喉が赤い5つの原因ってなに?痛いと感じるのは病気かも?それぞれの症状と治療法、予防法を知ろう!

さて、皆さんは喉についてどれだけの知識をお持ちでしょうか。喉が赤くなると通常ならただの風邪くらいにしか思わないでしょう。ですが喉という部分はとてもデリケートな部分でもあり人間が生きる上で呼吸、つまり空気を出し入れする部分であり、とても大事なところです。

風邪だけではなくウイルスなど細菌に感染しやすい場所でもあるこの喉について今回は幾つかの病状を挙げてみようと思います。喉が赤くなった時に参考にして頂ければ幸いです。

喉が赤くなる原因とは何か?

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では、まず喉が赤くなる原因の元を幾つか挙げてみようと思います。

大声で叫ぶなどの過度の声帯酷使

まず挙げられる最も大きな要因の一つに大声で叫んだり、若い世代の人ならカラオケなどの歌を歌う場所、そしてスポーツ観戦や体育祭などのイベント事での大声での応援など、喉を酷使する場面というのは多々存在します。

この場合、普段声を出す事、つまり大声などを出す事に慣れている方は除いて、通常なら普段大声を出す事などはないので、声帯、つまり喉の酷使に繋がります。簡単に言うと負担をかけてしまうという事ですね。声を出す事によって喉は空気で摩擦を起こします。そのため慣れない大声などで喉の酷使を続けると炎症を起こしてしまう、つまりはそういう事で喉が赤くなったり、痛みなどが生じるというわけです。

喉という部分はとてもデリケートな部分でもあり、特にリンパ節に近いところにあります。リンパ節とは免疫器官で身体にとってもとても重要な役割を果たす器官になります。よく風邪をひいた時にリンパ節の腫れなどで高熱を出すことがあると思いますが、あれは免疫反応で起こるものです。つまり喉と密接な関係をも持っている器官と言える部分ですので、喉というのはとても大事な部分であることがわかります。

喫煙による喉の炎症

これも代表的とも言えることで、喫煙、タバコの煙、つまりニコチンやタールなどの有害物質による喉の炎症が挙げられます。主に害となされる物質はタールで、このタールによって喉への害が認められています。

これはタバコを吸っている人だけに言えることではありません。もちろんタバコを吸っている本人は直接的にタールを摂取しているということになりますので、喉に害が及ぶのは当然なのですが、受動喫煙という言葉があるように、吸っていない人でもタバコの煙を吸い込むことによってタールの害に侵されることがあります。

もちろん少量であれば問題はないでしょう。人間の身体には免疫というものがあり、日々健康的な生活を送っている人であればその害を修復する機能が万全に取られていると言っても過言ではありませんので、炎症の回復も早いでしょう。しかし、日常的に、タバコを吸っていない人が吸っている人の側で生活をしている場合は要注意です。受動喫煙は通常の喫煙者、つまりフィルターを通してタバコを吸っている人よりも、タバコの先から出る煙を吸う受動喫煙の方がタールによる害が大きいとされています。

これはマナーの部類に属しますが、日常的に喫煙者も非喫煙者もそういう部分を考えてお互いに配慮や気配りが必要になってくるでしょう。

飲酒などのアルコールによる原因

嗜好品の中にもう一つお酒というものが含まれます。お酒はアルコールが含まれていますので、これにより喉の害へと繋がるということが挙げられます。

アルコール度数の高い物は特に喉への負担が大きいので必然的に喉の炎症へと繋がります。もちろん少量であれば問題はないでしょうが、日頃、多量摂取している場合は喉が枯れてしまう場合や、酷い場合は喉の腫れや、アルコール依存などのも考えられます。

その他にもアルコールと一緒に辛いもの、つまり刺激物などを一緒に摂取することによって喉への負担は大きくなります。辛いものには喉を刺戟する物質が含まれていますので、より喉への負担は大きく炎症へと繋がるでしょう。

湿度が低い場所による喉の乾燥

喉というのは潤いがない場所、つまり空気が乾燥している場所などでは喉を痛める原因となります。よく風邪をひくのは乾燥した時期なのがわかるように、乾燥していると喉を痛める原因となり、さらに菌の繁殖にも繋がります。

適度な水分補給や加湿器などの使用で空気の乾燥を防ぎましょう。特に冬場などは空気が乾燥しやすいので、風邪も流行りがちです。喉の乾燥だけでなく気温が低いため風邪になりやすいというわけですね。

詳しく説明しますと、乾燥するということは免疫力の低下を意味するのです。免疫力が低下すると菌に感染しやすくなりますので、必然的に喉の炎症を引き起こすということです。

細菌、ウイルスなどによる免疫反応

これは言わずもがなかもしれませんが、細菌やウイルスによるものも喉の炎症に繋がります。これは体力の低下や部屋の乾燥、喉の酷使による喉への負担から喉の免疫力が低下することによって細菌やウイルスに侵されるのが原因となります。

感染が確認されると喉の粘膜が赤く腫れあがります。これは免疫反応によるものです。つまり細菌、ウイルスと免疫抗体が戦っている証拠ですね。細菌感染で扁桃腺が赤く腫れる場合もあります。扁桃腺とは扁桃というリンパ組織の一部を指します。扁桃腺がある部分は舌の付け根にあるコブのような部分が扁桃腺になります。ここが赤く腫れあがることも細菌感染によって確認されます。

扁桃腺の主な役割は口から侵入するウイルスや細菌から身体を守ることですが、この扁桃腺にウイルスや細菌が付着し増殖すると赤く腫れ上がり発熱などの症状を引き越したり喉の腫れにも繋がります。

喉が赤くなる際に痛みがある場合とない場合の違い

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では、実際、喉が赤くなった際に痛みがある症状とない場合の違いやその症状の例を挙げようと思います。

痛みがある場合

喉が赤くなり痛みを伴う場合はウイルス感染でも多くの病状が挙げられます。俗にウイルス感染だけでなく大声を出した際は次の日声が枯れたり喉が赤くなって痛みを生じる場合があります。これは単なる喉の使いすぎによる炎症が元となっていますが、それ以外でのウイルスの感染によるもはこれとは別物となります。

まず挙げられる症状としては風邪の初期症状です。風邪をひいた場合などに喉が赤く腫れあがる症状から出始めるものが多いでしょう。これは急性の咽頭炎の可能性が挙げられます。唾を飲み込んだりするだけでも痛む場合や高熱を伴う場合は急性扁桃炎を疑うべきかもしれません。

もしそのような症状が出始めたら無理をせず病院へ行きましょう。無理をすれば扁桃周囲炎になる危険性も否めません。扁桃周囲炎になれば症状が長引くだけでなく、何も口から飲み込めなくなります。点滴治療、重症化すれば入院になる可能性もありますので早期に病院へ行き治療をしましょう。

他にも咽頭結膜炎というものが挙げられまう。これは一般的にはプール病と言われています。これを引き起こすウイルスは「アデノウイルス」というものが原因となっていて、激しい痛みなどを生じる他高熱を発症します。最高で40度近い熱が3日ほど続きます。結膜炎の炎症は重症化することはありませんが、数日間は辛い日々を過ごすことになります。

プール病というだけあってプールで感染することが多い病気です。しかしプールでなくても感染る場合もありますので一概にはそうとは言えないようです。主にはプールの水を介して感染するので他では感染することはごく稀であると言えるでしょう。

症状は熱や結膜の腫れなどが挙げられますが、その他にも目の充血や目の痒みや痛み、目ヤニなども伴う病気です。喉だけでなく他にも症状が現れるので流行時期の6〜8月は注意をしましょう。

痛みがない場合

痛みがある場合は目に見える症状が現れます。痛みにや腫れ、発熱などものが目に見えて現れますが、痛みがない場合はより注意が必要であると言えます。これはウイルス感染や喉が赤くなっていることに気づいていないということに繋がるからです。

ですが、基本的にはウイルス感染の場合、晴れや痛みが生じます。痛みがない場合で一番危険視される病気が癌です。痛みがないにも関わらず、しこりなどのものがある場合は癌である可能性が非常に高いと言えるでしょう。

もし痛みがなく喉にしこり、喉の皮膚の上から触ってわかるほどのしこりがある場合は早急に病院へ行き検査を受けましょう。癌は早期発見がその後の生死のを左右する病気です。発見が遅れれば遅れるほど大きくなり、最悪の場合転移やステージ4以上の治療の見込みが立たない場合もあります。早めの検査を心がけましょう。

その他の喉の違和感の症状が見られる場合は?

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では、上記以外の場合で喉に異変や違和感が見られる場合の病状をご紹介します。

喉に水泡、ブツブツなどができている場合

喉のブツブツや水泡、水ぶくれなどができている場合に関して言える病気といえばまず、ヘルパンギーナや手足口病が挙げられます。

ヘルパンギーナは夏風邪の一種で大人ではほとんど発症例はありません。これは主に小児がかかりやすく流行しやすい病気です。稀に大人でも免疫力の低下により感染る場合があります。症状としては39度以上の高熱が出て、喉に水ぶくれや水泡、ブツブツが現れ非常に強い痛みが生じます。これにより食事の摂取がほぼできなくなり、点滴治療が求められます。2016年の夏ごろに急激に流行しましたね。

流行ると感染力が強いヘルパンギーナは感染を拡大させます。大人はほとんどかかりませんが、油断して不摂生な生活、睡眠不足や体力の低下や免疫力の低下、喫煙などで喉を痛めている場合は発症の例も少なくはありません。流行している時期、特にお子様をお持ちでかかってしまった場合は移らないように気をつけましょう。

高熱、そして発疹が見られる場合

上記以外にもまだ存在します。発疹や高熱を伴う場合は溶連菌感染症を疑いましょう。可能性としては一番高いと言えるでしょう。

溶連菌感染症とは溶連菌が飛沫感染によって咽頭の粘膜に感染することによって起こります。激しい喉の痛みと共に高熱を伴います。この病気の他と違う部分は発疹がでるというところにあります。発熱の後に徐々に発疹が発症し、喉が爛れるよにな症状も見られます。これがこの溶連菌感染症の特徴でもあります。

流行りの時期がありますのでそれ以外では見かけない病気ではありますが、喉の痛みが激しい他、物が喉を通らないほど痛むこともあるので点滴治療などの治療法で対象することがあります。決して軽視はできない病気と言えるでしょう。

喉のウイルス感染の病気全般に言えることでもありますが、喉の腫れが著しくなることが多いです。水を飲むのも一苦労な場合がほとんどで水分補給さえままならない場合は入院になる可能性もあります。ただ通常はそこまで放置することはないのでごく稀であることが言えますが、決して侮ってはいけない病気です。

斑点症状が出た場合の原因

斑点症状が出た場合は麻疹を疑いましょう。麻疹ウイルスというものが原因とされていて、特に小児が感染するケースが多いです。麻疹の特徴としては他のウイルス感染の元と酷似していて、発熱、特に40度近い熱が4日ほど続きます。ですが、下がってもまたぶり返すようであれ麻疹を疑いましょう。

麻疹であると断定出来きる特徴があります。口の中にコプリック斑というものが出てくるのがこの麻疹の特徴で、その他にも全身にも発疹が出ます。高熱は4日〜5日ほど続きます。

このような症状で麻疹であるとわかったらすぐに病院へお子様を連れて行ってください。麻疹は重症化したり放置すると死の危険性があります。ほとんどは予防注射で防げますが、流行っている時は要注意です。一度かかっている場合はもう一度かかることはほとんどありません。皆無と言ってもいいでしょう。ただ稀に2度目かかる場合もあるので注意は必要です。予防接種などで防ぐのも手の一つでしょう。大人だからと行ってかからないというわけではないので十分注意が必要です。

喉を守る日常的なこと、予防法など

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では、日常的にどうすれば喉を守ることができるのか、詳細に述べようと思います。

大声を出すや、タバコ、多量飲酒を控える

喉を痛める大きな原因でもある声、つまり声帯を痛める原因となる大声を出すことや、直接的に喉を痛めるタバコや飲酒などを控えることをおすすめします。

これらは喉に大きな負担をかけることになるので元を断つというわけではありませんが、普段よりも少し減らすということを心がけましょう。特にタバコや飲酒は喉だけでなく、肺癌やアルコール中毒、肝臓などに大きな影響を及ぼします。酒は百薬の長とも言いますが、それはごく少量を指しています。

アルコールは体にいいこともありますが、多量摂取は依存や肝臓に大きな害を及ぼすので多量摂取を控えるようにしましょう。タバコに関してもニコチン中毒はもちろんのこと、タールによる喉の損傷は拭えません。日常的に吸う本数を決めて、なるべく吸いすぎないように心がけましょう。

高刺激物の多量・頻繁摂取を控える

刺激の強い食べ物を控えることも大事な予防法であると言えるでしょう。刺激の強い物、つまり辛い食べ物が挙げられます。唐辛子やわさびなどの多量、または頻繁に摂取することは喉への負担を増やすことへと繋がります。

喉への負担は炎症へと繋がりますので出来るだけそういったものの摂取を控えるようにしましょう。全く食べてはいけないというわけではありません。つまり頻繁に食べることや過度に食べるようなことは控えた方が無難でしょう。喉を守るという意味で言えばそれ一番の予防法でもあります。

これはもちろんアルコールも含まれています。なので日頃アルコール沢山摂取される方は要注意かもしれません。

手洗いうがいで喉のケアとウイルスの侵入を除去

外出先から帰ってきた際などは手洗いうがいを心がけましょう。喉を潤すという意味も含まれますし、喉に付着したウイルスなどを洗い流すことにも繋がります。体内に入らなければウイルス感染は比較的に下がりますので良い予防法の一つです。

手洗いは外出先だけではなく、作業後、飲食前などはきちんと行うようにしましょう。菌というものは空気中に充満しています。目に見えないのでわかりませんが、そこら中にあると思ってください。そこら中にあるにも関わらず、感染しないのは免疫があるからです。食べる前など手で食べ物に触れる際は必ず手洗いをしてから食べるようにしましょう。手についたウイルスをそのまま体内に入れるような行為はウイルス感染の元となりますので要注意です。

なるべく手洗いを心がけるようにしましょう。ただ神経質になることはありません。人間には免疫力がありますので多少のウイルスは体内に入っても戦って追い出してくれます。ただ用心に越したことはありませんので、なるべく心がけるようにしましょう。

乾燥を防ぎ、湿度は60%〜70%がベスト

加湿器などを購入するのがいいでしょう。一家に一台あればベストです。特に冬場は乾燥します。室温は20度〜25度がベストで湿度は60%〜70%強がベストです。湿度計などで湿度の管理と、加湿器がない場合はヤカンでお湯を沸かしたり、濡れたタオルを干すなどの方法で湿度を保ちましょう。

水分補給を心がけて喉の免疫力を高める

水分補給は喉を潤すための一番の予防法です。水分補給は喉だけでなく脱水なども防いでくれるので大事なことです。他にも風邪の流行る時期はマスクの着用や食生活、睡眠をしっかりととって免疫力を高めることによってウイルス感染から身体を守りましょう。

特に睡眠は重要です。睡眠不足はウイルス感染だけでなく体力の低下や免疫力の低下に直接影響してきますので出来るだけ睡眠は取るようにしましょう。6時間半から7時間半がベストの睡眠時間です。しかし日頃仕事の忙しい人は睡眠時間が取れない場合も少なくはありません。最低でも6時間は睡眠を取るようにしましょう。個人差はありますがそれ以下は少なすぎます。睡眠不足は癌発症率を大幅に上げることになります。

芸能人の方々が癌の発症が多い理由は働きすぎではなく、それによる睡眠不足が原因だからです。睡眠とは人間が生きる中でとても重要な役割を果たします。スマホでいうなら充電ですね。体をリセットするためにも睡眠はしっかり摂るようにしましょう。

もし感染症にかかった場合は病院へ

咽頭炎など喉の炎症の場合は病院へ行ってきちんと治療をしましょう。市販の薬では効き目が薄いので、引き始めならまだしも悪化した場合は必ず病院へ行きましょう。

主な治療薬は抗生物質の内服薬や点滴治療になります。ヘルパンギーナなどは食べられなくなるほど喉が腫れ上がり痛むので点滴で筋肉増強剤など投与で体を丈夫にする治療法なども取られます。

自分で判断せず悪化しそうになる前に病院へ行き適切な治療を心がけるようにしましょう。

まとめ

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では総括に入ります。

何よりもまず予防が一番です。原因となることをしないというわけではなく、なるべく控えることを心がけましょう。風邪のシーズンはマスクの着用を心がけ、食生活や睡眠をしっかりとって免疫力と体力の向上はを図りましょう。

丈夫な身体作りは病気にならないようにするのに一番の予防法です。

日頃から喉のケアや湿度の管理などをしっかり行ってより良い生活を送ってください。

  
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