機械が一般的に普及され始めてかなりの年月が流れました。
もはや機械がないと我々の仕事や生活は成り立たなくなってしまっているほどに普及している存在ですが、今でも稀に機械音痴という人が存在します。
高齢者に多いイメージですが、年齢に関係なく機械音痴の人が存在し、そのエピソードはネット上でよく話題になっています。
そんな機械音痴の人はなぜ機械に対してこんなにも鈍感なのか、またそれを克服する方法はあるのか?ということともに機械音痴の人の面白エピソードについてもまとめていきます。
機械音痴とは
まず機械音痴という言葉についてピンときていない人のために説明させてください。
当たり前に機械や計算機が存在していた現代のスマホ世代には機械音痴って?と疑問に思う人がいるかもしれません。昔は結構多かったんです。
機械音痴について
機械音痴は別々の意味だった「機械」と「音痴」を繋げた造語です。決してボーカロイドが音痴であるという意味ではありません。
音痴とは歌を歌う際に音程が上手に取れない人のことを指す言葉です。
機械はそのままマシーン、機械という意味。
機械音痴とは、つまり機械をうまく操作できない人のことを指します。
主にコピー機で単純な印刷ができない、電源ボタンの位置がわからない、電源が入らない!と騒いでいるのにコンセントが入っていないという機械に対する基本的な感覚すら持っていない人に対して使用されます。
また機械が苦手・嫌いという意味でも自分のことを「自分は機械音痴だから」というふうに使用されたりします。
機械音痴の10の面白エピソード
実際に機械音痴の人の面白いエピソードをまとめてみました。
未だ機械音痴の人に出会ったことのないという人は作り話だ!フィクションだ!と思うでしょうが、実際にこんな人は世間にいます。
パソコンではなく嫁がフリーズ
パソコンを使っているとたまに動かなくなってフリーズすることあるけど。でもうちではパソコンではなく嫁がよくフリーズする。
滅多にパソコンは触らない嫁だけど、どうしても欲しいものがあるとネット通販で購入。
そんなとき決まってフリーズするのがログイン画面やお客様情報入力画面。なんどやっても赤文字で修正を促されて手と目の動きが完全に停止し一点を見つめてフリーズ。
目の前で猫じゃらしを振っても反応なし。息もしてないみたいだけど大丈夫かな?
これは機械音痴ではなくネット音痴かもしれませんが、これはまだネット通販ができるだけセーフだと思います。
パソコンの専門用語が伝らない
パソコンのサポートをしていると機械音痴の人と話している時間の方が多くなります。
クリック、ダブルクリック、マウス、タブを開くなどこれくらいの用語が伝らないことは日常茶飯事。
ずいぶん前には、「一度環境設定から変えてみてください」と言ったらしばらく間が空いて「窓際に来ました」と言われた時はお茶を吹きそうになりました。
他にも「現在周辺機器は何を使用していますか?」という質問に「こたつです」と即答された時も笑ってはいけないという思い出必死でした。
パソコンのサポートやお客様相談室の仕事はかなりそういうネタ話が多そうですね。
むしろ一人の人がかなりの数の伝説を作り続けているのかもしれません。
リモコンの電池が変えられない
付き合っている彼女の家に言った時にリモコンが効かなくて「壊れてるの?」と聞いたら「そう、2年前から壊れててずっと8チャンネルしか見れないの」と言っていてこんなに最新のテレビがすぐに壊れるはずはない・・・と思って電池を変えたら普通に使えてめっちゃ喜ばれた。
なんなら画面の横にチャンネルのボタンついてるよ?っていうのも教えてあげたら逆にテレビに対して愚痴り出して大変だった。
その彼女はテレビを買った時に最初リモコンに電池を入れたはずなのですが、どうして電池の存在を忘れてしまったのでしょうか?
確かに現在では目覚まし時計はスマホ、電卓もスマホ、とほとんどのものがバッテリー式充電電池に切り替わっているので電池を変える機会はめっきり減りましたね。
一昔前は真っ先に電池が切れたのかな?を疑いましたが、時代を感じます。
勘違いクレーム
購入したワイヤレスマウスの接続方法がわからず不良品と勘違いして電池を入れたのに使えない!と怒りのクレームをしたら、普通に端子を繋がなくてはいけないタイプを購入してただけで端子不要のブルートゥースタイプのマウスも丁寧に紹介され罪悪感マックスで帰って来た。
機械音痴の人は逆ギレしがちです。
どうして調べる前に怒ってしまうのか、そして相手のせいにしようとするのか。その考え方が機械音痴のもっとも直さなければいけないところでしょう。
使い方がアナログ
扇風機の首を回している状態で機械音痴の彼氏が風呂から出て来て扇風機と合わせて動いていて飲んでたビール吹いた。
扇風機側を止めろよ!
知らなかったのか、わざとなのか。扇風機なんてかなりアナログな機械ですけど使い方がわからない人は存在するんですね。びっくりです。
機械を信用していない
おばあちゃんが計算機で計算してあげた答えをそろばんを使って確認していた。
広い心で1分ほど見守っていたが、出た答えは案の定計算機の答えと同じで「よし、合ってる」と言われて「だろうな」って思った。
機械を信用していない感覚って、たまにバグるとかそんな感じですけど。もう根本から信頼していないアナログばあちゃん便利なはずなんですけど、まだ機械の利便性を信用できない世代はいるようですね。
機械の性能を過信している
コンビニでコピー機が使えないお客さんが結構たくさんいるんだけど、その中でも秀逸だった人を紹介する。
コピー機に本を丸々一冊挟んで表紙しか印刷されんのだが、というじじい。その本まるまる一冊コピーできたらぼろ儲けだぞ!
未来から来たのでしょうか?機械音痴の人はたまにとんでもない未来的なことをいうからハッとさせられます。
あなたがもし、機械開発の世界に目覚めていればそのとんでもない発想で便利なものを作り出していたかもしれません。
説明書すらわからない
親が買って来た冷蔵庫。早速設置して使い出したが、機能が多く使い方がわからないみたいで説明書を引っ張り出して調べていた。
これはなんだろうと私に聞いて来た。明らかな紙質の古さから前の冷蔵庫の説明書とすぐにわかったがなんでそんなこともわからないんだろう?
説明書が読めないのではなく、説明書が違うことすら気づかない。機械のことが絡むと急に頭が回らなくなるのが機械音痴の人の特徴。
苦手意識がそうさせるのでしょう。
それはタッチパネルではない
子供が昔の携帯引っ張り出して必死に画面操作してたけど、息子よそうではない。
アップルとジョブズの力は偉大だなって思った。
機械音痴は高齢者にだけ適用されるものではありません。という代表的な例ですね。
昔はガラケーというものがあってな、こんな風にボタンが付いてたんだってーっていうことに驚かれる時代が来ているということですね。恐ろしい。
ありえない発想
友達の家に遊びに行った時にノートパソコンを使っていたら本体が熱くなったのでめっちゃ熱くなったは火傷するレベル!(実際に火傷する温度ではない)と言ったらコップに水を持って来て冷やそうとしたからあいつは危ない。
サイコパスレベルですね。機械を壊しにきています。
防水でないものに平気でお風呂に持ち込んだりする感覚、壊れる以前に感電しますよ?
1つでも当てはまるとやばい機械音痴の人の特徴
機械音痴と言われる人の特徴について紹介します。
自分は機械音痴と思っていなくても意外と機械音痴かもしれません。
1つでも当てはまると機械音痴の可能性あり!という機械音痴の特徴について紹介します。
機械クラッシャーと呼ばれている
誰かから機械クラッシャーと呼ばれたことはありませんか?
1人から一度だけ言われたくらいでしたら問題ないでしょう。ネタの可能性もあります。
しかし複数人から、なんども言われているもしくは普段から機械クラッシャーと言われている人は完全に機械音痴で、機械を壊す問題児でしょう。
説明書をしっかり読む癖をつけてください。
なんで機械が動いているのかを知らない
機械は電気で動いているということを知らないから電源を刺し忘れたり、電池の交換が発想としてなかったりするんです。
バッテリーで駆動しているのか、コンセントで電気を供給して駆動しているのか、電池なのかくらいはなんとなく物をみて判断できないと機械音痴と言われても仕方ありません。
新しいものを触りたくない
次々に新しい商品が販売されている家具、家電、ガジェット類など。どんどん新しいものが出てきて概念も変更されどんどん機械の使い方が変わっていきます。
できるだけ誰でも簡単に使えるようUI(ユーザーインターフェイス)が設計されたiphonなどが普及している流れから、どんどん簡単な設計がされるようになるとは思いますが、逆に新しい単語はどんどん増えていくので、そこに戸惑いを覚えるでしょう。
今は機械音痴でなくともすぐに置いてけぼりを食らってしまう可能性がありますので新しいものにはどんどんチャレンジしましょう。
すぐに教えてと人を頼る・調べない
すぐに人に頼ることがいつまでたっても機械音痴が治らない原因の一つです。
自分で調べるという手段を持たない人は、わからないままにいじってしまって壊してしまうことが多く、壊さないまでも思い通りにならない様にイライラしてしまいます。
その苦手意識がどんどん蓄積して機械音痴になってしまう訳です。
わからない単語が出て来たらまず調べる。これくらいのことはやらないとそのうち人に聞いてもわからなくなります。
機械の限界がわからない
例えば、冷蔵庫に熱々のものを入れたら冷蔵庫全体の温度が上がるだろうなとか。
パソコンが熱くなって来たからちょっと休ませた方がいいなとか。
フローズしたから一回電源落として再起動しようとか。
磁石を電子機器に近づけたらだめだよなとか。
そういった機械の限界がなんとなくあるんだっていうことが理解できない人に機械音痴の人が多いです。
だいたい機械は磁石弱いとか、水に弱いと言った感覚は重要です。この概念がないと今後も簡単に機械を壊してしまうでしょう。
機械音痴の克服方法
では機械音痴はどうやれば直すことができるのでしょうか?克服方法について紹介します。
できることから初めて機械音痴を改善していきましょう。
説明書を読む
まず説明書を読む癖から始めていきましょう。
機械音痴の人は基本的に説明書は読んでもわからないと言って、始めから読まないことが多いです。読まずに判断しているので、わからないとなっていますが、実際は専門用語などはできるだけ使用せず誰でも使えるように書いてあるのが説明書です。
特に企業向けの製品でない一般向けの商品の場合、説明書は簡単な言葉が選ばれているはずです。
なので説明書を読む癖をつけましょう。
なんとなく構造を理解する
どうして振動しているのか、どうして液晶が反応しているのかなどをなんとなく理解してくと機械に対する理解は深まります。
例えば振動しているのは小さな左右の重さの違う重りのついたモーターが回転して左右に揺れているとか。
液晶の表面には静電気が薄く張っていて指からの静電気に反応しているパターンと、指圧によって反応しているパターンがあります。
どうやって反応しているのかを理解すると指にかける力の掛け方も変わって来る訳です。
細かい電子回路などを見るのは辛いでしょうから、動画投稿サイトなどを見て中身がどうなっているのか、どうして動いているのかを検索してみて見ると機械に対する理解が深まるでしょう。
とにかく触る
文字を読んでも頭に入ってこない人は結構いると思います。
自分もその一人です。どちらかというと感覚で覚えるタイプの人間です。
なので壊してしまってもいいのでとにかく機械に触って見る。ということが大切です。
しかし重要なのが壊してしまった時にどうして壊れたのかを考えてその答えを知ることです。
壊れた理由を理解していないとまた同じように機械を壊してしまう可能性があります。次回からは前回の失敗を考慮して、こうやって壊れたから次はこうしてみようということをやって徐々に覚えていけばいいのです。
たとえ人に怒られようとも、壊れた原因がわかっているのであればあなたの方が機械について詳しくなっていることだってあります。
壊す=機械の欠陥をついた、ということでもあるので革新的とも言えます。壊した経験からたくさん学んで機械に詳しくなりましょう。
- どうして壊れたのか
- どうすれば壊れないようにできるのか
- どの部分が壊れたから動かないようになったのか
- この部位は変えることができるのか
など疑問をどんどん明確にして来ると逆に修理ができるようになりますので、壊れたのをきっかけに分解してみてどんな働きをしている部品があるのかを調べてみてもいいでしょう。
まとめ:機械音痴は今後置いてけぼりになる?
2020年にはモノとインターネットが繋がってどんどん電子機器がインターネットかされていくと言われています。
今よりももっと機会やネットが身近になって、常に人がインターネットに繋がっている時代に突入します。
そうなるとデジタルなものを使いこなせる人と、使いこなせない人とでは生活の格差が広がることも懸念されます。
逆にアナログ音痴という逆の言葉も出て来るかもしれませんね。
機械音痴が原因で自分や家族のものだけでなく、他人の大事な機械を壊して賠償しなくてもいいように、今のうちから機械音痴を克服していきましょう。
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