トキソプラズマの症状とは?妊婦が感染するリスクを知ろう!

トキソプラズマをご存知でしょうか?トキソプラズマの症状は世界中で、世界人口の30%程が感染していると推測されているそうです。

健康な大人がかかっても風邪の様な症状が出て、数週間ぐらいで完治する様ですが、抵抗力のない幼児や、病気を持った人、妊婦、老人などが掛かると重症な病気に発展する場合があります。

トキソプラズマとは家畜や猫の糞便にいる、ごくありふれた微生物の原虫です。単細胞なので目では見る事ができません。予防する予防接種はないそうです。もしトキソプラズマにかかった時、貴方はどの様にされますか?

その時のためにも、症状を早く見つけ、早期治療をすることが大切です。トキソプラズマについて調べて見ましたので、ご一緒に見てみませんか?

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トキソプラズマとは

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◆トキソプラズマは三日月形の幅3㎛ 長さ5~7㎛の単細胞生物の原虫で、細胞内の全ての温血脊椎動物に生息する、ごくありふれた寄生虫です。

目では見えない為感染経路が解りずらいですが、肉や、猫の糞便等から人間に感染する事があります。ほとんど経口感染です。

◆また世界中で感染率の高いのが、ブラジル・フランスです。健康な大人が感染した場合は余り酷い症状は出ません。一度感染すると免疫ができて、2度感染しませんが、生涯トキソプラズマの保虫者となります。

◆免疫力の弱い病人、子供、老人、免疫力のないHV患者にとって、トキソプラズマの感染は、重症な症状になる事があります。また妊娠している女性に感染した場合は、胎児に重篤な障害をもたらす事があります。感染時期により重篤な症状は変化します。

◆トキソプラズマの生活実態は無性生殖は、全ての温血脊椎動物からなるので、全ての肉等に生息している可能性があります。また有性生殖はネコ科の腸管上皮内で生息して、猫が終宿主(最終宿主として生息する)としてトキソプラズマは生きています。

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トキソプラズマの症状

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トキソプラズマの一般的症状

◆トキソプラズマの感染の症状は、リンパ節や肺炎、脳炎などの症状が出る事があります。妊婦の初期に感染した場合は、風邪に似ているので、感染しているのに気が付かない事があり、見逃す事が多く、ここで食い止める事ができれば、重篤な障害を避ける事ができます。

◆初期症状は風邪の症状の喉のいたみや、リンパ節の腫れ、身体中の節々の痛み等がみられ筋肉痛などが感染者の1~2割で起こる事があります。また発熱やからだのだるさなどの症状がでることがあります。

妊娠されている人がトキソプラズマに感染

◆妊娠されている人の感染率は妊娠14週以前の初期は10%以下、妊娠15~30週の場合は20%、妊娠31週以降60~70%と感染率は高くなります。しかし初期に感染した胎児の方が、重篤な障害を持って生まれてきます。

◆妊娠された方がトキソプラズマに初期に感染した場合は、流産や死産等重症になる事があります。また脳炎や黄疸・内臓やリンパの腫れ・血小板減少・貧血・肝機能障害・低体重などの症状をもって、先天性トキソプラズマ症として生まれてくる事もあります。

また24週から34週当たりの感染では、胎児に水頭症や脳内石灰や視力障害脈絡膜炎、運動機能傷害などの障害が出る事があります。

感染が後期に感染した場合は、余り重篤な症状に成らない場合があります。特に妊娠24週から34週当たりの感染が、もっとも重篤な後遺症を残す事が多い様です。

◆産婦人科の先生でもトキソプラズマの感染について、先生にもよりますが、余り知識がない方もいるそうですので、ご自分から検査の事はお願いした方が良い様ですね。

トキソプラズマの血液検査は1000円前後でしてもらえそうです。

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トキソプラズマ症の種類

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先天性トキソプラズマ症

◆先天性トキソプラズマ症とは、妊娠中にトキソプラズマに感染した場合、胎児を通しての障害がおこる場合の感染症です。妊娠初期に感染した場合は感染率は低いですが、胎児が受ける障害はもっとも重篤です。

◆先天性トキソプラズマ症の4大症状は、水頭症、脳内石灰化、精神運動機能障害、脈略膜炎の視力傷害が知られています。

◆先天性トキソプラズマ症の症状は、血小板の減少、リンパ節腫脹、黄疸、肝機能障害、貧血などがみられます。

後天性トキソプラズマ症

◆健康な大人や子供が感染した場合は、余り重篤な症状が現れず、発熱やけん怠感など一過性症状がでます。

日和見トキソプラズマ症

◆免疫不全者のばあいは、体内に感染していたトキソプラズマが再活性化して、脳炎などの重篤な症状を起こします。

眼トキソプラズマ症

◆眼痛や視力障害の症状を伴う、眼だけに発症するもので、先天性の場合が多く先天性の再活性化によることで、後天性で発症する場合は稀だそうです。

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トキソプラズマの原因

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トキソプラズマは微生物の単細胞生物の原虫です。トキソプラズマの組織形態は、シスト・オーシスト・栄養型の3つがあります。

シスト

・シストとは球型で脳や筋肉の組織の中に丈夫な膜で覆われた下等微生物で、無性生殖によってゆっくりと増殖する、数千にも及ぶ緩増虫体が含まれています。熱処理で56℃で15分中心が67℃になるまでの過熱、冷凍で-20℃で24時間、中心が-12℃凍結しないと死滅しない。

オーシスト

・オーシストとはネコ科の動物に感染する寄生虫の生活環境で有性生殖してオーシストの組織が作り出され、これは猫等の糞便に排出されます。数か月以上生存し、消毒液に強い。オーシストの場合-20℃で1ヶ月生存した実例があるそうです。

栄養型

・栄養型は細胞の中に寄生して、無性生殖により急激に増殖します。消毒や胃酸に弱いので食べ物から感染は有りませんが、目や鼻の粘膜、外傷の傷等から感染します。

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感染経路

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トキソプラズマは人間を含めたすべての温血動物に寄生する微生物で、ネコ科の動物には終宿主です。人間に感染する経路としては、食肉や土壌による野菜や果物や水等から感染する事もあります。

◆猫が糞便したオーシストを、ネズミが食べて感染し、そのネズミを猫がかみつくとネズミに感染したシストが感染する。

◆飼い猫で外に出さない場合でも、生肉、生の肉臓、生骨等は食べさせない。また未殺菌のミルクや山羊乳等を与えない様にする。

◆人間の感染は、飼い猫のトイレの掃除、園芸、砂遊び等から手についたシストが感染するので、手袋をしてやる様に心がける方が良い。

食肉

◆食肉のトキソプラズマの感染は、種類に限らず全ての食肉に感染する可能性があり、加熱不十分だったり、まな板・包丁に付着したり、手に付着したトキソプラズマの感染がみられます。

生肉を食べる時はいつもトキソプラズマや、その他の微生物に感染する事を、頭に入れておいた方が良い様に思います。特に子供などにユッケ等を、食べさせている親がいますが、大事が起こってからでは遅すぎますので、特に子供を持つ親は気を付ける事が大切だと思います。

胎盤

◆トキソプラズマは妊婦に感染すると、マクロファージに侵入して、血液の流れに乗って全身に広がり、胎盤を通じて胎児に感染します。

◆妊娠初期の場合は感染しても感染率は低いですが、トキソプラズマが胎内で増殖して、早く感染した胎児程重症な障害を持ちます。妊娠末期には70%の感染率で感染率は多いですが、胎児に与える障害は低くなります。

◆妊娠中にユッケの生肉を食べた女性のブログをみました。その女性の子供は水頭症に掛かって生まれて来たそうです。妊娠は順調に子供は育だっていたそうですが、妊娠が後期に差し掛かった時に子供の頭の異常に気が付いたそうです。

その方が妊娠中に生肉を食べたばかりに、水頭症の子供を作ってしまい、悩める日々をブログに書いていましたが、一度食べただけで運が悪ければ傷害を持った子供が生まれてきます。

妊娠中は特に食べ物には気を付けて、元気な子供が生まれる様に、自分一人の身体でない事を自覚して、特に栄養面を考えながら食べる事が必要ではないでしょうか?

其の他

トキソプラズマのその他の感染としては、輸血や臓器移植等で起こったり、誤って注射したり飛沫が目や鼻に入って感染します。生水も気を付けた方が良いです。海外旅行も旅行先の食べ物や水について気を付けた方が良いです。

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トキソプラズマの予防

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◆トキソプラズマの感染ルートは経口感染のみです。ですから生肉や、熱処理の不十分な肉、また猫の糞便等の土壌などからの野菜や、果物、砂遊び等を気を付けると予防になります。間接的に感染するのに、ハエやゴキブリによる感染もありますので、食品、手洗いの徹底はとても必要な予防と成ります。

◆トキソプラズマの予防するには妊娠初期にトキソプラズマの抗体検査をすると良いです。90%ぐらいが抗体を持っていないそうです。

◆生肉は妊娠中は絶対に食べない事。生ハムやレアのステーキなども感染します。妊娠中は特に食べ物には気を付けて、生まれてくる赤ちゃんにとって栄養のあるものを食べる様に心がけましょう。

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まとめ

如何でしたでしょうか?トキソプラズマについて大体の感じは掴めましたでしょうか?トキソプラズマはごく当たり前に存在する寄生虫ですが、妊婦や免疫不能者、抵抗力の少い幼児や老人に感染すると、色々生死にかかわる事もあり、また大きな障害を受ける事もありますので、ちょっとした意識をもって防いでほしいと思います。

注意点

  • 生肉は抵抗力の弱い人、妊婦さんは絶対食べない事(生肉、生ハム等)
  • 手洗いを心がける・調理具は良く熱湯消毒する(消毒剤は効かない)
  • 猫の糞便等を処理するときは、手袋をはめる事(妊婦さんは誰かにしてもらう)
  • ガーデニングや砂遊び等は、素手で行わない事
  • ハエやゴキブリのついたもの食べない。また猫に食べさせない。
  • 熱処理を十分にする(中心を67℃に熱処理する・冷凍はー12℃にする)
  • 生水・特に外国に行っての生水に注意

その為には注意点を良く頭に入れて、これからの生活に生かして下さることが、トキソプラズマや細菌、ウイルスの被害を最小限に、食い止める事に繋がるのではないでしょうか?

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