時間にルーズな人ってどこにでもいますよね。時間にルーズな人と待ち合わせたり、約束すると必ずといっていいほど、遅刻したり、急に予定が変わったり、振り回されることが多いです。
そんなときは、誰でもイライラしてしまったり、機嫌が悪くなったりしてしまいます。しかも、遅れてくる方はまったく罪悪感が無く、余計ストレスに感じますよね。
当然だと思いますが、やはり、イライラすることはいやなことですし、ストレスはたまるし、機嫌が悪い自分を好きな人はいません。今回は、時間にルーズな人に対して、イライラしない方法を紹介したいと思います。
時間にルーズな人の特徴
まず、時間にルーズとは、何でしょうか。ルーズとは、だらしないとか、いい加減という意味です。時間にいい加減でだらしがないことを時間にルーズといいます。
それでは、時間にルーズな人は、なぜ時間にだらしないのでしょうか。時間にだらしない人の特徴を見ましょう。時間にルーズな人の特徴は、次の7つが考えられます。
- 責任感が無い
- のんき/気にしない
- 自分に甘い
- 何事にもだらしない
- 計画性が無い
- 相手を見ている
- 悪いと思っていない
この特徴をそれぞれ、詳しく見ていきましょう。
①責任感が無い
時間にルーズな人は、約束をしても、それを守るという責任感が無い人が多いです。これは、時間だけに限らず、全てに当てはまることかもしれません。仕事に対しても責任感が無く、引き受けた仕事を途中で放り出すようなことを平気でするかもしれません。
また、家族に対しても責任感が無ければ、家族と約束したドライブの日に、友達との飲み会を優先したり、そもそも、約束を忘れるってこともありえます。程度の差はあるでしょうが、時間にルーズな人には、責任感が無い人が多いです。
②のんき/気にしない
時間にルーズな人はのんきな人が多いです。これは、まだ許せる特徴かもしれません。そもそも、性格としてのんきで、細かいことを気にしないのです。
このままでは時間にぎりぎりで間に合うかどうかきわどいってときでも、まあ何とかなるだろうと思っていたり、人が話しているときや考えなければいけないときなのに、ボーっとしていたりする人なのです。
③自分に甘い
時間にルーズな人は、自分に甘い人が多いです。自分のミスや欠点には、何かと目をつぶりがちなのです。自分に甘く、人にも甘いのであれば、まだ許せます。自分も遅刻をよくするけど、相手の遅刻にも寛容で、笑って許してくれるのであれば、②の「のんきな性格」なのかもしれません。
しかし、自分に甘く人には厳しい人というのが、案外たくさんいます。これが大変、厄介です。自分はよく遅刻してくるのに、人がたまに遅刻したら、烈火のごとく怒ったり、すぐにへそを曲げる人です。
こういう人は、約束の時間が迫っているのに、もうちょっとくらいなら大丈夫だろうと、高をくくり、だらだらとして用意をしないのです。そして、いつも遅刻する遅刻癖が付いているので、遅刻した罪悪感もだんだん感じなくなってきます。しかし、本人が自分の甘さに気づき、どうにかしなければと強く思い、行動すれば変えられるかもしれません。
④何事にもだらしない
時間にルーズな人は、時間以外もルーズなことが多いです。部屋の片付けができていないとか、会社のデスクの上は書類が山積み状態だとか、いつもしわくちゃのシャツを着ているなどです。
こういう人は、お金にもだらしないことが多く、いつかどこかで痛い目に会う可能性があります。しかし、これも自分でだらしない性格を変えなければと強く思い、行動すれば変えられます。
⑤計画性が無い
時間にルーズな人は、逆算ができない人が多いです。19時に待ち合わせしているから、18時には家を出なければならない。そのためには、17時半から用意を始めればいいだろうと、先を読んで、計算しながら行動することができないのです。
これができない人は料理もできないことが多いです。何分後にお湯が沸くから、それまでに、これを切って、これを下ごしらえしといた方がいいとかをうまく考えられないからです。逆にかなりの料理の腕前なのに、時間にルーズな場合は、他にもっと大きな問題点を持っている可能性があります。
⑥相手を見ている
これは、大変失礼な人です。時間にルーズなのは、いつもではなくあなたとの約束だからです。つまり、彼または彼女にとってもっと大切な人との約束では決して遅刻しません。
男性の場合は大切な女性との約束、女性の場合は大切な男性との待ち合わせでは時間を厳守したりします。こういう人は、時間にルーズかどうかではなく友達としていかがなものでしょうか。
もし、こういう人がいる場合は今後の付き合いを考えた方がいいでしょう。しかし、こちらがいかにいやな思いをしているかをきちんと強く言えば、相手にとって自分が「待たせてはいけない人」になる可能性もあります。
⑦悪いと思っていない
時間にルーズな人の中には、そもそも遅刻することを悪いと思っていない人がたくさんいます。信じられないことですが、本当に罪悪感も何も感じないのです。自分勝手な性格で、そう思うのか、ただ深く考えていないのか、人の気持ちが分からないのか。理由は千差万別で人それぞれでしょうが、こういう人は人の話もあまり聞いていないことが多いです。そのため、何を言っても効果が無く、あきらめるしかないのです。
以上、7点が時間にルーズな人の特徴です。これで時間にルーズな人の気持ちや心理状態の分析が少しだけできました。時間にルーズな人の特徴をそれぞれ見直しながら、イライラしない対策を考えてストレスをためないようにしましょう。
時間にルーズな人にイライラしない方法!
時間にルーズな人にイライラさせられるのはいやなものです。そして、イライラしている自分にたいしてストレスがたまり、ますます機嫌が悪くなったりもします。時間にルーズなのは相手なのに、イライラする自分を責めてしまうことだってあります。
そんな気持ちはもうたくさんです。相手に恋愛感情がある場合はさらにストレスです。どうすれば、時間にルーズな人に対してイライラしないですむのでしょうか。
そういう人だと割り切る
時間にルーズな人は、そういう人なんだと割り切って付き合っていく方法です。ただ、これはあまり大切な人との関係にはふさわしくないのかもしれません。それについても考え方次第ではありますが。
しかし、待たされたりしてイライラしていたら、その人との関係がよくなるとも思えませんので、やはり現実的にはそういう人なんだと思い、割り切って付き合っていくことがいいのでしょう。恋愛関係にあってもそれはいえます。
そういう人だと割り切ってそれでも付き合うのか、やはり友達どまりにしておくのか。
時間つぶしを用意する
はじめから、待ち合わせの場所で長時間待つことを想定して、時間つぶしのための準備をしておくことです。これは非常に有効で、かなりの確立でイライラする気持ちをある程度は抑えられます。たとえば、待ち合わせの場所は座れる場所にするとか、時間つぶしができるようにデパートや本屋で待ち合わせをするとかです。
待つことを想定して、喫茶店で待ち合わせて読書のための本を持って行ったり、勉強道具や音楽を聴けるようにしておくのもいいでしょう。ハンドスピナーやルービックキューブ、パズルやクイズなどもいいでしょう。最近は、スマホアプリなどでパズルやクイズなどもいろいろありますので、是非試してみてください。
時間にルーズな人とは付き合わない
時間にルーズな人と付き合うとイライラするので、そういう人とはできるだけ付き合わないというのもひとつの解決策です。
仕事などでの付き合いの場合は仕方ありませんが、仕事の付き合いでもビジネスライクなつきあいに、とどめておくのがいいでしょう。
あきらめる
時間にルーズな人はいい加減なひとだから、しょうがないやってあきらめることです。解決策になっていないかもしれませんが、あきらめるのも重要な方法です。
はじめからあきらめていれば、腹の立ち方もましになりストレスを減らせます。せいぜい、心の中で、相手は性格的にも人間的にも低俗な人なんだとさげすんでしまいましょう、意外と楽になるかもしれませんよ。
待ち合わせ時間を早めに設定する
時間にルーズな人と待ち合わせをする場合は、はじめから早めに待ち合わせ時間を設定しておくのもひとつの解決方法です。
例えば7時からの映画に行くならば、それよりだいぶ早めに待ち合わせておいてもいいでしょう。そんなことで時間をとられたくないと考えるのならば、その人にだけ待ち合わせ時間を早めに伝えればいいのです。そうすれば、遅れてきてちょうどいい時間という感じになるのではないでしょうか。
こちらも遅れていく
時間にルーズな人と待ち合わせをする場合は、こちらも遅れていくことです。これは、きっちりした人にとっては性格的になかなか難しいかもしれませんが、相手に合わせて遅れるのはひとつの解決方法かもしれません。珍しくたまたま相手が時間通りにきても、いつも待たされているのですから、たまには待たせておけばいいのです。
しかし、これをやりすぎると自分も時間にルーズだと思われてしまうかもしれません。また、だんだん遅れることに慣れすぎて、本当に時間にルーズになってしまわないようにしましょう。
時間にルーズな人を教育する
時間にルーズな人を時間にルーズでなくせばいいという考え方です。これは、すぐに出来る物ではありませんし、結果、解決しないこともあり得ます。
しかし、恋愛関係にあるのであれば、遅刻癖を直せるならば治してあげたいと思うのも当然です。どうれすれば時間にルーズな人の遅刻癖を直せるでしょうか。正直、時間にルーズな人のタイプや性格、どれくらいルーズかによっても全然違いますし、方法も変わってきます。
また、時間にルーズな人とあなたとの人間関係にもよります。また、あなたとその人の信頼関係にもよります。同じように説教されても、信頼関係のある人であれば話を聞きますが、それほど親しくない人に説教されても余計なお世話、お節介と思われてしまうからです。
それでは、実際に時間にルーズな人を教育する方法を見ていきましょう。
時間にルーズな人を更正させるには
時間にルーズな人の特徴は上に上げましたが、それでは時間にルーズな人をルーズでなくすにはどうすればいいのでしょうか。時間にルーズな人をわざわざ教育するという気持ちがある人は、たぶん時間にルーズな人とそれなりの関係にある人でしょう。
家族かもしれませんし、おつきあいをしている人かもしれません。もしくは、大切な友人や会社の後輩や同僚かもしれません。どちらにしろ、それほど仲良くもない人が時間にルーズでもわざわざ時間にきっちりした人間にしてあげようなんて思いませんよね。何とかして時間にルーズな性格を直してあげたいと思っているはずです。具体的に時間にルーズな人を教育していく方法を考えていきましょう。
時間を意識させる
まずは、時間にルーズな人に時間を意識させることです。時間にルーズな人に時間を意識させるには、時計を変えることが有効です。音の鳴る時計やいつも身につけていたいと思うようなかっこいい時計、もしくはすてきな時計をプレゼントしてみることです。
腕時計でも懐中時計でも置き時計でも掛け時計でもいいのですが、カッコイイ時計、かわいい時計、きれいな時計、造形が美しい時計、おもしろい時計を選んでプレゼントしてみましょう。まずは時間を意識するために時計を意識させることです。また、子供が時間管理をしっかり出来るようにするために学習時計という商品があります。
セイコーからは、スタディタイム学習タイマーKR893Wという学習時計が販売されていたりしますので、そういった物でもいいでしょう。
時間管理ノートを持たせる
時間にルーズな人に時間管理ノートを持たせてつけさせるというのもいいでしょう。時間管理ノートとは見た目は通常の手帳のような物ですが、中身はタイムスケジュールなどをきっちり書き込めるノートで、時間を守るために気をつけるべき要素を押さえたノートになります。
30分単位で予定をかけるノートなど、いろいろとよく考えられた時間管理ノートがたくさん販売されています。
アマゾンや楽天、ヤフーショッピング、ヤフオクに加え、文房具屋さんや本屋などにもありますのでご自分にあった、もしくは時間にルーズな人にあった物を探してみてください。
迷惑を受けている人がいることを理解させる
時間にルーズな人の中には、自分の性格、行動のせいで迷惑を受けている人がいることをわかっていない人がたくさんいます。もちろん、遅刻したときは少しくらいは申し訳ないと思ったり、相手を待たせてしまったということを理解していたとしても、たいしたこととは思っていない可能性があります。
そういった人にしっかり、あなたのせいで待たされて時間を無駄にしてしまって、こんないやな気持ちになってすごく腹が立っている。しかも、いつもいつものことなので、なんならあなたとの人間関係を終わりにしようかと思うことすらあるということを説明します。
このとき、決していらいらしたり怒って感情的な物の言い方、表情で言ってはいけません。感情的になればなるほど、冷静でないので説得力も落ちます。また、時間にルーズな人はあなたがヒステリックになっていると思うだけの可能性もあるからです。
これは、以外と効果的なことが多いですので、ぜひ試してみてください
時間に余裕を持って行動することを教える
時間にルーズな人の中には、待ち合わせの時間の10分前にはついていた方がいいと言うような考えが全くありません。これは、そもそも待ち合わせが7時なのに、なぜ10分前につかなければ行けないのかがわからない人がいるからです。
もしかしたら、電車が止まってしまうかもとか。もしかしたら、忘れ物をして戻らなければ行けないかも、慣れない場所なら道を間違えてしまうかも、とか言う考えがないのです。こういう考えに及ばない、こういう考え方が出来ない、こういう考え方をする思考回路を持っていないのです。
だから、もしかしたらという未来の選択肢があることを教えて、そういう思考回路を学習させなくてはいけないのです。
事前に準備をする
時間にルーズな人は、前日のうちに次の日の準備を済ませておくことをしません。これも上の場合と同じで、そういう思考回路がないのです。それならば、教えてあげればいいことです。
遅刻する場合は、事前に連絡を入れさせる
時間にルーズな人は、遅れるのが当たり前になっていたり、遅刻癖があるので電車が遅れて遅刻しそうとか、「5分くらい遅れる、ごめん」というような連絡を入れない人が多いです。
これも、そうするべきだという知識がない人もいます。当然の社会常識でも、子供が知らないと同じで、教えてあげると治る人が必ずいます。
まとめ
時間にルーズな人を更正させる、教育する方法を見てきました。
ここで大切なのは、教育したり説教したりするときに決して感情的にならずにやさしく論理的に指摘してあげることです。絶対に、感情的にならずに冷静に行動してください。
そうすれば、時間にルーズな性格が完全ではなくても、多少もしくはそれなりに治る人が必ずいます。
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