世の中には、人とと話したり、少し褒められたりしただけで顔を真っ赤にしてしまったり、照れてしまったりする人がいます。こうした人たちはいわゆる照れ屋と呼ばれますが、なぜ、些細なことで照れてしまうのでしょうか?
異性と話すだけでも照れしまっていつもの自分が出せないなど、可愛らしい面も多い照れ屋ですが、本人たちはそれなりに苦労をしているのかも知れません。照れ屋の特徴を知ることで、上手な付き合い方を知ることも大切です。
照れ屋の特徴
照れ屋というと、異性の前で無口になったり、少しかわかわれただけで顔を真っ赤にしてしまったりと、どこか可愛らしいイメージがありますよね。しかし、照れ屋はそうと分からないと、ムッツリしていて近寄りがたい印象を持たれてしまう可能性もあります。
まず、照れ屋の特徴を知っておき、理解を深めるところから始めましょう。
恥ずかしがり屋である
照れ屋の人は、もともと恥ずかしがり屋でもあるため、人前で褒められると恥ずかしくなってしまいます。
また、照れると顔が真っ赤になり、指摘されると余計に照れてしまうため、人前から隠れてしまうという特徴もあります。
ツンデレ
また、照れ屋の中には、本当は嬉しいのに恥ずかしいがためにツンツンしてしまう人もいます。いわゆるツンデレですね。
感情表現が下手
また、照れ屋の人は感情を出すのが下手であることも特徴と言えるでしょう。本当は素直な気持ちを伝えたいのに、照れてしまってもじもじしたり、顔を隠したりしてしまうのです。本当はほかの人と同じように、様々な感情を持っているのに、照れが邪魔をしてうまく表現できないというわけですね。
しかし、感情表現が下手である一方、顔にはあわゆる感情がすぐに出てしまうのも特徴と言えます。照れ屋の人は恥ずかしいので、嬉しさや恥ずかしさを見せないために顔を隠したりしますが、顔が真っ赤になるので、すぐにバレてしますのです。結果的に感情を隠し切れていないと言う点がチャームポイントとも言えるでしょう。
異性の前では特に照れやすい
照れ屋の人は誰に対しても照れやすいですが、特に異性の前では顕著になります。
相手にどう思われているのか気になってしまいますし、普段異性と話慣れていない人であれば、不慣れな相手と話すというだけで、余計に照れてしまうのです。
心を開いてしまえば大丈夫
人と話すことが苦手だったり、照れ隠しをしてしまったりする照れ屋でも、話し慣れている相手や心を開いている相手には、色々なことを話せます。
慣れるまではなかなか心を開いてくれませんが、1度心を開いてくれれば、意外と積極的に話しかけてくれることもあるでしょう。
聞き上手
照れ屋な人は、自分から話すことが苦手であるため、聞き役に回ることが多いです。
自分から話していると途中で照れてしまい、何を話しているのか分からなくなってしまうこともありますが、人の話なら相手の目を見てきちんと聴くことができるので、黙って話を聞いてもらいたい人には最高の聞き手になれます。
褒められ慣れていない
照れ屋が照れ屋である所以とも言えるのが、褒められ慣れていないことです。
褒められるというのは嬉しいことですが、不慣れであるために、どのようにしたらよいのか分からず、照れてしまうというわけですね。
人を好きになりやすい
照れ屋の人は感情が顔に出やすいことからも分かるように、基本的に素直な人が多いです。そのため、意識させるようなことを言われると、簡単に照れてしまいますし、惚れやすいのです。
恋愛に対して奥手
照れ屋な人は、感情表現があまり得意でないため、恋に対しては奥手です。ですから、好きな人ができても自分の気持ちを上手く伝えられない人が多いのです。誰しも好きな人の前では素直になれないものですが、照れ屋の人は特にそうした傾向が顕著で、もじもじしてしまったり、会話が上手くできなかったりするのです。
このような理由で、相手のことを好きなのに、その気持ちを上手くアピールできないというデメリットもあります。傍から見ると可愛らしいですし、非常に分かりやすくはあるのですが、はっきりと態度に出せないことで誤解を招き、叶う恋も失敗に終わってしまうリスクもありますよ。
相手に照れ屋であることが伝われば上手くいく可能性は出てきますが、それまでは一生懸命に気持ちを伝える努力をすることが欠かせません。
性格は真面目
照れ屋の人は、性格的に非常に真面目であることが多いようです。これは、言われたことをストレートに受け止めてしまうという意味ですから、照れ屋の人と付き合う時には注意が必要です。
たとえば、服装を褒められた時に、照れ隠しで「そんなことないよ」などと言ってしまうと、照れ屋の人は素直に受け止めてしまい、自分の発言は喜んでもらえなかった、と勘違いしてしまいます。真面目さにはこうしたネガティブな面もありますから、褒められたら素直に喜んであげるとよいでしょう。
対人関係を築くのに時間がかかる
照れ屋の人は心開くまでに時間がかかるため、対人関係を築くのにも時間を要するわけですね。特にプライベートでは、友人にしても恋人にしても、相手のことをきちんと知ってからでなくては付き合おうとしません。
また、何気ない言動もよく観察しているため、無意識に言った言葉に傷ついていたり、本人は忘れているようなやりとりも事細かに覚えていたりするのです。
こうしたことから、慎重に相手を見極めて、付き合い方を探していると言えるでしょう。傷つきやすいという繊細な一面もありますから、無神経な言動は控えた方がよいでしょう。
照れ屋な男子との付き合い方
照れ屋な人は男女問わずいますが、愛情表現をはっきりしてほしい女性にとって、照れ屋な男子との付き合い方は気になるところではないでしょうか?
彼氏が照れ屋の場合、付き合ってもなかなか愛情表現をしてくれず、不満を募らせることも多いかも知れません。しかし、照れ屋男子のよさが分かれば、より長くよい関係を築いていけるかも知れませんよ。
彼女に対して忠実
照れ屋男子には、大切な人を守り抜くという強い思いがあるため、大切な彼女を裏切るようなことはしません。
こうしたことや、異性に話しかけられると照れてしまう性質から、浮気の危険も少ないと言えるでしょう。
女性から仕掛けられる
照れ屋男子は本心をさらけ出すことが苦手ですから、愛情表現も少ないです。しかし、それは逆を言えば、女性の方から積極的にアプローチできるという意味でもありますよね。
彼に積極的に愛情表現をして、自分に夢中にさせてしまうのも楽しみの1つです。
彼なりの愛情表現を受け入れる
照れ屋な彼氏と付き合っていると、「好きだよ」などの直接的な愛情表現がほとんどないため、女性は物足りなく感じてしまうかも知れません。しかし、照れ屋にとって素直な愛情表現は非常に困難です。そこで、そんな彼氏と上手く付き合っていくためには、控えめな、彼氏の愛情表現に気づき、それを受け入れてあげましょう。
たとえば、メールやラインなどのやりとりや、できる限り彼女と過ごすなど、こうした些細な行動も、彼氏にとっては大きな努力かも知れません。「そんなこと」と思わず、どんな控えめなことでも、それが彼なりの愛情表現だと思って受け入れてあげることが大切です。
やってほしいことを伝えてみる
「好きって言って」「手をつないで」など、具体的にしてほしいことを彼にに伝えてみるのも方法の1つです。照れ屋な彼でも、大切な彼女から求められれば、頑張ってくれるかも知れません。相手が照れ屋だと、こちらもつられて消極的になってしまい兼ねませんが、彼から来ないのならば女性の方からしっかりとアピールすることが重要です。
とは言え、過度な期待をしても彼は答えられませんし、幻滅につながりかねませんから、あまり期待しすぎず、やってほしいことはしっかりと伝える、ということをやってみましょう。
彼のアプローチを素直に受け止める
そんな奥手な彼でも、一大決心をして愛の言葉を聞かせてくれることがあるかも知れません。「愛している」「好きだよ」などと言った言葉は、言われ慣れている関係ならばそれほど恥ずかしくありませんが、めったに言ってくれない彼から言われると、つい照れてしまうかも知れませんね。
しかし、そんな時に照れ隠しをして、否定したり、彼をからかったりしては絶対にいけません。照れ屋な彼は彼女の反応を素直に受け止めてしまいますから、からかわれたら傷つきますし、「何言ってるの?」などと否定をすれば、喜んでもらえなかったと思い、2度とその言葉を言ってくれなくなる可能性大です。
たとえ照れ隠しだとしても、からかったり否定したりせず、素直に嬉しいと伝えましょう。彼に、言われて嬉しかったことをはっきりと伝えることで、間違っていなかったと安心できますし、自信にもつながるでしょう。
照れ屋と似てる?シャイな人との付き合い方
照れ屋の類語として、シャイというものがありますが、シャイな人の恋愛事情についてもご紹介しましょう。
シャイな彼氏との付き合い方
シャイな人は男性でも女性でもいますが、その性格故に、恋愛がなかなか上手くいかないこともあります。上手に付き合っていくためにはどうしたらよいのか、接し方を見ていきましょう。
好きな人に対しては素っ気ない
これは、誰しも経験があるでしょうが、好きな人に自分の気持ちを悟られないようにして、結果的に素っ気ない態度を取ってしまうのです。好き避けとも言えるこの行動を取っている男性がいたら、あなたに好意を持っているサインかも知れません。
愛情表現が少ない
これはやはり、シャイ男子の特徴と言えるでしょう。情熱的なアプローチがある一方で、自分の気持ちを素直に言葉にすることは苦手な傾向にあります。付き合う前はもちろんですが、付き合ってからも、愛情表現の少ない男性には、女性は不満を抱きがちですよね。
もしも付き合う相手がシャイ男子の場合には、女性の方から積極的にアプローチした方が成功につながりやすいかも知れません。男性からのアプローチを待っているだけでは、なかなか発展しませんよ?
2人でいる時は情熱的
シャイな人は、人前で自分の感情を表に出すことが苦手なので、クールな男性だと思われがちです。しかし、シャイな人は心を開いた相手には積極的な一面も持ちます。ですから、彼氏彼女の関係になった場合、それまでの雰囲気とは打って変わり、情熱的なアプローチをしてくることも十分に考えられますよ。
もちろん、人前ではいつも通りのシャイな彼ですが、2人切りになった時に情熱的な一面を見せることでしょう。こうしたギャップが、女性にとってはたまらないかも知れませんね。シャイ男子の魅力とも言えるでしょう。
女性経験が濃い
シャイ男子は、当然女性経験も少ないでしょう。異性から話しかけられるだけで照れてしまうためです。しかし、そんな恥ずかしさを乗り越えて恋人関係になったら、一点して情熱的になります。
その分、付き合った数は少なくとも非常に濃い恋愛経験を積んでいる可能性が高いのです。1人の女性に時間をかけて向き合い、距離を縮めていくシャイ男子だからこそ、愛された女性は深く愛してもらえる、というわけですね。
シャイな彼女との付き合い方
もちろん、シャイなのは男性だけとは限りません。シャイな女子だっているわけです。肉食系女子のようにガツガツ責めてくるわけではないので、男性としても距離の取り方が難しいところかも知れませんね。では、シャイな女子と付き合う場合には、どのように接すればよいのでしょうか?
スキンシップはスローペースで
特に若い男女なら、付き合ったら抱きしめたりキスをしたりと、スキンシップを求めたくなるものですよね。反対に、それなりの期間付き合っているのに、キスしたり抱きしめたりする回数が少ないと、本当に好きでいてもらえているのか、不安になってしまうこともあるでしょう。
しかし、シャイな彼女を相手にするなら、男性はぐっと我慢することを覚えましょう。彼女へのスキンシップは、自分が思うよりもスローペースでことを進める必要があります。自分ではゆっくり、控えめにしているつもりでも、彼女にとっては強引で怖い、と感じてしまう可能性もあるからです。長く彼女と付き合っていくためには、焦らないことが重要なのです。
連絡や会う頻度は互いに心地よい間隔で
今や、ラインを使った連絡の取り合いは普通ですよね。手軽に連絡できるため、ついついたくさん連絡したくなってしまうかも知れませんが、連絡を取ったり、会ったりする間隔は、互いにとって心地よいかどうかを考えるようにしましょう。
また、奥手な彼女の方からアプローチをかけることは非常に勇気の要ることですから、会いたい気持ちや好きだと言う言葉は、待つのではなく、自分から積極的に伝えましょう。
「好き」という言葉に慣らし、口にすることに抵抗を感じないくらいまでになれば、彼女の口から「好き」という言葉を聞けるかも知れません。
彼女なりの愛情表現を受け止める
これは男女ともに言えることですが、照れ屋の人は愛情表現が苦手です。そのため、付き合っていても本当に愛されているのか不安になってしまうことがあるかも知れません。しかし、彼氏のためにプレゼントを用意したり、一緒に時間を過ごしてくれたり、回数は少なくてもデートしてくれたりと、自分と過ごしてくれる彼女の行動そのものが、シャイ女子なりの愛情表現だということに気づきましょう。
普通の恋愛と比べたら遠回しかも知れませんが、照れ屋の人にとっては、さりげない愛情表現でも精一杯なのです。その努力を認め、自分を好きでいてくれているということに自信を持つことが、彼女と長く付き合っていく秘訣と言えるでしょう。焦らずゆっくり距離を詰めていくことが、末永くよい関係を築いてゆくためには欠かせないのです。
まとめ
このように、照れ屋には照れ屋なりの理由があります。シャイに見える分にはなんだか可愛らしくもみえるのでよいですが、いつもムッツリしていて不機嫌そう、気難しそうという誤解を受けてしまうと残念ですよね。照れ屋は、表に感情を出していないように見えても、実は顔にしっかりと表れてしまいます。そうしたポイントに目を向けていれば、感情が分かりにくい照れ屋な人を相手にしても、楽しく付き合っていくことができるでしょう。
また、恋愛においてはややマイナス要素にもなりかねない照れ屋、シャイですが、彼らは彼らなりに努力をしています。無理に他の人に合わせようとするのではなく、照れ屋な人なりのアプローチに気づいてあげることも大切ですよ。
信頼関係を築くことができれば、心を開き、色々なことを話してくれます。ぜひ、照れ屋な人にとって信頼のおける相手になりたいものですね。
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