どうしてこんなに足の甲だけむくむんだろう?心配になります。むくみは身体全体の場合と足だけなど局所的な場合とあって特に腎臓・内臓からのサインです。
一過性のものですぐ改善すれば問題ありませんが、足の甲だけが慢性的にむくむ様なら更年期障害やホルモン異常、腎臓機能の低下、危険な病気のサインでもありますので原因を知って早めに対応するようにしましょう。
むくみとは関係無いようですが、酒・タバコは腎臓の機能低下と血を汚す行為なのでなかなか辞められない方も改めてどれだけ害があるか活字で見ると禁煙したくなるので参考にしてみて下さい。
普段何気なく取ってる食事も食品添加物を長年取って来ている方や塩分・糖分など以外と過多なってしまうものなので調整するキッカケになればと思いますので参考にしてみて下さい。
足の甲がむくむと皮膚がパンパンに張っていつもの靴が履けなかったり、ジンジンして痛みが出る場合もあります。足は心臓から遠い部分なのでむくみ易いのです。
また年齢が出やすいパーツですので綺麗にスッキリさせておきたいです。腎臓をもっと元気にして体内水分調節機能が上がる方法をご紹介します。
足の甲だけがむくむ原因となる病気や症状
むくみは身体の異常サインです。中には内科や婦人科で検査が必要な場合もありますので原因を探しましょう。
足がむくんでいる場合、下記から自分に当てはまっていると考えられる原因を探し、問題になっていると考えられるものを発見していきましょう。
関節リウマチや女性ホルモンの異常
冷えや女性ホルモンエストロゲンの減少によりホルモンのバランスの崩れからくる手足のむくみ・高血圧・ホルモン異常など起こしやすくなります。
・更年期障害
手足のこわばり甲のむくみや指が上手く動かない不快症状が、更年期の女性に多く見られます。40〜50代の女性に多く見られる問題になります。女性ホルモンの低下や甲状腺機能が低下して膠原病なども発症することから関係してむくみの問題が発生します。
・関節リウマチ
朝起きた時に指がブヨブヨしていて痛みがある場合が多いです。リウマチ科か内科で早めに血液検査を受けましょう。特にリウマチの発生しやすい場所については足首の関節も挙げられるので、その問題に関連して足の甲のむくみの症状が引き起こります。
関節リウマチについては、リウマチの初期症状をチェックしよう!指のしびれに要注意!の記事を読んでおきましょう。
・リンパ浮腫
局所性浮腫、婦人科系の疾患に伴い特定の一部だけがむくむ状態です。足の甲のすぐ下の皮下組織のそばにはリンパが通っていて、そこにリンパ液などの水分が溜まってしまうことでむくみの症状が発生します。
リンパ浮腫の場合外傷によって引き起こる外傷性リンパ浮腫と言うものもあり、怪我などをしてしまった場所からリンパの流れが悪くなり、老廃物が流れやすくなります。
これらの問題が考えられる場合は婦人科で血液検査をすることをおすすめします。
内臓疾患により検査が必要な場合
特に太っていたり身体がむくんでいる訳ではないのに、何故か足の甲だけがむくんでいたり
痛みがある場合は、内臓疾患や危険な病気の可能性もあるので注意が必要です。
・ガングリオン
皮膚の下にできる瘤です。 皮膚の下神経のあたりに、しこりが出来ている事でむくみを引き起こしています。神経を圧迫されることで痛みが起こっていると考えられます。
・痛風
足にできるのが一般的です。男性で豪快なタイプに多く、アルコールや肉を多量に摂取して肥満傾向の方に多くみられます。痛風については、痛風は何科を受けるべき?症状や予防方法についての記事を読んでおきましょう。
・ネフローゼ症候群
腎機能低下で体内に毒素がどんどん溜まり水はけが悪くなりむくみます。単一の疾患ではなくて原疾患の途中に発生する共通の臨床症状を指す疾患群になります。
・3kg以上の水がたまる
腎炎、糖尿病性腎症、内臓病(腎臓、心臓、肝臓、内分泌疾患等)が原因です。
これらの問題が懸念される場合は内科でしっかり検査をしましょう。
妊娠している女性
妊婦に女性の約3割の女性に足の甲のむくみの問題が現れる事があります。特にこの問題が起きやすいのは妊娠初期の時期よりも安定期を過ぎた時期で出産間近になる妊娠後期の時期に発生しやすい傾向があります。
もし妊娠中にこのような問題が自分に発生してしまった場合はとても不安になりますよね、しかし、あらかじめ問題となる時期や傾向を知っていることで不安感を取り除くことが出来ます。妊娠中のストレスは胎児にも影響を与えてしまうこともありますので、問題について知っておきましょう。
問題となるいくつかの症状について紹介していきます。
足の痛み
夕方ごろの時間帯になると特に足のむくみの症状はひどくなります。それに伴い、足の締め付ける靴などを履いて居たりすると、更に痛みは強くなります。またただ立っているだけでも血や老廃物が足下に溜まり、痛みを発生させることもあります。
妊娠中に有効な弾性ストッキングなどが販売されていますので、そちらでの対策が有効になります。
足がだるい
妊娠後期になるとお腹が大きくなることで激しい運動ができにくくなるのですが、これにより運動不足になりがちで足がむくみやすくなります。
一日中同じ体勢でいることや、家事を行い短い立ち仕事でもむくみが起きてしまいます。特に高齢出産ではホルモンの変化でも水分が溜まりやすくなるのでむくみのよる足のだるさを強く感じます。
足が動かしにくくなる
むくみにより足の可動域が制限されてしまうことにより、足が動かしにくくなります。更なる運動不足を招いたり、同一姿勢を誘発してしまう原因にもなります。
足の締め付けの強い靴を履いてしまうと、余計に問題につながりやすくなるので、なるべくゆったりとした靴を選んで履くようにしましょう。
むくみ以外にも排尿にも問題が発生する
妊娠により、お腹の胎児が大きくなるとその重みで骨盤が下がってしまい、排尿器官にも異常が引き起こる場合もあります。妊娠中のむくみの症状にも生理現象による問題と、その他の異常により引き起こるむくみの症状があります。
明らかに酷いむくみや寝ても取れないむくみや疲れ、更に排尿器官などにも問題がつながっている場合には早めに婦人科の病院での検査を行いましょう。
妊娠中のむくみの症状の原因
妊娠中の足などのむくみの症状が引き起こる原因は主に貧血や血行不良の問題、妊娠中毒、タンパク質の欠乏の3つが原因になります。むくみの問題がこれらのことから関係している場合で、深刻性が強い場合は胎児の成長にも影響を及ぼしてしまう危険性もありますので注意しましょう。
むくみは老廃物や疲労物質や水分などが溜まってしまうことで起こりますが、これらの問題とともに尿が溜まることでもむくみがひどくなります。この影響で1日に500g近くずつ体重の増加が発生している場合は危険性が高くなりますので掛かり付けの婦人科の病院での検査をするようにしましょう。
元気な腎臓できれいな体内環境
体内の水分調節機能をスムーズにして、つらいむくみから解放されましょう。むくみは体内の水分量が多くなって引き起こる問題でもありますので、体内の水分量を調節する機能を持つ腎臓の働きを正常に保つことが重要になります。
腎臓の主な機能について知っていきましょう。
腎臓低下のサイン
腎臓は体内環境をクリーンに整えてくれる大切な臓器です。
普段何げなく行っている事でかなり負担をかけていますので、大事に扱ってあげる事が健康な身体への近道です。
元気な腎臓は身体の老廃物をゴミとして取り除いて、体内の水分調節バランスを保つ為に細胞外液の量や成分(電解質濃度)を一定に保つ為に機能し、一定の良いバランスを保ちます。
きれいな体内環境を保つ為には元気な腎臓が必須という事になりますので、腎臓の機能低下を見逃さない事クセを付けておきましょう。
腎臓は毎日大量の血液をろ過して尿を作るというイメージが一般的ですが、それ以外に血液や水分ホルモン調節などを通して身体全般を整えています。
腎臓の主な働き
1. 血液中の老廃物をろ過して尿として排泄する。
2. 体内の水分調節と電解質(ナトリウムなど)一定に保つ。
3. 血液の酸性・アルカリ性の調節
4. 血圧を調節して赤血球をつくりホルモンの分泌をする。
腎臓機能を高める予防法
今までの生活習慣が腎臓に負担をかけた結果、腎臓が疲れた状態にあるサインが足の甲のむくみだったり高血圧だったりしてるのです。
まだ病気として発症する前の段階だったら、今からでも腎臓をいたわり負担をかけない生活で元の健康な状態へ戻す事は可能です。
腎臓の機能回復の為には腎臓の負担を減らす事です。100%は難しいと思いますが最低限できる事でも意識しているといないとで大きく違いはあります。腎臓機能を高めるために出来ることを知っていきましょう。
腎臓の為に出来る事1・・・たばこ巨万の害
たばこは巨万の害です。つい一服の習慣がやめられない方は、画像が最近出回っているので見ると怖くなるはずです。
醜い老化現象は避けるべきですし腎臓・呼吸器・心臓への負担は恐ろしいので禁煙しましょう。なぜなら約4,000種類の科学物質と約200の有害物質、発がん性物質は約60種類も入っています。
これだけ莫大な有害物質を肝臓は毎日ろ過して肺で吸っているのです。ニコチン・タールは血管を細くし、心臓に負担をかけて肺を黒くさせ、その働きを低下させてしまうのです。
血液中で酸素を運ぶ働きを邪魔して、息切れスタミナ不足を起こします。
アンモニアやホルムアルデヒド、ダイオキシンなどの、悪臭やシックハウスの要因となる有害物質が多く含まれています。腎臓・呼吸器をこんなにも苦しめているのです。特に40歳以上で喫煙歴が長い人は気をつけましょう。
腎臓の為に出来る事2・・・アルコールと調味料を減らす
一日の許容範囲のアルコールの目安は、日本酒1合またはビール大瓶1本かワイン2杯までに制限することです。塩分・糖分・調味料・添加物もできるだけ減らしてみましょう。
塩分はナトリウム、むくみと関係しています。一日の目安はわずか4グラムといいますが、普通に14グラムは摂取してしまうようです。
毎日誰でもオーバー気味なので、なるべく自炊で調味料は減らしていきましょう。
腎臓の為に出来る事3・・・食事に気を使う
腎臓の為にオススメの食材は
・シジミ・・・二日酔いに良い色々な効果があり腎臓障害の改善や腎機能アップに良いと言われています。
・リンゴ、スイカ、バナナ・・・体内の余分な水分を出してくれるカリウムは積極的に摂りましょう。ハト麦や市販のカゴメ野菜ジュースはカリウムが豊富なので缶コーヒーの変わりに選んでみて下さい。
・昆布ひじき・・・海藻類は体内の尿酸を排出させてくれる作用があります。腎臓機能を向上の為に積極的に食べましょう。
・注意・・・なるべくコンビニ食やインスタント製品、外食をやめて食材その物を美味しく頂く事でかなりむくみは軽減出来ます。さらに、缶コーヒーなどは砂糖の塊です。腎臓には負担をかけていますから減らして行きましょう。
足のむくみの解消法
足の甲にむくみが発生してしまった場合に有効なむくみの解消法について紹介していきます。いくつかの対処法を紹介しますので、自分に合った対処法を行っていきましょう。
足の甲のむくみを解消して、クリームパンのような足とはおさらばし、快適な動作とキレイで美しい脚のラインを手に入れていきましょう。
ウォーキング
足のむくみは長時間の同一姿勢や、運動不足によって引き起こります。エコノミー症候群やホルモンバランスの崩れ、冷え性などの問題にもつながっています。
ウォーキングなどの有酸素運動の軽い運動を続けることで足の血行やリンパの流れが良くなり、代謝が促されます。程よく汗をかくくらいの運動が良いでしょう。
長く続けられますし、妊娠中の運動にも最適です。30分程のウォーキングを意識して運動を行うようにしましょう。しかしこの時締め付けの強い靴を履いて行うことは逆に足の甲にとっては問題につながってしまいます。締め付けの強くないトレーニングシューズなどを履いて行うようにしましょう。
足の運動
限定的ですが、足の甲の運動を行うことで足の甲のむくみを解消することが出来ます。タオルギャザーいう運動方法で、タオルを使って行います。
ハンドタオルなどの長いタオルを床に広げて、端を足の指つかみそのまま曲げ伸ばしをして手繰り寄せていきます。椅子に座った状態や床に座った状態で行うといいでしょう。
タオルを全て手繰り寄せることが出来たら反対側の足も行っていきます。足の指の運動にもなるので外反母趾や寝指などの問題にも有効になります。
足つぼマッサージ
足の裏に存在するツボを押すことでも足の血行を良くし、足のむくみにつながる問題を解消することが出来ます。
あぐらをかいて片足ずつ両手で足裏を刺激する方法もいいですが、ゴルフボールなどの固いものを踏んで足裏で転がす方法が簡単でいいでしょう。また、靴の中にインソールを入れることでも足裏が刺激されて足の疲れが軽減し、足のむくみの症状が和らぎます。
足を高いところに上げる
普段は足は基本的に心臓よりも低い所にあります。その為重力の影響で足の末端の部分に古くなった血液やリンパ液、老廃物などが溜まりやすくなります。
なのでこの足を一時的に心臓よりも高い位置に上げる事で足の血行が良くなりむくみの症状が楽になります。足を上に上げた状態で足首を回すなどの運動を行うと更に体液のめぐりが良くなります。
バンピングと言う方法もあり、足をばたつかせたり、足首を動かすことでふくらはぎの筋肉が活発に働き心臓まで血液などを戻すポンプの働きをしてくれます。ふくらはぎは第二の心臓と言われるほどポンプ機能を果たす筋肉ですので、これを意識して動かしていきましょう。
この時ヒザ下に圧力をかけてしまったりすると、膝下に流れている静脈の血行をせき止めてしまう事がありますので膝下は楽になるようにして足を上げるようにしましょう。
まとめ
いかかでしたか?足の甲だけがむくむ原因は、立ち方やリンパの詰まりなど美容的な要素よりも内臓疾患や冷えから滞血しているケースが多いと思います。
なので内臓の中でもむくみに直結している腎臓をメインにまとめてみました。体内に取り入れる有害な物を徹底的に排除して慎重に身体をきれいにする食品を選んでいく事で徐々に内臓がクリーンになって行きます。
まずは身体を徹底的に温めて血流を良くしてあげましょう。腎臓をいたわり自分という空間を常に綺麗に循環させていく事が大切です。朝一番にコーヒーを飲む前に白湯を飲んだりなるべく内臓に負担をかけない生活を心がけましょう。
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