顔が熱い原因は?熱がない場合に考えられる4つの病気とは?

からだは熱くないのに、顔だけが火照ったり、熱いと感じることはありませんか?熱があるわけでもないのに、顔が熱いのは気分のいいものではありませんね。

常に顔が熱いと感じる方や、なんともなかったのに急に顔が火照ってしまう方など、顔が熱いという感じ方は人それぞれです。

人によっては夜に症状が強く現れるなど、症状にある特徴が確認できるケースもあります。自分の症状の特徴から問題を明らかにすることが出来ます。

顔が熱いと感じる原因を知り、改善方法や顔が熱い、火照ると不快に感じる時の対処法を考えてみましょう。

なぜ顔が熱いと感じるの?

顔隠す

顔が熱いと感じる原因はさまざまあります。

病気が原因であったり、生活習慣が招くことだったり人により原因は違います。思い当たる原因を探すことで解決策が見つかるかもしれません。

あなたが顔が熱いと感じる原因はなにかを考えてみましょう。

顔のほてりが発生する原因

顔にほてりの症状が発生してしまう原因は主に以下の様なことが関係していることが考えられます。

  • 感染症(風邪・インフルエンザなど)
  • アルコールの摂取
  • 血行の不良
  • 自律神経の乱れ
  • 体の冷え
  • 精神的な興奮
  • 更年期障害
  • 熱中症
  • 日焼け

などの原因が考えられます。

まずはこれらの問題により症状が発生していないか確認して対処してみましょう。詳しい対処法などについては下記で紹介していきます。

更にその他にも考えられる問題や具体的な行為などについても見ていきましょう。以下のような行為を行っていないか確認していきましょう。

日常の中に顔が熱くなるきっかけはありませんでしたか?

顔が熱く感じる原因は必ずしも、疾患が隠れているわけではありません。ちょっとしたきっかけでも顔が熱いと感じることがあります。

日焼けや、肌トラブルなどでも顔が熱いと感じます。日焼けは日中の日差しが強い時だけとは限りません。室内であっても、UVカットのされてない窓際や長時間の車の運転などでも日焼けを起こしてしまいます。

肌トラブルは化粧品が合わない時や、洗顔不足などからの肌の炎症などから顔が熱いと感じることがあります。メイクを落としたときに肌の赤みや、乾燥、ニキビ、吹き出物などの肌トラブルはありませんか?それらの原因でも顔が熱いと感じることがあります。

アレルギー症状を起こしていませんか?

アレルギー症状を起こす原因はさまざまで、人それぞれです。

食べ物や薬などによる蕁麻疹などのアレルギー反応や、何かに触れたことで顔に炎症が起こる接触性のアレルギーなどがあります。

アレルギー反応の場合、熱を持ったように顔が火照り、顔が熱いような、摩擦で擦れた痛いような感じがします。

アレルギー反応での顔の熱さや火照りは、アレルゲンを遠ざけ、アイシングをするなどしながら時間が経過すれば、徐々に症状がなくなる場合がありますが、状態によっては抗アレルギー剤などのお薬の服用が必要な場合があります。

ストレスのある毎日を送っていませんか?

何かと忙しく、ストレス社会の現代。自分では気づかないうちにストレスにさらされていることもあります。

また、メンタル的な部分だけでなく、スケジュール的にも多忙な方が多く、生活の質をよくすることが難しいことがありますね。

人は、ストレスを抱えすぎると、自律神経が乱れさまざまな不快な症状が現れてきます。

その症状の一つに、顔の火照りがあります。ハードな毎日を送っているのであれば、少し休息の時間を作ってみませんか?

熱中症ではないですか?

熱中症は外でなるものだと思っていると、この症状に気づけない事があります。

近年では室内で発生する熱中症の問題が多く発生していると報告されています。節電を行っている人やクーラーが嫌いな人や体温調節や体調管理が上手く出来ない高齢者や小児などが特にこの問題を発生させやすい特徴があります。

室内温度が30度を超える状態での活動はたとえ休んでいたとしても熱中症になる可能性があります。しっかり水分を摂っているつもりでも、熱い状態では食欲が細くなり、食事量が少なくなことで食事からの水分の摂取が出来ずに熱中症になりやすくなります。

顔が熱くなってきた場合には無理をせずにクーラーを付けて28度程の適温に設定し、水分を摂って軽く風に当たりましょう。

顔の熱さを感じる病気

顔をふさぐ

日々の生活の中での原因が思い当たらない場合や、長期にわたり顔の熱感にお悩みの方は、一度、病院の先生に相談してみましょう。なにかの病気が隠れているかもしれません。なにごとも早期発見が治癒への近道であるので、気になるときは早めに病院を受診しましょう。

自覚症状に顔の熱さを感じる病気は以下のようなものがあります。

自律神経失調症

先にものべたように、からだのどこかに疾患はなくても過度のストレスにさらされたり、長期にわたりストレスを感じていると、自律神経が乱れます。

そうなると、交感神経が優位に働き、筋肉は緊張し、血行が悪くなります。そうすると、全身にまんべんなく血液がめぐらず、血のめぐりが悪い箇所は冷えを感じ、血がめぐっている箇所は熱いと感じることになります。

自律神経が乱れている時は、顔全体が熱いと感じるのに顔のパーツの周辺は青ざめて冷たい。また、顔の火照りはあるものの、からだの末端の手足はつめたいというのが自律神経失調症の顔の熱感の特徴です。

自律神経の乱れによる症状では特に夜寝る時や休んでいる時間帯に症状が強く発生しやすい傾向があります。

顔だけでなく足が熱く感じるバーニングフィート症候群などの問題が発生することもあります。体の一部が違和感のある暑さを感じてしまっているときには自律神経の乱れの可能性が高くなりますので、リラックス効果の高い対策法でストレスを解消していきましょう。

更年期障害

女性は卵巣の機能が衰えると、閉経を迎え女性ホルモンの分泌もこれまでとは変化してきます。

年齢的には40代半ばごろから50才ごろで、女性ホルモンの分泌量が減り月経異常や月経不順がおこり、閉経を迎えます。

女性ホルモンの分泌量の変化は自律神経にも影響を与えます。自律神経が乱れると、自律神経失調症のような症状が起こり、顔のほてりを感じます。

更年期障害は閉経前後の女性が主ですが、ストレス社会の現代は30代の女性でもホルモンバランスの崩れから引き起こされる更年期様症状が起こる、若年性更年期障害(プレ更年期)があります。

また、更年期障害は女性だけのものではありません。男性も40代後半あたりから徐々に男性ホルモンの分泌が減少し自律神経が乱れ、さまざまな不快症状を感じる方がいます。男性に発生する更年期障害の発生は女性よりも10年ほど遅れて発生する傾向があり、症状のピークは55歳〜65歳の間に発生します。

更年期障害はホルモンの注射や投薬、漢方などでも治療が行なえ、症状を軽減できます。保険適用治療でもありますので、女性の場合は婦人科、男性の場合には泌尿器科もしくは内科などを受診し治療していきましょう。

バセドウ病

バセドウ病は甲状腺ホルモンの分泌異常で顔の火照りや眼球突出、疲れやすさ、大量の汗、動悸などの自覚症状などがあります。

バセドウ病の原因は不明ですが、過度なストレスや過労など現代社会における生活習慣や遺伝に関係があるのではと言われています。

男性よりも女性の罹患率が高く、男性患者より女性患者の方が4対1の割合で多いことがわかっています。20代〜30代と40代〜50代の年齢に頻発しやすい病気になります。

甲状腺は首の喉仏のちょうど下に位置している器官になります。甲状腺ホルモンは体の全身の代謝などを促す効果のある物質なため、過剰に分泌されることで体にも心にも大きな負担がかかります。

発症者は何らかのアレルギー症状を持っている患者が多く、自己免疫疾患でもある症状になります。

後発しやすい年齢から更年期障害とも混同されやすい病気でもあります。

治療法には甲状腺ホルモンの分泌を抑える投薬治療、甲状腺を一部切除する手術の治療法が一般的です。

高血圧

高血圧になると心臓の動きが活発になります。鼓動があると、そのたびに血液を全身へ送り出すポンプが動き血液がからだに押し出されます。

高血圧になるとポンプにかかる圧が大きくなったり、動く回数が増えたりして大量の血液がからだに押し出されます。

血液で満たされて状態が脳で起こったり、心臓の動きが活発になることで、からだが興奮状態になり、交感神経にまで影響を及ぼします。それにより、イライラしている時と同じ状態になり、顔の火照りを感じます。

高血圧で顔のほてりの症状が発生している場合は、同時に耳鳴りやめまいや頭痛などの症状が合わせて発生することもあります。

食生活などを改善して、塩分を控える、野菜やミネラルをしっかり摂るなどの対策をして症状を和らげていきましょう。水分を多めに摂ることも効果的です。

顔の熱さを感じる時のセルフケア

顔の歪み

生活習慣から引き起こされる顔の熱さを感じる時は、日々の生活スタイルを見直すことで改善されることがあります。

顔の火照りや熱感を感じる時は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経が優位に働くことで、からだが興奮状態になっているのです。

生活スタイルを見直し、交感神経と副交感神経のバランスを整えましょう。

ストレスフリーな毎日を過ごしましょう

大人も子供も、お仕事や学校、ご近所付き合いなどでさまざまなストレスを抱えてしまいがちです。

自分以外の他者とのコミュニケーションは、気を遣ったり、相手を思いやることで自分が我慢したりなど、知らず知らずのうちにストレスを感じているものです。

また、悩み事や心配ごと、不安なことが募ると、なかなか人にも相談できず、自分の中に溜め込んでしまうことになります。信頼できる誰かに話しをしたり、好きなことをしてストレスを発散する機会を作りましょう。

自分自身をリフレッシュ、リセットさせる方法を知っていれば、ストレスに対しても強くなります。

さまざまなつながりで成り立っている世の中なので、ストレスを全くゼロにするのは難しいことです。ですから、ストレスに影響を受けにくいセルフコントロールをすることも大切なことになります。

自律神経の乱れが少なくなると、顔の火照りをはじめとする不快症状が改善することにもつながります。

有効なストレス解消方法

なかなか自分に合ったストレス解消法が見つからない人におすすめなストレスの解消方法を紹介します。

  • 読書
  • お昼寝
  • 運動(有酸素運動)
  • ティータイム

誰にでも出来てストレスの解消効果が高いのがこの4つになります。読書が最もストレス解消効果が高いとされていて60%以上のストレス解消効果が期待できます。漫画でも可能ですので、自分が熱中できる内容の物を良くといいでしょう。

運動に関しては、体力を付けることでストレスを溜めにくいマインドを作ることも出来るのでおすすめです。運動は有酸素運動が有効ですので、筋トレなどの無酸素運動よりもウォーキングやランニングなどの運動を行っていきましょう。

規則正しい生活で心身ともに無理がないようにしましょう。

何事においても、バランスが必要です。

食事、睡眠、入浴など毎日、あたり前に行うべきことが、無理なく当たり前にできていますか?人が生きていく上で、当たり前のように行っている日常も質をよくする意識を持つことで心身に大きな良い影響を与えてくれます。

・食事による対策

食事はバランスよく、主食・主菜・副菜・乳製品・果物をバランスよく。さまざまな品目のものを食べるように心掛けましょう。ゆっくりと時間をかけて、しっかり噛んで食べることが大切です。

・十分な睡眠でバランスを整える

睡眠は十分な時間も必要ですが、眠りの質も重要になってきます。朝目覚めたときに、スッキリとした気分になっていますか?時間的には十分でも、夜中に何度も目が覚めたり、眠りが浅かったりするのは、質の良い睡眠とは言えません。

質の良い眠りには、眠りの環境を作ることも大切になってきます。枕の高さや寝具の硬さ、重さなど。また、部屋の明るさ、騒音等はどうでしょう。眠りの環境を整え、質の良い睡眠を取りましょう。

・入浴でリラックス効果

入浴はリラックス効果が大きく期待されるものです。リラックス状態にあるということは、からだの緊張もほぐれ、副交感神経の働きにより心身ともに落ち着いた状態であると言えます。夏の暑い日であったり、忙しくて時間がゆっくりとれなかったりするかもしれませんが、入浴の際は、湯船にゆっくりと浸かり、リラックス効果を得ましょう。

また、顔の火照りを感じる時は、からだの末端の手足が冷えている場合があり、熱さを感じているのに、実は原因は冷えからきている場合があります。

手足は冷たいのに、顔だけが熱いと思うときは、ゆっくり湯船に浸かってみましょう。

症状にストレスを感じる時は病院受診を

ストレス

からだに起こる不快症状は、一度気になると、例え症状が軽くなっても、完全によくなるまで気になって仕方ないものです。

顔の熱感は生活スタイルを見直すことで改善することもありますが、症状が気になって、眠れない、食欲がなくなるなど、原因が気になり、それが引き金でストレスになっているときは、一度、病院で相談することをおすすめします。

原因がわかると、対処法も見つかるものです。顔の熱感の多くは生活習慣の改善でよくなりますが、時として、何らかの疾患による自覚症状であることもあるので、なかなか改善がみられないときには一度お医者さんに相談しましょう。

具体的な症状がわからずに何科を受診していいかわからない場合には、内科もしくは総合病院で検査を受けてそれから専門家を紹介してもらうと良いでしょう。

掛かり付けの内科を一つ持っておくとあらゆる病気の診断がスムーズに行なえますので、気軽に相談できる医師を近くの病院で見つけておくと良いかもしれませんよ。

まとめ

からだに何らかの不快症状がみられるときは、「もしかして、なにかの病気なのかしら・・・」と不安にあります。

しかし、多くは生活習慣を見直すことで軽減・改善したりします。

まずは、自分自信の生活スタイルに心身ともにストレスはないかを見直し、思い当たるところから変えていってみましょう。

なかなか症状が落ち着かない、その他の自覚症状もある、だんだん症状が悪化しているなどの時は早めに病院受診しましょう。

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