「人の印象は、最初の10秒で決まる」と言われます。初対面で相手に好印象を与えれば、その後の会話や仕事がスムーズに進みます。逆に第一印象が悪いと、後々まで尾を引いて損をすることが多くなります。恋愛関係でも、初対面の好印象が重要です。
初対面の印象は、ほとんど「見た目」で決まります。でも、ビジネスの場ではコミュニケーションも重要です。コミュニケーション力が、初対面の印象を左右します。
初対面で好印象を与える方法についてお伝えしますね。
初対面の好印象は見た目で決まる?
人の評価は、初対面の最初の10秒間で決まります。初対面で「明るい爽やかな人」などの好印象を与えると、後々まで評価が高くなります。逆に「暗くて陰気な人だ」「横柄で尊大に構えている」などの悪印象を与えると、その後どんなに努力しても印象を覆すことが難しくなります。これを心理学では「初頭効果」と言います。
人はだれでも長所や短所などいろいろな面があります。いろいろな面が複雑に絡み合って、その人独特の人間性を構築しています。しかし、世間の目は、初対面の印象だけで人を評価してしまいます。ビジネスシーンや就職・転職活動では、初対面の最初の10秒間で好印象を与える必要があります。
[初対面の印象を決めるのは?]
初対面の相手には、だれでも「初めまして。山田太郎(山田花子)と申します。どうぞよろしくお願いします」などと挨拶します。たったこれだけのことで、初対面の印象が決まってしまいます。初対面の印象を決めるポイントは、次の3つです。
①挨拶する言葉遣いや内容 ②聴覚 ③視覚です。
視覚から得る情報が、第一印象の58%を決める
初対面の印象の58%を視覚から得る情報つまり見た目・外見が決めます。髪型・服装・表情・動作で、第一印象の半分以上が決まります。
聴覚から得る情報が、第一印象の35%を決める
声のトーン・話し方が第一印象の35%を決めます。相手によく聞こえるトーンでハキハキした口調で話すと、相手に明るい印象を与えます。小さな声でボソボソ話すと、暗い陰気な印象になります。早口で話すよりも、ゆっくり落ち着いて話すと好印象を与えます。
キンキン高い声や上ずった口調は相手に不快感を与えます。元気ややる気を示そうとハイテンションな話し方をする人がいますが、テンションが高すぎると不快感を与える可能性があります。要注意です。
挨拶の言葉遣いや内容は、第一印象の7%を決める
挨拶する時の言葉遣い(敬語を正しく遣うなど)や話の内容も重要ですが、最初の10秒間の印象の7%しか決めません。しかし、営業などのビジネスや就職活動・転職活動では、初対面の挨拶を交わした後、面談に入ります。面談では、言葉遣いや話の内容・コミュニケーション能力が印象を左右します。
[好印象を与える外見のポイントは?]
初対面の相手に好印象を与えるには、何よりも外見が重要です。外見・見た目の第一のポイントは清潔感です。服装・髪型・メイク・歯や爪のや手入れに気をつけます。第二のポイントは服装などファッションの色使いです。
①清潔感のある服装をする
清潔感のある服装は、初対面の相手に誠実で真面目な好印象を与えます。きちんと洗濯してアイロンでシワを取り、ぴったりサイズの合う服を着ます。
パリッととした服装をする
洗濯しても黄ばみの取れない古いシャツやブラウス・襟や裾や袖口が擦り切れてほつれたシャツや上着などは、汚れていなくても清潔感がありません。サイズが合わなくてピチピチの服やダブダブの服も、印象が悪くなります。
高価な服を着る必要は全くありません。でも、初対面で好印象を与えたい時は、パリッとした服装をすることが大事です。
②清潔感のある髪型にする
女性も男性も清潔感のある髪型にします。男性はスッキリした短髪にします。短髪は寝ぐせがつきやすいので、外出前に直します。
女性は、前髪で顔が隠れないようにします。額や目が出る髪型にします。ショートでもロングでも、顔がハッキリ出るようにします。ロングはまとめる方がスッキリします。髪の色は、ビジネスや就活では自然色がオススメです。ヘアアクセサリーは、派手なものは避けます。
傷んだバサバサ髪は清潔感がない
傷んでバサバサした髪やツヤの無い髪は清潔感に欠けます。男性も女性も、髪の手入れを怠らないようにします。
③歯・爪・メイクで清潔感を出す
女性も男性も、歯と爪の手入れを普段から丁寧にします。汚れた爪・伸びた爪は不潔な印象になります。歯並びの悪さや歯の汚れや虫歯などで欠けた歯は、不潔感があります。
女性は、就職・転職活動やビジネスシーンではナチュラルメイクにします。派手な厚化粧は避けますが、ノーメイクも社会人としてはマナー違反です。ファンデーション・眉・口紅程度は必要です。ネイルはシンプルにします。
④色の持つイメージを利用して好印象を与える
色によって人のイメージが変わります。色彩は人の心理に大きな影響を与えます。色の持つイメージを利用して、初対面の人に好印象を与えるようにします。色を上手に組み合わせて、好印象を演出します。
色には下記のようなイメージがあります。
白は清潔感・爽快感
白は心理的に清潔感や爽快感を司り、真面目・誠実という印象を与えます。ビジネスシーンや就職・転職活動では、白いシャツ・ブラウス・ハンカチを使います。
青・紺は知的・理性的・実直
青・紺・ネイビーは自然を連想させ、心理的に落ち着いたイメージです。知的・理性的・実直という印象を与えます。謙虚で礼儀正しい感じになります。ビジネスシーンや就職・転職活動では、濃紺のスーツと白いシャツ・ブラウスを組み合わせることが多くなります。
緑は平和
緑は草木の色です。平和なイメージで、協調性や調和を相手に感じさせます。相手に安心感を与えます。
グレーは調和のとれた色
暗いグレーは調和のとれた色で、リラックスした状態を作ります。男性は濃いグレーのスーツで「仕事がデキる男」という印象を与えることができます。
黒は知的で重厚なイメージ
黒は知的で重厚なイメージです。落ち着いて自立した大人の印象を与えることができます。ビジネスシーンで利用できる色です。
赤は情熱的で社交的
赤は心理的に情熱的なイメージです。社交的でリーダーシップがとれる印象を与えます。男性は、ビジネスシーンで赤のネクタイを締めて力強さを示します。女性は、赤のスーツを勝負服にすることがあります。
ピンクは優しくフェミニン
ピンクは優しい女らしいイメージです。プライベートなシーンでは、女性はピンクを活用してロマンチックな印象を演出します。薄いブルーやレモンイエローなど、淡いパステルカラーも優しさや女らしさを感じさせます。
[表情と動作で好印象を与える]
視覚が与える情報は第一印象を大きく左右します。表情や動作も、視覚が与える情報です。表情や動作で、初対面の印象が決まります。
明るい笑顔で挨拶する
初対面では、お互いに相手がどんな人間かよくわかりません。お互いに警戒しています。初対面の相手を安心させ好印象を与えるには、柔らかな笑顔が一番です。初対面の相手には、爽やかで自然な明るい笑顔で接するようにします。
無表情で挨拶すると、相手が警戒する
喜怒哀楽を顔に出さない無表情な人は、初対面の印象が悪くなります。無表情で挨拶すると、相手は「この人は何を考えているのだろう?」「こちらをどう思っているのだろう?」と警戒します。その後の会話も当たり障りのないものになり、進展しません。
不自然な作り笑いは不快な印象を与える
笑顔で接することは大事ですが、不自然な作り笑いはかえって相手に不快な印象を与えます。ひきつったような笑顔・強張って目が笑っていない笑顔にならないように、普段から明るい穏やかな笑顔で人に接するようにします。
きびきびした動作・態度をする
表情と同様に、動作や態度も初対面の印象を左右します。姿勢を良くしてキビキビした動作をすると、相手に好印象を与えます。初対面の挨拶は、身体を30°に曲げて丁寧にお辞儀をします。相手と向かい合って座る時も、背筋をきちんと伸ばして相手の目を見るようにします。相手の話を真摯に聴こうという気持ちを、態度で表します。
悪い姿勢やダラダラした動作はNG
背中を丸めてダラダラ歩いたり、だらしない態度でお辞儀をしたり座ったりすると、相手に悪印象を与えます。「やる気がない」「マナーを知らない」「だらしがない」と思われます。お辞儀をする時に、首だけ下に曲げるのは失礼です。お辞儀していることになりません。
初対面ではコミュニケーション力が好印象を与える?
初対面の印象は、見た目でほとんど決まります。しかし、ビジネスや就職・転職活動では、挨拶だけで終わることはめったにありません。初対面の挨拶を交わした後に、商談や面談に入ります。最初の10秒間で見た目から印象を受け、次に続く挨拶や会話で初対面の印象を固定します。初対面の印象が固定してしまうと、後から覆すことは極めて難しくなります。
初対面の人と会話する時には、言葉遣い・話し方・話の内容が印象を左右します。初対面の人に好印象を与えるには、コミュニケーション力が必要です。
[明るく爽やかな笑顔で、きちんと挨拶する]
挨拶はビジネスマナーの基本です。挨拶がきちんとできない人は、社会人失格と言えます。明るく爽やかな笑顔で、ハキハキした口調で挨拶します。
初対面の挨拶
初対面の挨拶は、まず「おはようございます」「こんにちは」時には「こんばんは」から始めます。初対面の挨拶は、自己紹介を伴います。ビジネスシーンでは勤務する企業や所属団体、就職活動では出身校を入れると、相手にわかりやすくなります。下記は例文です。
- 初めまして。山田太郎(山田花子)と申します。どうぞよろしく。
- 初めまして。南北工業(株式会社)の山田太郎と申します。よろしくお願いいたします。
- 初めてお目にかかります。南北工業(株式会社)の山田太郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
- 初めまして。天保大学経済学部の山田太郎です。よろしくお願いします。
初対面の挨拶は自分から先にする
初対面の挨拶は自分から進んで先にします。相手によく聞こえるトーンの声でハキハキした口調で、礼儀正しく挨拶します。もちろん、明るい爽やかな笑顔で挨拶します。
初対面でも、他の挨拶をきちんとする
初対面でも、挨拶は「初めまして」だけではありません。「ありがとうございます」「失礼いたします」「申し訳ございません」などの挨拶を、適宜きちんと行います。
別れる時の挨拶も大事
商談・面談など話が終わって別れる時の挨拶をきちんとすると、初対面の印象が良くなります。下記は例文です。
- お目にかかれて幸いでした。今後ともよろしくお願いいたします。
- お会いくださって、ありがとうございました。
- それでは失礼させていただきます。また、お目にかかる日を楽しみにいたしております。
[初対面では聞き上手になる]
初対面では、お互いに警戒心を持っています。お互いに「相手が自分をわかってくれるだろうか?」「相手がどれだけ自分の話を聴いてくれるだろうか?」と、不安に思っています。初対面の相手に自分を印象づけようとして自己アピールや自分の話をすることに熱中すると、相手は防衛本能を働かせて心を閉ざしてしまいます。
初対面では「聞き上手」に徹すると、相手に好印象を与えることができます。
自分の話ばかりするのがコミュニケーション力ではない
ビジネスシーンで、営業マンが初対面の取引先に自社や自社商品の売り込みに熱中してしゃべりまくることがあります。就職・転職活動では、就活生や求職者が面接担当者に志望動機や自分の長所・強みを並べ立てます。どちらも相手の話を聴こうとせず、自分ばかり話そうとします。これは、初対面の相手の防衛本能を刺激して警戒心を強くさせます。
自分の意思や気持ちを相手に伝えるだけが、コミュニケーション力ではありません。相手の話をよく聴いて、相手の意思や気持ちをしっかり受け止めることが大事です。
初対面で好印象を与えるには、ラポールを形成する
初対面の相手に好印象を与えるには、ラポール(信頼関係)を形成します。ラポールは心理学用語です。信頼関係が形成されると、相手は安心感を得ます。初対面の人に心を開いて、好印象を持つようになります。「この人なら、また会ってもいいな」「この人と、また話がしたい」と思います。
相手の話に興味を示す
初対面の相手に安心感・信頼感を与えるには、相手の話に興味を示します。相手の話のタイミングに合わせて、うなずきます。ただむやみに首を上下に動かすのではなく、相手の話の起承転結に合わせて話の転換点でうなづきます。「あなたの話に興味を持って聴いています」という意志表示をします。
相手から目を逸らせたりそっぽを向いたり、身体を椅子の背もたれに預けたりすると、いくらうなずいて見せても「本当に関心があるのかな?」と思われます。話を聴く時は身体を相手の正面に向け、相手の目を見ます。身体を少し前に傾けると、相手は「私の話に興味があるようだ」と感じます。
相手の話を肯定する
初対面の相手に安心感・信頼感を与えるには、相手の話を肯定する言葉で相槌を打ちます。肯定する言葉(YESを意味する言葉)で応じられると、「この人は自分を受け入れてくれる」と感じます。自分を受け入れてくれる人には好印象を持ちます。
初対面の人と話す時は、話の間に少なくとも「5回のYES」を言うと好印象を与えることができます。「私もそう思います」「おっしゃる通りです」「よくわかります」「そうですね」「なるほど」「すごいですね」「大変でしたね」などが、相手の話を肯定する言葉です。
ビジネスでは、相手の話を肯定してばかりもいられない
商談などビジネスシーンでは、相手の話を肯定してばかりもいられません。相手の話を肯定していては、自社の利益を損なう可能性があります。それでも、最初は「おっしゃることはわかります」「その通りですね」などと、相手の話を肯定して安心感を与えます。初めから相手を否定したり反対したりするより、交渉がスムーズに進みます。「私個人としては、そう思います」などと、会社の立場とは別に個人の立場で肯定することもできます。
相手の言葉を繰り返す
「あなたの話をちゃんと聴いています」ということを伝えるために、相手の言葉を繰り返します。「オウム返し」に応じます。
「昨日、ニューヨークから帰ったばかりで時差ボケしています」と相手が言ったら、「ああ、昨日ニューヨークからお帰りになったのですか。お忙しくて大変ですね」と応じます。
「オウム返し」は同じ感想を持つようにする
ただ相手の言った言葉を「オウム返し」に繰り返すと、初対面の相手に不気味な印象を与える可能性があります。相手の話の内容について、相手と同じ感想を持っていることを伝えることがポイントです。
「台風で電車もバスも止まってしまったので、取引先まで歩いて行きました。3時間かかりましたよ」と相手が言ったら、「台風で電車もバスも止まったのですか」と言うより、「それは大変でしたね。私も電車やバスが止まったら、歩いてでも取引先に行くと思います」と、オウム返しをしながら相手の行動を肯定して共感を示します。
相手の話から共通点を見つけ出す
初対面の人の話をよく聴いていると、思いもかけない共通点を見つけ出すことがあります。出身校が同じ・同じ私鉄沿線に住んでいる・同じ県の出身・趣味が同じなど、共通点があると急に親近感がわきます。お互いの距離が縮まり、好印象を持つようになります。
数学が苦手・酢の物が嫌い・初対面の人と話すのが苦手・1日に何杯もコーヒーを飲む。共通点は何でもいいのです。ちょっとした共通点から、会話が盛り上がります。
初対面の異性に好印象を与えるには?
初対面の相手に好印象を与えたいと思うのは、ビジネスや就職・転職活動ばかりではありません。いろいろな場面で出会う初対面の異性に好印象を与えることが、ステキな恋の始まりになる可能性があります。
[初対面の女性に好印象を与える方法]
初めて見かけた女性に好感を持つことがありますよね。自分が好感を覚えた女性には、自分にも好印象を持ってもらいたいものです。初対面の女性から「ステキな男性だ。また会いたい」と思われるようにします。
①清潔感
清潔感のある外見は好印象を与える基本です。服装や髪型を清潔に整えるのは、ビジネスシーンや就職・転職活動の時と全く同じです。爪や無精ヒゲや鼻毛などにも気をつけます。
臭いに注意
整髪料などの香りや口臭・体臭が強いと、清潔感が失われます。印象が悪くなります。
無意識の癖
貧乏ゆすりや自分の頭髪・鼻などに必要以上に触れる無意識の癖も清潔感を損ないます。
②明るい穏やかな笑顔で挨拶する
明るい爽やかな笑顔も好印象を与える基本です。初対面の人たちに明るく挨拶する男性に、女性は好印象を受けます。でも、大口開けて笑ったりニヤニヤ笑ったりすると、印象が悪くなります。大人の男性が元気よすぎる挨拶をすると、軽薄な印象を与えます。
明るい穏やかな笑顔で落ち着いて丁寧に挨拶すると、初対面の女性に好印象を与えます。いかにも大人の男性というイメージです。
③周囲の人たちを気遣う
周囲の人たちを気遣う男性は、初対面の女性に好印象を与えます。気配りのいい男性は、周囲の人たちに迷惑をかけたり不快な言動をしたりしません。年下の人や店の従業員にも謙虚な態度で接します。初対面の女性でも、一緒にいて居心地良く感じます。
④女性の目を見て話す
好感の持てる男性は、女性の目を見て明るい笑顔で話します。でも、初対面の女性に好印象を与えようと、必要以上に愛想よくしたり偉そうに見せたりするのはNGです。周囲の人たちに接するのと同じように、自然な態度で話します。
話す時は、女性の名前を呼ぶようにする
初対面の女性の名前をすぐに覚えて、会話の中で呼ぶようにします。「花子さんは、コーヒーと紅茶とどちらにしますか?」などと言います。
⑤初対面からプライベートな質問をしない
初対面の女性にはプライベートな質問をしない方が好印象を与えます。女性の多くは、初対面の相手を警戒しています。初対面から「年齢・住所・勤務先」などを聞くのはNGです。職種や家族構成程度を聞くにとどめます。
男性の個人情報を適度に話す
会話のネタに困った時は、男性の個人的な情報を適度に話します。「来年30歳になるんです。もっとしっかりしないといけませんね」「田舎に住んでいるので、通勤に1時間半かかります」などと話すと、女性も「私も28ですから、もっと大人にならないと」「田舎って、どちらですか? 私は埼玉県ですけど」などと、自分の個人的な情報を話す可能性があります。
[初対面の男性に好印象を与える方法]
女性も初めて会った男性に好感を覚えたら、相手の男性に好印象を与えたいと思います。男性は第一印象の良い女性に魅かれる傾向があります。素晴らしい恋人を射止めるために、女性は第一印象で勝負します。
①可愛い笑顔
初対面の印象は笑顔で決まります。可愛い明るい笑顔が、初対面の好印象になる最大のポイントです。
明るいフレンドリーな笑顔で丁寧に挨拶する
初対面の挨拶は、明るい親しみ深い笑顔でします。でも、ぞんざいな態度やなれなれしい態度は、男性に嫌われます。マナーに従い礼儀正しく丁寧に挨拶します。フレンドリーな笑顔が堅苦しい感じを消して、好印象を与えます。
ステキな笑顔にするために歯や口臭に注意する
歯並びが悪かったり歯が汚れていたりすると、笑顔の効果が薄れます。歯や口腔内の手入れをして、口臭にも気をつけます。
②表情豊かに会話する
挨拶した後、初対面の男性と会話をします。会話する時は、表情を豊かにして喜怒哀楽を素直に表現します。表情豊かな女性は魅力的です。男性の話に合わせて表情を変えると、「あなたの話をちゃんと聞いています」という意志表示になります。
③やわらかな口調で丁寧な言葉遣いで話す
ビジネスや就職・転職活動では、女性もハキハキした口調で話します。でもプライベートなシーンでは、語尾がきつくならないようにやわらかな優しい口調で話します。初対面の男性に優しい印象を与えます。
初対面の男性には、丁寧な言葉遣いでゆっくり話すようにします。育ちの良さを感じさせ、好印象を与えます。「でっかい」「うまい」よりも「大きい」「おいしい」と言う方が、女性らしいきれいな言い方になります。言葉を選んで話すと、より魅力的に聞こえます。
④清潔感のある香りとメーク
女性の第一印象は、香りとメークに大きく影響されます。香水はきつい香りを避け、ふんわりとした清潔感のある香りを漂わせます。男性はほのかな香りに好印象を持ちます。
お化粧は、もちろんナチュラルメークです。たいていの男性がナチュラルメークに好印象を持ちます。メークのポイントは、目よりも唇です。荒れた唇や口紅の落ちかけた唇に、男性はだらしない印象を受けます。唇を手入れして、口紅を丁寧につけます。
ノーメークとナチュラルメークは違う
前述しましたが、ノーメークとナチュラルメークは違います。大人の女性がノーメークで素顔のまま外出するのは、だらしのない失礼な印象を与えます。
⑤派手すぎない清潔感のある服装
初対面の男性に「ステキな女性だ」「親しく付き合いたい」と思われるためには、派手すぎない清潔感のある服装にします。
高価なブランド品で身を固めると、男性は「派手な女」という印象を受けます。派手な女は、敬遠するか遊び相手にするかのどちらかです。
汚れたバッグや靴・襟や袖口の擦り切れた服などは清潔感が感じられず、「安っぽい女」という印象になります。手頃な値段で品質が良く、センスのある服装を整えるようにします。
パステルカラーで上品に女らしく
パステルカラーを上手に使うと、上品で優しく女らしい印象を与えることができます。
まとめ 初対面の好印象が、その人の評価を決める
世間の人たちは、初対面の印象だけでその人の評価を決めてしまう傾向があります。初対面の印象が後々までその人につきまといます。初対面の印象を覆すことは、容易ではありません。
初対面の印象は最初の10秒間で決まります。初対面の印象の大半が、視覚と聴覚から得る情報で決まります。視覚から得る情報とは、見た目・外見です。清潔な服装や髪型、服装の色が好印象を与えます。明るい爽やかな笑顔やキビキビして礼儀正しい動作や態度が、初対面の相手に好印象を与えます。聴覚から得る情報とは、声のトーンや話し方です。相手によく聞こえるトーンでハキハキした口調でゆっくり話すようにします。
初対面の印象は、挨拶を交わした後の会話で固定されます。初対面ではお互いに警戒心を持っています。相手を安心させて心を開くようにします。相手の話を興味を持って聴き、相手を肯定すると、相手は安心感・信頼感を得て心を開きます。初対面では聞き上手に徹すると、相手に好印象を与えることができます。
恋愛でもビジネスでも、初対面の好印象の最大のポイントは、明るい爽やかな笑顔で礼儀正しく挨拶することです。明るい笑顔に勝るものはありません。
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