喉の腫れが痛い!原因や考えられる病気について知ろう!

喉の腫れは、体に生じるトラブルの中でも、比較的多い症状の一つです。特に、空気の乾燥する冬場や、冷房の聞いた建物内などに長くいると、喉を痛めてしまうことがよくあります。

でも、「どうせ風邪でしょう?よくあることだから」と放置していると、思わぬ重い病気が隠れている場合もあります。

ここでは、喉の腫れの原因と、その対処法について紹介していきます。

◆喉の腫れとは?

喉

一般的に、鼻の奥から気管の始まりの部分までを喉と言われます。

喉の腫れは、喉が炎症を起こしている状態です。その原因はいろいろありますが、主に、細菌やウイルスへの感染が引き金となって起きるとされています。

また、喉が腫れると、咳が出たり、喉だけでなく関節にも痛みが発生することもあります。

◆喉の腫れの症状

のど 女性

それでは、喉の腫れという症状から、どのような病気が考えられるのか、主なものを紹介していきます。

○咽喉頭炎

咽喉頭炎とは、簡単に言えば、風邪で喉が腫れることです。朝、起きるとどうも喉が腫れているな、と感じたら、咽喉頭炎かもしれません。

これは、喉の乾燥によって、喉に付着したウイルスや細菌が増え、炎症が発生してしまった状態です。特に、空気の乾燥する冬場に咽喉頭炎になりやすいようです。

喉が腫れ以外の咽喉頭炎の症状としては、食べた物を飲み込もうとした時に感じる喉の痛み、発熱、痰や咳、頭痛、リンパ腺の腫れ、などが挙げられます。

このような症状が見られる場合には、耳鼻咽頭科や小児科、内科を受診するとよいでしょう。通常、うがい薬や咳止め、風邪の一般的な処方に用いる鎮痛剤やトローチなどの薬が出されるようです。

○扁桃炎

扁桃炎とは、子供がかかることが多い病気の一つで、扁桃腺が炎症で腫れている状態を言います。

扁桃腺とは、リンパ腺の一種で喉の奥にあり、細菌やウイルスに感染すると、腫れてきます。いわゆる風邪の一種が急性扁桃炎で、疲労の蓄積による免疫力の低下が引き金となる場合もあります。

症状としては、咽喉頭炎とほぼ同じですが、その他には、喉の奥が赤くなったり、のどちんこが腫れたりします。

また、喉の奥に白い粘膜や膿が発生したり、耳の痛みを感じたりします。

おかしいなと思ったら、耳鼻咽頭科や小児科、内科を受診するようにしましょう。細菌の感染を抑える効き目のある抗生物質や、鎮痛剤やうがい薬などを服用することが多いようです。

詳しくは、扁桃炎はうつるの?症状や種類について!を読んでおきましょう。

○インフルエンザ

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染が原因のかぜ症候群の一つですが、大規模な流行を起こすことと、発熱、全身倦怠その他の全身症状が強く現れることが、他のウイルスによるかぜ症候群とは違う点です。

症状としては、全身症状が強いのが特徴です。熱は、発病と同時に高くなり、2~3日のうちには38~39度かそれ以上に達し、鼻水や喉の痛みに加えて、頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛などの痛みが強くなります。

内科を受診し、抗インフルエンザウイルス薬や痛み止めなどの処方を受けましょう。

◆喉の腫れと間違えやすい症状の病気

リンパ腫

ここまで見てきたように、一般的に喉の腫れは細菌感染によるものが多いようです。しかし、実は、もっと重い病気の場合にも、喉の腫れを感じる場合があるのです。

ここでは、間違えやすい病気を幾つか紹介していきます。

○甲状腺の病気

甲状腺とは、のどぼとけの下にある、代謝を正常に維持するためのホルモン分泌器官です。

この甲状腺の病気で有名なのが、バセドウ病と呼ばれる免疫疾患で、症状として甲状腺の腫れが現れるため、喉の腫れと感じることがあります。

喉が腫れているのに痛みがない場合には、甲状腺の異常かもしれません。バセドウ病については、バセドウ病の初期症状とは?チェックする方法を紹介!を読んでおきましょう。

○リンパ腺の病気

人体には、リンパ腺という血液組織の流れる場所があります。そのリンパ腺は、体のあちこちで集まっています。これらをリンパ節といい、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ免疫機能や、体内の老廃物や水分を排出する機能があります。

首の部分にもリンパ節があり、ここが腫れるのには、咽頭炎や扁桃炎の他に、悪性リンパ腫という血液のがんの一種が原因となっている場合も考えられます。

喉の腫れているのに痛みがなかったり、体重が異常なスピードで減ったり、首以外のリンパ節も腫れるようならば、速やかに内科を受診しましょう。

受診した時には、特に、痛みがないことを伝えておいた方がいいでしょう。悪性リンパ腫については、悪性リンパ腫の生存率って?種類や症状、再発の可能性についてを読んでおきましょう。

○逆流性食道炎

胃の内容物とともに胃酸が食道に逆流し、ただれてしまうことによって、胸焼けや痛みが生じることがあります。時には、逆流が喉の近くにまで達し、喉が腫れているように感じることがあります。

食べ物が飲み込みにくかったり、胸焼けのような痛みを感じる場合には、この逆流性食道炎の場合がありますので、内科を受診してください。

○ヒステリー球

ヒステリー球とは、大きな病変が見当たらず、心理的なことが原因で喉に異常を感じるもので、咽頭神経症ともいいます。最近、中年の人にヒステリー球を訴える人が増えており、特に更年期の女性に多く見られます。

症状としては、何かが引っかかっているようだという異物感、圧迫されているような感じ、何かが溜まっているような、締め付けられるような感じなどが多く、喉にあめ玉のような丸いものが引っかかっているようだと訴えるのに、実際には何も見当たらないものをヒステリー球と呼びます。

治療としては、X線や内視鏡検査などで咽頭異常感を起こす病気がないかどうか確かめたあと、精神的なストレスや心理的な要因が関係しているとかんがえられるときには、カウンセリングなどが効果的だと考えられています。心療内科や精神科の受診をするのが適当のようです。

このように、喉の腫れには痛みの有無が大切です。

◆喉の腫れの治療法や対策は?

薬

喉の腫れの治療・対処法は、主に、炎症を抑える治療が施されることが多いようです。いくつか見ていきましょう。

○薬の服用

喉の腫れは喉の炎症が原因となっていることが多いため、病院では、一般的に、炎症を抑える鎮痛剤や抗生物質、うがい薬などが処方されるようです。

○水分の補給

喉の粘膜が乾燥すると、炎症を引き起こしているウイルスや細菌が繁殖しやすい環境になります。そこで、水分補給を絶やさないようにして、喉の免疫力を維持するのが重要です。

○疲労の回復

体の免疫力が低下していると、喉の腫れが悪化する場合があります。喉が腫れていると感じたら、疲労回復に努めるのが効果的です。

○喉に優しい食品を選ぶ

喉に炎症を起こしている場合には、例えば、おかゆやヨーグルト、野菜スープなど、温かく、柔らかいもの、低刺激のものなど、喉に優しい食品を選ぶようにしましょう。

○扁桃炎が重症だと切開治療をする場合も

扁桃炎を繰り返して慢性扁桃炎となってしまうと、扁桃腺に膿がたまってしまうため、切開して膿を出す手術が必要になる場合も考えられます。

◆喉の腫れを予防するには?

蒸気

こじらせてしまうと大変な、喉の腫れ。できることなら予防して、症状を防ぎたいですよね?

それでは、喉の腫れを予防するには、どのような方法があるのでしょうか?幾つかの方法を紹介しましょう。

○室内の空気の乾燥を避ける

空気が乾燥しがちな冬の季節は、暖房やストーブなどの影響で、さらに湿度が下がってしまうことが多いようです。

喉が乾燥すると、細菌やウイルスが喉の粘膜で繁殖してしまいますので、なるべく室内の湿度を維持することが重要です。

その際のちょうどよい湿度は、50~60%と言われていますので、部屋に室温計を準備して、湿度が低い場合には、加湿器を使って湿度を適切に保つように心がけましょう。

○手洗いや手袋で感染を防ぐ

ウイルスは、様々な経路で感染します。中には、ノロウイルスなど、手で触れた箇所を介して感染が広がって行くこともあります。

1日外出していると、ドアノブや電車のつり革など、不特定多数の人が触れるため、私達の手には、いつの間にか様々なウイルスが付着しています。

そこで、外出の際には手袋を着用するようにして直接手でつり革などに触れないようにし、帰ってきたら手洗いを心がけるようにしましょう。また、インフルエンザウイルスなどにはアルコール消毒が効果的ですので、準備しておくとよいでしょう。

○マスク、うがいをこまめに行う

ウイルスは、飛沫感染といって、くしゃみや咳などによって感染が広がることも多いため、マスクの着用やうがいをこまめに行うことが、感染予防に有効だと言われています。

ちなみに、マスクは、呼気の中に含まれる湿気を閉じ込めるため、着用によって喉の乾燥を防ぐことができます。冬場は、予防のためにマスクの着用をするのが効果的だといえるでしょう。

この時の注意点としては、マスクの使用期限を守ることです。咳やくしゃみに含まれる細菌が、マスクに付着すると、時間が経てば経つほど増殖していきます。

せっかく健康のために着用したマスクが、逆に健康を害する元となってしまっては本末転倒ですので、気をつけていきましょう。

◆まとめ

医師

いかがでしたか?

まず、喉の腫れを感じたら、痛みの有無を確認しましょう。痛みを特に感じない時には、通常のかぜ症候群とは違って、喉にある器官そのものが重い病気にかかっている可能性も考えられますので、すぐに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

また、痛みがある場合、インフルエンザなど、他の人に感染させる危険性がありますので、できるだけ早く病院で指示を仰ぐようにしてくださいね。

  
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