ゴムアレルギーの症状に注意!どんなもので発症するのかを知ろう!治療法や検査方法は?

普段よく使うゴムですが、これにもアレルギーがあることをご存知でしょうか?

色々なところに潜むアレルギーですが、今回はこの「ゴムアレルギー」について深く触れていこうと思います。

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ゴムアレルギーとは?

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では、まずゴムアレルギーについてご説明しましょう。

主流の言い方ではラテックスアレルギー

ゴムアレルギーといえば、ゴムに触れる、触るなどのことからくるアレルギーであるとご想像できるでしょう。このゴムアレルギー、正しくは「ラテックスアレルギー」と言います。テラックスとは天然ゴムのことを指しており、ゴムの木から採取できる液体のことを言います。これにはたくさんのタンパク質が含まれており、このタンパク質がアレルギーの元となっているのです。

一般的に天然ゴムが日常的に使われているものといえば何があるでしょうか?

例えば、ゴム風船やゴム手袋(炊事場などで使用するものなど)、絆創膏やコンドームといったものが主流のものでしょう。日常的に使われているもので普段私たちが手にするものといえばそれくらいです。他にも探せばたくさんありますが主なものはそれくらいです。

このラテックスアレルギーはラテックスに対してアレルギー反応を起こすことを指しています。天然ゴム製品に触れるだけでアレルギー反応が起きていますことですね。

そもそもアレルギーって何?

アレルギーという言葉は恐らく知らない人はいないでしょう。テレビやスマホ、インターネットなどでよく聞く言葉です。ですがアレルギーとは何か?と訊かれて正しく答えられる人はそう多くありません。ではこのアレルギーとは何か、それをまずご説明しましょう。

アレルギーとは、何か、特定の何かに対して過剰に、過敏に反応してしまうことを指しています。詳しく言うと免疫反応です。免疫は恐らくご存知かとは思いますが、身体を守る上で欠かせないもので、所謂防御的な役割を果たしてくれています。

この免疫というものは、元々、人間が自然に持っている自然免疫というものと、何らかの影響や刺激を受けて新しくできた免疫「獲得免疫」の二種類が存在します。

免疫というのは外敵から身体を守るという意味で存在しています。存在意義とも言いますね。それが自然免疫です。我々が普段空気中を漂う菌や病原体を吸い込んだとしても元気な状態なら風邪をひくことや、菌に感染することはありませんよね。それは免疫力が作用して身体を守っているからなのです。これは自然的に守ってくれているものであって菌やそれ以外の外的には作用しません。それが自然免疫です。

では獲得免疫とは何かと言いますと、抗体が関係している免疫反応であることがわかっています。所謂誤作動のようなものだと考えてもらえれば分かりやすかもしれません。詳しく言うとlgEという抗体は菌やウイルスなどに対抗するものとは違い、自然界にある何でもないもの、代表例でいえば花粉やダニなど、他にも食物タンパクに対してできてしまうものです。それが体内で増殖すると、そのアレルゲンに対して過敏に反応してしまうことを獲得免疫作用と言います。

アレルギー体質の方はこのIgEを体内でたくさん作り易い体質で、遺伝的とも言えます。

花粉に例えてみるのであれば、花粉は体内に取り込んでも実は害はありません。ですが、花粉シーズンになると目が痒くなったり、鼻水、くしゃみが止まらなくなったりする方が多いとおもいます。これも獲得免疫が関係しています。花粉は身体に害を及ぼすことはないのですが、身体が敏感に反応し、これは害がある物質であると勘違いして鼻水を出したりくしゃみでその花粉を追い出そうとする反応を示します。これは所謂身体の勘違い、誤作動とも言える反応といえるでしょう。

アレルギー体質の方は自然物に対して敏感に反応しやすいIgEをたくさん体内で作り易いということですね。

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ラテックスアレルギーの症状

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では、ラテックスアレルギーの主な症状についてご説明します。

皮膚の症状

ラテックス、つまり天然ゴムによる主な症状は皮膚に表れます。その中でも特に多いものが、「じんましん」です。皮膚や粘膜に起こるものが最も多く、手で掴むものがほとんどなので手にじんましんが現れる人がほとんどでしょう。手に当たっている部分に水泡ができたりするのが主な症状です。

ただ稀に悪化するとそれが全身に広がります。稀なケースですのでほとんどありませんが、アレルギー反応が特に過敏な人に起こるケースです。

皮膚に起こるじんましんは皮膚科での治療が主です。これは元々アレルゲンを持っていなくても突発的に起こることも稀にあります。今まで大丈夫でも、日頃頻繁に使用しているとアレルギー反応を起こしてしまう場合があり、ある日突然発症することもありますので気を付けましょう。

呼吸器系の症状

口径物でなくとも呼吸器系に障害を来たす場合もあります。その一つに喘息発作が挙げられます。これはてラックスアレルゲンが空気中に散布したものを吸い込んだ場合に起こります。呼吸器系の主な症状は喘息発作ですので呼吸器官系の診察に当たりましょう。

他にも空気中にまったラテックスアレルゲンを吸い込むと全身の水泡、じんましんなどに見舞われる場合があります。これは呼吸器系だけだはなく呼吸器を通り全身の器官へとアレルゲンが送られるため起こる症状です。接触じんましんが全身に広がる場合はかなりきつい症状ができますのですぐに病院へとかかりましょう。

アナフィラキシーショック

これはラテックスに限って言えることではないのですが、稀にアレルギーは恐ろしいショック症状を引き起こす場合があります。それがアナフィラキシーショック症状です。

アナフィラキシーショックとは血圧や意識に関わることを指します。アレルギーによる過度の反応により血圧の低下や意識障害を引き起こす可能性もあると思ってください。これはかなり悪化した場合は特に過敏に反応する体質の方のみであると言えますが、ちょっとなら大丈夫だろうと思って我慢するなどの行為はこれに該当します。

血圧低下や意識障害の恐ろしいところは命に関わるということです。処置が遅れれば死に至る可能性もありますので決して軽視してはいけません。アレルギーの恐ろしい部分とは外面的な症状だけではないということです。

詳しくは、アナフィラキシーショック症状について!原因や予防法、対応法を知ろう!を参考にしてください!

接触性皮膚炎とは別である

ラテックスアレルギーは天然ゴムのアレルギーですが、天然ゴムのものに触れることで起こす接触性皮膚炎とは別の症状になります。別物であると思って頂いて構いません。接触性皮膚炎とラテックスアレルギーの違いはその大元にあります。

ラテックスアレルギーの主な原因は天然ゴムそのものにあります。つまり天然ゴムの樹液、自然物のアレルギー反応に該当します。ですが、接触性皮膚炎の場合はこの樹液によるアレルギー反応ではなく、天然ゴム製品を作る過程で添加されるもの、つまり作っている上で後で加えられた化学薬品のアレルギーに分類されます。

総括すると、ラテックスアレルギーは天然ゴムそのものであり、接触性皮膚炎は天然ゴム製品を作る過程で使われる化学製品のアレルギー反応ということになります。

化学製品のアレルギーによって起こる症状はじんましんですが、これは局部に限ります。つまり触れた部分のみにしかアレルギー反応は起こりません。金属アレルギーなどと同じで触れている部分にしかじんましんは起こらないのです。これを「遅発型」と言います。逆にラテックスの場合は「即時型」と言って局部に限らず全身へと肥大する可能性があることです。

ラテックスアレルギーと接触性皮膚炎の違いはこういう部分にもあるのです。

ラテックスフルーツ症候群

ラテックスアレルギーを発症した人の中には、ラテックスフルーツ症候群を併発することがあります。これは全員が全員というわけではありませんが、確率は高めといえるでしょう。

詳細に述べますと「フルーツアレルギー」です。フルーツ全般ではありませんが、主に挙げるのであれば、メロン、栗、バナナなどの果物で同じアレルギー反応を起こす場合があります。これを交差反応症と言って、同じ成分が含まれる果物を口にすると起こるアレルギー反応です。

交差反応とは、似ている成分を体内の免疫抗体が勘違いして反応してしまうことを言います。つまりてラックス、天然ゴムと酷似している成分を持っている果物を食べると、元々体内にラテックスの免疫抗体を持っている人、つまりラテックスアレルゲンを持っている人の体内で免疫抗体が勘違いしてアレルギー反応を起こしじんましんや喘息発作、喉が腫れ上がるなどの症状が出てしまう場合のことをフルーツアレルギー、ラテックスフルーツ症候群と言います。

このように身体が勘違いしてしまう免疫反応はフルーツだけではありません。酷似している成分を含んだものに反応してしまうのはアレルギー体質の方にはよく見られる傾向があります。例えばスイカなどのアレルゲンを持っている人は瓜系統全般にアレルギー反応を起こしてしまいます。

これは身体の免疫抗体が勘違いをして「危険なものが体内に入ってきたから警告しよう」という誤作動を起こすことが原因です。特に体には害はないものですが、体質でたべれないものなどがあるのは辛いと言わざるを得ません。

最近ではアレルギー体質を改善する治療法なども研究されていますが今の所確実な改善方法は確立されていないのが現状です。

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ラテックスアレルギーの治療法はある?検査方法は?

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では、具体的にラテックスアレルギーの治療法や検査方法、予防法などに触れていこうと思います。

症状に合った治療法

ラテックスアレルギーの治療法は症状によって治療法が変わります。

じんましんや全身の水泡など、皮膚や粘膜の場合は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー剤の治療になります。これによりじんましんなどの水泡が回復します。

また、喘息発作などの呼吸器官系の場合は、喘息と同じ対処法がなされます。重症度によって医師の判断を仰ぎましょう。

アナフィラキシーショックの場合は命の危険性が伴われるのでそれ相応の治療法が確立しています。現在のところはエピネフリンという薬の投与が一般的でしょう。これにより全身管理が行われ、症状を緩和することができます。まず命の心配は無くなるでしょう。

それぞれの症状によりそれぞれの対応法、つまり治療法がありますので各々で症状を見極め専門医にかかってください。

パウダーフリーなどの製品を使う対処法

これは主に医療用のゴム手袋に限定されてしまうことなのですが、ラテックス製品にはパウダーが付いています。これは滑りや使いやすさを重視して行われていることで、このパウダーが皮膚を傷つけそこからアレルゲンが進入するという経緯が見受けられます。

なので、パウダーフリーの製品を使用することによってアレルゲンの進入を防ぎアレルギー反応を起こさないようにする措置をとることも重要でしょう。

医療現場ではラテックス製品が多いですので、こう言った部分での細かい見極めなどが重要かと思います。

検査方法や検査の基本

最初はただのじんましんやストレス性のものである可能性もあると思うでしょう。誰もがラテックスアレルギーになるとは限りませんので症状が出た場合は必ず病院へ行きラテックスアレルギーであるかどうかの検査を受ける必要があります。

基本的な流れとしては、病歴聴取を行い血液検査をします。免疫反応がどうなっているのか、そして病歴、今までアレルギー反応を起こしているかどうかの聴取を行います。

そして皮膚テストを行い実際にアレルギー反応が出るかをテストします。その後、負荷テストでアレルギーの過敏度を調べどの程度の症状が出るのかを詳しく調べます。

この一連の流れでラテックスアレルギーであるかどうか、そしてどの程度の症状を発症するのかがわかります。

具体的に説明しましょう。血液検査で調べるのはラテックス特異IgE抗体を測定します。どれだけの抗体を持っているのかを調べるということですね。

皮膚テストでは、抗原エキスを注入しアレルゲン反応を測定します。どの程度のアレルギー反応を示すのかを具体的な数値として調べます。その後負荷テストで実際にラテックスの手袋などを嵌めて、どの程度の反応が出るのか具体的に目視で調べます。度合いのチェックです。

もしこれで反応を示さなかった場合はラテックスアレルギーではなく別の病気であるといえるでしょう。

費用なのですが、全国的な平均で5000円前後であることがわかっています。保険適応の3割負担で5000円程度で一連の検査が受けられます。ただ、皮膚テストや負荷テストは病院によっては別途費用が発生するところもありますので事前に問い合わせしておくといいでしょう。

アレルギー回避をするためにはどうすればいい?

そもそもアレルギーになる原因のものを使わないというのが一番の予防法であるといえるでしょう。元の原因ラテックス、つまり天然ゴムですので、ラテックスフリーの製品を使用するのが望ましいでしょう。それ以外で現在のところこのアレルギーを回避する手立てはありません。

ラテックスフリーといえば、ポリウレタンやラテックスを使用していない人口製のゴムを使用するのがいいでしょう。天然ゴムは匂いも特徴的ですし、商品説明欄に天然ゴム、もしくはラテックスの使用がされているかどうかよく確認をして商品を購入するようにしましょう。

アレルギー反応がない人でも頻繁に使い続けていると突然アレルギー反応を起こす場合がありますのでご注意ください。

ラテックスアレルギーになりやすい人とは?

体質的な割合が大きいことはわかっていますが、それ以外でも頻繁使用による発症はよくみられます。特に多いのが、医療機関などで働いている人が多いです。

ラテックスアレルギーの原因は天然ゴムですので、医師や看護師などの医療機関に勤めていらっしゃる方、つまり頻繁にラテックスのゴム手袋を使用する人に多いという報告が上がっています。

通常の人の約数倍ほど発症のリスクが高いらしいです。

また、アトピー性の皮膚炎をお持ちの方や接触性皮膚炎がある方もラテックスアレルギーを発症する確率が格段に上がります。リスクも高いそうで、そういう方はできるだけラテックス商品を避けることをお勧めします。アレルギーになっていなくてもできるだけ予防することは重要でしょう。発症しないに越したことはないので、元々アトピー性の皮膚炎や接触性皮膚炎をお持ちの方は日頃からそういう面にも気を配っていく必要があると思われます。

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まとめ

では総括に入ります。

アレルギー体質の方はもちろんのことですが、日頃アレルギーを何も持っていない方でも突然発症する可能性はあります。特に医療機関の方は日頃からそういう面に気を配っていく必要があると言えるでしょう。

天然ゴムだけではなくフルーツアレルギーにも注意が必要です。一度アレルゲン抗体を持ってしまうとラテックスフルーツ症候群になる確率も高くなります。できるだけそういう部分を避けるよう心がけてください。

予防と日頃の気配りが重要です。日常的にアレルギーの方もそうでない方も気をつけるようにしましょう。

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