キレイな唇は異性を誘惑する部位の一つでもあります。唇の艶や張り、発色のいい赤い唇は女性の象徴でもあり男性を惹きつけます。
動物のなかでも唯一、人間だけがその唇を通して相手を魅力的かどうかを判断しているのではないでしょうか。
しかし唇に白い出来物などが出来ていたり、変色してしまっていると不健康な印象を与えてしまいますし、何かの病気かと不安になりますよね。
もし唇が白い状態である場合に考えられる病気や症状についてまとめてみました。
さらに私は今回、魅力的な唇をいかにして整えることができるか、ということを伝えていきたいと思います。唇の色が悪いと感じている方に赤い唇を取り戻していただきたいと思っています。
唇が白い、起こりうるトラブルは?
体のなかのことなど、なかなか病院にでも行かないと自分では体の調子がいいのかどうか、わからないことが多々あると思います。そんなときに体調を判断する部位が唇と言えるでしょう。
まずは唇が白くなるまえに自分の体調が下に書く四つのどれかに当てはまっていないか確認してください。
多くのことは自分で改善していけるものばかりです。病院に行かなければならない場合もありますが、今回、その境界を自分でしっかり見定められるようなものになればいいと思っております。
ちょっと頭がぼーっとする
朝、目が覚めて顔を洗ってもなんだか頭がぼうっとしていて、心なしか体にだるけも感じるという方は、唇が白くなっている、あるいはなってしまう可能生があります。目の下に隈はできていませんか。
これは貧血の症状が発生している事が関係しているかもしれません。脳や頭部への血液が十分に行き渡らずに唇だけでなく顔全体の血色も悪くなっている事も考えられます。
顔色が悪い事や、頭が働かない問題が併発している状態で唇の色が悪くなっている場合は貧血である可能性が高くなります。
鉄分を摂取したり、体を温めるなどして血行を良くしつつ、血の量も増やしていきましょう。
唇がかぴかぴ
唇は他の体の部位と比べて水分を保有するスキルが少ないのです。なにも自分に心あたりがなくても唇はひび割れたり、できものができたり、膨らんだりしてしまうときがあります。
乾燥しているのは特に唾液腺からの唾液の分泌が少ないことや、胃腸が荒れている、ビタミンが正常に摂取できていない、栄養不足や睡眠不足などの原因が潜んでいる事も考えられます。
また、何度も唇を舐める行為も逆に乾燥を招いてしまう行為になりますので、リップクリームやワセリンなどを使用して保湿を行うようにしていきましょう。
唇が乾燥している状態は感染症などを発生させやすい状態でもあります。唇が白くなるとともに乾燥している場合は特に問題が発生していなくてもしっかり改善しないと、必ず痛みなどのトラブルに繋がるので放置しないようにしましょう。
老けて見える
「ちょっと老けた?」とベタな言葉をここで言いますが、老けている、と内心思われてしまうのも嫌ですよね。人と話しているときに「この人、ちょっと老けてない?」と思われることがすでに嫌だと思います。ただ唇は顔全体の年齢を決める上でも血色のいい唇が重要になります。
もしも鏡でなんかいつもと顔が違うなぁ、という方がおりましたら、唇の色を見てください。どうですか?白くなっていませんか?
このトラブルを回避するために口紅などを塗りますがそれでは根本的な解決にはなりません。老化や病気などによって唇の色が悪くなる原因は血行不良、外部からの刺激、皮膚や粘膜の老化などが原因と言われています。
自分に当てはまる原因について明らかにして対処していく必要があるでしょう。
疲れている
疲れている時に陥ってしまいがちなのが過度に食事をとりすぎてしまったり、あるいはまったく食べなくなってしまったりすることです。
もしも心当たりがありましたら、唇にもいずれ影響がでてきます。それとも、もう出ているかもしれません。
自律神経の乱れでも、粘膜の状態の悪化や皮膚の状態の悪化、血流の低下などの問題が発生します。過労、睡眠不足、ストレスなどが大きく影響して発生しやすい問題になります。
結果的に疲れていると、ビタミンBを消費してニキビや口内炎などが発生しやすく口唇ヘルペスなどの感染性のトラブルも発生しやすくなってしまいます。
これらのトラブルで部分で気に白い斑点状の炎症が発生する事もあります。疲れているときは免疫力が低下している状態ですので、極力刺激などを抑えてトラブルを引き起こさないようにしましょう。
唇が白い原因、そこから起こりうる病気
唇が白くなる原因は日常生活のなにげない状態から起こりうるものばかりです。
生活品質が低下していると唇が白くなるだけではなく、さまざまな障害がでてきます。それをいくつかご紹介していきたいと思います。
それぞれの原因から発生する可能性のある病気について明らかにしていきましょう。
寝不足
十分な睡眠を取ることができていないというのは、自分が考えている以上に体への負担をかけています。唇は体のなかでも繊細で敏感な部分です。あなたの体が、不調をきたしそうに信号を発するところのひとつが、唇なのです。
不眠症というのがあります。それは十分な睡眠をとるようにしていてもなかなか深い睡眠を取ることができない状態をいいます。この場合、病院に行かなければなりません。
不眠症にはさまざまな症状があり、病名もそれぞれ異なっています。
不眠症の症状をいくつか書いていきますので心当たりのあるかたは医師に相談してみてはいかがでしょうか。
- 慢性的に眠い。
- 脳が瞬間的に覚醒してしまうことが多々ある。
- 睡眠時間が一般的な人と比べてずれている。
睡眠不足は唇の色が悪くなるだけでなく、ガンの発生リスクを高めたり、うつ病になりやすい体になってしまいます。
脂っこいものを食べ過ぎてしまう
仕事が終わり、同僚や上司とラーメンに行ったり、居酒屋に行ったりするとついつい脂っこいものを食べてしまいますね。その生活を繰り返していると、次第に唇の色が変わってしまうかもしれません。血液がどろどろになり、唇にまで届かなくなるのです。
また下痢になってしまうことも多々あります。それに脂っこいものは、胃のなかで胃酸を多く分布するようになるので逆流性食道炎になることもあります。
この逆流性食道炎はあなたの日常生活に支障をきたす原因になります。
たとえば睡眠がよく取れなくなったり、日常生活に気だるさを感じるようになったり、食べたいものが食べられなくなったりするようなことです。
こうなってしまう前に改善しなければなりません。
お酒の飲みすぎ
アルコールを過剰に摂取しすぎると肝臓に負担を強いてしまいます。
アルコールは短時間で肝臓内で分解され、中性脂肪として蓄えられていきます。肝臓に中性脂肪がたまりすぎた場合、血流障害が起きたり、肝細胞を殺してしまったりすることで肝機能障害になります。その結果肝硬変などの重い病気にかかってしまうこともあるのです。
肝硬変は、大腸の細菌によってアンモニアなどの老廃物が作られ、肝臓に運ばれます。肝機能低下のため十分な処理能力がなくなるとアンモニアなどの老廃物が血液にたまり、脳のはたらきを低下させることにつながります。
するとまた、大きな病気が分岐していき、さまざまな障害をかかえてしまうことになります。
お酒の飲み過ぎで、唇の色にまで影響が発生している場合に考えられる病気としては
- 脂肪肝
- 肝硬変
- 肝炎
- 肝臓がん
などの病気があります。
肝臓や消化器系の問題が発生している場合、唇に影響が及びやすいという関係性がありますので、唇の状態異常は内蔵のトラブルを発見する初期症状でもあります。
急激に唇の状態の悪化が見られる場合には消化器系の病気の可能性も疑って検査することも視野に入れておきましょう。
ストレス
ストレスは睡眠不足や人間関係がうまくいっていなかったり、ちゃんとした食事をとっていないことで貯まり続けていきます。
ストレスが蓄積することで自律神経が大きく乱れやすくなってしまうことでも、消化器系等への影響は大きくなりますし、血行も低下することで唇の赤らみは消え失せてしまいます。
適度に発散するようにして、ストレスを蓄積しないようにしましょう。
ストレスが原因で発生する唇に関連する病気や症状としては
- 自律神経失調症
- ニキビ
- 口内炎
- 貧血
などがあります。上手く休息を取って小まめにストレスを排出しながら対策することが重要です。
暴飲暴食
過度に食事を取りすぎるとことで唇の色が悪くなってしまう場合があります。
暴飲暴食、というのはつまり食べ過ぎてしまうことが原因ですが、それが脂っこい食べ物であったりアルコールであったりすると上記に書いたよう病気になってしまうこともあります。
唇はその色が病気になっていると示すものではなく、唇の色で体が不具合を感じていることを知らせる信号なのです。
ヘルペス
子供から大人まで幅広く唇に影響を及ぼすウイルスが、ヘルペスウイルスです。べつにヘルペスウイルスだけが子供から大人までに影響を及ぼすわけではないのですが、こちらもご紹介させていただきます。ヘルペスウイルスによる唇の影響はさまざまです。
唇の裏側に口内炎のように白い出来物ができたり、唇に小さな斑点がまばらにできたり、上唇の形を変えてしまうほど大きな異物ができたり、どれも痛々しいものばかりです。
そしてやっかいなことにすでにそのウイルスは体のなかに眠っていることが大半なのです。発症しないかたもいるようですが、もしもなってしまったときは、皮膚科に行きましょう。抗生物質で治ります。
ビタミンB2を多く摂取できる食事を取ることで治すこともできます。
だいたいかさぶたができ、2週間ほどで治ります。やはりこのウイルスも免疫力の低下などで発症するようですので生活品質をあげることがヘルペス対策に自然となっていくのです。
唇が白いのを改善する方法
唇が白くなることで起こりうる病気などを挙げていきましたが、これらの大半は、あなたの日頃の生活に一手間加えるだけで改善することができます。
ビタミンを取る食事、あるいはハチミツ
唇が白い場合、血糖値をあげようと飴を舐める方もいるそうですが、唇を健康的な色に戻すのに効果的なことをお伝えします。
ひとつは、ビタミンB2を取ること。食品であれば納豆やほうれん草、卵、などです。これらを塩分などに気を使ったレシピで作って見てください。
もうひとつが、ハチミツを寝る前に唇に塗ることです。
歯を磨いたあとに甘いものを唇に塗るとあまり気持ちのいいものではないかもしれませんね。でもそこは我慢です。はちみつは皮膚との相性がよく、ビタミンが多く含まれています。唇パックともいわれるほど唇に効能をもたらすのです。「でもあたし(ぼく)、そんな甘いものついてたら思わず舐めてしまうわ」という方。
唇が割れたり、乾燥したりするひとつ挙げられる原因に唇を舐めてしまう、というのがあります。それはあまりよくありません。ひとつ唇を舐める癖を治す訓練だと思って試してみてください。
十分な睡眠
睡眠を取ることが健康を維持していくうえで重要な行為になります。一般的に睡眠時間は7時間が良い、と言われています。睡眠時間をしっかり決めて確保することで、睡眠も徐々に安定してきます。
よく眠るうえで効果的なことは入浴です。
ときに時間を忘れてゆっくり湯船に浸かることが健康の維持にもつながるのです。体の血行がよくなりますし、水分をよく取るようになります。それは脂っこい血液をさらさらにするためにも有効です。
睡眠時にしてしまいがちなしてはならないこと。
- カフェインを含む飲み物を飲む。
- 携帯を触る。
- 酒を飲む。
- 音楽を聞く。
つまり、脳が活発になるようなことを眠る前にしてはならないのです。この小さなことを心がけていくと、健康な生活、赤い唇を手に入れることができます。
肝臓を休めてあげる
アルコールを毎日飲んでいる方、あるいは一度に飲む量が多い方は、休肝日を作ってあげましょう。人が一生に飲めるお酒は、酒が強い人も弱い人も同じだと言われています。
日本酒でいうと1日1~2合ほどが適切な量だとされています。そして、適量の日本酒を飲むことは、体にもさまざまな効能をもたらしてくれるようです。
日本酒の効能
- 日本酒に含まれているコウジ酸には、メラニン色素を抑え、シミや皮膚のたるみを抑える力があります。
- 日本酒には700種類もの栄養素が入っています。
- 丈夫な髪を作ってくれるます。
お酒ともうまく付き合っていくことで肝機能障害や肝硬変などの難病になるリスクを減らし、むしろお酒のいい部分を取り入れることができます。それにお酒は楽しく飲むのが一番です。適量を飲むように心がけましょう。
ストレス改善
ご紹介してきた日常生活の改善を実践してみることでストレスは軽減していくと思います。
偏った食事で不足する栄養や、睡眠不足による倦怠感やイライラ、などのあらゆることが複合的に結びつき合い、それはもやもやとしたストレスになるのです。
それを改善するのは健康的な食事、入浴で体の疲れを取って眠ることにあります。生活品質の向上をつとめると唇の色も良くなっていきます。
ストレス解消法として最も有効とされる対策法は読書になります。これはイギリスの研究で明らかになったもので、集中して読書することが平均ストレスの66%を解消する効果的な方法であるというデータが取られました。
自分が集中して物語や本の内容に入り込め、悩みや余計なことなどを考えないようにすることが精神的なストレスの発散には効果的である事が明らかになっています。
漫画などでも構いませんので、自分が好きなジャンするん本を読んでストレスを発散してみてください。
唇の保湿
唇の健康を保つ上で欠かせないのが、唇の保湿になります。乾燥した状態を出来るだけ回避するためにワセリンやリップクリームなどを使用して唇を保湿していってください。
しかしリップクリームには防腐剤や添加物などが含まれていますので、人によっては逆にトラブルを引き起こしてしまう場合もあります。皮膚が弱い人などは特に問題が発生しやすいので、その人はワセリンやより純度の高いサンホワイトなどを使用して保湿を行うと良いでしょう。
もし炎症やヘルペスなどが発生している場合は、皮膚科に行き有効な抗炎症剤や軟膏などを処方してもらった物を使用して対処するようにしましょう。
市販の物は症状に対して、有効な物を正しく使用するという判断が出来ないと、逆に症状を悪化させてしまう可能性があります。
唇にトラブルが発生している場合何科に行けばいい?
唇は粘膜と皮膚のちょうど中間に位置している部分になりますので皮膚科に行けばいいのか、口腔外科などの口の中を見る病院に行けばいいのか、迷うこともあるでしょう。
唇に発生しているトラブルは皮膚科、口腔外科どちらでも検査と治療を受けることが出来ます。お近くのいい先生のいる方の病院を探して受診することをおすすめします。
もし唇だけの問題でない可能性も考えられる場合には、肝臓や胃腸なども検査する必要がありますので、胃腸科、消化器内科も受信する事を検討してみてください。
まとめ
私が上げてきた唇が白くなる原因、また解決方法でひとつひとつがまったく違う症状から起こるのではなく、すべて似たような場所から唇が白くなってしまうということがわかっていただけたでしょうか。食事、睡眠、を改善することは生活の質を上げるということです。
またそれを心がけていくことでストレスも軽減され、日々が楽しくなり、唇も自然と赤くなっていくのです。
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