赤ちゃんが生まれると、ママは休む暇もなく赤ちゃんのお世話が始まります。授乳やオムツ交換、お風呂、寝かしつけなどなど、本当に大忙しです!
産後間もない上に、夜間も定期的に授乳タイムがあり、まとまった睡眠時間もあまりとれない時期ですので、少しでも負担にならずに、スムーズにお世話ができれば嬉しいですね。
ここでは、数ある赤ちゃんのお世話の中で、「沐浴」についてのコツやポイントをご紹介したいと思います。
この記事の目次
沐浴のための準備
新生児期(生後4週間まで)の赤ちゃんは大人と一緒にお風呂に入らず、ベービーバスなどの新生児用のバスグッズを使って湯船に浸かったり、体をきれいにします。
沐浴は体をきれいにするだけではなく、赤ちゃんを裸にして全身の皮膚の状態などを観察することもできるし、血液の循環や新陳代謝を高める効果もあります。また、赤ちゃんとの楽しいスキンシップの時間でもありますね。
どうして大人と一緒に入ったらいけないの?
普段、家庭で使われているお風呂は湯気によって温度や湿度が高く、大腸菌やぶどう球菌やクロカビなどの雑菌が繁殖しやすい環境にあります。日頃、入浴している私たちは、普段のお風呂掃除で清潔に保つことで問題なく入浴できています。
しかし、生まれたばかりの新生児期の赤ちゃんは、まだ抵抗力が弱く,細菌にも感染しやすいといわれています。お風呂場に繁殖する雑菌の中で、大腸菌は髄膜炎を、ぶどう球菌はとびひを、クロカビはぜんそくなどのアレルギーを引き起こし、長引かせる原因であることがわかっています。
赤ちゃんは、お風呂のお湯を口にしたり、バスグッズに口が触れたりして、細菌を身体に取り込んでしまう可能性があります。このようなことから、抵抗力の低い新生児期の赤ちゃんが大人と一緒に入浴することはおすすめしていません。
沐浴に必要な道具
赤ちゃんの沐浴をするために準備しておくものをご紹介します。産院から退院したらすぐに必要なものです。臨月に入る前に早めに準備しておけば安心ですね。
☆必要な道具☆
ベビーバス・清水用バケツ・洗面器、手桶など・ベビー石鹸or沐浴剤・温度計・ガーゼ(顔用・体用)・沐浴布・バスタオル・湯上りケアグッズ
ベビーバス・・・床置きタイプ、エアータイプ、シンクタイプ、マットタイプなど様々なタイプのベビーバスがあります。安定感があったり、コンパクトになり収納の心配がいらなかったりと、それぞれに長所があります。
沐浴する環境や好みに合わせて選びましょう。主に新生児期だけに使うベビーバスは必ずしも購入でなくても、レンタルを利用してもいいですね。
清水用バケツ・・・赤ちゃんを洗い終わった後や、顔を拭くときときに使用します。ベビーバスの横に置いておいてきれいなお湯を使用したいときに使いましょう。
また、冬場はベビーバスの温度も冷めやすいので差し湯用の少し熱めのお湯を準備しておくのにも使えます。
洗面器、手桶・・・赤ちゃんに掛け湯をするのに使用します。赤ちゃんをベビーバスで支えた状態で使用するので取っ手のついた小さいものがおすすめです。
ベビー石鹸、沐浴剤・・・赤ちゃんのお肌はとってもデリケートなので、大人と同じものではなく刺激の少ないベビー石鹸を使います。固形のもの、ボディーソープタイプのもの、泡で出てくるものなど様々なタイプがあります。
いずれも、赤ちゃんを支えながら、片手で使うことをイメージして沐浴する人が使いやすいと思うものを選びましょう。産院やお店のベビーコーナーや赤ちゃん雑誌等に試供品などがあるので使用感を事前に確認しておいてもいいですね。また、ベビー石鹸ではなく、沐浴剤の利用でも構いません。
沐浴剤は洗浄効果もあり、かけ湯などせずに、ベビーバスからそのまま赤ちゃんをあげることができます。石鹸に比べると若干、洗浄効果は落ちるようですが、沐浴に慣れていなくて不安のある方は、手軽に使える沐浴剤を使用してみるのもいいですね。
温度計・・・沐浴用に準備するお湯の温度は38度前後です。普段、大人が入るお風呂は40度前後なのでそれよりも,ぬるめお湯を準備しましょう。
室内の温度によってお湯の冷める速度が違うので、夏場は38度前後、冬場は40度前後で準備するといいでしょう。お湯を張ったあとに赤ちゃんのお着替えやタオルの準備などをしているとお湯が冷めることがあるので、すべての準備が整ったあとお湯を張るといいですね。
外出先などで温度計がない場合は、ママやパパの腕の内側などの温度を感じやすい部位をお湯につけて確かめましょう。
ガーゼ・・・赤ちゃんを洗う用のガーゼは顔用、体用の2枚準備します。特にお顔はきれいなガーゼを使用します。
沐浴布・・・赤ちゃんは突然、お湯に浸けられるとびっくりして泣き出す子もいます。赤ちゃんの不安を和らげるために胸からお腹のあたりに、沐浴布(薄いコットン布やガーゼなど)を掛けてあげましょう。
バスタオル・・・赤ちゃん用の柔らかいものや、片面がガーゼ生地になったものなど肌に優しいいろいろなタイプのバスタオルがあります。
湯上りケアグッズ・・・赤ちゃん用の柔らかいブラシや、先の丸くなったコームなどのヘアグッズ。鼻や耳をきれいにする赤ちゃん用の細い綿棒、乾燥が気になる時のベビーオイルやクリーム、おへその消毒グッズなど必要に応じて準備しておきましょう。おへその消毒については産院での指導に従ってケアしましょう。沐浴後は爪が柔らかくなっているので、沐浴後に爪を切るのもおすすめです。
沐浴の手順とポイント
赤ちゃんの体を手際よくきれいにするために体を洗う順序を確認し、シュミレーションしておくとスムーズに沐浴を進めることができますね。
沐浴の手順
①赤ちゃんの体調チェックをする。(授乳一時間以内やお熱があるときの沐浴は避けましょう)
②お湯はり(夏場は38度前後、冬場は40度前後)をし、沐浴の道具を揃え、お着替え、バス タオルなどの準備を済ませます。
③沐浴布を胸からお腹に掛けて足の方からゆっくりをお湯に浸けてあげます。赤ちゃんを利き手で洗うので、支える手は利き手と反対側にします。
④顔用ガーゼでお顔をきれいにします。目の周り、額、頬、口の順にきれいにします。新生児期の赤ちゃんは新陳代謝がいいため、脂漏性発疹が出やすいです。慣れないうちは目や口に石鹸が入りそうで不安かもしれませんが、しっかり洗ってあげましょう。
⑤頭を洗います。お湯につけたガーゼを絞るような感じで頭にお湯をかけます。お顔と同じように頭もしっかりと洗ってあげましょう。首を支えているので後頭部は洗いにくいかもしれませんが、慌てずにしっかりと洗ってあげましょう。
⑥体の前側を洗います。首、脇の下、胸、お腹、手、腕、足、お股の順に洗います。手や足は指先の方からくるくると回す感じで上の方へ向かいます。手を洗う時は手のひらを開いて指の間も洗ってあげましょう。
⑦体の後ろ側を洗います。赤ちゃんの向きを変えるときは洗っていた方の手を、赤ちゃんの外側の脇の下に入れて(親指は前側、残り4本指は背中側)、腕に乗せるような感じで表側から裏側へ向きを変えます。赤ちゃんは首が座っていないので反対の腕にしっかり乗せるまでしっかり支えておきましょう。背中とお尻を洗います。
⑧赤ちゃんをもう一度ひっくり返し、清水用バケツに準備しておいたお湯を洗面器や手桶でゆっくり掛けてあげます。
⑨しっかりきれいになったら、赤ちゃんを抱き上げてバスタオルにくるみ、やさしく拭きとってあげます。
⑩お着替え、沐浴後のケアをしましょう。ベビーバスは次回、清潔に使えるように後片付けしておきましょう。
沐浴のポイント
慣れてくると、手際よく短時間でできるようになりますが、まだ首も座らない赤ちゃんを沐浴するのは不安な方もいると思います。準備から洗い方まで頭の中でイメージしておくことはとてもいいことだと思います。
慣れないうちは、サポートをしてくれる人がいる時間帯に沐浴をするのもいいかもしれませんね。できれば、赤ちゃんの生活リズムを一定にするためにきまった時間にできたらいいのですが、家族の都合などで必ずしもそうとは限りませんので無理のない範囲で沐浴の時間を作ってあげましょう。日中のあたたかい時間帯にできればベストです。
あまり難しく考えず、大人の私たちが普段気をつけて入浴していることと同じように洗ってあげましょう。赤ちゃんは肌がデリケートなので強く擦らず、やさしく洗ってあげましょう。
準備しておくお着替えは、すべて袖を通して重ねておくといいですね。
体験談
慣れてしまえばママ一人でもできてしまう沐浴。でも慣れるまでは、お湯に落としてしまわないか、目に泡が入らないかなどなど、不安がいっぱいでした。
特にお顔は石鹸でよく洗うことを勧められたのですが,なんだか怖くて、さ~っと洗っていました。すると、やはり噂に聞いていた脂漏性発疹が・・・以来、石鹸でしっかり泡をたてて洗いました。きれいに洗うようになるとお肌もきれいになりました。
赤ちゃんを裏返すときは、ベビーバスの縁でおでこをぶつけたり、背中を洗うのに夢中で赤ちゃんのお顔がお湯に浸かったり・・・いろいろな失敗談もあります。
しかし、失敗をしながらも、日を追うごとに慣れてくるものです。
まとめ
沐浴は産院でも、しっかり指導してくださるし、ネットでも様々な沐浴動画がアップされています。あまり難しく考えず、お世話してくださいね。
赤ちゃんの全身観察もでき、また、楽しいコミニュケーションの時間でもあります。赤ちゃんにたくさん話しかけながら沐浴してみてくださいね。
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