膣内射精障害とは?症状や原因、治療方法を知って対処しよう!

膣内射精障害という症状をご存知でしょうか?これはその名の通り、性行為の中で男性が膣内で射精ができない状態です。意図して起こるものではなく、心にも大きな負担となることがあります。

性行為はパートナーと気分が高揚している中で行われます。その中でこのような症状が起きてしまうことは、男性のみならず、女性にも違和感を感じさせてしまうかもしれません。

では、この症状は一体どのような原因で起こるのでしょうか。また、改善や治療法といった今後克服するための方法についてもみていきましょう。

膣内射精障害の原因とは?

悩み

膣内射精障害の原因は大きく2つあると言われており、以下があげられます。

単純な射精障害

自慰行為を特殊な方法で行っている場合、実際の性行為とのギャップから射精障害が起こることがあります。特殊な方法として具体的に以下があげられます。

強く握る自慰

刺激の強い自慰は、射精するに必要な刺激の容量を大幅に上げることにつながります。性行為で刺激が満たされない、刺激が弱い場合、射精障害の原因になるでしょう。

床に押し付ける自慰行為

性行為ではペニスを挿入するという行為が行われます。しかし、床に押し付ける等の自慰行為をしていると、刺激の感じ方が変わってきます。これもまた刺激が足りなくなり、射精障害の原因になります。

逆行性射精

膣内射精障害とは少し異なりますが、逆行性射精という症状もあります。これは通常、射精時に射出される精子が膀胱内へ流れてしまうという症状です。

絶頂感はあるものの、精液がペニスから出てきません。また、量が少ないといったこともあるので、症状の発見が遅れることもあり、注意が必要でしょう。

まずは膣内射精障害の原因に気づくということがポイント

気づく

性行為をしているとき、どうしても絶頂感を感じることができない。そんなとき、もしかしたら普段している自慰行為になんらかの問題があるのかもしれません。

特に特殊な方法での自慰行為は、癖になってしまうこともあるでしょう。それが長く続けば続くほど、症状が悪化してしまうことがあります。

膣内射精障害において、まず気をつけたいのはこれら行為に症状の原因があるのだということ。そして、それを改善していく必要があるということです。

膣内射精障害はどう治療していく?

治療

パートナーとの性行為の中で絶頂を感じないまま終わることが多い。そのような人はもしかしたら膣内射精障害かもしれません。

では、症状に気づいた時、どのように治療していくのでしょうか?具体的には以下の7つがあります。

特殊な自慰行為は控える

先に述べたように床等を使ってペニスを擦りつけるような自慰行為は射精障害の原因になります。この行為をまず控えるようにしましょう。

優しい自慰行為を行う

強い刺激を与え続けると、刺激の弱い性行為では絶頂感を感じにくくなってしまいます。普段から強く握るような自慰は止め、優しいく扱うようにしましょう。

自慰行為の頻度を少なくする

性行為をする際、それ以前に自慰行為をしていなければ絶頂を感じやすくなります。普段から行っている自慰行為の数そのものを減らす、いわゆるオナ禁をしてみましょう。

コンドーム・マス法

膣内射精障害の治療ではコンドームを使うことがあります。それがコンドーム・マス法です。これは以下の手順で行っていきます。

  • コンドームの中にゼリーを入れます。
  • 全体にゼリーが行き渡るようなじませます。
  • その後、ペニスに装着し、自慰行為を開始します。

注意点としては強い力で行わないこと。あくまで膣内と同じ圧力を想定し、優しく握るようにしてください。これを続けていくうちに、症状が改善されるでしょう。

腰を使うことを意識する

射精できない理由として、性行為中の腰の振りを意識していないことがあげられます。腰を十分動かせないとペニスへの刺激が少ないからです。性行為中は腰を動かし、十分に刺激が伝わるよう意識してみましょう。

その他のグッズを利用してみる

膣内を想定したグッズはたくさん販売されています。これらグッズを利用して、自身の症状を改善してくことも可能です。

自信がつくまできちんと続ける

自信

射精障害は長い習慣と癖によって形成されます。そのため、体が慣れるまで時間がかかるものです。それは1日や2日で治るものではないでしょう。それこそ数ヶ月程度要することもあるようです。

ですが、きちんと継続していけば症状を改善することができます。自信を持って性行為に挑むことができるかもしれませんし、過去の嫌な思いを振り切ることもできるでしょう。

きちんと1つ1つ実践し、続けていくようにしてください。時間こそかかりますが、その努力は報われる日が必ずくると思いますよ。

パートナーとの関係性を保つために

パートナー

膣内射精障害はその症状よりも、精神的に負担をかけることがあります。特に男性であれば「男性としての価値があるのだろうか」と思い悩むこともあるかもしれません。

性行為という特別なシーンで、お互いが気持ち良くなれず、なんとなく申し訳ないような感じになってしまう…それは自信の喪失に繋がるかもしれませんよね。

膣内射精障害に陥ってしまったとき、どのようにしてパートナーと関係を保てば良いのでしょうか?このことについて詳しくみていきましょう。

男性目線の膣内射精障害

男性のシンボルであるペニスが正常に機能しない。これほど精神的にショックを受けることはないのかもしれません。では、このようなとき、症状をどう解釈すればいいのでしょうか。

まず、大切なのは症状を受け入れること。射精障害という事実をありのままに受け止めてみてください。症状はただ存在しますが、それがあなたという人を否定しているわけではないということを受け入れてみてください。

そして、次に原因を探ること。先に述べたように生活の中でいろいろなことが原因となって症状は起こります。人とは違う自慰行為をしているのであれば、改める必要があるでしょう。

最後に症状を治すために改善すること。それは治療の部分でも述べました。治療法を日々実践することで症状を改善することができるtでしょう。

射精障害というたった1つの症状があなた全体を否定するわけではありません。また、症状は改善できます。一歩一歩治療していくようにしましょう。

女性目線の膣内射精障害

もしもパートナーが射精障害であったとき、どう対応するのが正しいのでしょうか。自分の複雑な気持ちと共に、相手の気持ちを考えてあげる必要があります。

最も大切なのは、相手をそのまま受け入れることだと思います。症状があるからといって、パートナーそのものが変わるわけではありません。症状もまとめて受け入れてあげるのです。

その気持ちは言葉や行動で表してあげてみてください。相手は不安やプライドが傷ついていることもありますから、気持ちを汲んであげてください。

反対にあからさまな態度や言動は注意が必要です。「そんなこともあるけど、あなたはあなた」というようなスタンスが意外と大切なことなのかもしれません。

今後2人のよりよい未来のために、できることを考えてみてください。決して傷つけるような行動はしないようにする。反対に相手が不安に思っていることを考えてみる。これが良好な関係性を結ぶ重要なポイントだと思います。

膣内射精障害と不妊

不妊

膣内で射精ができないものですから、それは直接的な不妊の原因になります。また、男性自身、自分のせいで不妊につながっていると思うと自尊心が傷つけられることもあります。

では、このような不妊の問題に対してどのように対応していけばいいのでしょうか?

まずは症状の改善から

膣内射精障害はきちんとしたステップを踏んでいけば、改善できる症状です。それはもちろん、男性だけではなくパートナーの手助けも必要でしょう。

いろいろな原因を洗い出し、その原因を1つ1つ解決していく。これが地道ではありますが、確実な治療なのです。少しの我慢ですが、不妊症の解消のためにも進んでいきましょう。

メンタルのケアも必要

自分が原因で不妊になっている。そんな自責の念が男性の心の中を支配することがあります。そんなとき、メンタルのケアも必要になってくるでしょう。

これは特に女性側の手助けが必要でしょう。男性は自信がないと、すぐに挫折してしまうことがあるかもしれません。それは2人の関係の崩壊をも招くことがあるでしょう。関係を良好に保つためにも、きちんとしたコミュニケーションを取るようにしてくださいね。

手段としての人工授精

自然な受精が難しいとき、人工授精があります。卵子と精子をそれぞれ取り出し、人工的に受精させてから、お腹の中に再度戻すという方法ですよね。不妊治療の1つとして、大きな成果を上げている方法です。

治療に専念したものの、あまりよい結果を得られないとき、このような方法も選択肢に入れるというのも一つの手だと思います。数多くの人が治療を受けていますから、一歩踏み出してみるというのもいいのかもしれませんよ。

まとめ

希望

2人の関係性に大きな亀裂を生む可能性のある膣内射精障害。ですが、症状はその人を否定しているわけではありません。きちんと治療を行っていけば症状を改善することもできます。

確かに性行為の中で絶頂を感じられないというのは、お互いショックなことかもしれません。しかし、2人で一緒に改善することは十分可能です。

ただただ症状に落ち込むのではなく、「これからどんなことができるだろうか」と2人で考えることが治療のために大切なことなのかもしれません。

症状1つで関係性を崩壊させる必要はありません。それはとても悲しいことだと思います。そうではなく、症状と向き合い、行動していくこと。これが大切なのではないかと思います。

ぜひ、自身の生活の中にある原因を見つけ、それを改善していくようにしてください。きっと自信を取り戻せる日が来ると思いますよ。

  

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする