「就活にパーマはNG」と、よく言われますよね。実際、就職活動をする時にパーマをかけている人は全体の18%です。でも、パーマをかけることはデメリットだけではありません。メリットも沢山あります。
就職活動では「見た目」が大事です。服装も髪型も清潔感のあるものにします。パーマをかけることで清潔感のある髪型になることもあります。
就活でパーマをかけるメリット・デメリットと清潔感のある髪型を男女別にお伝えしますね。
女性は就活でパーマをかけても大丈夫?
就職活動をする女性の多くが「パーマをかけても良いかどうか」悩みますよね。就活中にパーマをかける人は全体の18%ですから、多くの女学生がパーマを控えるようです。就職活動で好印象を与えるのは、基本的には「ストレートな黒髪」と思われています。
就職活動では「見た目」が大事です。面接などの第一印象は、最初の10秒間で決まります。パッと見た瞬間の外見つまり髪型や服装が、第一印象に大きく影響します。「見た目」で重要なことは、清潔感と明るさです。パーマをかける・かけないよりも、明るく清潔に見えることが大事なのです。
[パーマをかけるメリットは?]
就職活動では、明るく清潔な印象を採用担当者に与えることが大事です。ファッション関係やアパレル関係など女性のオシャレなセンスを重要視する業界・業種もありますし、それよりも真面目で誠実な感じを第一とする業界や企業もあります。業界・業種・企業の体質によって、就活女性の外見から受ける印象が異なります。でも、明るさと清潔感が好印象を与えることは、どの業界・企業でも変わりません。
パーマをかけることで清潔感のある髪型になるのなら、むしろパーマをかけた方が好印象を与えることができます。
①髪の毛がまとまりやすくなる
クセ毛・縮毛・うねりの強い髪の毛・広がりやすい髪の毛をセットしてまとめるのは、時間と手間がかかります。その日によって、うまくまとめられないこともあります。パーマをかけてまとまりやすくすると、毎朝のセットが楽になります。
ワンカール・緩いウェーブのパーマは髪をまとめやすい
ワンカールや緩いウェーブのパーマをかけると、髪がまとまりやすくなります。ロングヘアの女性は、ポニーテールやシニョン(おだんごヘア)にすると清潔感が出ます。ワンカールや緩いウェーブのパーマをかけておくと、ポニーテールやシニョンがうまくできます。
②ヘアスタイルがキープしやすい
雨など湿度の高い日は、せっかくセットした髪が崩れやすくなります。クセ毛の女性は、うねりが強くなったり広がったりします。緩いパーマをかけておくと、天候に関係なくヘアスタイルをキープしやすくなります。
一日に何件も面接を受ける場合は、途中でヘアスタイルを直す時間が取れません。軽くパーマをかけておくと、常に清潔感のあるヘアスタイルをキープできます。
[就活にオススメのパーマをかけたヘアスタイル]
就活する女性は、明るく清潔感のあるヘアスタイルにします。ワンカールや緩いウェーブのパーマをかけた時の、オススメのヘアスタイルです。基本は、顔周りをスッキリハッキリ見せることです。お辞儀をしたりメモを取ったりする時に、髪の毛が落ちて顔にかからないようなヘアスタイルにします。
①おでこを隠さない
ショートでもボブでもロングでも、前髪でおでこを隠さないようにします。前髪が眉の下までかかっていると、目元がハッキリ見えません。表情がわかりにくくなり、採用担当者や面接担当者に暗い印象を与えます。お辞儀をしたりメモを取ったりする時に、前髪がバサバサ落ちるのは不潔でだらしない印象を与えます。
前髪を斜めに流して固定する
前髪は眉の上までの長さにして、斜めに流してワックスやスプレーで固定します。斜めに流しておでこと眉を出し、内側からスプレーすると崩れにくくなります。最後に外側からスプレーして固定します。
前髪が短すぎたり長すぎたりして、お辞儀をすると落ちて来てしまう時は黒のアメピンで止めます。アメピンは目立たないように隠して止めます。
パッツン前髪よりも分けた前髪が好印象
眉毛の上で切りそろえたパッツン前髪は、ボブスタイルの時は重く暗い感じになります。前髪を分けておでこを出す方が、明るく溌剌とした印象を与えます。分けた前髪はスプレーなどでで固定します。黒のアメピンで止める時は、目立たないように隠します。
②髪の色は自然な黒
就職活動をする女性は、真面目で誠実で清潔な印象を企業側に与える必要があります。そのためには、ナチュラルブラック(自然な黒色)が一番です。学生時代に明るい色に染めていた女性は、就活前に自然の色に戻します。
生まれつき明るめの髪色の人は、無理に黒に染める必要はありません。自然な色の方が落ち着いて、清潔感があります。
ツヤのある黒髪にする
髪の毛は常に清潔にしておきます。傷んでバサバサの髪・ツヤもハリもない髪は、不潔でだらしなく見えます。ツヤ・コシ・ハリのある黒髪を保つように、普段から丁寧にケアします。
③ショートは寝ぐせに要注意
ショートヘアはスッキリした感じで、リクルートスーツによく似合います。クセ毛やうねりが強くて広がりやすい人は、軽くパーマをかけて毛先をまとまりやすくします。美容師さんと相談することをオススメします。前髪は、前述のようにおでこを隠さず横に流して固定します。
ショートは寝ぐせがつきやすいので、スタイリングする時に気をつけます。
④内まきのボブ・セミロング
肩につくくらいのボブやセミロングは、無理に結んでまとめなくても大丈夫です。毛先が軽く内側に巻くようなパーマをかけて、まとまりやすくします。
サイドの毛先が顔にかからないように耳にかける
おでこや顔の輪郭を隠さないようにします。サイドの毛は、必ず耳にかけます。毛量が多いと、お辞儀をしたりメモを取ったりする時にサイドの髪の毛が顔にかかります。不潔でだらしない印象になる可能性があります。目立たないバレッタやアメピンで止めておきます。
⑤ロングはシニョン・ポニーテール・ハーフアップ
ロングヘアは軽いパーマをかけると、まとまりやすくなります。シニョン・ポニーテール・ハーフアップのヘアスタイルで、顔周りをスッキリ見せるようにします。前髪を作らないロングヘアは、おでこがハッキリ出るので知的で清潔な印象を与えます。
シニョンとポニーテールは低い位置にする
シニョン(お団子ヘア)もポニーテールも、頭のテッペンに近い高い位置に作るとカジュアルな雰囲気になってしまいます。低い位置に作ると、大人らしい上品な感じになります。
ボニーテールを結ぶゴムは、黒が無難です。こげ茶色でもOKです。カラーゴムはNGです。結び目に髪の毛を巻き付けてゴムを隠すと、センスの良さを感じます。目立たないバレッタでゴムを隠すのもOKです。
サイドの毛を垂らすのは、就活ではNG
シニョン・ポニーテール・ハーフアップの時に、サイドの髪の毛を少しフワフワと垂らして女らしい雰囲気を出すことがあります。サイドの髪の毛を垂らすのは、就活ではNGです。就職活動する女性は、明るく清潔で活動的な印象を企業側に与える必要があります。サイドの髪の毛が顔の周りにフワフワしていると、採用担当者や面接官がだらしなく不潔な印象を受ける可能性が大です。シニョンもポニーテールも、キリリとまとめます。
ハーフアップは垂らした髪が顔にかからないように注意
ハーフアップは、ロングヘアの髪型の中では女らしさを演出できるスタイルです。営業職に就いた女性が好むヘアスタイルです。注意点は2つです。下に垂らす髪が顔にかかって輪郭を隠さないようにすることと、結ぶ髪の毛が多過ぎないようにすることです。
髪の毛を結ぶのは、黒いゴムにします。目立たないバレッタで結び目を隠します。ポニーテールのように、髪の毛を結び目に巻き付けて隠すのもシャレています。
女性が就活でパーマをかけるのはNG?
就職活動に関する情報サイトでは、「就活にパーマはNG」という記事を見かけます。就職活動では明るく清潔に見えることが大事です。パーマのかけ方によってはだらしのない不潔な印象を与える可能性がありますから、「パーマはNG」になるのかもしれません。
[就活でパーマをかけるデメリット]
パーマをかけたヘアスタイルが、就職活動ではデメリットになる可能性があります。
①パーマで傷んだ髪の毛はだらしない印象を与える
パーマをかけると髪の毛が傷む可能性があります。髪は傷むと、バサバサになり茶色がかって明るく見えます。傷んでパサパサの髪や茶色になった髪は、企業の採用担当者や面接担当者に不潔でだらしのない印象を与えます。真面目で誠実で清潔感を与えるのは「しっとりしたナチュラルブラックの髪」です。
傷んだ髪はまとまりにくい
傷んだ髪の毛は、ショートでもロングでもまとまりにくくなります。髪がバサバサ広がって、不潔でだらしなく見えます。まとめるためにパーマをかけると、余計傷みます。
傷んだ髪はオイルケアで修復する
パーマやカラーリングで傷んだ髪の毛は、トリートメント剤だけでは修復できません。トリートメントで髪に栄養を与え、ヘアオイルで髪に潤いを与えて乾燥を防ぎます。就活中は、定期的にオイルケアをするようにします。
②悪目立ちする
傷んだ髪が茶色がかり明るく見えると、就職説明会や面接会場で悪目立ちします。悪目立ちする女性の第一印象は、悪くなります。
③「遊んでまァす」というイメージになりやすい
パーマをかけたヘアスタイルによっては、「遊んでまァす」というイメージを与える可能性があります。派手でキツイ印象を企業側に与えます。真面目で誠実な女性社員を求める企業は、採用したくないタイプです。
[NGなパーマヘア]
パーマのかけ方やヘアスタイルによっては、企業側に悪印象を与えてしまいます。就職活動をする女性は、次のようなパーマやヘアスタイルを避けることをオススメします。
①髪の根元から強いパーマをかける
髪の毛の根元からかける強いパーマは、就活に向いていません。髪の毛も傷みます。ドレッドヘア・パンチパーマ・カーリーヘアは、就活には絶対にNGです。派手でキツイ印象を、採用担当者や面接担当者に与えます。「この女性は、本気でウチのような堅い会社に入る気があるのかな?」と思われる可能性があります。
②オシャレな巻髪・フワフワカールはNG
フェミニンな雰囲気のオシャレな巻髪やフワフワしすぎるカールは、就活ではNGです。企業の人事担当や採用担当・面接担当に、派手に見られたりだらしない雰囲気に見られたりします。清潔感を感じさせません。「本気で働く気がない」と思われる可能性があります。
③クセ毛矯正で真っ直ぐになりすぎる
生まれつきウェーブのかかったクセ毛を、就職活動のために矯正する必要は全くありません。クセを上手に利用して、スッキリした清潔感のあるヘアスタイルにします。でも、クセやうねりが強くて毎朝のスタイリングに時間がかかりすぎたり、湿度の高い日はヘアスタイルが崩れたりする場合は、パーマをかけてまとめやすくします。
「ストレートな黒髪」が好印象を与えるので、クセ毛矯正・縮毛矯正をする女性が少なくありません。しかし、クセ毛矯正・縮毛矯正をし過ぎた真っ直ぐな髪は不自然で重い感じになります。針金のような真っ直ぐな髪の毛は高校生のようで、子供っぽく見える可能性もあります。髪の毛もかなり傷みます。
自然なクセ毛にする
広がってまとまりにくいクセ毛やうねりの強い毛や縮毛は、美容師さんとよく相談することをオススメします。パーマでも縮毛矯正でも、自然なクセ毛にするのが好印象を与えます。
男性は就活でパーマは絶対NG?
就職活動をする男子学生も「見た目」が大事です。爽やかで清潔感がある活動的なイメージを、企業側に与えるような服装・髪型にします。男子学生が企業の人事担当者に好印象を与える髪型は、基本的には「黒髪・短髪」です。
[なぜパーマは就活にNGか?]
今時の大学生は、男でもパーマをかけることが珍しくありません。自然なクセ毛に見える程度のパーマなら、就職活動中にかけても問題はありません。でも、企業の人事担当者・採用担当者・面接担当者は、ほとんど40代~50代の人です。
いかにも「パーマをかけています」という髪型の男子学生を見ると、「学生気分が抜けていない」「本気で就職する気があるのか」と思ってしまう可能性大です。
個性を強調する髪型は就活ではNG
学生時代は自分の個性を強調したり主張したりします。ドレッドパーマやパンチパーマをかけて、個性的な髪型にします。しかし、ドレッドヘアやパンチパーマは個性を強調しすぎて、堅実な企業の仕事に向かないような印象を与えます。個性が強すぎる人は協調性に欠けるようにも思われます。
企業は堅実で協調性のある学生を求めます。個性を強調しすぎる髪型の学生を採用しようとは思いません。
[男性就活生は爽やかで清潔感のある髪型にする]
就職活動をする男子学生は、爽やかで清潔感のある髪型にします。基本的なヘアスタイルは「黒髪・短髪」です。黒髪・短髪で爽やかで清潔感のあるヘアスタイルであれば、軽い緩やかなパーマをかけても好印象を与えます。むしろ、クセ毛やうねりが強い毛は、緩いパーマをかけた方がまとまりやすくなります。
ワックスは適量でスタイリングする
男子就活生は、スタイリングで髪型を整えます。髪の毛の根元をヘアドライヤーでしっかり乾かし、ワックスを毛束につけてヘアスタイルを整えます。
ワックスをつけすぎると不潔な感じになる
ワックスのつけ過ぎは不潔な感じがして、就活にはNGです。ワックスは適量にします。
[好印象を与える男子就活生の髪型]
採用担当者や面接担当者に好印象を与える男性のヘアスタイルです。
1, 黒髪・短髪・前髪アップ
人事担当者に好印象を与える男子就活生のヘアスタイルのトップは、前髪をアップした短髪です。おでこを出すことで、明るく爽やかな雰囲気になります。活動的でエネルギッシュな印象を与えます。
前髪アップした短髪の男子就活生ほど内定が早く取得できるといいます。
2,黒髪・短髪・前髪に分け目
前髪に分け目をつけた髪型は、人事担当者や面接担当者に「爽やかで、落ち着きがある」「真面目で誠実」という印象を与えます。男子就活生には無難でオススメのヘアスタイルです。
3,黒髪・短髪・襟足刈り上げ
男性の襟足をスッキリと刈り上げたヘアスタイルは、40代~50代の人事担当者や面接担当者に「礼儀正しい」「体育会系」という好印象を与えます。現在では、襟足を短く刈り上げるのは男子学生のオシャレです。抵抗なくできる男子就活生の髪型です。
[男子就活生には不向きな髪型]
男子就活生に不向きな髪型とは、「チャラい」印象を与えるヘアスタイルです。企業の人事担当者はチャラい印象の男子就活生を採用しようと思いません。
1,襟足の長い髪の毛が外にはねている
襟足の髪の毛を短く刈り上げたヘアスタイルに、40代~50代の採用担当者や面接担当者は好感を持ちます。逆に、襟足の髪の毛が長くて外にはねている髪型には「チャラい」印象を受けます。いわゆる「ウルフヘアー」です。
襟足の毛が長く伸びて外にはねているウルフヘアーには、企業側は「軽薄で浮ついている」「派手で遊び好き」というイメージを持ちます。「本気で仕事をする気があるのか?」と思われてしまいます。
2,前髪のクセ毛矯正
男性でもクセの強すぎる髪・縮毛にコンプレックスを持つことがあります。就職活動をする時に、前髪にストレートパーマをかけて縮毛矯正をする男子学生もいます。しかし、前髪だけストレートパーマをかけると、不自然な感じになります。女性と同じように自然なクセ毛に見えるようにします。
前髪を不自然に縮毛矯正すると、企業側は「就活の最中でも髪型を気にするチャラい学生」と思う可能性が大です。
3,見るからにチャラい
ドレッドヘアやパンチパーマは就活には絶対にNGですが、見るからにチャラい軽佻浮薄なイメージを与えるヘアスタイルもNGです。サッカー選手を真似た派手な髪型・左右非対称のアシンメトリーなヘアスタイル・メッシュを入れた髪などは、人事担当者は一瞬見ただけで「派手好き・遊び好き・軽佻浮薄で堅実さのカケラもない」と決めつけてしまいます。
まとめ 就活には清潔感のあるヘアスタイルが最適
就職活動をする時は、第一印象が大事です。企業の人事担当者・採用担当者・面接担当者の評価は、就活生に会った瞬間の印象に大きく影響されます。男性も女性も就活生の第一印象は、服装や髪型でほとんど決まります。
男性も女性も就活生は、明るく爽やかで清潔感のある髪型にします。「就職活動中はパーマやワックスはNG」と言いますが、パーマやワックスが悪印象を与えるとは限りません。パーマやワックスやヘアスプレーで、「どのように見えるか?」が大事なのです。軽い緩やかなパーマをかけることで髪の毛がまとまりやすくなり清潔感を与えるのならば、むしろパーマをかける方がいいのです。
パーマをかけると、髪が傷みます。傷んだ髪は不潔でだらしない印象を与えます。軽い緩やかなパーマをかけたら、髪の毛のケアを念入りにします。
女性は、前髪でおでこを隠さないようにします。お辞儀をしたりメモを取ったりする時に、髪の毛が顔に落ちかからないようにします。顔の輪郭をハッキリ出す髪型にすると、明るく活動的で清潔な感じになります。
男性は、黒髪・短髪が好印象を与える基本です。前髪を上げたり分けたり、襟足の毛を短く刈り上げたりして、爽やかで清潔な印象を与えます。
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