小麦アレルギーの症状とは?注意すべき食品も紹介!

小麦アレルギーは小麦に含まれるタンパク質がアレルゲンとなるアレルギー疾患です。幼児期から発症することが多いですが、大人になって突然発症するケースもあります。

食生活の変化で、小麦を食べる機会が増えていることが原因と考えられています。小麦アレルギーの原因と対策、普段の生活に取り入れたい予防方法をご紹介していきます。

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小麦アレルギーとは

小麦1

小麦アレルギーは、小麦に含まれるタンパク質がアレルギーの原因となって、蕁麻疹やかゆみ、くしゃみ、鼻水、腹痛などのアレルギー症状があらわれる疾患です。

食事から摂取したり、小麦(イネ科)の花粉によって、症状を引き起こします。

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小麦アレルギーの原因

小麦2

小麦のタンパク質を異物(アレルゲン)と認識してしまうのが小麦アレルギーです。身体は免疫の機能によって、アレルゲンに対抗するための抗体「IgE(免疫グロブリンE)」を作りだします。IgEは小麦のタンパク質を排除しようと活動を始め、それが炎症を引き起こします。

IgEは、即時型アレルギーの反応を示します。小麦を少量でも摂取すると、1~2時間ほどで症状が出てきます。

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小麦アレルギーの症状

小麦3

小麦アレルギーは主に次のような症状がみられます。

消化器系の症状

吐き気、嘔吐、腹痛や下痢・便秘など胃腸の不快な症状が現れます。

皮膚や粘膜の症状

蕁麻疹、かゆみなど皮膚に炎症が発生します。

口の中がかゆくなったり、ジンジン、チクチクとした不快感、目のまわりが赤くなったり、充血などの症状があります。

呼吸器系の症状

くしゃみ、鼻みず、鼻づまりや、咳などの症状があらわれます。ひどい場合は呼吸困難になることもあります。

アナフィラキシー症状

意識を失ったり、呼吸困難、血圧が下がるなど、全身に出るショック症状をアナフィラキシーといいます。命に関わる危険があるので、呼びかけに応えないなど少しでも症状があれば、速やかに病院へ行きましょう。

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小麦が原因になるその他の症状

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食物の不耐症という言葉を聞いたことはあるでしょうか。小麦(グルテン)不耐症は小麦が消化不良や免疫疾患を起こし、疲労感やアレルギーなどの原因になります。

大きなくくりでいうと、小麦アレルギーは、小麦不耐症のうちの1つでもあります。

グルテン不耐症(グルテン過敏症)

不耐症がある人は、先天的にしろ後天的にしろ、酵素が不足または欠如していて、小麦のタンパク質に含まれるグルテンの消化がうまくいかないことがあります。先天的に酵素が少ない人と、成長や加齢にともなって後天的に減少していく人がいます。

消化不良による胃痛、胃けいれん、腹痛や便秘・下痢などの症状が現れます。小麦を摂取してから数時間~数日後に発症します。IgGという遅延型の抗体が原因です。

小麦が少量だと発症しないこともあります。命に関わるようなこともあまりありません。

セリアック病

IgAという種類の抗体が小腸を攻撃してしまう自己免疫疾患です。慢性的な下痢や便秘を引き起こします。

消化不良によって栄養の吸収が悪くなり、体重が減少することがあります。過敏性腸症候群の原因にもなります。

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小麦アレルギーの検査の仕方

小麦7

小麦アレルギーの判定には次の方法があります。

IgE抗体検査(血液検査)

特定の食物に対してIgE抗体がどれくらいあるのか(特異的IgE抗体価)を調べることで、原因を予測できます。IgE抗体価の値によって0~6までのスコアに分かれています。値が高いほど、陽性度が高いと判断されます。

食物でテスト

原因と思われる食品を2週間ほど口にしないようにして、体調や症状がどう変化するかを確認します。これで症状が良くなったら、改めて小麦を食べてみて、体調の変化や症状が現れるかどうかをみます。

皮膚でテスト

パンや小麦粉などを皮膚に直接つけて、専用の針で刺激をして反応をみます。赤みなどがでれば、反応していると判断します。ただし、これだけで確定することはできません。

筋肉でテスト

パンなどを口に入れて、筋肉の変化をみます。押されても力が入らなかったり、筋力の低下がみられたら陽性と判断します。

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小麦アレルギーの対策

小麦5

家庭でできる小麦アレルギーの対策をご紹介します。食事に関しては、医師とよく相談して栄養が偏らないようにしましょう。

小麦を減らす

アレルギーの原因となる小麦を食べないことが一番です。しかし、完全に小麦粉やグルテンを断つ食事を用意するには工夫が必要です。こだわりすぎてストレスになっては元も子もありません。経済的な負担もあります。ライフスタイルに合わせて、無理なく減らしていくようにしましょう。

特に気をつけたいのは、「米粉100%」と記載されているパンです。小麦粉を使っていないとしても、グルテンが入っていることがあります。お麩もグルテンを使っています。

下記に小麦を含む食品をリストアップしました。買い物や外食の際に、参考にしてみてください。

医師と相談する

どのような食品が食べられるのか、食べないほうがいいのか、発作がおきてしまったらどう対応するのかといったことは、事前に医師とよく相談をしておきましょう。

消化を促す

消化不良が原因で腹痛が起きている場合は、揚げ物などの油っぽいものを控え、消化を助ける食品やサプリメントを摂るようにしましょう。

大根に含まれるジアスターゼという消化酵素は、タンパク質の分解を促進します。ジアスターゼは熱に弱いので、生の大根おろしを用意して食事と一緒に摂るようにすると、消化の負担を和らげます。

花粉症対策

小麦アレルギーがある人はイネ科の花粉にもアレルギーを起こしやすいことがわかっています。花粉が飛ぶ夏から秋にかけては、花粉症の対策をするようにしましょう。

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小麦を含む食品やメニュー

小麦6

市販されている食品や外食のメニューで、小麦が使われているものをリストにしました。アレルギー症状の予防の参考にしてみてください。

麺類

麺類は、よく噛まずに飲み込んでしまうことも消化不良の原因になります。十割そば以外のそばには小麦粉が入っています。

・ラーメン、パスタ、うどん、そば、そうめん

粉もの

生地の他に、ソースにも小麦粉が使われています。

・お好み焼き、たこ焼き

パン類

パンは、小麦粉の他に、卵や牛乳、イースト菌などアレルゲンとなる材料が含まれているので、全粒粉や米粉などを使っていても気をつけましょう。

・パン、ピザ

揚げ物

衣の原料に小麦粉が使われています。

・てんぷら、から揚げ、フライ

お菓子全般

焼き菓子や洋菓子だけでなく、おまんじゅうやどら焼きなど和菓子にもよく使われています。

調味料

調味料にも小麦粉が使われています。

・カレー、シチュー
味噌、醤油、穀物酢、ソース、食用油

ビール

ビールの原料は麦(麦芽)です。

いろいろな種類の麦

大麦、ライ麦、オーツ麦(オートミール)、はと麦、麦茶
シリアル、ミューズリー、グラノーラ

これらは除去する必要がないとする説もありますが、症状が出る場合は注意が必要です。

加工品

ハムやソーセージなどの加工肉や調理加工品を買うときは、小麦が含まれていないか食品表示を確認しましょう。

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まとめ

小麦アレルギーについて、参考になりましたでしょうか?
最後におさらいしておきます。

小麦アレルギーは小麦のタンパク質が原因の食物アレルギー症状です。
小麦アレルギーは食べてからすぐに症状があらわれる即時型アレルギーです。
IgEという抗体が過剰に反応し、くしゃみや鼻みず、じんましんなどの炎症をおこします。
小麦の摂取が少量でもアナフィラキシーショックをおこし、命に関わることがあります。

小麦やグルテンを完全に除去するのは難しいです。まずは、麺類やパンなど一度に大量に摂取してしまうものを控えることから始めてみましょう。体調や体質によって症状の個人差が大きいのもアレルギー症状の特徴です。給食を食べる場合は、園や学校の栄養士さんとの連携も欠かせません。発作的な症状が出てもあわてないように、日頃から準備をしておくと安心ですね。

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