下痢が続く原因は?腹痛なしの場合はどんな病気?

ふと気がつくと下痢が何日も続いているような気がする。そんな時ありませんか?感染症疾患の後だったり、辛いものや冷たいものの食べすぎなどの原因が分かっているときは良いのですが原因が分からず下痢が続くと不安になりますよね。

そんな下痢が続くときに考えられることをまとめてみました。

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下痢の状態をチェックしましょう。

カエルとトイレ

下痢が続いていると思ったときには、すぐに医療機関に受診するのをオススメしますが、まずは下痢の状態を把握することが大切です。

下痢の状態

 下痢といっても、その状態はさまざまです。
①水のような便
固形物のない水のような液体状の便で多くが腹痛を伴います。このような便が出るときは、ウィルス性の疾患や下剤、食あたりなどが原因といわれています。このような水状の下痢の時は脱水症状を起こす可能性があるので、水分補給に気をつけてください。
②泥状態の便
水のような便よりもドロッとした状態の便です。水分の多い泥のような状態です。大腸で水分が吸収されずに一緒に排出されたためで、消化不良や食べすぎ、または冷たいものの食べすぎ、早食いなどでも起こります。
③軟便
泥状態の便やもっと固形に近くやわらかい便などを総称して軟便といいます。腸が水分を吸収できず、このような便になるといわれています。ストレスや胃腸の不具合、体調不良などで起こる場合があります。
④粘血便
便に粘液や血液が混じった状態の便です。ドロッとした血液が便に混ざっている状態です。このような血便の場合は、潰瘍性大腸炎や大腸がんなどの可能性が出てきますので、早めに医療機関に受診してください。

下痢の続いている期間

下痢の続いている状態はどれぐらいなのか、期間を把握しましょう。体調や個人差があるので、一概には言えませんが、食あたりなどの一過性のものであれば、1日、2日程度で治まることが多いです。

またウィルス性の疾患などでは、1、2週間ほど続くときもありますので、どの程度続いているのかを医療機関で説明できるようにしましょう。

下痢以外の症状の有無

下痢とともに他の症状があるか確認しましょう。下痢は腹痛と共に起こっているのか、発熱や嘔吐などのほかの症状が出ているか?など把握することで診断も早くなります。

さらに症状以外にも、急激な体重の減少があるか?激しい下痢で脱水症状を起こしていないか?などを知ることで急激な症状の悪化にも対応できます。

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下痢の症状

つらい少年

下痢には、2つのタイプがあります。

①急性下痢

急性下痢とは、一過性のもので、長くても1~2週間程度で治まります。このタイプの下痢は、ストレスやウィルス性の疾患、お腹が冷えたなどの原因で起こることがあります。

②慢性下痢

2週間以上続くような下痢の症状や一度止まってもまた繰り返す下痢などがあります。気をつけたいのは、3週間以上続く慢性下痢で、他に発熱や腹痛、嘔吐などのほかの症状を伴う場合です。腸やその他の疾患の可能性があります。また下痢が血便の場合はすぐに医療機関に受診することをオススメします。

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下痢が続く原因

下痢が続くときの原因を考えてみましょう。普段の生活の中でこのようなことはありませんか?

冷たいものの食べすぎ

冷たいものの食べすぎは腸の刺激になり、ぜんどう運動がきちんと働かなくなります。すると腸で水分を吸収できずに下痢になります。

食べすぎ

食べすぎで消化不良になり、下痢になる場合は、多くが体調不良や寝不足などの症状と共に起こっています。

そのような状態は、胃がきちんと機能できず、腸でも水分を吸収できずに下痢になります。食べ過ぎによる下痢は、食べ過ぎで下痢が起きる原因は?対処方法も紹介!の記事を参考にしてください。

ストレス

ストレスが原因で下痢になることもあります。過剰なストレスから下痢になり、また下痢になるというストレスから症状を繰り返すということで慢性的な疾患につながります。

油分を多く含む食事や香辛料の多い食事

油分は消化しにくいので、食べ過ぎると下痢の原因になります。また唐辛子などの香辛料の多い食事は腸を刺激します。

刺激を受けると腸のぜんどう運動がきちんと働かず、下痢の原因になります。

海外での食事

食べなれない外国での食事や水などが原因で下痢になることがあります。

牛乳

乳糖を分解する酵素を持っていない人は下痢の原因になります。特にアジア圏の人に多いといわれています。

アルコール

アルコールは香辛料と同じで腸にとっては刺激物になります。また過度な飲酒は腸の粘膜を傷つけることもあるので、注意が必要です。

詳しくは、お酒による下痢の原因を紹介!いったいどういう仕組み?の記事を参考にしてください。

薬の副作用

抗生物質など、薬の副作用で下痢になることがあります。もし心当たりがあるなら、担当医に相談しましょう。

抗生物質の下痢については、抗生物質を飲むと下痢になる原因は?対処方法はある?を読んでおきましょう。

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疾患の可能性

検査

下痢の症状が発生する病気を知っておきましょう。

 過敏性腸症候群

下痢が長く続いているのに、腸の検査や血液検査などでは特に異常が見つからないとき、過敏性腸症候群の可能性があります。下痢とともに腹痛やお腹の嫌な感じがします。
この疾患は、日本をはじめ、先進国に多く見られる疾患で、下痢のほか、便秘、下痢と便秘を交互に繰り返す3タイプの症状があります。
はっきりとした原因は不明ですが、消化管の異常や心理的な異常が原因といわれています。一部では感染性の腸炎などの完治後に発症することがあり、関連性があるのではないかといわれています。
また、ストレスも原因の一部になっているといわれており、発症後も下痢がストレスとなり、症状が悪化するということもあります。この疾患で下痢になる場合は長く続くのが特徴です。気になったら医療機関に受診しましょう。受診には、胃腸科や消化器科がよいでしょう。または心理的な要因が大きい時は精神科への受診を薦められます。
詳しくは、過敏性腸症候群の症状をチェック!治療方法は?の記事を読んでおきましょう。

大腸憩室炎

大腸の粘膜の一部が突き出たような状態になり、その箇所が多くなると、この大腸憩室炎といわれます。原因は、肉食の多い食生活や食物繊維の少ない欧米型の食事で便秘や大腸内の圧が上昇したためといわれています。さらに加齢により腸内環境が弱くなったり、遺伝や体質、生活環境などの要因もあるといわれています。
症状は、多くが無自覚、無症状で進行することが多く、時に下痢や便秘などの便通の異常があり、腹痛なども伴うことがあります。下痢の場合は長く続いたり、時に血便も見られます。その症状からよく過敏性腸症候群と間違われますが、そのまま放置すると大腸の壁に穴が開いたり、腸閉塞などの症状を引き起こしたりするので、自分の症状をしっかりと医療機関に伝えて正しい判断を仰ぎましょう。

クローン病

クローン病とは、大腸や小腸の粘膜に潰瘍などができる疾患で、下痢の症状や粘血便、発熱や倦怠感、体重の減少などが現れます。
この疾患は10代から20代に多くみられます。原因ははっきりと分かっていません。

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に潰瘍やただれが起きる疾患です。完治が難しく、再発する可能性の高い疾患です。粘血便や下痢が特徴で、重症になると発熱や貧血などの症状が現れます。
詳しくは、潰瘍性大腸炎は完治するの?原因や治療方法を紹介!を読んでおきましょう。

大腸がん

長く続く下痢や血便、腹部の膨満感、さらにしこりなどがわかる場合は大腸がんの可能性があります。
下痢も長く続く間に便秘と交互になったり、便が細く途切れ途切れになることも特徴です。時に腹痛も起こります。
大腸がんについては、大腸がんの原因とは?運動不足や食生活に要注意!を参考にしてください。

アレルギー性の下痢

アレルギー反応で下痢になります。アレルギーを引き起こす食べ物を食べたときに発症します。原因はアレルギー反応によって腸内が過敏症のような症状を起こすためといわれています。下痢のほかに蕁麻疹や嘔吐、腹痛などが起こることがあります。
重症になると、血圧の急激な低下や喘息の発作なども発症し、危険な状態になります。このような症状は、すぐに発症する場合と、数日かけてゆっくりと発症する場合があるので、経過観察が大切です。

感染性腸炎 / 食中毒

細菌やウィルス性の感染性、それに伴う食中毒で下痢を起こすことがあります。ノロウィルスなどが代表的なものです。この場合は排泄物や嘔吐物などから二次感染が起こるため、感染者とのかかわりに注意が必要です。
これらのウィルスが食べ物にうつると、食中毒になります。一般的には発熱や腹痛、下痢、嘔吐などの症状がでます。下痢や嘔吐は一時的なときもあれば、長く続く場合もあるので、発熱や嘔吐などの症状があって下痢が続くときは感染症を疑っても良いでしょう。
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下痢が続くときの対処法

では、下痢が続くときはどのような対策をとればよいのでしょうか?

まず第一に医療機関への受診です。下痢はほおっておくと身体の水分を失い、脱水症状を起こす可能性があります。まず医療機関に受診しましょう。

受診前に出来ることは、

水分補給

下痢は身体の水分を必要以上に体外に出してしまいます。脱水症状にならないように適度な水分補給をしましょう。

ただし、冷たい水や塩分の多いもの、香辛料の入ったものは腸への刺激になりますので、スポーツドリンクや体内吸収のよい水分を積極的に摂るように心がけてください。もちろんアルコールやコーヒーなどの嗜好品は刺激物になります。避けましょう。

栄養補給

食べられる状態であれば、きちんと栄養を補給しましょう。ただし腸への刺激になったり、消化の良くない油っぽい食事や塩分の多い食事は避け、消化の良いものおかゆや煮た野菜、バナナなどの水溶性の食物繊維などを摂りましょう。もちろん肉や魚介類、香辛料などは消化に時間がかかり腸への負担になります。避けましょう。

これらのことに気をつけて早めに医療機関に受診しましょう。

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日常生活で気をつけたいこと。

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下痢はとても辛いですよね。出来るだけ腸内の環境を良くして下痢を緩和したいものです。どのようなことが腸内環境に良いのでしょう?

感染症などの一時的なもの以外では腸内環境を良くすることで下痢の症状を緩和することが可能です。ビフィズス菌や乳酸菌などヨーグルトに含まれる善玉菌といわれている菌を腸内で増やしましょう。

ヨーグルトを積極的に食べるほか、善玉菌の栄養素であるオリゴ糖などの摂取、また水溶性の食物繊維を積極的に摂ることで腸内の環境を整え、便通をスムーズに促すことが出来ます。免疫力は腸内環境に比例するといわれています。腸内環境を整えることで、免疫力も強化され、強い身体になれるでしょう。日頃から食生活や生活習慣を意識して過ごすとよいでしょう。

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まとめ

いかがでしたか?下痢が続くと不安になりますよね。ストレスや重大な疾患になる前に早めに医療機関に受診しましょう。そして日頃から腸内環境を意識した食生活や生活習慣を心がけることで下痢の症状を緩和できると良いですね。

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