いつも話す内容が不幸な身の上話という不幸自慢ばかりする人っていませんか?不幸自慢をする人の話を聞いていると自分まで嫌な気持ちになって、憂鬱な気分になってしまいます。もしかしたらあなたが不幸にあった話ばかりしていたら「また不幸自慢している」と思われるかもしれません。
では不幸自慢をする人はなぜ不幸自慢をするのでしょうか。不幸自慢をする人には共通点があるようです。今回は不幸自慢をする人の心理や不幸自慢をしている人への対処法をご紹介します。
不幸自慢をする人の10の心理と特徴
不幸自慢をする人にはいくつかの特徴や心理があります。もし身近に不幸自慢をする人がいたら「こんな心理が働いているのか」と心の中で思っているといくらか気がまぎれるかもしれません。
寂しくて誰かにかまってほしい
不幸自慢をする人はいつも自分の不幸な話ばかりしています。ではなぜそんな話ばかりするのかと言うと、「そうだったんだ、苦労してるんだね」などと同調してほしい、かまってほしいと思っているからです。性格自体がとても寂しがり屋で、さらに不幸自慢をする人は自分に自信がないため、何もしないで人気者になることは出来ないと思っているのです。
そのため、自分の不幸話をすることで、第三者に自分の話に同調して肯定してもらうことで満足感を得て寂しさを埋めているのです。
②注目されたい
不幸自慢をする人は人から注目されたいと心から思っています。人から関心を引くには不幸話でなくてもなんでもいいのですが、人というのは幸せな話よりも不幸な話に耳を傾けがちです。
実際幸せな話をしたとしても 「へー良かったね」で終わってしまったりしますが、不幸話なら、「大変だったんだね。」と同情を誘い、慰めてもらうことができます。相手から優しくしてもらえるのです。
不幸話をしたら注目を浴びることができるということを知っているのです。
③すごい人だと思われたい
不幸自慢をする人は「自分は苦労の乗り越えてきたすごい人間なんだ」と強く思っており、周囲の人にすごい人だと思われたいと強く思っているところがあります。
不幸自慢をすることで、自分は誰よりも苦労してきた、だからすごい人間なんだと自慢したいのです。不幸話で自慢するのはあまり良い気持ちにはなれないと思いますが、不幸自慢をする人にとって不幸話は自慢に価すると強い自信があるのです。
不幸自慢をする人は自分の不幸な身の上にほこりを持っているのです。
④マウンティングしている
不幸自慢をする人の中には自分の不幸話をしながらマウンティングをしている人がいます。一見不幸なように思えて実はただの自慢話と言う事です。
例えば、「別に興味ないのに、結構芸能事務所の人に声かけられて本当にウザい。そんなに目立つのかな?」という一見不幸話に見えますが、実際は”スカウトされて嬉しい”という自慢話になります。
「スカウトされた」と言うと反感を買うことがあるため、自虐的な感じになってしまうのです。
⑤失敗をいつまでも引きずる
不幸自慢をする人は実はガラスのハートでしょっちゅう傷つきます。先述したような不幸に見せかけた自慢話をするような神経が図太い人もいますが、多くの場合、ガラスのハートを持っています。
周囲の人の言動や視線が気になり、自分は周りの人からどう思われているのか、嫌われていかというのをとても気にしています。
このように周りからの評価が気になるため、小さな失敗をするたびに「もう絶対嫌われた」とひどく落ち込んでしまう小心者だと言えます。小さな失敗をずっと引きずって自信失くしたり、自己嫌悪に陥りやすいと言えるでしょう。
⑥本当は同情されたいわけじゃない
不幸自慢をする人はただ自慢話ばかりをしていても反感を買ってしまうと言う事を知っています。そのため、不幸に見せかけて自慢話をするというずるがしこいところがあります。
不幸自慢をする人は悲劇のヒーローやヒロインの気分に浸りつつも、本当に同情されたいわけではありません。本当に同情されると、みじめに感じて怒り始めてしまいます。
不幸話をするくせに「可哀そうな人」と思われるのは嫌で、「そんな不幸なことがあったんだね」と同情してきた相手に対して、「そんなことはないよ」と否定する傾向があります。
⑦否定や反論されるとヒステリックになる
不幸自慢をする人の中にはプライドが高い人がいますが、このタイプは自分の意見が一番正しいと思っている自己顕示欲の塊だと言えます。このタイプはプライドを傷つけられることが何よりも嫌いなため、自分の意見に対して否定的な意見や「その不幸話ってなんか大げさじゃない?」と反論されると、ヒステリックになって怒り始めます。
自分の話を否定すル言葉や反論は絶対に聞きたくない、自分の意見をどうしても突き通したいというわがままな性格だと言えます。
⑧話のネタが不幸話しかないから
不幸自慢をする人は、他の人とは違う経歴を持っていたり、他の人には持っていないスキルがあるわけではありません。そのため、不幸話しか思いつかないため、毎回不幸な話をしてしまい、不幸自慢をする人と思われてしまうのです。
さらにそこにかまってほしい、認めてほしい、自分のことを愛して欲しいという気持ちが加わって、不幸自慢になってしまうのです。
プライドが高いため、同調してほしいけど、不幸な人だと思われたくないと思っているため、周囲の人のアドバイスを聞き入れることはまずありません。
⑨コミュニケーションの1つだと思っている
不幸自慢をする人は不幸自慢をコミュニケーションの1つだと思っているところがあります。コミュニケーションは楽しく話したり、冗談を言い合ったりなど不幸自慢だけではありません。
しかし、不幸自慢の人は楽しい話や冗談を言い合うよりも不幸自慢に重点を置いているため、いつも不幸自慢をしてしまうのです。そのため、周囲の人は毎回不幸自慢をしてくる人に対してめんどくささを感じ、苦手意識を持ってしまうのです。
もっと他にコミュニケーションの取り方があるだろうにと不満に思っているのです。
⑩自己中心
不幸自慢をしてくる人は自己中心な性格をしていることが多いです。相手の都合など関係なく夜中でも電話して一方的に不幸自慢をして満足したり、友達が会話をしているところに割って入って不幸自慢を始めるなど、不幸話をするために相手のことを考えない行動をしてしまいます。
どんな時でも相手のことを考えずに自己中に話をし始めるのが不幸自慢の人の特徴だと言えます。こんなことばかりしていたら周囲の人は嫌になってしまって当然だと言えるでしょう。
不幸自慢をする人へどうやって対処すればいい?
不幸自慢をする人が身近にいる場合どのように対処すればいいのでしょうか。ここでは不幸自慢をする人への対処法をご紹介します。
①さらっと受け流す
不幸自慢をする人から不幸自慢をされたときは「そうなんだ~。大変だったね」と同調しつつ受け流しましょう。相手が職場の同僚や上司など、関係がこじれると大変になる人であれば尚更受け直したほうが良いです。適当に相槌をすることで、トラブルを回避することができます。
どうしても不幸話を聞くのがめんどくさく、嫌になってきたら、「ごめんね、ちょっと用事があるので、続きはまた今度聞きます」などと言って話を切り上げていきましょう。
②2人きりにならないようにする
不幸自慢はカフェや飲食店、お互いの部屋など、話をしやすい場所で始まります。また、2人きりになった途端不幸自慢が始まることもあります。そのため、不幸自慢をしやすい状況を作らないようにするものおすすめの対処法です。
例えば、職場の同僚の場合は、休憩時間に2人きりにならないように配慮したり、友達あれば、2人きりで合わないようにして、その子に話の所有権が行かないようにすることで、不幸自慢をあまり聞かずに済むでしょう。
③無理やり話題を変える
不幸自慢をしているときに無理やり話題を変えるのもおすすめの方向です。例えば、「へ~そうなんだ。そういえば昨日のテレビでさ~」などと全く関係がない話題を話し始めたり、「そんなのまだマシだよ。私なんてさ~」と自分が不幸自慢を始めたり、恋人への愚痴の場合は「その彼女ひどいね。そういえば、彼女はどこの出身なの?」と話題を変えることで、「この人に話してもちゃんと聞いてくれない」とがっかりして、不幸話をしなくなります。
大変かもしれませんが、不幸話をしなくなるまで、話題を変えていきましょう。
④不幸自慢を楽しむ
どんなに興味がなさそうにしても、全く気にする様子がなく、一方的に不幸自慢してくる神経が図太い人もいます。このタイプの場合、相手の不幸自慢を辞めさせるのは不可能ですので、終わるまで大人しく話を聞くしかありません。
それなら、辛い想いで聞いてストレスを溜めるのではなく、相手の不幸自慢を楽しんでしまいましょう。「この人は不幸自慢をしないと我慢が出来ないタイプなんだ。可哀そうだから聞いてあげよう」と思って大人の余裕を見せましょう。そうすることで、イライラせずに聞くことができるでしょう。
また、不幸自慢をする人は滑稽に見えるところがありますので、笑えるところを見つけて不幸自慢を楽しんでしまいましょう。
⑤不幸自慢をする人を突き放す
不幸自慢をする人の話をどうしても聞きたくない、関わりたくないと思う場合、はっきりと言って突き放すことも重要です。
不幸自慢をしている人は周りの気持ちなど考えていませんから、「そんなに不幸自慢したいならよそいきなよ」と冷たく突き放しましょう。
まとめ
いかがでしたか?不幸自慢をする人は不幸自慢をしている人の気持ちが少しわかったのではないでしょうか。今まで不幸自慢の話を聞いて嫌気が指していた人も不幸自慢をする人の心理が分かって参考になったかもしれませんね。
不幸自慢をしてくる人に対してサラッと流せたら大人の余裕を感じることができますので、より精神的に大人になれるかもしれませんね。