エアコンが臭い!その原因と対策方法、掃除することで得られる効果を紹介!

エアコンをつけたらカビ臭いニオイがしたということはありませんか?以前我が家でもありました。今は、内部クリーンというのがついていてそれを回すとニオイがしません。

しかし、それに頼っていてもやはりだめなようです。エアコンから出るニオイは健康にはとても悪いです。

どのような原因でエアコンが臭いのか、エアコンのニオイをとる防臭方法はどのようなものがあるか見てみました。

エアコンの仕組み

エアコン

エアコンの仕組みはどの様になっているのか見てみました。家庭用のエアコンは大体上の方に取り付けられています。

エアコンの仕組み

エアコンは、空気の熱を外に逃がしていて部屋の中の室内機と、外にある室外機で一つの役目を果たしていています。

室内機と室外機は一つのパイプで繋がれていて、この、パイプを伝わって部屋の中の熱だけを外に出しています。

室内機と室外機を繋いでいるパイプの中にある冷媒という物質が、部屋の熱い熱だけを外に出していて、室内機室外機とも熱交換機という部品が入っています。

部屋の空気を吸気口からエアコン内部に取り込んでいきます。フィルターを通って取り込まれた空気のチリやホコリをフィルターで取り除きます。

室内機・室外機とも熱交換器という部品が入っていて、室内機・室外機のパイプを線路で例えると熱交換機は駅と考えられます。この駅で熱が乗ったり下りたりしています。熱には多いところから少ないところに移動するという性質があるので、それを、利用して熱交換機で熱い熱と冷たい熱を交換しています。

フィルターを通ってエアコン内部に入ってきた空気は、フィン(熱交換器)という機器で冷やされたり温められたりします。

エアコン内部でフィンにより温められたり冷やされた空気が、ファンという機器により今度は部屋内に出ていきます。

エアコンの臭いニオイについて

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それでは、エアコンから臭いニオイが出ることについて見てみたいと思います。まず、メカニズムについてどのようになっているのでしょうか?

エアコンのニオイのでるメカニズム

エアコンは、室内の空気が循環していて部屋のニオイがそのまま室内機から出てくるのです。吸気口から空気中のカビの胞子や、ホコリ、タバコの煙などを取り込みます。

冷房の運転をしている時は、熱交換機が水でぬれて汚れが溜まりやすく内部でカビが発生しやすい状態になっています。

そして、カビが増殖しやすい環境になってニオイを発生し、家庭用の防カビ対策をやっても、すぐに、エアコンに染み付いたニオイが戻ってしまうのです。

エアコンの臭いニオイを出たまま使った場合

カビ菌を発生したまま使い続けると、肺炎やアレルギーを引き起こすことがあり健康にとても悪いです。

設定温度が低いときは臭わないが、設定温度を高くすると臭うというのは、設定温度を低くしたからカビ菌や雑菌がなくなった訳ではありません。

ですから、設定温度を高くして臭う場合は、エアコン内部にカビ菌や雑菌などが繁殖していると考えお掃除をすることが大切です。

お掃除してもエアコンが臭い場合

また、お掃除をしても臭う時は次のことが考えられます。

  1. 室温と設定温度の差がないと低い能力で運転するので、熱交換機から出る露の量が少ないため汚れが洗い流されないことがあります。
  2. 市販のエアコンクリーナー・防カビスプレー・芳香スプレーなどを使用すると、そこに、カビが生えることがあります。
  3. 幹線道路や線路などが家の近くにある場合汚れが5~10倍付着します。
  4. レンジフードの近くにエアコンを設置していると油煙がホコリを吸いやすくなります。
  5. 家が古い・じゅうたんが古い・畳が古い・湿度が高い・観葉植物が多い場合など家の環境によってもニオイは臭くなります。
  6. エアコンの内部を綺麗に掃除しても臭うのは、ホースの中の水が綺麗に放出されずに残留しカビが生えている可能性があります。

ホースが長い場合や残留している場合は、ホースを流れやすくして、堆積していたゴミやホコリを綺麗に流すことです。

エアコンの臭いニオイ

エアコンのニオイには以下のニオイがあります。

  • かび臭い
  • タバコのヤニ臭い
  • すっぱい臭い
  • 汗臭い
  • 生臭い
  • とても嫌なニオイの生活臭

など、その家に存在するニオイが混在しています。煙草のニオイは煙草を吸わない人はないかも知れませんが、汗臭いニオイは家でストレッチや筋トレなどをしていると、出てくる場合があります。

エアコンのニオイの原因

エアコンのニオイの原因はホコリ・カビ・雑菌によるものです。エアコンの生乾きのニオイは内部のカビによるものと、ドレンパンに溜まった汚れやカビによるものです。

黒い斑点が付いていたり、汚れや埃がついているとエアコンのニオイが出てきます。

エアコンのお掃除のやり方

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エアコンのニオイを無くす解決方法としてはお掃除しかありません。お掃除方法ニオイ消しのやり方は詳しく説明していきます。

エアコンを掃除するときに注意すること

  1. エアコンを掃除する前に考えないといけないことは、エアコンは天井近くにある物が多いので掃除をするときに、脚立が必要となります。脚立に乗るときに足場が不安定だったら落ちてケガをすることがあり、周りが安全な位置で脚立を安定して置くことが大切です。
  2. 関電したり漏電しないようにコンセントを必ず抜きます。
  3. エアコン表面のホコリやゴミを乾拭き雑巾で拭きとります。
  4. 家庭用消臭剤では臭いニオイは消せない。業務用消臭剤が必要です。

エアコンクリーナーについて

内部に潜むカビは、エアコンの内部洗浄することでニオイは解消されます。エアコンクリーナーにはファン用のクリーナーとフィン用のクリーナーがあります。

エアコンクリーナーには

  • フィンクリーナー
  • ドレンホースクリーナー
  • ファンクリーナー
  • エアコンフィルタークリーナー

がありますがフィンクリーナーが8割を占めています。

パーツのお掃除の方法

業務用スプレーは人が住めないようなニオイでも消すことができます。家庭用の臭スプレーを使用してニオイを消しても、一時的に解消されますがすぐに家庭用防臭効果がもどってきます。

しかし、業務用スプレー掃除をやると消臭成分が壁に留まってニオイを消し続けます。

フィルター掃除

フィルターは見ても汚れが分かるので、まず、最初にチリやホコリを取り除いてくれるフィルターを掃除します。ここは、とても汚れますのでお掃除は欠かさずやります。

  1. ホコリが舞い散らないために、エアコンに装着した状態で表から掃除機で吸い取ります。
  2. フィルターをゆっくり外してフィルターを必ず外側から掃除機をかけます。内側から掃除機をかけるとホコリが根詰まりを起こすので必ず外側から先にかけます。
  3. フィルターを内側から外側にかけてシャワーを掛けます。今度は反対に内側から外側に水を掛けると汚れが落ちやすいです。
  4. フィルターを日干しにして乾いたら戻します。

ルーバー掃除

これは、エアコンの風の向きなどを変えてくれる細長い板です。これは、メーカーによって違いますが外せるのもあります。外せるのは外してお掃除しますが、外せないのはそのままの状態で拭いて綺麗にします。

カバー掃除

前面パネルと言われるカバーですがエアコンの顔となります。このパネルも外せますが無理やり外さないで取り扱い説明書をじゅっくり読んで取り外してください。

ここまでが取り外しの効く部品です。

取り外せない部品の掃除

その他にお掃除したほうが良い部品があります。これらの部品は業務用スプレーを使ってお掃除をすると、素人でもできる場合があります。

フィン

アルミフィンともいわれています。フィルターを外したときに見える部分で、薄い金属板が一定の感覚でものすごく緻密に並んでいます。

別名を熱交換機といわれ、熱を冷やしたり温めたりするものです。

ファン

シロッコファン、送風ファンと言われることもあります。ファンの背後にあり、竹を横にしたような横長の筒で、筒の側面は360度1周羽が付いていて、ファンが回転することで部屋に冷たい風や暖かい風を送っています。

ドレンパン

フィンで空気を冷たくしたり、温かくしたりしているとどうしても水滴が部屋の中に垂れてしまいます。

その、水滴を部屋の中に垂れないように受け止めてくれるのがドレンパンです。

お掃除のやり方

用意するもの

  • バケツ
  • 洗剤・洗濯用中性洗剤などの洗浄剤
  • 手袋
  • 踏み台・脚立
  • 掃除機
  • 歯ブラシ
  • 乾いた布
  • 綿棒
  1. 足場をセットします・脚立や踏み台の周りは生理整頓して、安定してセットします。
  2. カバーを取り外す
  3. フィルターを取り外す
  4. ルーバーを取り外す
  5. 取り外したパーツのホコリを掃除機で吸い取る
  6. 洗剤液をつくる
  7. 取り外した部品を洗剤で洗う
  8. 取り外した部品を水で濯ぐ
  9. 完全に乾かす
  10. 乾いた部品を取り付ける
  11. 送風運転を30分やり乾かします。

エアコン内部のお掃除

エアコン内部の掃除が素人では難しい理由

エアコン内部のお掃除はプロの業者に任せた方が安心です。素人の方でも2時間かかってやられた方がいますが、かなり大変でこれは誰でもできるというものではありません。

几帳面な方で力がないと、中々私のように一つのねじを取るのに苦労しないとできないものにはできない感じでした。

やはり、プロの業者に任した方が安心な方が多いのではないでしょうか?

奥まで届かない

洗浄スプレーで汚れを落としても奥の方まで届かないし、フィンの表面は綺麗にできていても、背後のファンまで届きません。ファンの汚れを落とさないとニオイは解消されません。

濯ぎが十分できない

エアコン内部のお掃除で大切なのは、洗剤や汚れを綺麗に洗い流すために、濯ぎが十分にできなければニオイの解消はされません。

市販の洗浄用の洗浄スプレーでは濯ぎは綺麗にとれないので、やるのであれば業務用のスプレーを購入するとできる可能性があります。

火災の原因になる

基盤やセンサーという心臓部を触るのは危険で、ここは、水を掛けてはいけない部分です。そこへ、間違って水を掛けてしまうと火災が発生することがあります。

2010~2014年にはエアコンの洗浄液が原因で火災が発生したのが全国で16件起きています。

ということで、内部のエアコンのお掃除はエアコンクリーニングのプロに任せることがよいのではないでしょうか?

安全第一でプロは、エアコンを分解して奥の方の汚れまで専用の業務用スプレーと、洗剤で徹底的にお掃除してくれるので安心できます。

エアコン洗浄スプレーを使う時の注意点

エアコン洗浄スプレーは、洗浄剤が内部に残ってしまうと余計にカビのエサになってカビが繁殖する原因になります。

また、エアコン内部にホコリが溜まっている時は、水漏れの原因にもなり、電装部に吹きかけてしまうと故障の原因にもなります。

電装部にスプレーがかからないように、一度スプレーの出具合を試してから使用することが大切です。

お掃除機能付きエアコンのお掃除

お掃除付きエアコンはフィルターのお掃除しかしません。いくらフィルターをお掃除したからと言って完全に綺麗にカビ掃除までできません。

エアコンの内側に発生したカビやこびりついたホコリを取り除くことはできません。しかし、カビ防止をすることは可能です。

内部乾燥運転を使うとカビ防止できます。冷房運転や除湿運転を停止いた後に、上下風向ルーバーを閉じたまま送風機能→暖房機能→送風機能を行うことでカビの発生が抑制されます。

内部クリーンの装置が付いているエアコンは、この内部クリーンのボタンを押すと内部の結露を乾燥させカビの発生を抑制することができます。

エアコンの臭いニオイの対策

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カビ予防法は、お掃除をした後に少し注意してエアコンを運転させるだけでニオイが付きにくくなります。

本体内部のカビの抑制をするための対策は次のようにすると良いです。

送風運転をする

日頃冷房をかけた時にその後送風運転を1~2時間程度やると、内部が乾燥してカビ予防になり悪臭がでなくなります。

エアコンを使ってない期間でも、送風運転を月に1回湿気を飛ばしておくとカビの発生がなくなります。

送風運転がない場合は、温度設定を一番高くしておくと送風運転の代用になります。

運転開始10分は窓を開ける

運転開始直後の10分ぐらいが、一番カビが吹き出しやすいと言われていますので、10分間窓を開けて部屋のニオイやカビを吸い込まないため外に追い出しましょう。

こまめに掃除と換気を行う

いつも部屋の掃除は綺麗にして、エアコンをつけている時は、定期的に窓を開けて換気をすることが大切です。

フィルターは1ヶ月に1度を目安に掃除をします。

応急処置対策としては

清掃ができない、しかし、ニオイがきつい場合の応急処置として、暖房運転で10分~20分運転すると軽減できることがあります。

応急処置として暖房運転をするとニオイがなくなりますが、その後はエアコンクリーニングをすることをおすすめします。

プチ対策

  • 冷房を27℃以下に設定する
  • 窓を開けて暖房30℃に設定して1時間運転する
  • 窓を開けてエアコンを10分運転させる

プチ対策としてこのような方法がありますが、やはり、エアコンクリーニングが必要となりますので、プロに頼んでエアコンクリーニングを行うことで安心して使用できます。

エアコンの掃除をする利点

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エアコンの掃除をするとよい利点は、エアコンの調子がよくなる、身体が健康になる、電気代の節約ととても良いことが重なります。

エアコンの調子がよくなる

エアコンを掃除するとエアコンの調子が良くなります。

  • 中々温まらない・冷えない
  • 風量が弱くなった
  • 故障の原因のときもありますが、水が漏れている
  • 故障の原因のときもありますが、音がおかしい

などの症状が改善されることがあります。これは、中の汚れやカビが原因で起こっている場合があるためエアコンの掃除をすることで解消されます。

しかし、お掃除をしたけども中々症状が改善しない場合は、プロのエアコンの修理のできる人に見てもらうことをおすすめします。

身体が健康になる

エアコンをつけると、身体に色々な症状がでてくる場合、エアコンのカビやホコリ・雑菌などが原因の可能性があります。

  • ゴホン・ゴホンと咳がでる
  • 鼻水が出る
  • 鼻がムズムズしたり、詰まったりする
  • 目や肌に痒みがでる

以上の症状が出た場合お掃除をすることでこれらの症状が解消されることがあります。

お掃除したけど何も改善しないという方は、何かの病気にかかっていることもありますので病院を受診するのがよいでしょう。

それから、アレルギー体質になることがありますので注意が必要です。

電気代の節約

エアコンの消費電力が、汚れが原因で高くなっていることがありますので、お掃除をすることで解消されることがあります。

まとめ

エアコが臭いことについて詳しく見てきました。いかがでしたでしょうか?エアコンの温度を高く設定するとニオイが強いということは知りませんでした。自分は部屋の温度はいつも高めに設定していますが、エアコンからのニオイがありません。

以前使用していたエアコンのときは、掃除を何回もしたり、業者に頼んだり、設定温度27℃以下にしていても臭う時は臭いました。

引っ越して4年ですが、まだ、高い設定温度でもエアコンのニオイが出ていません。この機種はエアコンの部品の取り外しが中々できないので、内部クリーンを押して外からの掃除しかしていません。

  
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