歯茎が痩せる原因とは?予防法と改善方法を知っておこう!

皆さん歯茎が痩せる経験はされた事ありますか?歯茎が痩せるとはどのような、症状の事を言うのでしょうか?歯茎がやせるとは、歯茎が下がる事なのです。歯茎を毎日ケアーしていれば、加齢になっても、歯茎が痩せるのを止める事ができます。

歯茎が痩せる原因は、歯槽膿漏や正しい歯磨きをしていない・また歯ぎしりや噛み合わせが悪いと、歯茎に負担を掛けているため、歯茎が痩せてきます。

歯茎が痩せてくると、歯の土台が弱くなるので、自分の歯で食べ物が食べれなくなります。正しい歯茎の手入れをして、何時までも健康で食べ物を何時までも自分の歯で、食べれる事の幸せを感じ取って下さい。

また歯茎を元に戻す方法なども調べていますので、ご一緒に見て頂けたらと思います。

歯茎が痩せるとは?

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◆歯茎がが痩せるとは歯肉が下がる事をいい、歯肉退縮とも言われます。歯肉が下がる(歯茎が痩せる)のは、一般的に20代から60代で8ミリもの違いがあるのです。これは10年で2ミリ下がっている事になります。

◆また欧米人より日本人の方が歯肉が薄いので、歯茎が痩せる人は多い様です。

◆歯茎が痩せる歯肉退縮の原因は、ほおづえ、歯ぎしり、噛みしめ等の癖によるものが多く、これらの癖が歯茎を痩せさせる原因になっています。

◆歯は80歳で20本残すのが理想とされてきました。1989年では4~5本しか残らなかった80代の歯も10.6本残る様になりました。しかし50代以上の歯周病患者が年々増えているそうです。

◆歯周病は30歳以上の80%が掛かっています。世界中で歯周病患者が一番多いのが日本です。残念ですね。

歯茎の痩せる原因

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歯周病

◆歯茎が痩せる原因は、多くは歯周病による場合が多いです。日本人の20代で7割、30代~50代で8割60代で9割が、歯周病に成っていると言われています。

◆歯周病になると歯茎が痩せてきます。そのまま放置すると歯槽膿漏になります。歯槽膿漏になると歯が抜けてきます。

◆歯茎が痩せてくると、歯と歯の隙間が開いてきます。歯と歯茎の隙間に歯垢が溜まりやすくなり、歯周病を進行させる原因になります。弱った歯茎は歯磨きを優しく丁寧にしなければなりません。

◆インプラントや差し歯があれば、インプラントと差し歯の間に汚れが溜まり、歯周病になりやすく、歯茎が痩せてきます。

加齢

◆加齢によるものですが、正しい歯磨きをしていれば、歯ぐきが下がるのも少しは防げます。

◆間違った歯磨きをしていると、歯ぐきが下がります。歯磨きをする時に力を入れ過ぎると歯茎が下がります。歯磨きをする時は余り力を入れないで、歯磨きをすることが大切です。

◆加齢になると歯肉退縮になります。年齢と共に皺が増えたりするように、私達の身体の張りはコラーゲン、ヒアルロン酸で支えられています。このコラーゲンやヒアルロン酸が減少する事で、歯茎が痩せてくるのです。

◆歯茎を元に戻す治療として、今ヒアルロン酸注入の治療が見直されています。これは歯茎にあるコラーゲンの組織を正常にするためにヒアルロン酸を注入するのです。

◆私達の肌も同じでコラーゲンとヒアルロン酸とエラスチンで保たれています。私達の歯茎も同じような仕組みです。コラーゲンは柱の役目があり、ヒアルロンサンは壁の役目で、エラスチンは釘の役目です。

そのコラーゲンとヒアルロン酸が減少する事で、歯茎が痩せる事が何となく、お解り頂けると思います。歳と共にコラーゲンやヒアルロン酸が減少すると、私達の目では飛蚊症がでて、肌は皮膚が垂れ下がりシワに成ります。

また歯茎においては肌と同様に歯茎が下がってきます。これを食い止めるのは、正確な歯磨きをして、歯茎に負担を掛けず、口の中をいつも清潔にして、歯茎の老化を守る事が大切です。

かみ合わせと歯ぎしり

◆かみ合わせが悪いと必要以上の力が加わって、歯槽骨が溶けて歯茎が下がります。歯ぎしりやかみ合わせが悪いと、歯ぐきが痩せてきます。

◆歯並びが悪いと歯磨きがきれいにできないので、歯周病に成りやすく、歯ぐきが痩せてきます。

◆元々歯茎の薄い日本人は、特に歯茎が痩せる方がが多いです。歯ぎしりや噛み合わせ、歯並びが悪い事で歯茎に負担を掛けて、歯茎が痩せてくる原因になります。

歯茎痩せの予防方法

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食べ物

◆歯茎を痩せない様にするには、歯に栄養のあるものを食べる事が必要です。水銀は歯に悪いそうです。水銀を多く含むマグロは、歯茎には良くありません。

マグロよりカニ、秋刀魚、鯵、小魚、鰯等を食べると良いでしょう。

◆コラーゲンの構造の破壊を抑える、ビタミンB群も必要となります。コラーゲンをキープする事が歯茎には大切です。

◆骨密度を上げるビタミンB・Kも歯茎には必要となります。歯の骨密度をあげて、歯を丈夫にする事は、歯茎にしっかり根付かす為に大切です。

◆また歯槽骨の構成成分のマグネシウムやカルシウムは歯槽骨を強くします。

◆炎症性サイトカイン(炎症反応の促進する作用)の抑制作用のある亜鉛・銅・マンガンなども良いでしょう。

サイトカインとはたんぱく質の一種で、異物が混入すると他に情報を伝える役目があります。炎症性サイトカインに対して、抗炎症性サイトカインは、炎症を抑制する作用があります。

◆また抗酸化作用のあるビタミンC・E等も歯茎には必要です。抗酸化作用で老化をできるだけ防ぐことができます。

歯磨きの仕方

◆正しい歯磨きの仕方は、鉛筆もちで歯ブラシをもち、力を余り入れずに、歯を一本ずつ丁寧に縦に動かして磨きます。歯ブラシの交換は2か月に1度ぐらいが適当です。歯磨き粉は使わなくても良いです。

◆現在は電動歯ブラシがでてきています。軽く持っているだけで、電動で歯を綺麗にしてくれますので、手ブラシの余り上手でない方は、電動歯ブラシを使うのも良いのではないでしょうか?とても綺麗に磨いてくれますし、歯茎のマッサージもできます。

食いしばりと歯ぎしり

◆食いしばりと歯ぎしりは、歯や歯茎にとってダメージを受けます。歯の周りの歯根膜が、歯の食いしばりや歯ぎしりで炎症を起こします。その為歯茎が痩せて下がってきます。

◆食いしばりや歯ぎしりによって歯の根元や、歯が削れてきてひびが入ったりします。そのヒビから歯周菌が侵入して、歯槽膿漏になる事もあります。

◆食いしばりや歯ぎしりを直すには、保険がきくマウスピースを使うと良いです。マウスピースはナイトガイとも言われ、食いしばりや歯ぎしりの時に、力を分散してくれます。保険の3割負担の方で大体5000円ぐらいです。

痩せた歯茎は元に戻せる?

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ヒアルロン酸注入法

◆歯茎を元に戻すためにヒアルロン酸注入法が、今歯肉等の改善に利用されています。私達の身体には、ゼリー状のヒアルロン酸が多く作られています。若い時はヒアルロン酸も多く合成されますが加齢と共に、ヒアルロン酸は減少してきます。

◆そのヒアルロン酸を痩せた歯茎に注入します。架橋型ヒアルロン酸と言って、ゆっくりと溶解・吸収が進み長くボリュームを持続させる事ができる、ヒアルロン酸を注入します。

◆ヒアルロン酸を注入する事で、歯肉のコラーゲン線維の形成を促して、炎症なども起きにくくします。そうする事で歯肉の改善をおこないます。

ヒアルロン酸注入法のメリット

◆ヒアルロン酸注入のメリットは、メスを使わないのと、麻酔を掛け短時間で終わるので、痛みもなく施術できます。

やり方は病院によって違うようですが、ヒアルロン酸注入を3週間おきに3回以上繰り返し3ヶ月に1回程度行うと良いでしょう。歯肉が元に戻るのは数週間から数か月です。

◆非動物性の天然成分で作られたヒアルロン酸で、人間の身体で作られているヒアルロン酸と同じとの事です。アレルギー反応の心配もない様です。

ヒアルロン酸注入法のデメリット

◆ヒアルロン酸注入法のデメリットとしては、炎症のある歯茎には使用する事ができません。事前に歯周病の治療を行わなければなりません。歯茎が必ず戻る保証はできません。また歯茎が戻るのに数週間から数か月かかります。

◆永久的に効果が出るのではないので、メンテナンスが必要となります。大体1年に1回か2回のヒアルロン酸注入が必要となります。また費用は歯科医によってマチマチです。

移植 CTG(結合組織移植術)FGG(遊離歯肉移植術)

CTG(結合組織移植術)

◆歯茎の痩せた部分に、自分の顎の口蓋の結合組織のみを採取して、歯茎の上皮と骨膜の間に結合組織を移植するやり方です。こちらの場合は歯肉の色も同じで、見た目が美しくみえます。この方法は歯肉全体を厚くする事ができます。

手術時間はFGGより長く、費用は3万円から5万円が相場の様です。

FGG(遊離歯肉移植術)

◆歯茎の痩せた部分に、自分の顎の口蓋の上皮の歯肉の一部を、切り取って移植するやり方です。1時間ほどの手術で1週間で抜糸、数か月後には歯肉が戻ります。費用もマチマチですね。5万円前後と書いているところも有ります。

健康保険が適用される医院もあるそうですので、いかれる前に事前に電話で聞いてから行った方が間違いないと思います。

再生 GTR法(歯槽骨を再生させる)

◆GTR法とは歯周組織誘導法とも呼ばれます。再生する骨の部分にメンブレンと言う膜を置くことで、膜の中で骨の再生を行います。但しこれは難しく成功確率が低いと言われる医師もいます。2008年から保険が適用になりました。GTRメンブレンは保険適用がないそうです。

◆エムドゲインは骨を作ると言う薬剤を投入して、歯茎の再生を行います。エムドゲインは豚の歯胚から取り出したたんぱく質の1種です。費用は5万から10万円程度だそうです。

但し症状等個人個人で違うので、費用については大体5万から15万が相場の様ですが、自由診療なので歯科医によって、可成りの違いはあると思います。治療をされる時は病院としっかり相談して、納得したうえで行う事が大切ですね。

まとめ

如何でしたでしょうか?歯茎を痩せさせない為に色々工夫する事や、ちょっとした注意で歯茎の痩せを防ぐ事ができます。

歯茎が痩せていたら、今からでも遅くは有りません。できるだけ原因を取り除くようにして、信頼できる歯科医に相談され、歯茎を今以上に痩せさせない様にする事で、80歳まで自分の歯で食べたいですね。

やはり人工の入れ歯と、自分の歯では食べ物の味も変わってくると思います。いつまでも美味しく味わうために、少しの注意を意識して、歯茎のお手入れをされては如何でしょうか?

  
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