コーヒーを飲むと頭痛が治るという話と、逆に悪化するという話の両方を聞いたことがある方はいませんか?どちらが正解か分からずに悩んでしまう方もいると思います。
答えはどちらも正解です。コーヒーを飲むと改善する頭痛もあれば悪化する頭痛もあります。
今回は、コーヒーと頭痛の関係について記事を書いています。記事を読んで、頭痛の時に上手にコーヒーを利用しましょう!
カフェインが頭痛に効果のある理由とは?
まずは、コーヒーに含まれているカフェインについて書いていきたいと思います。
カフェインには興奮作用と覚醒作用があるのはご存知ですよね。コーヒーを飲むと眠れなくなったり、眠気が覚めるのはコーヒーに含まれるカフェインが原因です。これらはカフェインを摂取すると、脳の血管が収縮するために起こる作用です。
この脳の血管を収縮させる作用が、頭痛に対して効果を発揮したり頭痛を悪化させたりします。どうして効果が様々なのかというと、頭痛の種類にも種類があるためです。頭痛の種類によって効果を表したり、悪化させたりしてしまいます。まずは、ご自身の頭痛の種類を把握する必要があります。
コーヒーが影響を与える頭痛
では、コーヒーを飲むことで良くも悪くも効果のある頭痛を3つ書いてきたいと思います。
①偏頭痛
頭痛の代名詞とも言える偏頭痛は、頭の片側、あるいは両側のこめかみから目の付近にかけてズキンズキンと脈打つように起こるのが特徴です。痛みだすと短時間で治る方もいれば長時間続く方もいます。偏頭痛は前兆がある場合もあれば、急に頭痛に襲われてしまう場合もあり、女性の方に多いといわれています。
偏頭痛はズキンズキンと脈打つように、脳内の血管が膨張して引き起こされます。先ほども書きましたが、コーヒーに含まれるカフェインには脳内の血管を収縮させる作用があります。偏頭痛が起こっている時の脳内は、血管が膨張していますのでコーヒーを飲むことで膨張した血管を収縮することができます。
そのため、偏頭痛の方がコーヒーを飲むと頭痛が緩和されます。偏頭痛の治し方については、偏頭痛の治し方を紹介!原因を知って正しい対処方法を知ろう!の記事を参考にしてみてください!
②緊張性頭痛
ストレスや緊張をすると引き起こされるのが、緊張性頭痛です。症状として、頭全体を締め付けられるような鈍い痛みを起こすのが特徴です。ストレスの種類も精神的なストレスだけでなく、身体的なストレスも原因となります。
例えば、パソコン作業を長時間行い不自然な姿勢を長時間続けたり、身体を冷やすと筋肉が収縮し、凝り固まった状態になってしまいます。筋肉の緊張が高まれば、血管が収縮し血液の流れが悪化してします。その状態が続いてしまうと、頭を全体的に締め付けるような頭痛が引き起こされます。
コーヒーを飲むと血管が収縮するため、血流が悪化している緊張性頭痛の方には悪影響を及ぼしてしまいます。緊張型頭痛については、肩こりによる頭痛を解消する方法を紹介!ツボや食事などを参考にしてみてください!
③二日酔いが原因の頭痛
お酒を飲みすぎた次の日、朝起きると頭痛が酷かった経験をした方はたくさんいると思います。
その原因は、肝臓がアルコールを分解する際に発生するアセトアルデヒドという物質です。アセトアルデヒドが血液の流れに乗り、頭へ運ばれることで頭痛が起こります。
このアセトアルデヒドを汗か尿で体外に排出することが、二日酔いが原因で起こる頭痛を改善する方法ですが、コーヒーには利尿作用があります。コーヒーを飲むことで、尿と一緒にアセトアルデヒドが体外に排出されるのが早まります。そのため、コーヒーを飲むと頭痛の緩和に効果があります。
注意点としては、飲みすぎてしまうと胃が荒れる原因になるので気をつけましょう。二日酔いの治し方については、二日酔いなんて怖くない!食べ物と飲み物で一発改善しよう!の記事を読んでみてください。
カフェインが引き起こす頭痛
次に、コーヒーやカフェインが悪影響を及ぼす頭痛をご紹介したいと思います。
①カフェインそのものが原因となる頭痛
稀にカフェインそのものが原因で頭痛になる方もいます。
コーヒーを飲むと必ずと言っていいほど頭痛が起こる方は、カフェインが体内へ入ると頭痛が引き起こされている可能性がありますので注意することをオススメします。
②カフェインの取りすぎで引き起こされる頭痛
カフェインはコーヒーだけに含まれているとは限りません。眠気覚ましに飲む栄養ドリンクにもカフェインは含まれています。様々な飲み物にも含まれていますので、気がつくとカフェインを取りすぎてしまっている危険性があります。
カフェインを過剰に摂取してしまうと激しい頭痛が引き起こされてしまいます。コーヒーやカフェインが入っているドリンク類は、一日に4~5杯を限度に5杯以上は控えるように心がけましょう。
③カフェイン中毒が原因の頭痛
日常生活でカフェインを取り続けていると、カフェイン中毒のような状態に陥ることがあります。カフェイン中毒はカフェインが体内から切れてしまうと、カフェインを欲して頭痛が引き起こされてしまいます。
そして、カフェインを摂取しても今度はカフェインを取りすぎてしまい頭痛の原因になってしまいます。この悪循環を断つためには、カフェインを一度止める必要があります。
カフェインを摂取するのを止めれば、一週間ほどで頭痛は改善されます。この一週間の間はカフェインを欲する頭痛との闘いになりますが、一週間後には頭痛は治まります。コーヒーやカフェイン類は取り過ぎないように、適度に楽しむことが大切です。
先ほど、コーヒー以外にもカフェインは含まれていると書きましたがその中でも日常生活で口にしやすいものをご紹介したいと思います。
・ココア
・紅茶
・コーラ
・ウーロン茶
・煎茶
・ほうじ茶
・眠気覚ましの効果のある栄養ドリンク
などが挙げられます。
カフェインには利尿作用もあり、摂取しすぎると身体は脱水症状のような状態に陥り、更に頭痛を引き起こしてしまいます。カフェインを取りすぎてしまったと感じたときは、しっかり水分補給を行いましょう。
このときに飲むのは、水かスポーツドリンクがオススメです。コーヒーはあまり飲まないのに頭痛がするという方は、それ以外の食品に含まれているカフェインを一度確認することをオススメします。カフェイン中毒については、カフェイン中毒の症状を紹介!1日の量はどれくらい?の記事を参考にして下さい。
コーヒーがもたらす素晴らしい効果とは?
さて、今回はコーヒーが引き起こす頭痛について記事を書いていますが、コーヒーには良い効果もあります。
①ダイエット効果
コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪燃焼を促進する効果があります。
運動の20~30分前にコーヒーを飲むと、脂肪の燃焼が促されます。ダイエット中の方はぜひ、コーヒーを飲んでから運動を行いましょう。
②アンチエイジング
野菜や果物に多く含まれているビタミンは抗酸化作用があるため、アンチエイジングに効果的だと言われています。
コーヒーにも野菜や果物と同じように抗酸化物質が多く含まれています。そのため、コーヒーを飲むとアンチエイジングの効果が期待できます。
③リラックス効果
コーヒーの香りを嗅ぐと、ホッとするような気持ちになりますよね。それはコーヒーの香りには、リラックス効果があるためだと言われています。
緊張をほぐしたいときなどに一杯のコーヒーの香りを嗅ぎながら飲むと、高ぶっている神経を解きほぐすことができます。
④消化の促進
レストランなどに行くと食後にコーヒーを出すお店がありますよね。コーヒーを飲むと胃壁が刺激されて、消化液の分泌が促進されるので消化がスムーズに行われやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?今回はコーヒーと頭痛に関する記事を書いています。
コーヒーには素晴らしい効果がたくさんあります。偏頭痛の方は痛みが出てから飲むのではなく、痛みが出る前に飲むと更に効果的です。
カフェインを取り過ぎないように気をつけながらコーヒーを飲んでリラックスタイムを作りませんか?
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