爪が白い原因は?病気の可能性と改善方法を紹介!

爪のお手入れやオシャレは、女性の身だしなみの一つと言っても過言ではないほど、ネイルケアやネイルアートが普及しています。爪が艶やかであることに惹かれるのは、見た目の美しさだけが影響しているとは言えません。

肌の美しさが与える印象を思い浮かべればわかるように、「美しい」と感じるものには「健康的であること」の象徴が必ず付随しています。肌が美しいことは、内臓がイキイキと活動していることを意味するように、爪が美しければ、身体の隅々まで栄養が行き渡っていることがわかります。

綺麗に飾ったネイルを落として、自分の爪をよく観察してみましょう。爪も、肌同様、私たちの健康を表わすバロメーターでもあるのです。このとき、爪が白くなっていたら要注意です。身体が発しているSOSが隠されている可能性があるかもしれません。

そこで、ここでは、爪が白くなっているときに考えられる、様々な病気と治療法・改善法についてご紹介いたします。

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爪が白くなっているときに考えられる病気

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普段あまり意識することはないかもしれませんが、爪は、とても大切な役割を果たしています。皮膚の付属器官として手足の指先を保護したり、爪と指の感覚が敏感であることで初めて細かな作業を成し遂げることができます。

また、足の爪の場合には、体重を支えるという大きな役割もあります。私たちが歩くとき、踵から踏み込んで、徐々につま先の方へ体重を移動させ、後方へ足を蹴ることで身体を前進させているのですが、このとき、つま先に力を入れられるのは、爪があるからなのです。

さて、このように大切な機能を持つ爪が白くなってしまったときには、どのようなサインが隠されているのでしょうか?

貧血

爪は、健康なときにはきれいなピンク色をしています。これは爪がくっついている部分の皮膚に流れる血液の色が反映されているためです。

体内を流れる血液は、赤い色をしていますが、これはヘモグロビンという赤い色素によるもので、貧血になると、ヘモグロビンが減少したり、赤血球の大きさが小さくなることがあります。

すると、爪の下の皮膚下に流れる血液の色も赤みが薄れるため、爪が白っぽくなるのです。爪の色が白くなったという症状のほかに、疲れやすい、全身の倦怠感、息切れ、二枚爪といった症状が合わせて発生している場合には、貧血の可能性が考えられます。

爪白癬

これは、白癬菌という細菌が爪に感染することで生じる感染症の一つです。一般的には「爪水虫」とも言われています。

少し黄味がかったように爪が白く変色し、全体的に爪が厚くなるのも特徴です。また、爪の先の方から変色してくるというのも、爪白癬に見られる代表的な症状と言えるでしょう。

ブーツや革靴を履く機会が多い場合など、足元を高温多湿の環境下に置くことで白癬菌は増殖します。爪が黄味を帯びて白くなる症状のほかに、爪の周りがかゆい、爪が脆くなり欠けるといった症状がある人は、爪白癬の可能性が高いと言えるでしょう。

爪白癬は、治りにくい病気と言われていますので、少しでも疑いのある場合には、早めに病院を受診しましょう。

爪甲白斑(そうこうはくはん)

爪に白い斑が見られる場合は、爪甲白斑の可能性が考えられます。爪甲白斑には「線状爪甲白斑」「点状爪甲白斑」「汎発型爪甲白斑」の3つがあり、以下のような症状が見られます。

<線状爪甲白斑>

およそ1~2mmの白い線の模様のようなものが爪に現れます。1本しか現れないこともあれば、数本白い線が出てくることもあります。

<点状爪甲白斑>

白い点状の斑が爪に現れます。爪甲白斑で最も多く見られるのがこのタイプですが、爪の成長とともに白斑が爪の先の方に移行するため、自然に消えます。比較的若い年代の人によく見られる症状の一つです。

<汎発型爪甲白斑>

これは爪甲白斑の中でも希な症状です。白斑というよりも、爪全体が白く、あるいは乳白色になる症状です。

これらの症状は、爪の成長不全によって、爪が角化しきれない状態になっているため発生しています。また、爪は、爪母という爪の付け根部分にある部位で作られているのですが、その際に空気が侵入することが原因だと考えられています。

点状爪甲白斑と汎発型爪甲白斑の場合には、とくに心配しなくても爪の成長とともに自然に治ることが多いですが、線状爪甲白斑の場合においては、鉛やヒ素中毒による内臓疾患が心配されることがあるため、病院での検査が必要になります。

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは、尿にタンパク質が大量に溶け出すことで、体内のタンパク質が減少するため、血中のタンパク量も減り、むくみやコレステロール値の上昇が見られる病気です。腎臓疾患によるものと、膠原病や糖尿病が原因となるものがあります。

ネフローゼ症候群になると、身体のむくみ以外にも、爪に白い横筋が入ることがあります。このように爪は、内臓からのSOSの場合があるのです。

爪に白い横筋が入るほかに、尿が泡立つ、身体がむくむといった症状がある場合には、ネフローゼ症候群の可能性があるかもしれません。

肝臓疾患

肝臓疾患がある場合にも、爪に異常が現れます。とくに、肝硬変の場合、約8割もの人に爪が白く濁るといった症状が見られます。肝臓は、沈黙の臓器と呼ばれており、自覚症状が出てくるのは、症状がかなり進行した状態であることがほとんどです。

そのため、肝硬変まで悪化した状態では回復が困難なケースが多く、脂肪肝や肝炎の段階での早期治療が必要です。

爪が全体的に白く濁っているという症状が見られた場合には、早急に病院を受診しましょう。

栄養失調

先に述べた貧血以外にも、栄養バランスが崩れることで、爪が乾燥しやすくなったり、白っぽくなる、脆くなるなどの異常が現れることがあります。

爪は主にタンパク質でできていますが、タンパク質が正常に生成されるためには、その他の必須栄養素がなければ生成することができません。

インスタント食品やコンビニの食事がメインになっていたり、ダイエットなどで慢性的な栄養失調にある場合には、注意が必要です。爪に症状が現れ始めているということは、そこからさらに栄養不足が進行すると、内臓や脳も正常に働くことができなくなります。爪に症状が現れた時点で、早めに食生活を見直しましょう。

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それぞれの治療法

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ここまで見てきたように、爪が白くなったときに考えられる病気には、様々なものがあります。ここからは、上項目であげた疾患ごとに、それぞれの治療法・改善法を見ていきましょう。

貧血の改善法

貧血の主な原因は、ヘモグロビンという血中のタンパク質の減少によるものだと言われています。このヘモグロビンは、赤血球という血液細胞の中に含まれており、赤血球は骨髄で生産されています。その際に必要な栄養素が、貧血改善の栄養素として知られている鉄分や、ビタミンB12、葉酸などです。

食生活や生活習慣の乱れによって、これらの栄養素が不足すると、貧血を起こしやすくなります。鉄分を多く含む食材を食事に取り入れたり、サプリメントで補うなどの工夫が必要です。

また、鉄分を摂る際には、ひじきやほうれん草などの植物性のものよりも、レバーなどの動物性の食品に含まれる鉄分の方が、吸収率が高いため、動物性食品から摂ると効果的に鉄分を摂取できます。

そのほかにも、鉄分の吸収に必要なビタミンCやタンパク質の摂取も心がけてみてください。

爪白癬の治療法

爪白癬は、皮膚科での治療が最も効果的です。手足の水虫から感染することが多く、再発する可能性が高い疾患でもあるので、根気よく治すことが大切です。

真菌を殺菌するテルビナフィンやイトラコナゾールなどの内服薬を服用しながら、クレナフィンなどの爪白癬用の外用薬を併用して治療するケースが多いようです。再発しないよう、真菌が全て死滅するまで、医師の指示に従って治療を進めてください。

そのほかにも、入浴時にはつま先や指の間までしっかりと洗い、靴や、インソール、靴下、ラグマットやバスマットを清潔にしておくことも重要です。

爪甲白斑の治療法

爪甲白斑は、そのままにしていても、爪が伸びるにつれて自然に消滅していくことがほとんどなので、とくに治療が必要というわけではありません。

しかし、先にも述べたように、線状爪甲白斑が見られた場合には、鉛やヒ素の中毒症状の可能性もあります。この場合には専門治療が必要になりますので、病院で診断を仰ぐのがベストでしょう。

ネフローゼ症候群の治療法

ネフローゼ症候群の場合、ステロイド薬の長期投与によって治療を行います。同時に、むくみなどがある場合には利尿剤を、高脂血症の症状が見られる場合には抗高脂血症薬も併用します。しかし、ステロイド薬には、様々な副作用が見られるため、骨粗鬆症や消化性潰瘍、感染症などには十分な注意が必要です。

ステロイド薬による治療で約9割が改善すると言われていますが、そのうち約6割が再発すると言われるほど、再発率の高い病気です。

再発した場合には、また治療が必要になります。

肝臓疾患の治療法

肝臓疾患にも肝炎や肝硬変などいろいろなものがあり、それぞれ治療法が異なります。ウイルス性の肝炎の場合には、安静にしておくことのほかに、抗ウイルス剤や炎症を抑える肝庇護薬を使用することもあります。

肝硬変の場合には、重症度によって肝臓加水分解物や、肝臓抽出薬、グリチルリチン製剤などを使用しながら治療していきます。

いずれの場合においても、安静にしておくことが第一ですが、食事も糖質や脂質を摂り過ぎないよう気をつけなければなりません。また、アルコールの摂取は厳禁です。

栄養失調の改善法

爪は、皮膚の付属器官であることから考えると、タンパク質が主な主成分であることがわかります。よって、脂身の少ない良質なタンパク質とともに、皮膚にも良いと言われる栄養素をバランスよく取り入れることが大切です。

例えば、ビタミンAは、皮膚や粘膜などの上皮細胞の生成には欠かせない栄養素です。鶏のレバーや豚のレバーに多く含まれています。

そして、ビタミンB2は、皮膚や粘膜などを丈夫にし、ターンオーバーには欠かせないと言われている栄養素です。豚のレバーやうなぎ、卵にも多く含まれています。

そのほかにも、ビタミンEや鉄分、亜鉛なども大切な栄養素です。栄養のバランスを考えるのが面倒なときには、色鮮やかなメニューになるように食材を選ぶと良いでしょう。見た目が鮮やかだと、食事も楽しくなりますし、楽しく美味しく食事をいただけば、栄養の吸収率も上がると言われています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。爪を見ると、その人の数ヶ月間の健康状態がわかると言います。健康な爪は、健康な身体である証拠です。また、艶やかな爪だと、ネイルケアやネイルアートも存分に楽しむことができます。

普段はあまり気にすることがないかもしれませんが、爪を磨いたり、切ったりするときには、ぜひ、ご自身の爪がどのような状態なのかをチェックしてみてください。

異常が見られる場合には、病院を受診し、早めの治療を心がけましょう。

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