鼻をほじる癖がある人は要注意!その危険性と対策方法を紹介!

人と付き合って行く上で、清潔感を維持することはとても大切なことです。清潔感がなければ、周囲の人は心理的に不快感を感じることがあり、人間関係を形成するのが難しくなってしまうかもしれません。

鼻をほじるというのも、人間関係を悪くしたり、清潔感を下げしまったりします。はたまた、恋愛に影響することもあるでしょう。見た目として、衛生状態として、あまり良い印象を受けることはありませんよね。では、この「鼻をほじる」ということについてみていきましょう。

そもそも鼻の役割とは?

鼻

鼻の役割は大きく3つあります。1つは匂いを嗅ぐ器官であるということ。食べ物を始め、あらゆる匂いを嗅ぐことでそれが有害か無害かどうかを判断するのに役立ちます。

2つ目は鼻から呼吸をすることで、体内に入る細菌や有害物質を防御する役割。鼻毛が体外から入ってくるものをきちんと防御してくれるのですね。

3つ目は声を響かせる役割。鼻は空洞になっていて、声を響かせる効果があります。コミュニケーションをとる上で重要な器官だと言えるでしょう。

どうして鼻をほじってしまうのか

鼻をほじるのは鼻くそが鼻の中に詰まっていることが原因です。鼻くそが詰まってしまうと、先に述べた鼻の役割・機能を果たせなくなってしまうため、きちんと除去してあげなければなりません。

特に呼吸に関しては深刻でしょう。鼻くそが詰まってしまうことで、空気の通り道が細くなってしまいますから、呼吸がしにくくなってしまいます。こういったとき人は鼻をほじりたくなります。

ただ、それを人前でやるかどうかというのは、また別の問題ですよね。ティッシュなどを使ってきちんと掃除することもできますし、人の目につかないところで処理することもできます。

鼻くその役割

鼻くそは鼻毛で絡め取った埃などが鼻の粘液と一緒になり固まったものです。また、風邪を引いていれば、ウイルスなどの残骸であることもあります。

鼻に入る空気に雑菌や埃などが多ければ、鼻くその量は必然的に大きくなります。よく鼻くそができるという人は、身の回りの環境に問題があるのかもしれませんね。

鼻くそというのはなんとも嫌がられる存在ですが、体を守ってくれた証拠なのです。もちろん、溜めることはあまりオススメしませんし、きちんと処理する必要があるでしょう。

環境衛生との関係

鼻くそが多くできてしまうのには、生活環境が関係してました。それは埃っぽい部屋に住んでいたり、あまり掃除をしていなかったり。そういった空気の悪い場所にいれば鼻の中に鼻くそができやすくなっていきます。

また、花粉症の人であれば、花粉の時期、鼻水がでます。鼻水がそのまま固形化すれば鼻くそができてしまいます。これも環境要因によるものの1つでしょう。

鼻くそがなんとなく多い。そういう人は生活環境、特に空気に関して何かしらの問題があると推察されます。掃除をしたり、空気を綺麗にする工夫をしてみましょう。

鼻をほじることの危険性

鼻の病気

鼻をほじる。つまり、鼻の穴に指を突っ込み、鼻くそをかき出す行為・しぐさは実は危険なことでもあります。というのも、鼻の血管を通じて、指の細菌が体内に入ってしまうことがあるのです。

これはどういったことなのでしょうか?

鼻をほじることと細菌感染

私たちの体には色々な細菌が存在します。これを常在菌といいます。当然指にも常在菌がいます。そして、鼻をほじるという行為をすると、体内に入る可能性があります。

そのきっかけが鼻をほじる際の出血。爪で鼻の内側を傷つけてしまうと出血することがありますよね。そこから、細菌が体内に入り込んでしまうということがあるのです。

通常であれば細菌に感染しても体力があれば、大きな症状を発症することはありません。しかし、子供や高齢者、もしくは他の病気などで体力が低下していると細菌が増殖。それがきっかけとなり、さらなる病気を招くことがあります。

慢性副鼻腔炎の原因にも…

鼻をほじってしまい、鼻の粘膜を傷つけてしまった。粘膜からは出血が起こりますよね。その血液を栄養として、細菌がまた繁殖するということがあります。そして、それが炎症のきっかけになることもあるのです。

炎症を起こすと、それだけ粘性の高い鼻水が出るようになります。その鼻水がさらに細菌の温床になってしまう…鼻をほじって粘膜を傷つけただけなのだけども、こういったことを招くことがあるのです。

鼻の治癒には時間がかかる

一方で傷ついた粘膜の回復には時間がかかります。人によっては数週間かかることもあるようです。その間、かさぶたができますが、それも気になってほじってしまう人もいます。

そうなると、また病気は最初の段階に戻ります。つまり、出血し、細菌が繁殖し、炎症を招く。このようなことが癖になってしまうと、鼻の状態はどんどん悪くなっていってしまうでしょう。

鼻の治癒には時間がかかるということを理解してください。また、その間、鼻はなるべく触らないようにし、綿棒などの粘膜に優しいもので鼻くそを取るようにしましょう。

鼻くそにも注意

先に述べたように鼻くそは細菌やホコリなどが蓄積されています。仮に鼻くそが取れたとしても、きちんとした処理を行い、処分する必要があります。子どもだと食べてしまうなんてこともありますが、ママさんはきちんと注意してあげてください。なるべくなら学校に入る前にはやめさせるようにしましょう。

どうして鼻をほじってしまう?

鼻をほじる

先に述べたように、鼻くそによって鼻が詰まってしまうと、人は鼻をほじりたい心理になります。例えそれが誰かと会話をしていたり、女性とデートをしていてもです。しかし、それを人前でやるのかどうかは別問題。人前でほじってしまう人もいれば、家でケアをする人もいます。

では、前者の場合、つまり人前で鼻をほじってしまうのはどうしてなのでしょうか。相手に不快感を与えることもある行為・行動には次のような理由があったのです。

長年の癖

癖というのは人に言われないとなかなか気づかないものです。誰しも1つや2つ癖を持っているもので、無意識に行われています。鼻をほじるという行為もまた無意識の癖、もしくはそういった心理状態であるケースがあるのです。

例えば電車に乗っていると、たまにおじさんが口を開けながら鼻をほじっている場面に出会うことがありますよね。もしくは仕事の男性の上司がそうだ、という人もいるかもしれません。大勢の人がいる前で鼻をほじる。しかし、本人は癖なので自覚していません。癖というのはとても恐ろしいものです。

鼻をほじるというのは心理学的にはリラックスしている仕草の1つであると考えられています。家の中や人のいない場所、もしくは家族の前でほじるのはそういった理由・研究があるようです。深層心理ではそう思っているから、人前でも鼻をほじってしまう。自覚がないというのも気をつけなければならないでしょう。

環境によるもの

普段あまり鼻をほじらない人が睡眠中に鼻をほじるということがあります。睡眠中は意識がなくなりますが、鼻の空気の通りだけは確保しなければなりません。

そんなとき、花粉症などが原因で鼻に鼻くそが溜まっていると、それを取り除かなければなりません。そういったときに無意識に指が鼻に運ばれ、鼻くそを取ろうとするのです。

就寝中の空気の環境が悪ければ、これは誰にでも起こりうるものでしょう。夫婦であれば夫や妻、カップルであれば彼氏や彼女には見られたくない場面ですから、きちんと鼻の掃除と空気を綺麗にすることを意識したいものです。

違和感の解消のため

鼻くそが詰まると空気の通りが悪くなります。そうすると、だんだんと呼吸がしにくくなり、気になりだします。そうなったとき、ふと鼻をほじりたいと思うのです。

人によってはそれが無意識に行われることもあるでしょう。癖になっているからですね。気が付いたら指が鼻の穴に入っていて、鼻くそをかき出しているのです。

人前では控えた方がいい

鼻をほじるというのはどこか不衛生な印象を受けます。そういった人が身近にいれば、注意したいという気持ちもあるかもしれませんね。しかし、なかなか注意するのも難しいものです。

鼻をほじるという行為が、周囲からどう思われるのか。少なくともマイナスなイメージを受け止められてしまうため、控える努力をするほうがいいでしょう。

鼻をほじらない対策

マスク

意識的にしろ癖にしろ、人前で鼻をほじらない方が良いでしょう。

では、そうならないためにはどういった対策法があるのでしょう。癖になってしまっている人はぜひ以下のことを実施してみてください。

マスクをする

マスクをすることは鼻くその発生を抑える効果があります。空気が悪ければそれだけ肌にはゴミが溜まりやすくなりますが、マスクをすればそれを改善することができます。

また、指でほじらなくなるという効果もあります。癖でほじりそうになったとき、マスクがあるので立ち止まることができます。そこでティッシュを取り出し、鼻を綺麗にすれば綺麗にすることができるでしょう。

周囲の環境を綺麗にする

鼻をほじるのはそもそも鼻くそができてしまうから。なのであれば、できるだけ周囲の環境を良くし、鼻を通る空気を綺麗にしてあげる必要があります。

例えば花粉症であれば家に入る前に衣類を綺麗にするなどの対策があげられます。花粉が室内に入ってしまえば、それだけ鼻水が出るようになり、鼻くそができやすくなってしまうでしょう。

そのほか、掃除をきちんと行うことも大切です。ものが多かったりすれば、ホコリが溜まりやすくなりますから、所持品を少なくするというのも1つの手かもしれませんね。

他の方法で鼻をほじる

指で鼻をほじることが印象を悪くする要因なのであれば、他の方法で鼻を切にするというのもおすすめです。基本的にはティッシュで大丈夫ですが、鼻粘膜が傷ついているようであれば綿棒などを使いましょう。

ティッシュは先を捻ることで、鼻の奥に入れることができます。太くなりすぎない程度に捻っていれれば、鼻の汚れを取り、綺麗にすることができるでしょう。

綿棒は湿っていた方が取りやすいです。水で濡らしたり、入浴の際に使用することで、鼻の粘膜についた汚れを綺麗にすることができるでしょう。

指でほじるのは極力避ける

指で鼻をほじることは、危険があるというお話をしました。このため、鼻を綺麗にするのであれば、指を使わないほうがいいでしょう。出血することもありますし、感染症のリスクもあるからです。

鼻をほじることが癖になっているのであれば、まずはその癖を自覚し、少しずつ改善していく意識を持つようにしましょう。ティッシュを使うだけでも、見た目は随分変わりますから、使ってみてください。

そのほかの癖についても注意

鼻をほじるだけが不快感を与える癖ではありません。髪の匂いを嗅いだり、爪を噛むなどの癖もまた人に不快感を与えることがあります。こういったものも自覚なしにやっていることがありますから、十分気をつける必要があります。

一方で唇を噛むなどの癖もありますが、それは不快感を与えることはないですよね。相手がどう思うのか。このポイントを押さえれば、その癖が止めるべきなのかどうかがわかるかと思いますよ。

鼻をほじる人の対応

対応

身近に鼻をほじる人がいるとき、その人の対応に困ることがあるかもしれません。鼻をほじる行為を見るのもなんとなく不快ですし、ほじった指で何かを触られるのも嫌でしょう。気にしすぎといえばそうなのかもしれませんが、やはり気になってしまいますよね。

では、そういった人に対してはどのような対応をしていけばいいのでしょうか。

口に出して指摘する

先ほども述べたように鼻をほじる行為は無意識でやっていることが多いです。つまり、本人は自覚なしに、ついついほじってしまうのですね。人目が気にならず、ほじることだけに集中しているわけです。

こういったことを言葉にしてきちんと指摘してあげることが、まず第一歩なのです。日本の人は口に出して本音を言うことがあまり得意ではないかもしれませんが、自分が不快と感じるのであれば、きちんと伝えなければならないでしょう。

ティッシュを準備してあげる

鼻くそをほじる人はティッシュを準備していないことがあります。ティッシュがあれば、そのままティッシュを使っているでしょう。なので、ティッシュを準備し、指摘してあげるようにしてみてください。ティッシュは道端でもらうようなポケットティッシュで十分でしょう。

最後は気にしない

鼻をほじる行為に対して、周囲の人がどう思うのか。それがわからないのであれば、こちらが指摘してあげるほかありません。そして、指摘したあとは気にしないこと。心の中で区別することが大事です。

「この人は鼻をほじることが癖なんだ」。この事実に対して、評価するのではなくありのままに受け止めてみるというのも、過度に不快にならないコツです。

癖が治らなかったり、聞く耳を持たない人も中にはいます。そういった人とは最小限のコミュニケーションだけ取り、あとは自分から距離をとるようにしてみてください。そうすることで、自然と自分の意識の中から不快感を取り除くことができるでしょう。

鼻毛の処理について

鼻毛

鼻をほじることと合わせて、もう一つ気をつけたいことがあります。それが鼻毛。鼻毛の処理の方法は様々ですが、もしかしたら引っこ抜いているという人もいるかもしれません。これは注意したい方法です。

毛を抜くと場合によっては毛穴から細菌感染を起こしてしまうことがあります。それがきっかけとなって粘液が増えたり、炎症を起こすこともあります。毛穴は弱い部分ですから、なるべくであれば保護してあげたいものです。

鼻毛の処理方法は?

鼻毛は引っこ抜くのではなく、ハサミなどの刃物を使って切る方が衛生的に良いでしょう。鼻毛カッターなんかも1000円程度で販売されていますから、そちらを利用してみてもいいかもしれません。

詳しくは、鼻毛の正しい処理方法について!抜くのは危険?を読んでおきましょう。

鼻毛を抜く行為も見た目は良くない

鼻をほじる行為同様、鼻毛を引っこ抜く行為もあまり人に良い印象を与えません。抜いた毛をそのまま風に乗せる人もいますが、見ていてあまり良い気持ちはしませんよね。

鼻の汚れ、鼻くそ、鼻毛に関してはきちんとしたマナーをもって処理する必要があるでしょう。そうしなければ、周囲の人との関係性が悪くなることもあるかもしれませんよ。

まとめ

鼻をほじるという行為は、周囲を見渡すと意外と多くの人がやっていることに気づきます。もしかしたら、自分も無意識のうちにやっているなんてこともあるかもしれませんね。

鼻をほじることで、相手に不快感を与えるのであれば、それはやめた方がいいことでしょう。気になることもありますが、ほじる以外にも清潔にする方法はありますよね。

癖となっているのであれば、直す努力をしてみてください。周囲の人と良好な関係を結ぶためにも必要なことだと思いますよ。

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