胸骨の痛みの原因は?痛む場所によって変わる対処方法

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胸骨に痛みがあると、場所が場所だけに心配ですよね。痛み方もさまざまで、決まった時間に痛かむのか、慢性的なのか突発的なのか、ジワジワ痛むのか、ズキズキするのか、自分の痛みをよく把握しておきましょう。

胸骨の周りには、さまざまな臓器や神経があるので不安になるのもわかります。胸骨の痛みにはどのような原因が考えられるのか、その可能性をさぐっていきましょう。

胸の骨が痛む場合に何科の病院へ行けば治療が行えるのか、検査をする事が出来るのかなどについても合わせて紹介していきますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。

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胸骨とは

胸骨2

胸骨は人の胸の真ん中にある大きめの骨で、縦型をしていて肋骨とつながっています。
「胸に手を当てる」という動作をする時に手を当てる、まさにその辺りにあります。

まずは痛みの発生している原因の前に胸骨の持っている働きや構造などについて見ていきましょう。

胸骨の構造

胸骨は、胸骨柄・胸骨体・剣状突起の3部からなっています。

胸骨柄:胸骨の一番上の骨、菱形をしている扁平骨です。

胸骨体:胸骨柄の下にあり、長方形の形をしています。

剣状突起:一番下の骨で、肋骨の分かれ目・みぞおちのあたりまであり、人によって形はいろいろです。

胸骨は肋骨とつながって居ます。左右に12本ずつ存在する肋骨の内上部7本とつながっており接合部の骨は肋軟骨と呼ばれ柔軟性のある骨になっています。

肋骨、胸骨とその背中に存在している胸椎の3つの骨で胸郭という重要な構造を構成しています。

胸骨の働き

基本的には胸骨には胸部に存在する骨と連結し、体の構造を支える役割と、胸部に位置している内臓を保護する働きがあります。

成人になってからは胸骨でも血液を作るための骨髄が存在しているので、身体全体の20%〜30%程の血液を作るという働きも担っています。

ですので主な働きは内蔵保護・血液の生成の2点を行っている部分になります。

もし胸骨に痛みが発生している場合には骨折、もしくは神経や筋肉への影響も考えられます。

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胸骨の痛みの原因となる症状

右胸 痛み

胸骨に痛みを感じる場合、さまざまな原因が考えられます。大きく分けて胸骨そのものが痛む場合と、その他の原因によって痛む場合があります。

自分に発生している痛みの症状から、原因となっている問題を探して症状を明らかにしていきましょう。

胸骨そのものの損傷が原因の痛み

運動や事故などの問題から発生している問題になります。胸骨や肋骨などの胸郭は筋肉や脂肪に覆われていなくて皮膚の薄い所に位置している骨ですので、痛みが発生しやすい部分でもあります。

特に運動によってはよく使用する腹筋などの筋肉や筋膜や神経と繋がっている部分でもありますので痛みが発生しやすい部分でもあります。

具体的な原因についてみていきましょう。

・外傷による胸骨骨折やヒビ

最近胸に強い衝撃があったり、ぶつけた、ボールが当たったなどの覚えはありませんか?車の運転中、事故や急ブレーキなどでハンドルに胸を強打し、骨折してしまうことがあります。胸骨の上の方にぶつけることが多く、呼吸をしたり、動く、触るなどをするとズキズキと痛みます。

また、肋骨は意外と簡単に折れてしまうことがあります。肋骨は骨の中でも細いため、高齢者や体が華奢な人は咳やくしゃみをしただけで肋骨にヒビが入ってしまうことがあります。ヒビの入る場所によって、胸骨が痛む場合もあります。

骨折自体はバストバンドなどで固定し、痛み止めや傷口の手当をする程度ですが、衝撃が大きく、呼吸器系や心臓に損傷がみられることがあります。圧坐、心挫傷、心破裂といった深刻な症状があると大変危険なので、すぐに専門医を受診しましょう。骨折の箇所や心臓に損傷がないかどうか必ず確認してもらいます。

その際は、いつ頃から痛いのか、どんな痛みがあるのか、骨折した可能性がある衝突があったかなどを正しく伝えられるようにしていくと、治療がスムーズに進みます。

・筋肉痛

胸には大胸筋という大きな筋肉があります。激しい運動をしたり、仕事で重いものを持ち上げたり、普段しない動作をしたとしたら、大胸筋が筋肉痛を起こしているかもしれません。普通の筋肉痛なら深刻な状況ではありません。自然に痛みが取れるのを待つか、ストレッチや軽い運動をして、筋肉の血流を促すことも効果的です。

「今日はだいぶ運動したな」という日は筋肉痛が出る前にお風呂につかり、筋肉を緩めたりマッサージしておきます。そうすると筋肉痛になりにくい、筋肉痛になっても痛みが軽いといわれています。

食事の面では、たんぱく質のものを積極的にとるようにしましょう。肉、魚、大豆などはたんぱく質の代表的な食材です。筋肉痛の治し方は、筋肉痛から回復する4つの方法と4つの予防方法!の記事読んでおきましょう。

これらの外傷や運動の原因から来る痛みは行動後すぐに現れなくても、次の日などに発生する場合もあります。

事故直後や運動直後はアドレナリンなどの興奮作用で痛みが軽減されている状態にある可能性もありますので、数時間前、昨日起こった事も原因として視野に入れて考えてみて症状を見つけてみましょう。

胸骨以外に原因がある痛み

胸骨は体でもっとも大切な心臓や肺といった臓器を守っています。神経や筋肉などもたくさんあり、それらの痛みが胸骨の痛みのように感じることがあります。

・胸膜炎

胸膜に胸水がたまり炎症が起きてしまう疾患です。

胸痛に始まり、深呼吸や咳をするととても痛むのが特徴です。発熱や息苦しさ、呼吸困難を伴うことがあります。

胸膜炎は何かしらの関連する病気が元となって肺に水がたまり併発する病気です。原因となる病気は膠原病、感染症、うっ血性心不全、肺梗塞、低蛋白血症などの病気になります。

これらの病気を抱えている場合に胸に痛みを発生させてしまった場合にはこの症状を疑いましょう。

・膿胸

胸膜が炎症し、膿や水がたまっている状態です。

主にブドウ球菌や肺炎球菌が原因で、胸痛、寒気を伴う高熱、咳、呼吸困難などの症状があらわれます。

初期の症状では、投薬や膿の吸引で治療が可能です。早期発見早期治療を行えば手術の必要が無くとも治療が目指せるので慢性の症状になる前に治療を開始することが重要です。

・肋間神経痛

肋骨の間に沿って痛みがでます。肋骨の間には神経が通っていて、その神経に沿って痛みが走ります。ズキズキとした痛みが続き、人によっては息苦しさを伴います。1日~2日程度で治れば安心ですが、原因がわからないものと、帯状疱疹や心臓、肺などの痛みが原因のことがあり、注意が必要です。

姿勢を悪くしている、同じ姿勢を長時間続けている、無理な体勢をした、などによって肋骨に圧がかかると痛むことが多いです。

自律神経が乱れることでも発生すると医師から説明されることもありますが、実際には自律神経の乱れから痛みが発生することはありません。

精神的な問題から来ていると思っていきなり精神科や心療内科などを受ける人も居ますが、まずは整形外科などで検査を受けたほうが良いでしょう。

・狭心症

狭心症は動脈硬化などから心臓の冠動脈の血流が悪化してしまい、心臓に酸欠の症状が現れ痛みが発生する症状です。階段を登ったり、急に起き上がったなどの行為をした時に痛みが発生しやすい場合にはこの病気の可能性が考えられます。

逆に安静にしている状態で痛みが発生しやすい場合には心筋梗塞に繋がる可能性があるので注意が必要です。

狭心症から心筋梗塞に繋がることはよくあり、心筋梗塞の初期症状であると言ってもいい症状になります。

心筋梗塞が発生してしまうと6時間以内に適切な処置を受けなければ死亡率が40%以上を超える危険な症状になります。

狭心症の症状が現れた時に同時に耳付近の痛み、顎やみぞおちの痛みなどを感じることもあります。もしこれらの症状が同時に発生している場合には循環器科での検査を受けるようにしましょう。

この他に考えられる臓器の疾患には以下のようなものがあります。

・心臓系の病気(心臓疾患)

胸骨付近に痛みを発生させる心臓病には以下のものがあります。

  • 狭心症
  • 不整脈
  • 心筋梗塞
  • 心臓神経症
  • 心筋炎など
  • これらの病気を疑って見ましょう。

これらの病気を発生させないためには普段からの定期的な健康診断が重要になります。予め異常値となる血液反応がる場合にはそれらを改善し症状の発生を予防していきましょう。

・呼吸器系の病気(肺疾患)

呼吸器系の気管も胸郭に囲まれた内蔵の中に含まれていますので胸骨付近に痛みが発生している場合には以下の様な病気の可能性も考えられます。

  • 肺炎
  • 肺結核
  • 気胸
  • 肺気腫
  • 肺血栓塞栓症など

特に肺の病気が痛みの原因になっている場合には左胸など左右どちらかの胸や背中などに痛みが発生しやすい傾向がありますが、肺の炎症が進み心臓に達してしまっている場合や、肺が心臓を圧迫している場合には真ん中の部分に痛みが発生する場合もあります。

レントゲン検査などをしてみないと確認できない症状でもありますので、大きな病院もしくはレントゲン検査の出来る内科などにかかって検査をしてみましょう。

・消化器官の病気

胸骨や肋骨の胸郭に守られているもう一つの臓器が胃などの消化器官になります。消化器官は口から肛門まで1本に繋がっている臓器ですので、胃だけでなく腸も関係して問題を発生させている場合もあります。

  • 急性胃腸炎
  • 逆流性食道炎
  • 食道炎など

特に嘔吐や胃酸の逆流などがこれらの症状により発生している場合には食道炎により、食道の粘膜が荒れて、潰瘍を起こすなどの問題で胸に痛みが発生していることも考えられます。

骨の痛みではないので、間違えることは少ないでしょうが、潰瘍などから炎症が広がってようやく痛みを感じているなどの、症状が深刻になってから自覚症状が確認された場合には表面に近い位置で痛みを感じることもあります。

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病院は何科を受診するか

それぞれ、症状ごとに受けるべき専門家が違いますので、一概に何科と言う専門科を述べる事はできません。

実際に発生している症状から、ある程度病気を予測して病院の検査を受けることが重要です。

それぞれの症状ごとに専門となる科を紹介していきます。

外傷や運動により骨に痛みが発生している場合

明らかに何かにぶつけたり、強打したせいで痛くなったという場合は整形外科です。

また、骨や筋肉を動かす運動をした場合に胸骨が痛んでいる場合も整形外科を受診すれば治療まで行うことが出来ます。

また痛みの発生源が骨でない場合の肋間神経痛などの治療も整形外科で行なえますので、主に運動に関連して痛みの症状が発生している場合には整形外科を受診しましょう。

骨以外に痛みが感じられる場合

骨の損傷以外で痛みがありそうな場合は、呼吸器科(肺)や循環器科(心臓)、胃腸科・消化器内科(食道・胃腸)がいいでしょう。

呼吸をした時に痛みが強くなる、不整脈が発生している、心臓が苦しい、食欲がない、痛みとともに発生している総合的な症状の中から最も自覚される症状が関係している専門家に言って相談することが判断基準です。

結果的にどの病院にいっても基本的な検査を受けることが出来、その後専門家を紹介してもらえるので信頼できる医者のいる場所であれば、例え専門家が違ったとしても検査を受けることは出来ます。

まずは検査を受けに行くようにしましょう。

自分では判断がつかない場合

いずれの判断もつかない場合は、まずは身近な整形外科もしくは掛かり付けの内科などに行き、医師と相談して他の科に転院することも手段の一つです。

痛みが続いたり、繰り返し同じような痛みがある場合は、必ず医療機関を受診しましょう。その際は、いつから痛いのか、痛みの程度やどんな痛みがあるのかなどを伝えられるようにメモなどをしておくといいです。また、痛みがなくなってから行くよりは、痛みがあるうちに医師の診察を受けるようにしましょう。

医者にかかる基準は痛みの度合いや、痛みの継続期間などで判断するといいでしょう。小さな痛みや症状でも1週間以上続く場合には検査したほうが良いでしょう。

更に自覚症状が1ヶ月以上発生してしまうと慢性症状に繋がっている可能性もあります。その前に一度検査をすることを忘れないようにしましょう。

いきなり接骨院は間違い

骨の問題だから接骨院に行こうと思う人もいるかと思いますが、接骨院は医者ではありません。

接骨院や整骨院に関しては病気を治すところではなく、医師に変わって柔道整復師という国家資格を持った人が骨のや筋肉や筋などを正常な位置に戻して治療することで痛みをなくしている所になります。

実際に検査などでもX線を使用したレントゲン検査などは使用を禁止されており、出来てもエコー検査くらいになります。

まずは病気の可能性を病院でしっかり検査した上で痛みの原因が姿勢や筋肉の問題から来ている場合には接骨院などで治療を行っても良いでしょう。

なのでいきなり接骨院で痛みの原因を探ろうとは思わないようにしましょう。

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健康維持のための対策

胸骨の痛みへの対策はその原因によってさまざまありますが、内臓系の疾患を避けるためにも、体の健康維持に気をつけておくことはとても大切です。健康的な日常生活を心がけ、免疫力を高めて生活習慣病などを予防しておいて損はありません。健康寿命を延ばして元気な毎日を過ごしましょう!

よく眠る

毎日一定の睡眠時間を確保できていますか?1日8時間寝るとすると人生の3分の1は寝ていることになります。

なぜそんなに睡眠が必要かといえば、体に休息を与え疲労回復をするためと、細胞の再生を促すためといわれています。脳や記憶にも深く関わりがあります。なるべく同じ時間に睡眠起床し、生活のリズムを一定にするようにしましょう。睡眠に関しては、眠りが浅い人へ!快眠できない原因と快眠する方法についての記事を読んでみてください。

よく食べる

日本食が今、世界で注目を集めています。世界に誇れる健康的な食文化が日本にはあるのです。日本の風土や日本人の体に合う食事を一度見直してみませんか。旬のものを旬の時期に食べる、食材を丸ごと食べる、地産地消のものを選ぶようにしたいです。

しかし、暴飲暴食はNGです。せっかく美味しいものを食べても、食べ過ぎは内臓に負担がかかります。特に、お砂糖そのものや糖質の多いものを控えることは、血糖値や高血圧を気にしない人も気をつけるようになってきました。おいしものを美味しくいただくためにも、体調を整えておきたいです。

よく動く

体を動かすことは体力作りには欠かせません。ストレッチや散歩などの軽い運動でいいので日頃から少しづつ長く続けていきましょう。体を動かすと体が温まり、血行を促進します。

血が巡ることで筋肉や内臓に栄養や酸素が行き届き、活動が活発になります。脳にも十分な酸素を補給されて、将来の記憶力低下や痴呆の予防を助けるといわれています。血行の促進に関しては、血行を促進するための7つの方法!今日から健康な生活を!の記事を読んでおきましょう。

ストレス解消

社会人になると仕事が忙しく、ストレスを発散する機会が減ってしまうものです。

しかしストレスは長期的になればなるほど体を蝕むことがわかっています。疲れがたまると食事やお酒に頼ってしまいがちですが、運動不足を解消したり、趣味に没頭したり、マッサージを受けるなど、気分転換やリラックスできるようなことを試してみましょう。

新しいことを始めてみるのもおすすめです。

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まとめ

胸骨が痛む場合、気をつけておきたいポイントをまとめました。

・胸に強い衝撃が当たると、肋骨や胸骨を骨折することがある。
・胸を強打したらすぐに病院へ行く。
・胸骨の痛みは、胸骨そのものが損傷して痛む場合と、他の場所の痛みが胸骨にあらわれる場合がある。
・外傷性の胸の痛みは整形外科へ。その他は原因に応じて呼吸器科や循環器科へ。
・日頃から健康に気をつけて、ストレスを溜めないようにする。

胸骨の痛みが長く続くと心配になるかもしれません。特に心臓が近いので、何かあるのではないかと不安になるのではないでしょうか。心配しているよりは、病院できちんと診断を受けて原因を明らかにし、早期に治療をすすめましょう。

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