金玉が痛い原因は?病気の可能性や対処方法を紹介!

突然、金玉に痛みがでたり腫れたりするのは、何かしら異常があるサインです。男性は「金玉が痛い!」なんて恥ずかしくて言いにくい人もいるかもしれませんが、我慢して長引かせてしまうよりも早めに治療したほうがいい場合が多いのです。なぜなら、痛みを自覚してから数時間後には命に関わる症状が隠れているかもしれないからです。

金玉が痛いといった場合、もう少し細かく「どの部分なのか」丁寧に見分けることが大事です。なぜなら「睾丸の部分」なのか、「陰茎の部分」なのか、または「鼠径部(そけいぶ)」と呼ばれる股間接周辺から陰茎付け根周辺にかけての部分かによって、考えられる症状や病気に違いがあるからです。

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外的要因と内的要因

外的内的

金玉の痛みには、外的要因と内的要因の2つのパターンが考えられます。

外的要因

さて、金玉が痛むのには大きく分けるとふたつの要因が考えられます。

ひとつ目は外傷です。つまり何かをぶつけて外圧が加わったことによって起こる痛みです。たとえば野球をしていて股間にボールが当たったとか、柔道などの競技をしている時に内股などの技で股間を蹴られるとか、自転車やバイクに乗っている時に事故を起こして、股間部分を車体にぶつけることによってダメージを受けてしまうことが挙げられます。

金玉が外傷によってダメージを受けた場合、冷や汗が止まらず、とくに下半身から力が抜けてしまい立ち上がれなくなります。

ダメージの程度によっては、明らかな患部の腫れや擦過傷、出血がみられることがあります。また腰部、下腹部に長時間に渡って激痛が走ります。初期対応としては、無理に体を動かさずに安静にしていることが大切です。

内的要因

ふたつ目が内的な原因です。とくに感染症や捻転(ねんてん)などで起こるケースが多く報告されています。内的な要因の痛みの場合、外傷に場合に比べて、無視できるような小さな痛みから始まって、徐々に痛みが波のように間隔を空けて大きくなっていくことが多いようです。

初期段階では我慢できないこともない程度の軽い痛みのために「しばらく様子をみてみるか」となりがちです。そのために症状が重たくなってから痛みを訴えることが多く、発見が遅れてしまいます。しかし痛みの原因次第では、へたをすれば数時間から1~2日後には死んでしまう場合もあるため、できるかぎり状況を把握した上で、早めの対処が望ましいとされています。

では、具体的にどんな原因や対処法があるのか、これからみていくことにしましょう。おもに金玉に痛みがでたり腫れていると訴える場合には、「睾丸部」「鼠径部」「陰茎部」の3つの部位に分けて観察をします。部位ごとに現れる症状に違いがあり、また起きつつある状況が変わってきます。

大きくわけると以下の4つの可能性が考えられます。

  • 外傷性の痛み
  • 睾丸の炎症や感染症での痛み
  • 鼠径部の腫れや痛み
  • 陰茎部の痛み

それではさっそくそれぞれについて見ていきましょう。

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外傷性の金玉の痛みの場合と対処法

外傷性の痛み

まずは、外傷性の痛みについてです。

外傷性の金玉の痛みの原因

外傷性の痛みの場合、外的な力を受けた打撲症や機能損傷、皮膚が擦れたことによっておこる皮膚の炎症などが原因として考えられます。外的な力でダメージを受けるため、激しい痛みや出血、腫れなどが起こります。また皮膚の炎症では部位によっては長期間痛みやかゆみ、腫れが続くこともあります。

外傷性の痛みへの対処

野球のボールが当たるなどの外傷の場合、できるだけすぐに患部を冷やしましょう。状態が悪い場合には一週間以上腫れが引かないこともあります。排尿への影響もあることから、泌尿器科に積極的にかかるようにします。またしばらくの間、出血や血尿があります。痛みもなかなかひかないため、入院加療となる場合が多いようです。

皮膚の炎症の場合、摩擦などによって擦れたりして炎症が起きているだけのこともありますが、股間周辺を不潔にしていたことで発症する可能性もあります。この炎症は初期の段階で軽度であれば、皮膚科にかかるなどして軟膏を処方してもらうことで治ります。しかし放置してしまうと、より重症の睾丸の炎症や感染症へと移行する可能性があるため、注意が必要です。

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睾丸の炎症や感染症の金玉の痛みの場合と対処法

睾丸の痛みと炎症

次に、睾丸の炎症や感染症による場合も考えられます。

睾丸の炎症や感染症の金玉の痛みの原因

いくつかの可能性がありますが、主な原因として「壊死性筋膜炎」の可能性があります。これらは俗に言う「人食いバクテリア」と呼ばれるものです。壊死性筋膜炎は幼児や四十代以上の糖尿病患者に多く、また高齢者にもよく見られるとされています。

主に肛門の周りや陰部の周りに発症しますが、股間の周辺は汗がたまりやすいために不潔になりやすく、またそのために細菌の活動が活発化しやすいともいわれています。

発症してすぐはほとんど痛みもありませんが、下腹部への違和感が生じることで気がつきます。そして数時間のうちに陰部周辺の筋組織が次々と壊死していくことで症状が過激化します。

痛みが時間と共に強まっていき、同時に皮膚表面に赤い斑点が浮き上がってきますが(そこが壊死している部位になります)、放っておくと急速に斑点が広がりはじめ、場合によっては手遅れとなります。

睾丸の炎症や感染症の痛みへの対処

主に細菌の種類にあった抗生剤の投与で治療をします。うまく抗生剤が適応した場合には、数時間のうちに症状が緩和され、症状が落ち着いていくのが分かります。また抗生剤を投与する以外の有益な対処法がとくにないため、とにかく早期に病院にかかって検査をし、症状にあった抗生剤を投与することが何より優先されます。

また抗生剤を投与すると共に、壊死した組織をデブリードマン処置するなど外科的な対応で患部を除去する場合もあります。

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鼠径部の腫れや痛みの場合と対処法

鼠径部の腫れ

鼠径部の腫れや痛みの場合について紹介します。

鼠径部の腫れや痛みの原因

これはほとんどの場合、「捻転(ねんてん)」と呼ばれる現象が原因となって起こります。代表的なもので「鼠径ヘルニア」があります。太ももの付け根にある腹壁からはみでて、腸管の一部分が陰嚢部分に押し出てくることによって症状が現れます。

当初は起きている状態に比べて、痛みがないためほとんど人が気がつきません。ただし、腸管の一部が鼠径部分や陰嚢部分に空いた小さな空間にはまりこんでしまい、状況が進んでいくと元の位置に戻らなくなるため、見た目上はぷくっと腫れて、痛みよりも先に、見た目で異常があることが分かります。

その状態が数時間以上しばらく続いた後に、はみだした腸管の一部の血液の流れが手痛いし血が供給されなくなることで、腸管の一部が壊死しはじめます。この段階になると明らかな痛みが現れて、冷や汗をかいたり、発熱したり、大の大人が叫ぶ声をあげるほどとなり、場合によっては動けない激痛に襲われます。

また、似たような鼠径部の腫れとして「ムンプス」と呼ばれる症状もあります。これはいわゆる耳下腺が腫れる「おたふく」にかかった状態であり、耳下腺の代わりに鼠径部が腫れ、痛みや熱を伴います。一般的に、おたふくというと耳下腺の腫れが目印と思いがちですが、鼠径部が腫れるケースがあると知っておくといいと思います。

もしも万が一、年齢が青年期以上で発症した場合、不妊症の原因になるとされているため、子どもが欲しい場合には要注意となります。おたふくは流行性であるため、そういった時期は人混みに出ないようにしたり、常時マスクをするなど、発症する前に積極的な対策を施してください。

鼠径部の腫れや痛みへの対処

まずは早期発見が大切です。鼠径部分、陰嚢部分の形の異常、腫れがある時には捻転の可能性と鼠径ヘルニアを疑いましょう。数時間以内に病院で検査をしてもらいます。

鼠径ヘルニアが見つかった場合には腸管がはみ出さないように、また元の位置に戻るように鼠径部分の空いた空間を閉じて修復をします。症状が軽い場合には、手術に至らない場合もあります。

ムンプスの場合には、劇的な対処法がないため、とにかく冷やしながら鎮痛剤、解熱剤を使って経過観察することになるようです。おたふくが流行している時期はできるだけ人混みに出ないことや、マスクや手荒いをすることを心がけましょう。

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陰茎部の痛みの場合と対処

陰茎部の痛み

最後に、陰茎部の痛みについて紹介します。

陰茎部の痛みの原因

痛みの部位が陰茎部や尿道の場合、膀胱炎や前立腺炎の可能性が考えられます。幅広い年齢に起こりますが、とくに四十代以上に多いとされています。

おしっこに血が混じったように赤みがかるとか、おしっこをするたびごとに痛みが伴うといった場合には、膀胱炎や前立腺炎を疑うことになります。

また前立腺炎については、最近になって「クラミジア」によって感染・発症するケースも報告されています。陰茎部への痛みなどの症状が出る前に、性行為があった場合には、性感染症をいち早く見つけるために検査を行う必要があります。

陰茎部の痛みへの対処

長時間のデスクワークを控える。またバイクの運転や自転車での長距離の異動なども止めるようにしてください。また陰茎部の炎症などが起こりやすいため、飲酒は極力避ける。また下半身を冷やさないように暖かくする。可能ならば毎日浴槽にお湯を張って、風呂につかることで症状が緩和できます。

またもし性行為後の発症が気になる場合には、できるだけ早めに泌尿器科などの専門医に診てもらうことをおすすめします。

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まとめ

金玉が痛い時には、外傷的なものであれ内的なものであれ、恥ずかしがらずに異常を認めて、できるだけ早めに近医で診てもらうことが大切だということが分かります。

痛みのある場所が場所なだけに我慢しがちですが、とくに組織が壊死していく症状や腸管捻転による症状については、数時間以内に対応が求められる命にかかわる状態ですので、いつもと違っておかしいと思ったらすぐに行動に移すことが大切です。

外傷の痛みの初期段階では、安静にしてとにかく冷やす

斑点や発疹が見られる痛みの場合、躊躇せずにすぐに近医で診てもらう

捻転や人食いバクテリアの場合、放置してしまうと最悪のケースで数時間から1~2日以内で死ぬ場合もある

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