人間関係や人付き合いって案外大変ですよね。自分とあうタイプの友達だけと付き合うのならばまだしも、結婚相手の友人関係や、仕事の交友関係など、ストレスを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そういった方は、色々な関係の人と、広く浅く付き合うほうが得だと考えているかもしれません。特に女性などは特定の相手と信頼関係を築き、悩みを話すよりも大多数で興味のある話をしていたほうがなんだかんだ友人に内容を利用されることはないと思っている人もいるかと思います。
この記事では、広く浅く付き合うとどのような効果があるのか、またおすすめする理由についてご紹介していきたいと思います。
人付き合いで広く浅く付き合うメリットとは?
人付き合いで広く浅く付き合うと、一見たくさんの人間と関わること機会が増えるので、人気者になるという印象があるかもしれません。しかし、実は相手と話したくないと言う人や、自分のやりたいことに熱中していたいと言う人にも広く浅く付き合うメリットはあります。
それではさっそく、広く浅く付き合うことによってどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきたいと思います。
いつでもマイペースを守ることが出来る
人と深く付き合っていると、深い信頼を持っている人からのお誘いはすぐに受けなければいけないという使命感にかられてしまいますよね。また、誕生日などのお祝い事も、決して忘れてはいけないというプレッシャーがあります。
しかし、そういった事を楽しめない人は、広く浅く付き合えば問題はありません。必要な時は話し、必要ない時はそこまで関わらなければ、自分が守りたいペースを守り、自分の時間をとることだってできます。マイペースはまた、何もとらわれることがないので、非常に自由になります。
人目を気にせずにとことん追求することが出来る
深い関係を持っていると、どうしてもその人達の目を気にして、自分が本当にやりたいことなどに挑戦しづらいですよね。しかし、人目を気にすることがない広く浅い付き合いであれば、何にでも挑戦できます。
また、それらを何かしら批判する人がいても、そこまで深い関係ではないので、気にすることはありません。そのため、これまでは人間関係のせいで諦めていたような様々な事をとことん追求することができます。
ほかの人の重い問題に巻き込まれない
深い関係だと、突然借金の保証人だったり、離婚問題など、重い問題に巻き込まれてしまうことがあります。もちろん全てにおいてそういうことはありませんが、人間関係を深めれば深めるほど、他人の悩みを聞く機会があります。
もちろんそれが悪いことではありませんが、ほかの人のそういった問題に巻き込まれたくない人は多いですよね。広く浅く付き合えば、そういった問題に巻き込まれることは少ないです。また、もし巻き込まれていても、ほかの人に助けを求めやすかったりします。
人付き合いで広く浅く付き合うデメリットとは?
人付き合いで深く付き合わず、広く浅く付き合うメリットについてみていきました。もちろんメリットは非常に良いと思い、これからは広く浅く付き合っていこうと考えている方もいるかと思います。
しかし、メリットがあるものは反対にデメリットももちろん存在しています。デメリットをきちんと見て、自分が本当にソレで良いのか理解できて始めて広く浅く付き合っていくのがおすすめですよ。
それでは早速、デメリットについてみていきましょう。
信頼関係がある程度の深さで終わってしまう
広く浅く付き合うということは、当然お互いの問題や、悩みなどにも関わりませんし、そこまで自分が考えている事も話すことはありません。趣味などがあって楽しむことは出来ますが、安心感をもつことはないでしょう。
そのため、どんなに年月をすごしても、信頼関係は有るていどの深さで終わってしまいます。それでも良いかもしれませんが、何か寂しい思いはありますよね。自分の事を相手も実はあまり知りませんし、その逆もありえるということです。
信頼関係を恋人ともつこともできますが、友人と恋人では、やはり接することや、話す内容もすこし変わってきます。信頼関係をもてない友人ばかりだと、大人になっていくにつれて、誰に話せばいいのか分からないと思ってしまうかもしれません。
長い間積み重ねた関係で得るものは少ない
長い間つきあっていても、浅く付き合っているのであれば、関係はそこまで深くありません。また、交友関係が広くても、それらから秘密なども話されないので、実は何も知らないということもあるでしょう。
もちろん自分が望んだ関係ではありますが、ゴタゴタやケンカなどがない代わりに、深い友情なども手に入れることが出来ないと考えると、もしかすると広く浅く付き合うことは向いていないかもしれません。
また、長い期間関わっていたのに、せっかくのチャンスを浅く付き合ってしまったと後で後悔しても何もなりません。最初にしっかりとそれでよいのか考えておくことが重要ですよ。
考えていることを友人たちが理解してくれない
いつも一緒にいたり、様々な問題などを一緒に越えてきたような友人関係であれば、考えていることを少し言っただけで理解してくれますよね。また、自分の好みなどもすぐに分かってくれていることもあります。
しかし、ただ趣味が一緒だったり、仕事場が一緒だったりすると、そういった深い関係を築くことは難しく、自分が思っていることや感じていることを友人たちがなかなか理解してくれないことがあります。
もちろんそれでも受け入れてくれればいいのかもしれませんが、やはり、自分が考えていることをすぐに理解してくれるような深い関係を持てる人がいるというのは貴重なことですよね。
広く浅い友人関係を作りやすい人ってどういった理由があるの?
広く浅く付き合っていくことに対してのメリットとデメリットについて見ていきましたが、人によっては広く浅い友人関係しか作ることが出来ないと悩んでいる人もいるかもしれません。一見深い関係を築けない人間関係が不器用な人だと思っている人もいるでしょう。
しかし、実際は様々な事が原因で、広く浅く付き合うことになっています。また、人間関係を築くことがうますぎて、逆にそういった結果になっている場合もあります。最後にみていきたいのは、ついつい人間関係が浅くなる人は、一体どういった事が原因なのかについてです。
他の人の問題にあまり首を突っ込みたくないから
まずは、他人にあまり関心がない人です。周りの人たちの問題って案外ややこしいですよね。そういった問題に関わろうとする人もいれば、関わってしまう人もいます。昔から巻き込まれて痛い目にあっていたら、もう巻き込まれたくないと思っているかと思います。
また、自分自身が様々な問題を抱えていれば、できればほかの人の問題に関わりたくもないですよね。自分の問題が片付いて始めて対応することができます。
そういった人は、ほかの人の問題に関わることがないように様々な努力をします。その1つが、深く人間関係を築かないようにすることです。もちろんそれで阻止することが出来ない時もありますが、自分が傷ついたりしないように、先に守っているとも考える事ができます。
色々な人とすぐに仲良く慣れる社交的な人だから
次に、社交的な人も実は広く浅い関係を築きがちです。これはなぜかというと、様々な人と仲良く慣れる人は、どこにいってもその存在が求められています。そのため、一人の人が仲良くなろうとしても、なかなかうまくなれないのが現実です。なぜなら、人気すぎるからです。
本人としてはたくさんの人と仲良くなりたいというだけなのですが、そういった行動が結果的に、浅い人間関係になってしまいます。しかし、これは少し改善し、付き合う人間を集中するだけで深い人間関係を築くことは出来ます。
そのため、本人が願うように変えることは可能です。しかし、社交的な人は様々な人と話すことが楽しかったりするので、なかなか改善したりすることは難しいかもしれませんね。
人間関係に利益を求めているから
人間関係に利益を求めている人っていますよね。特に、少し仲良くなればこの人は自分に良くしてくれるはずだ、などと考えている人もいるかと思います。そういった人は、ついつい広く浅く付き合い勝ちです。
また、相手も自分を利益によって求めているということはどうしてもうすうす感じてしまいます。そのため、だんだん浅い関係でとどめておこうとします。もちろん利益を求めている人からすれば、それでも関係は築くことが出来ているので満足です。また、深い関係であることは望んでいない場合もあります。
こういった場合は、人間関係に何を本人が求めているかが問題です。もちろんそれでも良いのかもしれませんが、本人が後に残るものはほとんど何もないと考えた時には、あまりおすすめできない行動かもしれませんね。
まとめ
小さな頃はなにも悩んでいなくても、大人になるに連れて、人間関係は難しくなってしまいますよね。特に、損得勘定などが関わってくると、自分自身はあまり何も考えていないのに、周りの人が無理に近寄ったり、遠ざかったりと煩わしい思いをしている方もいるのではないでしょうか。
しかし、それに対して自分がどのような付き合いをしていくのか決めるのは自分次第です。そのため、もし何か自分が理想とするカタチがあるのであれば、それに対して努力をしていくことがおすすめです。最初は難しいかもしれませんが、きっと最後には望んでいる結果にたどり着くことができます。
自分が一番理想としている人間関係に近づくことが出来るように、広く浅く付き合っている人間関係のメリットとデメリットをしっかりと見つめていってくださいね。それから、広く浅く付き合っていく事を決意していくのがおすすめですよ。