唾液が少ないドライマウスになる5つ原因とは!病気の可能性も!

よく口の中が乾いてパサパサになっているなんていうことはありませんか?喉もすぐ乾くし、人よりも飲み物を多く飲んでいるかもなんて悩みをお持ちではないでしょうか。

もしかすると人よりも唾液が少ないという可能性があります。唾液が少ないと口の中が乾燥しやすくなります。これを「ドライマウス」と呼びます。

今回はドライマウスについての記事を書いているので、唾液が少ないと感じている人はぜひ読んでみてください。原因や病気の可能性について書いています。

ドライマウスとは

まずはドライマウスとはどのようなものなのかを紹介します。

ドライマウスになると悪いこと

口の中が乾くことで起こる悪いことを紹介します。改善したくなると思うので知っておきましょう。

・口臭がきつくなる

口臭い
出典:http://fitness.makeupandbeauty.com

寝起きや喉が乾いた時に感じた事のある人も多いと思いますが、口の臭いがきつくなる傾向にあります。

これは乾いていることで口臭の原因となる菌が増えやすいことが原因となっています。菌が増えてしまった上に、唾液の分泌が少ないために口の中の洗浄効果が薄れていることも原因といえます。

・味覚が狂う

口 臭い
出典:http://www.matthey.com

唾液が少ないと口の中の細菌をうまく排出できなくなります。

細菌が増えすぎてしまい、味を感じる「味蕾」という期間の炎症が起きてしまうことがあります。

そうなると正常に味を認識することができなくなってしまい、味覚が狂ってしまいます。

・乾燥しているものが食べにくい

クッキー
出典:http://www.spyblocker-software.com

唾液が少ないと口の中が乾いているために、乾燥しているものが食べにくい、もしくは食べられないという場合があります。

とくに、クッキーやパンなどは口の中に水分がないと食べにくく、これらの食材を食べられなくなる可能性があります。

・歯に色がつきやすい

歯 色
出典:http://www.dentaltipsforall.com

唾液が少ないと、口の中の洗浄効果が薄くなってしまいます。

そのため食べ物で着色した歯を洗うことができずに、色がこびりつきやすくなります。

簡単なチェック方法

ドライマウスかどうか以下の症状にいくつ当てはまるかチェックしてください。

・口がネバネバする

・唾液が飲み込みにくい

・口内炎ができやすい

・唇にヒビが入る

・夜に喉が乾いて起きることがある

・話しづらい

以上のチェック項目に一つでもあてはまれば可能性が高く、2つ3つ当てはまる人は注意が必要です。

ドライマウスになる原因

次はドライマウスになる原因を知りましょう。心当たりのある方は再発しないように原因を知っておきましょう。

①噛むことが少ない

噛む
出典:https://www.eatonpurpose.com

噛むことで人間は唾液の分泌を促進しています。それが定期的行われるために普段も唾液を正常に出すことができます。

しかし噛みごたえのない、やわらかいものばかり食べていると唾液の分泌が促進されなくなり、徐々に唾液の分泌量が少なくなってきます。

特に女性の方などは、やわらかい食品を好む傾向にあるので注意してください。

②過度なストレス

ストレス
出典:http://www.santekildare.ca

ストレスも唾液の分泌量と密接な関係にあります。

唾液の分泌をコントロールしているのは自律神経です。ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れてしまいます。そうなると唾液の分泌が正常に働かなくなり、唾液が少なくなってしまう場合があります。

リラックスしている時は普段よりも唾液がでやすくなっているので、なるべくストレスは溜めないようにしましょう。

③老化

老化
出典:http://www.swisse.com

年を重ねていくと徐々に唾液の分泌量が少なくなってきます。

高齢になると口周りの筋肉が徐々に衰えてきます。そうなると唾液が上手く出せなくなり、ドライマウスになる可能性があります。

また、年をとると背中が丸くなって猫背になってしまう人も多くいます。猫背は呼吸が浅くなってしまう口呼吸になりやすく、口が乾燥しやすいのでドライマウスになる場合があります。

④お酒の飲み過ぎ

ウイスキー
出典:http://www.rsc.org

アルコールと唾液も少なからず関係があります。

アルコールが体内に入ると、尿と一緒に体外に排出しようとして、体が軽い脱水症状になります。

そのため体の水分のバランスが崩れて唾液の分泌が少なくなってしまう場合があります。ただし一時的に唾液が少なくなることはあっても、慢性化するほどのことは滅多にないと考えられます。

⑤薬を飲んだことによる副作用

薬
出典:http://www.wannabehere.com

舌が乾く副作用のある薬は多く存在します。

痛みを和らげる効果のある鎮痛剤や花粉症の時に使われる抗ヒスタミン剤などにも口乾という副作用があります。これは服用する時に箱の後ろなどに書いているので必ず確認しましょう。

もちろん薬を飲んだ時だけの一時的なものですが、常備薬に口乾の作用があるものだと常に口が渇いている状態が続く可能性があります。

ドライマウスの改善方法

もし自分の唾液が少なくドライマウスだと気付いた場合どのようにすれば改善できるのか紹介します。

①無糖ガムを噛む

ガム
出典:http://www.blisstree.com

口が渇いているため、飲み物を飲めば潤すことはできますが、一時的なものになるので唾液の分泌を多くすることが必要になります。

噛むことで唾液の分泌を促すことができます。普段からガムを噛んでいることで、唾液の量が徐々に増えていきます。普通のガムでも構いませんが、糖分が多いのであまり長く噛むと虫歯になる可能性があるので無糖の方が望ましいといえます。

また普段の食事でも噛む回数を増やすことを意識しましょう。常に唾液腺を刺激することが大切になります。

②口周りの筋肉を鍛える

歯を見せる
出典:http://okusoku.blog.jp

口周りの筋肉を鍛えることで正常な唾液の量を出すように改善しましょう。

やり方を紹介します。

1、「い」と発音する口の動きを横の広がりを意識して行います。

2、「う」と発音する動きを口が前に突き出るのをイメージして行います。

以上を繰り替えし行ってください。やってみるとわかると思いますが、口の筋肉を使用しているのを感じると思います。持続してやっていると徐々に効果が現れてくるでしょう。

③唾液腺マッサージを行う

唾液腺
出典:http://japaneseclass.jp

唾液の分泌を促進する部位があるのでそこを刺激するようにマッサージしてあげましょう。

1、顎下腺(がっかせん)

顎の奥の喉付近にあります。

2、舌下腺(ぜっかせん)

ちょうど舌の付け根の真下付近にあります。

3、耳下腺(じかせん)

もみあげと顔のラインがあたる位置にあります。

以上の3つになります。実際に押してみると唾液がでてくるのを感じると思います。積極的に押してください。押すときはあまり力を入れる必要はないので優しく押してあげましょう。

④酸っぱいものを多く食べる

梅干し
出典:http://www.biomanantial.com

食事の際に酸っぱいものを食べることで唾液の分泌を促すことができます。

代表的なものでいうとレモンや梅干しなどがありますよね。梅干しなどは食卓に混ぜることが簡単にできるので、ぜひとも取り入れたい食品ですね。

またこれらは頭で味をイメージするだけで自然と唾液がでてくることがありませんか?それだけでも十分効果をえることができます。口が乾いたら梅干しをイメージしましょう。

病気の可能性

唾液の量が少ないのは病気の症状という可能性もあります。その他の症状もチェックして自分が病気かどうか確認しましょう。

①シェーグレン症候群

免疫に異常が起きてしまい、自分の体を攻撃してしまうことが原因で起きる難病です。

シェーグレン症候群は唾液の分泌を害する症状があり、手足や涙なども乾いてしまうといった症状があります。症状にドライマウスがあり、口が乾きやすくなってしまいます。

中年の女性の人がなりやすいとされており、自分がシェーグレン症候群だと気づきにくいのが特徴です。

いくら改善しようとしても、治らない場合はシェーグレン症候群の可能性があるので病院に行きましょう。

②舌痛症

文字通り舌の痛みを感じる病気です。ヒリヒリした火傷のような痛みを感じるのが特徴です。

はっきりとした原因は解明だれておりませんが、ストレスなどから心に問題があり発病するとされています。そのため医者も舌痛症だと診断しにくいのです。

痛みの他に口が乾くといった症状もあるため、舌痛症が原因でドライマウスになっている可能性もあります。

痛みと同時に口の乾きを感じ出したら、診察を受けましょう。

まとめ

ドライマウスになると悪い点
・口臭がきつくなる
・味覚が狂う
・乾燥しているものが食べにくい
・歯の着色がつきやすい
ドライマウスになる原因
・噛む回数が少ない
・ストレス
・老化により口の筋力低下
・お酒の飲み過ぎ
・薬の副作用
ドライマウスの改善方法
・無糖ガムを噛んで唾液腺を刺激する
・口の周りの筋肉を鍛える
・唾液腺のマッサージを行う
・酸っぱいものを食べる
口が乾く症状のある病気
・シェーグレン症候群
・舌痛 症

以上が今回の記事のまとめになります。唾液が少ないと様々な悪いことがあります。改善しないとどんどん症状は悪化するので、なるべく早く改善してより良い生活を送りましょう。

  
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