鼻毛が太いのはなぜ?抜かない方がいい理由は?

顔の中心にある鼻は、他人に注目されます。なので、鼻水や鼻くそなど、鼻にまつわるエピソードはときに滑稽です。そしてどんなに格好いい人でも、鼻の穴から鼻毛がピョンと飛び出ていたら、とても残念です。

鼻毛の太さのなぞを中心に、鼻毛についてみてみたいと思います。

鼻毛中

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鼻毛の役割

「口で呼吸」するより「鼻で呼吸」した方が良い理由は2つあります。1つは、鼻の中は湿っているので、そこを通過してくる空気に湿度を与えることができるからです。空気が到着する肺には、カラカラに乾いた空気より、適度な湿度を持った空気の方が良いのです。

鼻呼吸の利点の2つめは、鼻毛があるからです。口の中には「口毛」がないので、口では呼吸しない方がいいのです。

フィルター

フィルター

鼻毛は、鼻から吸い込まれる空気に含まれるチリやホコリ、微粒子をキャッチします。チリもホコリも微粒子も、肺の中に入ったら、大変なことになります。それは、肺の中は毛細血管が張り巡らされていて、とても繊細だからです。肺はちょっとした攻撃を受けてもすぐに炎症を起こしてしまいます。それが肺炎です。

鼻毛のフィルター機能は、肺炎予防の一端を担っているのです。

男性ホルモン

男性ホルモン

鼻毛は男性ホルモンの影響を受けることが分かっています。鼻毛の恥ずかしい話の主人公に男性が多いのは偶然ではないのです。

男性ホルモンは、毛を増やす働きも、毛を減らす働きもあります。男性ホルモンが多いことで活性化される毛は、鼻毛のほかに、ひげ、腕毛、胸毛、すね毛があります。逆に頭髪は、男性ホルモンが多いほど、弱まるといわれています。

女性の体内にも男性ホルモンは存在します。男性ホルモンの大部分を占めるのは「テストステロン」という物質です。テストステロンは、男性らしさをつくります。一般的には、男性の筋肉や骨格の方が、女性よりたくましいです。これは、男性の方が女性より多くテストステロンを持っているからです。

鼻毛はない方がいい?

では、鼻毛が気になる男性は、男性ホルモンを減らしたらよいのでしょうか。確かに男性ホルモンを減らす方法はあります。そういった治療を受けている人もいます。

しかし「鼻毛のため」に男性ホルモンを減らすことは、良いことではないです。それは男性ホルモンが生殖に大きく関わっているからです。

男性ホルモンに関する治療は、相当深刻な病気になってしまったときに限定した方がよいのです。はっきりいって「鼻毛ぐらいで」男性ホルモンのいじらない方がよいのです。

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毛とは

火山

「都会にいると鼻毛が太くなる」「活火山がある地域に住む人は鼻毛が濃い」といったことがよくいわれますが、どうも単なる都市伝説のようです。少なくとも、医学的には証明されていません。

それではなぜ、太い鼻毛や、長い鼻毛は存在するのでしょうか。それを知るには「毛」のメカニズムを理解しておく必要があります。

寿命がある

毛

鼻毛も頭髪も「毛」です。毛は、人体のほかのどの器官にもない特徴があります。それは生え変わることです。

「新しく出てくる」器官は、毛以外にもあります。

例えば肝臓は、事故で一部が失われても再生する力があります。しかし「元」の大きさまで再生したら、それ以上は増えません。また、大部分の肝臓が失われてしまったら、再生することはできなくなります。

爪はほぼ「無尽蔵」に伸びますが、それでも「生え変わる」ことはありません。毛だけに備わっている「生え変わる」という特徴の意味は、毛には寿命があるということです。

サイクル

毛の一生は、成長期、退行期、休止期に分かれます。休止期が過ぎると、皮膚から抜け落ちて一生を終えます。

成長期は、毛の細胞分裂が進み、どんどん長く、そして太くなっていきます。退行期は、成長が弱まる時期です。抜ける準備をしているといえます。

休止期は、完全に成長が止まった状態です。いつ抜けてもおかしくない状態です。

休止期の毛が抜け落ちるのは、物理的な刺激が加わったときや、「下」から新しい毛が生えてきてそれに押し出されるときです。

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太い鼻毛とは

鼻毛を抜いた経験がある人なら分かると思いますが、鼻毛を抜いたときに「すごく痛い」と感じるときと、「スポンッと抜けて痛みがない」ときがあります。「成長期」の鼻毛を抜くと痛みを感じ、「退行期」や「休止期」の鼻毛は抜いても痛くないのです。

加齢

おじいちゃん

太くて長い鼻毛は、女性より男性に多いです。また同じ男性でも、高齢の男性の方が、太くて長い鼻毛を持っていることが多いのです。

それは、毛の一生のサイクルが長くなるから、という説があります。特に「退行期」が長くなることが影響しています。

年齢の高い人の毛の成長期の活動は、それほどの勢いはありません。しかし退行期でも、わずかながら成長は続いているわけです。しかも頭髪と異なり、鼻毛は「鼻の穴」にガードされています。鼻毛は退行期にあっても、外部からの攻撃が少ないので休止期に進まないのです。

つまり細々と成長を続けているので、勢いはなくても、太く長くなる毛が増えると考えられています。

分からないことが多い

ただ、鼻毛や頭髪を含め、とにかく毛というものにはまだまだ謎が多いのです。なぜ現代医学をもってしても解明できないのでしょうか。それは、研究が進んでいないからです。

毛は「人の器官」という見方をすれば「心臓」や「骨」と同じです。しかし毛は、人体の器官では珍しく、「失われても命に影響を与えない」という性質があります。確かに「鼻毛の役割」はあるのですが、もし鼻毛が失われても、「鼻毛の役割」はほかの器官で十分補えるのです。

そうしたことから、医学の研究対象になりにくいのです。ただ頭髪については、ビジネスチャンスが大きいので「毛生え薬」の研究は進んでいるようです。しかしそれでも「医療の王道」になることはないでしょう。

ましてや鼻毛について真剣に研究する医者や製薬メーカーはいないでしょう。それで「都心の人の鼻毛は太い」といった都市伝説が生まれやすいのです。

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鼻毛の手入れ

太い鼻毛や細い鼻毛は、美容的に大きな欠点になります。しかし鼻毛には「肺のフィルター」という重要な役割があります。あってもなくても困る鼻毛、その「OK処理方法」と「NG処理方法」を紹介します。

抜くはNG

毛抜き

鼻毛を抜くことは、実は快感だったりします。いわゆる「いたきもちいい」です。夏目漱石の小説にも、鼻毛を抜くシーンが多く出てきます。しかし抜くことはNG処理です。

抜く刺激で鼻の粘膜が傷つくからです。また自然に抜けるときと異なり、強制的に抜くとそこにぽっかりと穴が開きます。それは細菌がつけいる隙になってしまいます。

はさみは「△」

抜くのが駄目ならハサミはどうかというと、これは「△」です。伸びすぎた鼻毛だけを正確にカットできればいいのですが、ハサミはとても危険な道具です。

手元が狂って鼻を傷つけるリスクが高いといえます。

鼻毛トリマーも「△」

電動ひげそりメーカーなどから、鼻毛専用の電動カッター「鼻毛トリマー」が発売されています。これは「抜く」欠点も「ハサミ」の欠点も取り除いた、優れた機械です。しかしコストがかかります。機能としては「OK処理」にしたいところなのですが、手軽に使えないことから「△処理」にしました。

手動式はOK

1000円程度で購入できる、手動式の鼻毛カッターが一番お薦めの「鼻毛お手入れグッズ」です。安くて確実です。ただ、とても効率よく処理できるので、ツルツルにしないように気を付けてください。

鼻毛の処理方法については、鼻毛の正しい処理方法について!抜くのは危険?を参考にしてください。

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まとめ

鼻毛を敵視しないでください。鼻毛はあなたの味方です。どうしても気になるときや、優しく処理してあげてくださいね。

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