著名人の発言や、映画を見ることで影響されることって誰しもあると思います。
しかし、稀に影響されることがマイナスの方向に向かってしまっている人が存在します。最近ツイッターでこんなツイートが確認されました。
先進的っぽい若者に接して分かった事
①ホリエモン、落合陽一辺りの信者と化してて主張がコピー
②老害をバカにしてるけど、思想態度が老害と変わらない
頭が良い奴は、もっと違う場で普通に勉強して夢追ってんだろうなと思った。— 佐藤 健樹@生活保護AV男優 (@ikemensato) 2017年10月19日
確かにいますねこういう人。 しかし自分もこうなってしまわないように注意しなければいけません。 影響されやすいとはどういうことなのか、どんなメリットがあってデメリットがあるのか。また影響されやすい性質の改善方法や自分自信を持つための考え方について紹介します。
影響されやすいとは
自分に自信が無くて周囲の空気に流されてしまう人や意思が弱い優柔不断な人のこと。 主体性が無く自分を他人の意見で武装している状態において「あなたは影響されやすい人だね」と分類されるでしょう。
心理学を学んだ人が提供している診断ツールや心理ゲームなどで自分がどれくらい影響されやすいのかを診断して判断することもできます。
環境から受ける影響力が大きく、暗い場所では気持ちが沈み日中は元気であるとか、暗い曲を聞いていると気分が落ち込み感傷的になりポップな曲を聞いているとテンションが上がる。などが影響を受けやすい人と言えるでしょう。
影響されやすい人のメリット
影響されやすい人にはどんなメリットがあるのでしょうか?まずは影響されやすい人のいい点について見ていきましょう。 影響されやすい人の良い部分を発見しましょう。
協調性が高い
自分の意見を持っていないと考えられることが多い影響されやすい人ですが、果たして自分の意見を頑なに持っていることが本当に重要でしょうか?
影響されやすい人は頑固なプライドや主体性を持っていないので協調性が高く多くの人の感情や感覚に順応や共感することができます。 逆にいうと周りとの関係性を高める為に意見や考え方を変えていくという主体性を持っています。
なので流されやすい人はトラブルの仲裁において潤滑油の役割を果たし、周囲のストレスを緩和させるという良いところも持っています。
変わることを恐れない
今自分が持っている感性や考え方が全てだと思わずに貪欲にいろんな意見を取り入れて変わっていくことができるのが影響されやすい人の良いところです。
かっこいいものは素直にかっこいいから取り入れる、自分の今までの考え方は正しくないからすぐ変えるといった風に変わることに恐れがないので飛んできたチャンスにすぐ飛びつけたり環境の変化にも割とハードル低く飛び越えることができます。
これは自分の意見に重きを置いている人にはなかなか真似できない特徴でしょう。
いろんな考え方に共感できる
映画などを見ていて感じたことはありませんか? 「自分って結構どんな登場人物の言い分にも共感できて楽しめてるな」って。
友達が酷評している映画や作品でも、「角度を変えて見るとこれはこれで面白い」など感動に対するストライクゾーンが広いことがメリットとしてあります。
ころころ考え方を変えていろんな景色の見方や感じ方を知っているからこそ共感できる物差しの種類は多くなります。
吸収力が高い
とりあえず流されて見る。そんな考え方が非常に重要です。 良い!と思ったものに関してはとりあえずやって見る。流されやすいと言われようと関係ありません。
やった人にしかわからない価値が実感できたり、物事に対する免疫がつくので後々その行動が自分の財産になります。 しかし失敗することも多いので最低限のリスク管理ができないと危ないので気をつけましょう。
意見の使い分けができる
器用な人の場合、相手によってキャラの使い分けができて誰にでも好かれやすいメリットがあります。
しかしこれも統一性のない人、一貫性のない人と言われて嫌われないようにいい意味で調子の良い奴と思わせる必要があります。 これはたくさんの意見を心から素敵だと思っている人にしかできません。
影響されやすくいろんな考え方の引き出しを持っているのでその点では単一の考え方のみしか持っていない人に比べて多くの人と分かり合える可能性を秘めています。
挑戦しないのでリスクが少ない
影響されやすい人はすでにヒットしている流行の商品や料理などをチョイスします。
なので、基本的に定番と言えるものを口にしたり、服装においてもあまりにも奇抜なものに影響されない限り流行に乗っていればそれなりに可愛く・かっこよく見えます。 服装や料理店選びの他にも、髪型やレジャー施設や映画など自分で発見する喜びはありませんが、一定水準以上のリターンは得ることができます。
絶対失敗したくないそんな気持ちの裏返しかもしれませんが無難にいろんなことを経験できるでしょう。
影響されやすい人のデメリット
影響されやすい人が毛嫌いされたり陰口叩かれる理由がこのデメリットの部分にあります。 影響されやすい人が陥りがちなデメリットの問題について見ていきましょう。
騙されやすい
影響されやすい人は詐欺師などの意見にも共感してしまい騙されやすいというデメリットがあります。
疑うことを知らず、感覚的にこの人は信用できるなどと思い込んでしまう人は耳障りの良いことばかりを話すのでしっかり影響されずに否定したり拒絶しなくてはいけません。
結果的に周囲に迷惑をかけたり、周りの人がトラブルに巻き込まれる可能性が増えるだけなので嫌われることがあります。
話の内容に中身がない
意見の内容についてよくよく噛み砕いて自分の中で反芻することなく、誰かが言っていた意見をそのまま吐露するのでその言葉には内実が無く、イレギュラーな質問に対しては全く答えることができません。
そのくせ自分はわかってるそぶりで態度が大きく、間違いを認めないので周囲は呆れます。
信者になっている
周囲の意見が耳に入らなくなっているタイプです。 完全なる信者と化していて、自分の頭で思考することを放棄しています。
この人は正しいと信じて疑わずその人の意見や言動をトレースするだけのコピーマシーンとなっています。 他の人が否定的な意見を述べていても、その意見に対して深く考えようとせず正当性や情報の信ぴょう性についても調べることすらしません。
影響されている元に信ぴょう性がないにも関わらず、ただ自分の好みで意見を選んでいるので周囲からの同意や意見交換をすることができずにぶつかります。 影響されやすい人の自分に自信がないタイプの人に多い特徴です。親和性の高い人への伝染度が高く、群れることで厄介さを増します。
あまりにも意見が一緒な人と時間を共にしすぎると知らない間に信者になっていたというケースもありますので広い世界でいろんな人の意見に影響されるようにしましょう。
相手の気持ちを読みすぎる
影響しやすい人や共感しやすい人は相手の気持ちを読んでしまうタイプの人が多いです。 自分の気持ちや意見をしっかり述べることができないので人の言葉を借りて本心を出さないようにしてその場をしのいでいます。
また過去に否定された経験から自分に自信がなく結局自分の意見を述べても否定されるだけだから他者の言葉を借りて否定されないようにして自分を守っています。
本当は思ってもいないことを言っているだけなので言動の整合性がなくなりただの影響されやすい口だけの人という印象を持たれてしまいます。
優柔不断で決められない
たくさんの人で意見交換をしているときに全ての意見に影響されてしまって、なかなか一つの行動を決めることができないということはありませんか?
影響されるのは一つの意見だけではない場合、もともと自分の意見からどれかを選ぶということができないため、流れに身を任せるという所に落ち着きます。
自分で選んだ道ではないので意欲も湧かずに、流れのままに時間を過ごしてしまい最終的に何も自分では成し遂げられず指示待ち状態になるのでよくありません。
自分の意見を持つ為に必要な3つのポイント
人生の軸となる自分の意見。すでに意見を持っている人たちのように、主体性のある言動を手に入れるためにはどんな思考の変換や、段階を踏めばいいのでしょうか?
ハーバード大学の講義でも紹介されている重要な3つのポイントについて紹介します。
1.議論する事柄に対して自分はどれだけ理解しているか
ある事柄に対して自分はどれだけ理解しているかということを確認する作業から入ります。 自分が理解していない分野に関して明確にしてそれを認めます。
自分に対して質問を繰り返してどこまで深く質問に答えられるかを繰り返します。「それはなんで?」に対して「なぜならこうだから」を繰り返す作業です。 一つ一つ確認していくことが重要です。
2.理解していないことを明確にし理解するために行動する
ハーバードの講義について記載された著書によると理解していない事柄を明確にしたのちに「調べる」ということが重要だと言っています。
上記の質問に対してなぜ答えられないのかを書き出して、その答えを出すために必要な知識をインプットします。 例えば「犬や猫をペットにするにあたって去勢はするべきかどうか」という議題で自分がどのようなポジションを取るかは、実際にペットを去勢しないことで発生した過去の問題や去勢することでのペットへの負担などについて調べなければいけません。
全くそれらの情報を知らない状態でその意見が本当にあなたの意見だと言えるでしょうか? 一つまた一つと材料が出てくるうちにきっと意見が二転三転するはずです。
まずは調べることでブレない意見を構築していくことができるのです。
3,自分の意見を持つ
調べが済んだら最終的にそれらの材料を元に自分の意見を構築します。
現段階で議論できうるだけの全ての問いに対しての回答を用意した上で最終的に自分はどういうポジションを取るのか、それが自分の意見になります。
ここのステップで手に入れた意見は「去勢しない」「去勢するべき」と言った簡単な表現ではなく、「去勢はせずに繁殖環境を管理するべき」や「犬の性的な繁殖ストレスや闘争本能や気性を落ち着かせるためにも去勢するべき」などより明確でペットと環境に配慮した答えが出てくるはずです。
重要なのは理解したふりをしないこと
きれいごとですませたり、わかったふりをしたりしているだけでは駄目だと思います。最終的にわかり合えないということさえ、わからなくなってしまいます。 — 野田秀樹bot (@bot_nodahideki) 2017年10月17日
日本では察し合うということが常態化しており、言葉にしなくてもアイコンタクトや仕草で読み取る情報の方が多いお国柄でもあります。
自分の意見を発信する機会も少ないので、ついつい周囲に流されてしまったりすごい人に影響されがちです。
正しい方法で自分の意見の構築方法を身につけて理解したふりをしないようにしましょう。
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