赤ちゃんの耳が臭い原因は?治し方を紹介!

赤ちゃんの耳からなんとも言えない臭い匂いがする、そんな経験をしたお母さんは多いと思います。耳の病気なのか、どうして臭いがするのか心配になりますよね。それも、産まれたばかりの赤ちゃんから臭ってくればなおさらです。

今回は、赤ちゃんの耳から臭い匂いがするのはなぜか、その原因と予防、そして異常かどうかの見分け方をご紹介します。

 赤ちゃんの耳から臭い匂いがするのはなぜか?

その原因をご紹介します。

母乳やミルク、よだれが原因

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ふと、赤ちゃんの耳から臭い匂いがしてくることがあります。こんなときお母さんは、どうしてそんな匂いがするのか、心配になると思います。実は、母乳のミルク、よだれが原因だったりするのです。

赤ちゃんはずっと寝ているので、母乳やミルク、それによだれなどが耳の辺りに流れていきやすいのです。乳吐きや拭き残しが垂れて、耳に入ることがあります。 よだれも赤ちゃんによっては、たくさん出る子もいるので、それが垂れることで耳に溜まったりするのです。

向き癖も原因に

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仰向けだけでなく、向き癖があり横に向いて寝る赤ちゃんにも耳が臭くなる原因があります。横に向いて寝ていても、母乳等が垂れることは同じです。 それに加えて、耳を塞いだ形で寝ているので、蒸れていきます。耳の中に湿気が溜まることも臭いの原因になるのです。これは、耳垢が溜まりやすい環境を作り、匂いの元となっていきます。

また、横向きはどちらか片方に汚れが溜まりやすいので、より匂いが目立つのです。だから、向きをこまめに変えてあげるだけでも、匂いの程度は違っていきます。この際も、母乳やよだれを拭き取ってあげるとさらに良いでしょう。

羊水も匂いの原因になる

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実は、羊水も匂いの原因となっています。生まれたばかりの赤ちゃんの耳には、羊水が入っている場合があります。これが固まって耳垢状となり、臭い匂いを発しているのです。だから、生まれたばかりの赤ちゃんの耳がどうして匂うのか、心配になるお母さんもいると思います。しかし、特に心配することはないのです。

自然と取れていくことがほとんどです。しかし、どうしても気になる場合は、助産師さんなどに相談してみましょう。赤ちゃんの耳はとてもデリケートなので、無理に取ろうとするとかえって傷をつけてしまうので注意が必要です。

耳の匂いはどうすれば治る?

耳の匂いの対処法の説明です。

耳垢になっている

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臭い匂いは、溜まった母乳等が湿気やゴミ、ホコリなどを含んで耳垢になっていることから匂います。羊水の場合も同じです。 だから、耳垢を取れば匂いは解決します。また、日ごろからできるだけ耳が塞がないように、寝る姿勢に気を付けてあげることも大事です。

耳垢は湿気を含むことでも大きくなったり、増えていきます。耳元を蒸らさないようにしてあげるだけでも、予防にもなり匂いも減っていきます。向き癖や沐浴やお風呂あがりなど、耳をこまめに拭いてあげましょう

耳垢は病院で

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とはいえ、耳垢を頻繁に取るのは危険です。なぜなら、知らず知らずのうちに耳を傷つけていることがあるからです。耳垢は、外部からの虫などの侵入を防ぐ役割もあります。 取り過ぎも良くないのです。 多くても1週間に一度程度にしましょう。

優しいベビー綿棒などで、あまり奥まで入れずに入口部分を軽く撫でるようにしましょう。また、医師によっては一ヶ月に一度、もしくはそれ以上の間隔を推奨する場合もあります。耳掃除だけでも診てもらえるので、耳鼻科で取ってもらうと安心です。

こまめに拭き取る

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母乳などの浸透を防ぐために、口の周りはこまめに拭き取ってあげましょう。向き癖がある場合も、適度に向きを変えてあげるだけでも効果はあるはずです。 耳の中を通気性よくしてあげることでも、耳垢の発生が少なくなります。

また、沐浴などで耳に水が入ってしまった場合も、タオルやガーゼなどで耳の入口部分を優しく拭いてあげましょう。それほど神経質になる必要はありませんが、こまめな拭きとりが大事です。まずは、耳垢の原因をなるべく作らないようにすると、匂いも自然となくなります

新陳代謝が活発

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赤ちゃんは新陳代謝が活発です。耳垢は、母乳等の原因以外にも、耳の細胞が剥がれ落ちることでもできます。この細胞の入れ替わりが大きい赤ちゃんは、耳垢が増えやすいともいえます。耳に母乳等が入らないように気を付けていても、ある程度の耳垢はできるということも覚えておきましょう。

ですが、この場合も自然と出ていくことが多いですので、それほど頻繁に耳掃除の必要はありません。どうしても気になるときは、耳鼻科で診てもらうと良いでしょう。

耳垢の色で異常の判断を

耳垢の色の説明です。

黒とクリーム色は安心

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耳垢には色があり、その色によって耳に異常があるかどうかの判断ができます。そのため、耳垢を取ったときには、その色を注意して見ることも大切です。

まず黒色は、羊水が固まってできた耳垢です。新生児の便が黒くてびっくりしたお母さんも、多いのではないでしょうか?この場合と同じで、耳垢も黒いのです。もちろん、耳に異常はありません。

また、大人と同じようなクリーム色は、通常の耳垢になります。だから、この色も耳にトラブルがあるものではありません。そのため、この2つの場合は、耳に異常はないことが多いので、慌てて取る必要はありません。 自然と出てくる場合もあるので、様子見をしてみても問題はないでしょう。

赤色は耳の中が傷ついている場合も

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気を付けておきたいのは、耳垢が赤い場合です。血が混じっている場合のあるこの赤色は、耳の中が傷ついている場合があります。耳掃除をしたときとか、赤ちゃんが耳を触って傷つくことがあるのです。この場合は、耳のなかでトラブルが起きているので、一度耳鼻科で診察をしてもらいましょう。

また、普段から耳を触る癖のある赤ちゃんに対しては、爪を短く切っておいたり、ミトンを使用するなりして予防をしておくことも大事です。家庭で耳掃除をする場合も、硬いものを避けたり、力を入れずに行うことも重要です。

鮮やかな黄色も要注意

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鮮やかな黄色の耳垢は、中耳炎の可能性があります。このときは、赤ちゃんの機嫌が悪かったり、耳を触りたがります。痛みを伴っていることがほとんどなので、この場合も耳鼻科で受診をしましょう。 中耳炎は風邪が引き金で発症したりします。

耳垢そのものが原因になることはないとされるので、耳掃除に神経質になる必要はありません。 風邪が長引いたりして、赤ちゃんが機嫌悪く耳元を触る場合には、耳垢を確認してみてもいいかもしれません。中耳炎については、赤ちゃんの中耳炎の症状とは?治療方法や対策についての記事を読んでおきましょう。

まとめ

赤ちゃんの耳から臭い匂いがすると、お母さんとしては心配になりますよね。なにか異常があるのか、耳掃除はこまめにするのが良いのか、迷うことも多いと思います。 ですが、耳垢そのものはそれほど害ではありません。

早急に取らないといけないような状況は、ほとんどありません。むしろ、こまめに取ることで、耳を傷つけないようにしましょう。 どうしても気になるときは、耳鼻科で医師に相談してみると良いです。耳掃除のやり方や間隔をアドバイスしてくれるはずです。

赤ちゃんのことには、心配になることが多いと思いますが、神経質に考えすぎないでゆったりとした気持ちで、耳垢の色を観察してみてください。 耳のトラブルの有無も気付けるはずです。

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