赤ちゃんの奇声!原因や対処方法を知っておこう!

赤ちゃんは小さいながらも、私たち大人と同じような体の機能を備えて生まれてきます。それぞれの程度はまだまだ未熟です。言葉は話せませんが、声を出すことはできますし、ぼんやりですがものを認識し、光を感じることもできます。また、耳は生後まもなくから聴力検査をすることも可能です。

赤ちゃんは体の成長とともに、身体機能もどんどん成長しています。目に見えるところだけではなく、目に見えない部分の成長により、五感をはじめとした様々な感覚や心が育っていくのです。

成長を感じるのは、ママやパパにとってとっても嬉しいことで、日に日に赤ちゃんを愛おしく感じることと思います。しかし、赤ちゃんのお世話とは決して楽なものではなく、時には大変に思うことや、不快に感じることもあると思います。

赤ちゃんが成長し、自己主張ができるようになると尚更です。赤ちゃんも一人の人間です。言葉を話せないうちは様々なかたちで気持ちを表現してきます。

ここでは、赤ちゃんが奇声を発することについてその理由や対処法などを体験談を交えてご紹介します。

赤ちゃんはなぜ大きな声を出すの?

言葉を話せるようになって、おしゃべりできる年頃であれば、「小さな声でおしゃべりしようね」という注意も理解できますが、赤ちゃんにはなかなか伝わらず、時と場合によっては、周囲のことが気になり困ってしまいますね。

赤ちゃんがなぜ大きな声を出すのか理解できると、対処法が見えてきますね。

月齢別に見る赤ちゃんの奇声

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・生後2~3ヶ月ごろ

この頃の赤ちゃんは「夕暮れ泣き」や「たそがれ泣き」で大きな声を出す子がいます。これには個人差があり、まったくない子もいれば、少しぐずって抱っこしてあげれば落ち着く子もいれば、長い時間叫ぶように泣いて、ママがどんなにご機嫌をとっても1時間以上泣き続ける子もいます。

泣き方がひどいとママは本当に大変です。夕暮れ泣きははっきりとした理由は分かっておらず、だんだん日が暮れて暗くなることに不安を覚えているとか、日中の疲れが出て機嫌が悪くなるなどそのいわれは様々です。

☆体 験 談☆

我が家には三人の子どもがいますが、一人目の長男の夕暮れ泣きがとにかくひどかったです。初めての子育てで、色々と慣れないこともあり、産後1ヶ月半ほど実家で過ごしました。その間は特に困ったこともなく、産後の体をゆっくりと癒しながら、赤ちゃんとの生活にも慣れ、自宅に戻りました。夕方は食事の準備や、お風呂の準備など主婦にとってとても忙しい時間。

生後2ヶ月になる頃、いつもはあまり手のかからない子が突然、グズグズし始めました。いったん家事の手を止め抱き上げると・・・火が付いたように泣き始め、あやして、歌っても、まったく泣き止まず、お熱があるのかな?お腹が痛いのかな?お尻がかぶれて痛いのかな?などいろいろ考えました。授乳も、おむつ交換もした後だったし、それまでの様子から見ても体調を崩しているとは思いにくく、ひたすらあやすこと1時間。泣きつかれるように眠りました。

その後も、夕方6時頃にになると、叫ぶように泣いてなすすべがない状態が2週間以上続きました。どんなにあやしても、赤ちゃんが好きだと言われるビニール袋をこすり合わせる音を出しても、外に連れ出しても、泣き止むことはなく、夕方になると私のほうがビクビクするようになりました。

三人のうち夕暮れ泣きをしたのは一人だけ。その当時は、どうしたらいいのだろう・・・と途方にくれましたが、過ぎてしまった今となっては子育てのいい思い出となっています。

赤ちゃん 兄弟

・生後4ヶ月~1歳前後

生後半年もすると赤ちゃんは周りの音をしっかりと認識できるようになるため、自分の声と周りの音・声の違いが分かるようになります。

この頃になると声を出すことそのものが、赤ちゃんとって楽しい遊びになり,突然大きな声を出したり、くり返し大きな声を出したりします。

その理由は、出す声の大きさやトーンを楽しんで遊んでいる、周囲の興味を引きたくて声を出している、つまらないという意思表示、なにか気にいらないことを表している、眠たいなど様々なようです。

☆体 験 談☆

我が家の三人目は、夕暮れ泣きはありませんでしたが、生後6ヶ月頃からキャーキャーと大きな声を出すようにになりました。不機嫌なわけではなく、おもちゃや、語りかけで遊んでいる最中が主でした。キャーキャーというものの、音量としてはあまり気にならないレベルでした。しかし、遊びの幅も増え、色々な意思表示もできるようになった10ヶ月頃、ところかまわず、キャー!っと奇声をあげるようになりました。6ヶ月頃の遊びのなかでのものとは違い、日常生活のなかだけではなく、お店や公園、育児サークル、バスの中などの人がたくさんいるところでもお構いなしでした。

はじめは何か気に入らないことがあって癇癪を起こしているのかな?と思いましたが、ご機嫌が良くても突然、奇声を発しました。

その音量と耳の奥を突くようなトーンは不快になるほどでした。

突然の奇声に周りがびっくりしたり、嫌な気分になっているのではないだろうかということが気になり、いつの日か育児サークルへも行かなくなってしまいました。

この奇声はいつまで続くのだろう、なにか障害があるのではないかなど色々と心配しましたが1歳半前にはすっかりなくなっていました。

赤ちゃんの奇声 いつまで続くの?

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ところ構わず大きな声を出すと、周囲の反応が気になり、早くやめてくれないかな・・・という気持ちになりますね。

これには、はっきりした原因が分かっていない。また、個人差があることからはっきりと、いつまでとは言えません。赤ちゃんの様子を見守りながら、これも成長段階だと受け止めてあげましょう。

徐々に言葉を理解し、意思表示出来たり、単語を話せるようになるとだんだんと落ち着いてきます。

奇声をあげるときの対処法

原因がはっきりと分かっていないものは、解決法や対策法を見つけることも容易いことではありません。人が集まるところなどでは、特に静かにしていてほしいと思うのも普通なことです。しかし、口を塞いだり、おおきな声で怒鳴ったりするわけにもいきません。

きっと、一瞬であっても、赤ちゃんが夢中になったり、ママがホッとできるなにかがあると思います。色々な方法を試して、子育てのいろんな鍵を増やしていきましょう。

具体的な対処法

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  • 日中であれば思い切り声をあげても気にならないような公園や広場に連れて行く。
  • 赤ちゃんの口元を優しく、小刻みに触れて「あわわわ~」と言って遊ぶ。
  • 奇声をあげたタイミングで、「わっ!」と驚かせてみる(驚いて泣かない程度に)
  • くすぐってみる。
  • 口に人差し指を当てて、「静かにしようね。」と教えてあげる。
  • 一緒に大声を出して、赤ちゃんに共感してみる。

この他にも、まだまだママならではのアイディアがあると思います。いろんなことを試してみましょう。ピタリと止むことは難しいかもしれませんが、一瞬であっても、気の休まる瞬間が見つかると思いますよ。

☆体 験 談☆

どこへ行っても、突然奇声を発する我が子に、色々な方法を試しました。

まずは、よく行っていた育児サークルは周りのお友達がびっくりして泣き出したりするので、しばらくお休みし、公園や広場で思いっきり遊びました。変わらず、奇声は発するのですが屋外なので、周囲をあまり気にせず過ごせました。

静かにしなければならない所へ出かける時は、可能な限りパパにみていてもらったり、母やお友達に預けるようにしました。

室内では、くすぐったり、一緒に大声を出してみたり、手を叩いて笑ったり・・・色々なことを試しました。遊びの延長のように接することがほとんどでしたが、時には疲れていたり、体調が悪かったりして「お願いだから、静かにして!」と、大きな声を出してしまったこともありました。

まだ、言葉をきちんと理解できない赤ちゃんですが、ママが嫌な表情をしているのは分かります。その様子を見て、自己嫌悪に陥ることもよくありました。

赤ちゃんのお世話は大変なことも多く、ママの気持ちに余裕があることが一番だと思います。いろんな人と話をしてみたり、気軽に相談したり、アロマやハーブティーや音楽や読書を楽しんだりママのリフレッシュできる時間も上手に作ることをおすすめします。

もしかして障害があるの?

奇声をあげるのは、個人差があり、赤ちゃんの個性でもあります。

しかし、周囲が驚くような「キャーキャー!」という奇声をあげ続けると「この子はもしかして発達障害があるのかしら?」と不安になることもあると思います。様々な心配ごとはありますが、発達障害の診断がつくのは3才以降と言われています。赤ちゃん特有の奇声は大半の子がその頃には落ち着いていると思います。

心配な時には、乳幼児健診や育児サークルなどの保健師さんなどに相談してみましょう。

ま と め

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赤ちゃんの奇声は時と場合によっては、とっても困ったものですね。「静かにしてね」とお願いしても、なかなか理解してくれるものでもありません。いつか、おさまるものと思い、上手に付き合っていくしかありませんが、きちんと「○○だから、大きな声を出したらダメよ」とその度に、語りかけてあげましょう。

そのときは、理解できないかもしれませんが、赤ちゃんにもママの気持ちは伝わります。また、そのような習慣をつけていると、言葉が分かり会話ができるようになる頃、コミニュケーションをとる時に役立ちます。

子育ては楽しく、嬉しいことばかりではなく、大変なことも、泣きたくなることもあります。

ママがひとりで抱える必要はありません。時には周囲の助けてくれる人たちに甘えて、しっかり息抜きをしましょう。また、たくさんのママとお話ししてみると、皆さん色々な子育ての悩みを抱えていたりもします。時に救われ、時に救い、育児をしているママだからこそ共感できることもたくさんあると思います。

心に余裕を持ち、笑顔で子育てできたら素敵ですね。赤ちゃんの奇声は、成長の証と受け止めてあげましょう。いつか、きっと、終わるときがきますよ。

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