抜歯と矯正の必要性を確認し、必要であれば行います。抜歯の後は、噛み合わせを調整しつつ、前歯を動かしていきます。

・下の歯が見えるようにする

下の歯が隠れるほど、上の歯との噛み合わせが深い場合があります。下の前歯が見えるように噛み合わせを上げる歯列矯正を行います。

・インプラント矯正

矯正用インプラントによって歯を大きく動かします。歯を大きく動かすために、矯正用の小さなネジを歯茎に入れます。そのネジは、矯正治療が終了したら外します。ガミースマイルを治しつつ、歯並びも治したいと検討している人は、インプラント治療を行うと良いでしょう。

上顎の骨切り手術

上顎骨切り術は、骨や歯の原因がある場合に適応されます。歯列矯正では効果が得られにくい、上顎骨が過度に前方に突き出ている場合や、前歯が出っ歯になっている場合は骨切り手術が有効とされています。上顎骨の位置を調整する手術なので、外科矯正治療と言われます。

おすすめ専門医は、口腔外科専門医、矯正外科専門医、美容外科専門医があります。矯正歯科や普通の口腔外科では治療が難しく、大学病院や総合病院の整形外科(形成外科)で行われることが多いです。

・経過と費用

ガミースマイルを根本的に治癒し、横から見た顔の額・鼻・顎を引くラインもきれいに見せることができるようになります。よって、術後に見た目が元の状態に戻るようなことはありません。メスを入れる箇所は、口の中になるため、顎周囲(顔の表面)の傷跡が目立つようなことはないです。

しかし、他のどの治療法よりも、身体的・精神的ストレス負荷は、とても大きく、施術後のダウンタイムも長く、治療費用も高額です。全身麻酔で行われ、手術時間は3~6時間。尿を排出できるようにバルーンを装着させられる可能性があります。約3ヶ月の入院が必要となることがあり、治療費用は25~150万円、治療期間は長くて4~4年半必要です。

骨をボルトで締める方法であれば、それを外すための手術を再度行い、保定もします。顔が包帯でグルグル巻きにされ、出血が続くため、口に管を通して血を出すようにします。呼吸をすることはとても難しく息苦しいことがあります。

食事はしばらく流動食となり、口腔摂取はできません。後遺症として、麻痺や痺れ、味覚障害などを引き起こす可能性もあります。また、上唇の幅が変わったり、鼻の幅が広がることもあり、元の顔とは大きく印象が変わる可能性があります。

ボトックス治療

上唇挙筋が原因となる場合は、ボトックス治療が効果的と言われています。これは、ボツリヌス菌を筋肉に注入するボトックス注射の治療法です。

ボトックス注射の効果は、ボツリヌス菌が出すタンパク質によって注射を打った部位の筋肉の収縮を抑制して、その筋肉の作用を局所的に弱くし、歯茎がむき出しになりやすいのを防ぎます。様々な治療に用いられており、顔の皴取りにも活躍します。注射後は、内出血する可能性がありますが、個人差があります。血管が脆く弱い方は内出血を起こし易い可能性があります。

美容外科、美容歯科、歯医者で施術可能です。おすすめ専門医は、形成外科専門医、口腔外科専門医です。

・経過と費用

ボトックス治療の治療費用は1回当たり、約2万円~30万円、平均額は約13万円と幅が広いです。ボトックス注射は、処置の種類の中でも治療費用は最も安く手頃な方であり、施術時間も5~10分間と、短いです。局所麻酔を利用する場合は60分間必要です。

数ヶ月~半年、効果が継続しますが、個人差はあります。1度の注射では効果が持続できないため、反復して注射する必要性があります。効果が感じられ始めるのは、注射後、3~7日間です。なお、ボトックス治療に用いられる薬剤は数種類ありますが、注射の効果は薬剤の成分ではなく、開封して間もないということが大切です。時間が経っていると効果が得られにくいため、施術を受ける施設は、ボトックス治療を受ける患者が多い所を選ぶと良いでしょう。

効果が永久的に継続しないため、注射を止めて時間が経過すると徐々に状態は元に戻ります。そのため、ランニングコストはかかります。また、筋肉の作用を弱くするため、顔の表情を乏しくする可能性があります。

こういったことより、どうしても治したいが、手術をする時間をもてない、治療をしていることが周囲にバレたくない、手術に抵抗があって怖い、身体面・精神面への負担を軽く済ませたい、1回の通院で終わらせたいといった場合に、気軽にできる治療法です。

歯茎形成

歯茎に原因があった場合に行われる治療法です。歯茎形成は、その他に「歯肉形成」、「歯肉切除法」、「歯茎部切除法」、「歯茎カット」とも言われます。

この治療法は、電気メスを使用し、目立っている上の歯茎を一部切除して歯茎の形を調整する方法です。おすすめ専門医は、歯周病専門医です。

・経過と費用

むき出して見える上の歯茎が小さくなり、笑っても目立たなくなります。1回の通院で治療が終了し、時間は10~30分間と短く、治療費用が約21~30万円と、安い方です。

しかし、原因が歯茎以外の歯や骨にもある場合は、手術後も直ぐに元の状態に戻る可能性があります。

粘膜切除法

粘膜切除法は、上の歯茎の周囲の粘膜を切除し、縫合する方法です。切開するのは、歯と歯茎の境目から上に約4cmの部位です。上唇の上がり過ぎを調整することができますが、粘膜を切除し過ぎると、上唇の動きが悪くなり、話難くなる、表情、特に笑顔を作りにくくなるといったことが起きる可能性があります。

医師の技量が問われるため、クリニックによっては治療法に取り入れない所も多いです。おすすめ専門医は、歯周形成外科や口腔外科専門医です。

・経過と費用

この方法は、術後約2週間で傷口が目立たなくなり、通院も2回と少ないです。ボトックス治療よりも治療効果は長く、半永久的に持続します。つまり、縫合方法によっては、元に戻る可能性があるということです。

なお、施術後は腫れるため、回復までのダウンタイムがあります。メスを入れて縫合するため、引きつる様な違和感や、切開する位置をミスすると笑顔の際に傷が見えます。施術時間は30~50分間、治療費用は約22~32万円です。

セラミック治療

セラミック治療を行うことで、歯の形が短かったものを大きくすることが可能です。

これは、歯茎形成と併用されることが多い治療法です。歯茎形成では、歯茎を切除するため、歯茎が再生して再度形成される可能性があります。歯茎は骨の上に形成され、約半年で佐元に戻ろうと再生します。そこに、セラミックを被せることで、歯茎の後戻りを防止します。

健康な歯をもっている場合は、セラミック治療は行わない方が良いです。それは何故か、この治療法は、歯を削って、その上に真っ白なセラミックを被せる方法だからです。

セラミックも時間が経過すると汚れていき、メンテナンスが必要となります。短期間で良くすることは可能ですが、健康な歯はそのまま残すことがベストです。担当医師によってはセラミック治療を勧める人もいますが、よく考えて決めましょう。

骨を正しく成長させることが大切

幼少期の骨の成長期に、どのように口を使うかで大きく変わります。骨を正しく成長させるためには、口を閉じる習慣付け、正しく前歯で咬むことが大切です。

口を閉じなければならないのは、口を開けていると上顎が下に成長しやすくなり、上顎と下顎の骨のバランスが崩れやすくなります。また、歯を正しく使わなければ上顎、下顎だけではなく左右のバランスも崩れてしまいます。

女の子の場合は、10~12歳と、早く成長が止まりますが、これは個人差があります。成長が止まるまでは、しっかりと上記の習慣を身につけましょう。

セルフトレーニングで改善する方法

自分でできるトレーニングがあります。セルフトレーニングでガミースマイルの改善に効果が得られる可能性があるのは、歯茎が少し見える軽度の状態の時です。重度の場合は効果が得られにくいです。

方法は、笑顔の仕方を変える意識をすることです。鏡を見て笑顔の練習をしましょう。以下のポイント3つを押えつつ、反復して練習し、意識づけをすることで笑う際に、上唇を上げ過ぎない、歯茎が見えにくい笑顔の癖付けをします。

・ポイント1

笑う際に上唇を上げ過ぎないようにすることです。上唇全体を上げ過ぎると歯茎が見えやすくなるため、指で上唇の両端を押さえて笑うと、練習をしやすいです。

・ポイント2

上唇を上に上げるのではなく、横に引っ張るように意識してみましょう。

・ポイント3

最初は、小さい笑顔、次に、中くらいの笑顔、最後に、思い切りの笑顔、と、段階を踏んで練習をしてみましょう。最初から思い切りの笑顔で練習をしても、習得するのはなかなか難しいです。

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まとめ

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自分の笑顔に自信をもてるように、自分に合った治療法を医師と相談して行っていきましょう。まず、かかりつけの歯医者に相談をするか、口腔外科専門医であればほとんどの施術が可能なので、そういった医師のいる施設で相談すると良いでしょう。

複数のクリニックを受診して、セカンドオピニオンを受け、自分自身がこの治療で何を重視するかをよく考えて決めましょう。

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