食欲がない原因とは?病気やストレスとの関係について

いつもは食欲旺盛なのに、今日はなんだか食べる気がしないなんて時のありますよね。すぐに解消されるのであれば何の問題もありませんが、いつになっても食欲が湧いてこないとなるとなんだか不安になりますよね。

今回は食欲がないことについての記事を書いています。食欲がなくて困っている人や病気かもしれないと不安になっている人はぜひ読んでみてください。

食欲とは?

食事・笑顔

人は何故食欲というものが発生するのかを紹介します。

人間の脳には、「視床下部」という期間があります。視床下部には摂食中枢や満腹中枢があり、そういった部分に刺激が加わることで、お腹いっぱいになったり空腹を感じて食欲が発生するといった情報を身体に伝えます。

消化器官にある化学物質を受信する受容器、消化器官の中にある量などの神経情報や、血液中にあるブドウ糖の情報を通じて、摂食中枢や満腹中枢に刺激を加えます。

さらに、美味しいそうな匂いを嗅いだり、目で美味しいそうな食事を見ると、大脳にある感覚中枢が刺激されることも食欲に繋がります。

食欲がない原因とは?

食事

では、どういった原因で食欲不振になってしまうのかを紹介します。原因を知っておくことで予防することも可能です。

ストレス

ストレスを多く感じることで、自律神経が乱れやすくなってしまうことで食欲不振になることがあります。

自律神経のバランスが乱れることで、交感神経が活発になってしまいます。そうなると、胃液の分泌などの消化器官の働きを活性化させる副交感神経が抑制されてしまうために、食欲が起きなくなってしまいます。

また精神的ストレスだけでなく、日々の疲労の蓄積や騒音、寝不足などにより肉体的ストレスを感じることも自律神経の乱れに繋がってしまうので注意しましょう。

生活習慣の乱れ

人間はエネルギーが不足すると、エネルギーを補給するように脳が指示を出します。それにより食欲を発生させるのですが、運動不足の人はエネルギーを補給する必要性があまり無いと脳が判断するために、食欲が発生しにくくなってしまうのです。

さらに忙しくて、十分な睡眠時間を確保出来ていない場合は、自律神経が乱れやすくなってしまうので食欲不振が発生しやすくなります。

夏バテ

夏になるとなんだか食欲が湧いてこないという話しよく聞きますよね。

夏は、気温も湿気も高い状態です。そうなると体温調節が上手く出来なくなってしまい、発汗量が増加して水分不足になる状態を「夏バテ」といいます。

夏バテになることで、自律神経も上手く調整できなくなってしまうので、消化器官が正常に働かなくなることで、食欲が湧いてこなくなります。

妊娠

女性の方は、妊娠すると食欲不振の状態になることがあります。

いわゆる「つわり」という現象が起き、

  1. 空腹の状態の時に気分が悪くなる
  2. 食欲不振になる
  3. 匂いに敏感になる
  4. 吐き気が起きる

といった症状が現れます。妊娠した女性の5〜7割の方がつわりを経験します。女性ホルモンのバランスが崩ることなどが原因とされています。

飲酒

過剰なアルコールの摂取も、食欲不振を引き起こす原因になります。

体内に取り込まれたアルコールは、肝臓で解毒され排出されます。アルコールを飲み続けていると。肝臓が正常に働かなくなるので、気だるさや食欲不振といった症状が体に現れます。

また日頃飲んでいなくても、胃や膵臓にも負担がかかって炎症を何度も発生すると食欲不振になることがあります。

加齢

高齢になるほど、食欲は低下しやすい傾向にあります。

まず第一に考えられるのが、運動する量が現象してしまうことで、運動不足が起きてしまうことです。上記でも紹介しましたが、運動不足は食欲を低下させます。

さら歯の調子が悪くなる方が多く、噛みづらさを感じていたり、味覚の変化が起きたりすることも食欲が起きなくなる原因として挙げられます。

食欲がなくなる疾患の可能性

食欲がない場合は、何かしらの疾患が発生している場合があります。そうなった場合は、早期発見が鍵となるので、注意しましょう。

食欲不振が現れる疾患としては、

  • 慢性胃炎・逆流性食道炎・胃潰瘍・便秘・十二指腸潰瘍などの、胃腸器官の疾患
  • 肝炎・膵炎・肝硬変などの消化器官で起きる疾患
  • 糖尿病・甲状腺機能亢進症などの内分泌系の疾患
  • 自律神経失調・うつ病などの精神的な疾患
  • 肺結核・脳腫瘍・腎不全などの疾患

といった疾患が挙げられます。これら以外にも食欲不振が発生する疾患はありますが、その他の症状が現れる場合がほとんどです。体に違和感を感じて、食欲不振が発生している状態が長続きする場合は、一度病院へ診察へ行きましょう。

食欲がない時の対処方法

食事

疾患による食欲不振の場合は病院へ行って治療する必要がありますが、それ以外の食欲不振については改善することも出来ます。どのようにして対処するべきか紹介します。

◆生活習慣を整える

疾患以外の食欲不振の原因は、主に自律神経の乱れになります。つまり、自律神経が整うように生活習慣を改善することで、再び食欲が湧いてくるようにすることが可能です。

まずは、なんといっても睡眠時間を確保することが大切です。自律神経を整えるのには、十分な睡眠をとって、早寝早起きの習慣をつけることが必要です。質の高い睡眠をとることで、疲れを溜めないようにすることもできます。睡眠については、眠りが浅い人へ!快眠できない原因と快眠する方法についての記事を詳しく読んでみてください。

また、ストレスを溜めないような生活を送ることも意識してください。自分の好きなリラックス方法を考えて、ゆったりとした生活を送ることで自律神経が整って、食欲が湧いてきます。

さらに、運動を取り入れることでエネルギーを消費して、食欲が湧いてくるようにすることもオススメです。睡眠の質も高めやすくなるので、どうしても食欲が湧いてこない時は運動をしてみましょう。

◆薬を飲む

暴飲暴食や、¥刺激のあるものを食べることで胃腸の調子が良くない場合も、食欲が湧いてきません。そうなった場合は、市販薬を服用して症状を改善するのも良いでしょう。

整腸薬などの胃腸の働きを助ける効果のある薬を購入してください。また「健胃消化」の効果のある成分を含む漢方薬なども高い効果を期待することができます。家に常備薬として置いておくと良いでしょう。

食欲がない時にオススメの食材

食べ物

食欲がないときは、何も食べる気が起きませんよね。そんな時に。ぜひとも摂取して欲しい食欲が湧いてくるような食材を紹介します。

梅干し

梅干しには、クエン酸やリンゴ酸などが多く含まれているので、唾液の分泌を促進し食欲を増幅させてくれます。また、胃液の分泌を促進する効果があるので、消化器官の働きを助けて、食欲が湧きやすくなります。

トマト

食欲がないときは、食事前にトマトを食べることをオススメします。冷たいトマトを食べることで、神経を落ち着かせる効果と爽快感を得ることができ、食欲が湧いてきます。

また食欲がないときは、食べる量が減っているので栄養が足りていない場合が多いのですが、ビタミンやカリウムが多く含まれているので、栄養補給の効果も期待できます。

にんにく

にんにくが放つ独特の匂いは、食欲を刺激しますよね。

さらに胃酸の分泌を促進する効果もあるので、食欲がない時は、にんにくが混ざった料理をオススメします。

唐辛子

唐辛子に含まれる「カプサイシン」を摂取することで、胃壁を刺激するので胃液の分泌が活発になります。

上記の食材を含む料理がオススメです。

基本的には、消化が良く、少しの量でも栄養分を摂取できるようなものから食べ始めると良いでしょう。ただし、食欲が湧いてきたからといって、いきなり多くの量を摂取するのは止めましょう。

まとめ

今回は、食欲がないことについての記事でした。

様々な原因が考えられますが、自律神経の乱れである場合がほとんどですね。生活習慣を改善することで食欲が湧いてくるようにできます。また、疾患の症状であった場合は、原因となる疾患を治さないと食欲不振は改善されない場合が多いので、疑いがある場合はすぐに病院へ行くようにしましょう。

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