ワキガというのは性別年齢問わずお悩みの方は多くいらっしゃることでしょう。しかし、きちんと理解できていない方もいるかと思います。
ワキガの自覚症状についてですが、自分がワキガだと気付くのはどのようなことからなのでしょうか?
ワキガを自覚する方法について紹介していきます。
また、自分のまわりにワキガの人がいるという方は、どのように本人に分からせてあげたら良いのか悩みますよね。そんな方達のためにワキガだとチェックする方法なども併せて伝えていきます。
この記事の目次
ワキガとは?
ワキガはワキの下から出てくるニオイが元になり、まわりに迷惑をかけてしまうとか精神的にもちょっとツラく、本当にデリケートな症状になっています。
ニオイはアポクリン汗腺が原因ですが、細菌も関係しているとも言われているのです。体から出される汗が臭くなります。
ワキガは日本では治療する対象になっているのですが、生活するうえでも深く関係があります。清潔を保っていなかったり、食の好き嫌いがあり偏ってバランスが悪かったりすると症状が出てくるのです。
ワキガの症状とは
ワキガだということを自覚するにはニオイに気付くことが必要になります。
ワキガのニオイというのは、汗臭いニオイとは違って、よく、鉛筆の芯のニオイがするとか、タイ料理などに使われる香辛料などのニオイがするだとか言われますよね。
とにかく、なんともいえない強烈なニオイですよね。
ワキガでもニオイが軽い人だとまわりの人にまで臭うことはあまりありませんが、強烈なときは特にその人の近くにいなくても、同じ空間にいるだけで臭うということもあります。
そんなワキガなのですが、まわりの人にはすぐ気付かれてしまうようなニオイなのに、ワキガになっている本人は、意外と気付かないで自覚症状がないという人のほうが多いのです。
自分のニオイに気付かないのにどのようにしてワキガだということを自覚するのかというと、自分がワキガなのかどうかをまわりから探るということが第一です。
ワキガには軽度なもの、中度なもの、重度なものがあります。軽度の場合ですと、まわりの人に迷惑をかけることはほとんどありません。
軽度の場合は、直接ワキの下を嗅いだり、汗をかく作業をしたときに、ワキガのニオイがするなと思うくらいです。
中度のニオイのときは、直接ワキの下を嗅いだりしなくてもニオイが出たり、洋服のワキの下が黄ばんだりとしてきます。
これが重度のニオイになると、強い独特なニオイが出てきます。清潔を保っていてもそこまでなってしまいますと、ニオイを防ぐことはできません。
まわりの人にも迷惑をかけてしまうので、生活をするうえで支障が出てきてしまいます。しかし、症状によっては保険で治療ができるものがあります。
ワキガを自覚する方法について
ワキガだということを自覚するには、自分がワキガかどうかを確認していくことが大切になってきます。
しかし、そもそもワキガだということよりも、ワキガなのかもしれないという気にならず、自覚するまでないことがよくあります。
ワキガだと確認する方法は、
- 自分の家族にワキガの人がいて遺伝的なもの
- 耳あかがべたべたとした感じた
- ワキ毛に白い粉がついていたりする
などいろいろあります。
特に家族の中にいるという遺伝というものは結構大きい原因です。ほとんどのワキガの人は遺伝的なものが多いといってもおかしくないでしょう。
そういう方は、まず家族や親戚にワキガの人がいないのかを確認すると良いです。
ただし、家族だとしても言えずにいるという人もいるかもしれないので、相談してみると良いでしょう。
ワキガだと気付かせる方法とは
よく人ごみなどを通るとワキガの人がいて、つーんとしたニオイに襲われて迷惑しているといったことがありますよね。
ワキガを本人に自覚させるには、他の人に言われて気付くということがあります。
しかし、傷つけてしまう可能性もありますので、なかなか言えないという人も多いと思います。ひどいときはイジメ問題になることもあるかもしれません。
こういったように、ワキガというのはとてもデリケートな問題になるのです。
もし、あなた自身がワキガだと分かり、気付くまでまわりに迷惑かけていたのかと思うと、落ち込みませんか?
なので、本人をワキガだと自覚させるにはそれなりの伝え方が必要になってくるのです。
自分のことを言って気付かせる
自分がワキのニオイに気になっているということを明かすのも1つの手です。
ワキガ防止をするためのアイテムを使っているから、もしその本人も気になるようだったら、そのアイテムを紹介してあげるとそれとなくなく聞けることだと思いますので、本人を傷つかせることはほぼないでしょう。
一緒にワキガをチェックして自覚させる
夏になるとほとんどの人が汗をかきます。また、ワキのニオイが気になるという気持ちを共有してもらい、ネットなどで調べてどういう症状がワキガには出てくるのかどうかとか、どういう人がワキガなのかとかを一緒に知ってもらうことが大切です。
自分がそのときに自分のワキのニオイを嗅いだりしてみると、本人も同じようなことをしてくれて、もしワキガならおかしいなと思って自分から調べるようになってくれるのではないでしょうか。
なので、そこまで傷つかず気まずい雰囲気になることもあまりないのではと思います。
ワキガではないと自信をもってはいけない?
人の体というのは正しく新陳代謝をしていれば、体臭が全くなくなるということはありません。
どのような人でも体臭は少なからずあるのです。自分は体臭ないと思い込んでいる人もいることでしょう。
しかし、実は人の嗅覚というのはニオイに対しては慣れというものが出てきてしまいます。
自分の体臭はまわりの人よりも自分が一番嗅いでいますので、慣れてきてしまうのです。
ワキガだとしても同じことです。まわりの人にとっては迷惑になってしまっても、自分では気づかないということが多いことになります。
ニオイが悪くなっても気付かない
ワキガというのはある日突然出てくるものではありません。少しずつ発生してきて、徐々に悪くなっていくのです。
ワキガが悪くなってきてしまっても、ワキガになっている本人はそのニオイに慣れていってしまいますので、あまり気にならない人がほとんどだと思います。
それがまわりの人からすると、とんでもない強烈なニオイが出ていると思われてしまうのです。ワキガは自分で意識していないと自分で気付くということは難しいでしょう。
ワキガかもしれないと思ったときは、環境が変わったときに気付いたというときとか、自分ではなくまわりの人に気付いてくれることもあるのです。
自分で気付く分にはメンタル的にもツラくはないと思いますが、まわりの人にワキガだと言われると落ち込むという人もいると思いますので、伝え方にはちょっと工夫があります。
ワキガだと確認する方法について
ワキガかもしれないと思っても自分で確認する方法があるのかどうかも分からないという人もいることでしょう。
そういう人のためにこれからセルフチェックできる方法を紹介します。
耳あかが湿っている
綿棒などで耳を掃除したときに、一般的には乾いたものだと思いますが、そうではなく湿ったべたべたとした耳あかになっているとワキガになっている可能性があるのです。
なぜ、湿った耳あかになるのかというと、耳の穴にアポクリン汗腺というものが多いことが原因で、それがワキにも存在しているということからワキガになっている可能性があるのです。
両親や兄弟にワキガの人がいる
ワキガというのは遺伝的なものが非常に多いと言われています。
片親がワキガだという人は50%くらい、両親ともワキガだという人は80%近くワキガになっていることが多いのです。
ワキ毛や体毛が多い
ワキの毛が多い人というのは、アポクリン汗腺が多く出てきます。また、ワキだけではなく体毛の量が多い人も注意が必要になります。
特に、陰部や乳首の毛が濃いとワキガになっている可能性が高いのです。
服のワキが汗で黄ばむ
アポクリン汗腺から出る汗というのは、普通の汗よりも黄ばむことが多いです。
普通の汗に比べてもより濃い黄ばみになるのですぐ分かります。
自覚症状はあるとき、大きな悩みになることも?
自覚症状があまりないというときの反対に、自分のニオイに対して意識しすぎて大変ツラくなることもあるのです。
自分から臭うということでそのことから頭から離れないで人と接することも迷惑かけるのではと思い、出来なくなってしまう人もいることでしょう。
精神的にダメージを受けるので、まわりの誰かに相談をしたいと思っても、戸惑ってしまうのが現実だと思います。
そういった意味でも本当に繊細な問題になるのです。
ワキガのニオイというのは、汗をかくことも関係していて、新陳代謝が活発にしていることで症状がかなりひどくなることもあります。
肉体労働をしている人などは特にニオイが目立つかもしれません。
海外ではこういったニオイが日常的なこともあるのですが、そういった文化が日本にはありませんので、悩みも深刻になってくるのです。
もし、ワキガで悩んでいるようならまわりの人へ相談をしてみると良いでしょう。
それが恥ずかしいという人もいると思いますので、そういう方は病院へ行き医師の診察を受けてみると良いです。
医療機関での治療方法について
ワキガを医療機関で治す方法があります。
ボトックス注射
ボトックス注射によって、ボツリヌストキシンという毒素をワキガになっているところへ注入します。
この毒素は害があるものではなく、ワキガのニオイの原因でもあるアポクリン腺やエクリン腺の活発な働きを抑えてくれる効果があるのです。
これは保険で治療することが出来ないですし、治療費が高いです。
また、重度な人の場合はこれでは治らないということもありますので、軽度や中度くらいの人へオススメします。
ミラノドライ
マイクロ波でアポクリン腺やエクリン腺の働きをなくしていく施術になります。
メスを入れるという心配はありません。また、手術と同じように長い期間効果が続いてきます。
ボトックス注射と同じく保険が適用されませんので、治療費は高いと思いますが、本当に治したいと思うなら、やってみても損はないでしょう。
手術
一番治療のなかで手っ取り早くワキガの原因であるアポクリン腺を除去してしまうという手術になります。
軽度や中度ではありませんが、重度の人の場合、病院からワキガで重度だと診断されたら、保険が適用される方法になります。
まとめ
自覚症状はないのに、まわりの人からするとクサイなと陰口として言われたり、無視をされたりすることが、そのワキガになっている本人にとっては本当にツラいと思います。
まわりの人からはどのようにニオイがいっているのかという意見が欲しいと思いますので、1人で悩むよりもまずは市販で売られている対策できるものを購入して試してみてはいかがでしょうか。
ただ、一番早く自分がワキガだと自覚するのには、病院へ行って診察をすることですね。そこで、自分がワキガだと分かれば、病院で対策をしてくれると思います。
最近ではセクハラならぬスメハラといい、スメルハラスメントといったような仕事上支障が出るといったようなこともありますので、気持ちよく日常の生活を送れるように早く解決出来るといいですね。
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