心身症の症状をチェック!部位によって変わるので要注意!

心身症は環境や外的ストレスによって、身体に病的な症状が生じる病態のことです。精神的な負荷が体に病気を起こす。これを総じて心身症というのです。

心身症は心の病気とも思われがちですが、そうではありません。環境的ストレスには多岐に渡りますが、その現れる症状もまた数多く存在します。

では、心身症を患ってしまうとどのような症状がでるのでしょうか?また、その治療にはどのような方法があるのでしょうか?詳しくみていくことにしましょう。

・心身症の症状とは?

心身症と一言で言っても、その症状は非常に多いです。具体的には以下の症状があげられるでしょう。

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循環器の症状

病気

血液の循環を司る内臓の病気を発症します。

高血圧症

過度なストレスは、日常的な高血圧を招きます。食生活など複合的な要因がありますが、もし強いストレスを受けているのであれば注意が必要でしょう。

低血圧症

高血圧とは反対に低血圧を招くことがあります。体質的な部分が大きく、日頃から血圧が低いと伴ってめまいや立ちくらみといった症状もみられます。

狭心症

発作的な胸の痛みや締め付けられる症状を狭心症といいます。血管の収縮により酸素・栄養不足が原因として症状を発症します。日常的に強いストレスを受けている可能性があります。

狭心症については、狭心症の症状をチェック!種類や原因、治療方法を紹介!を参考にしてください。

不整脈

脈拍が速くなる、もしくは遅くなる。また、脈拍が飛ぶといった症状を不整脈といいます。不整脈もまた、心身症の症状の1つです。

詳しくは、不整脈の原因とは?症状や治療方法も合わせて紹介!を参考にしてください。

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呼吸器の症状

腹式呼吸

呼吸を行う肺や気管支にも、心身症の症状はみられます。

気管支喘息

日常生活の環境変化に伴い、人間は免疫力が低下しているといわれています。それが原因となり、外部のウィルス等に過剰に反応してしまう結果、気管支喘息を発症するのです。

過呼吸性症候群

呼吸のリズムが乱れ、息を吸ったり吐いたりすることが困難になる症状を過呼吸性症候群といいます。心的負荷がかかると、突発的に発症します。

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消化器の症状

腹部

胃や腸といった食べ物を消化・吸収する内臓にも心身症は影響します。

消化性潰瘍

消化器の粘膜に炎症ができ、潰瘍ができてしまう病気です。十二指腸や胃にでき、これらをまとめて消化器潰瘍といいます。みぞおち部を主とした刺されるような強い痛みを感じます。

潰瘍性大腸炎

大腸内部の粘膜に炎症が起こり、潰瘍ができてしまう病気です。下血や重度の腹痛、下痢を伴います。重症化すると、発熱、体重の減少などもみられます。

詳しくは、潰瘍性大腸炎の時の食事はどうする?症状を知っておこう!を読んでおきましょう。

機能性消化不良

胃痛や食後の胃もたれを発症しますが、検査によって異常が見つからない病態です。その他、早期満腹感、みぞおちの痛みといった症状が継続的にみられ、生活に支障をきたすこともあります。

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代謝の異常

疲れた女性1

摂取した栄養をエネルギーに変換する体の仕組みにも心身症は悪影響を及ぼします。

肥満症

心身症が原因となるかどうかの判断は非常に難しいところですが、食事の摂りすぎ等によって肥満がみられることもあります。同様の理由で摂食障害も起こることがあります。

糖尿病

心身症によって体内のホルモンバランスが崩れると、血糖値コントロールが難しくなり、糖尿病を発病することがあります。それに伴い、様々な合併症もみられることがあります。

甲状腺機能亢進症

甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌します。このホルモンは体の代謝を司るホルモンで体温の調整、代謝などに関わっています。この機能が過度に働くことを甲状腺機能亢進症といいます。甲状腺の腫れ、ほてり、頻脈といった症状がみられます。

詳しくは、甲状腺機能亢進症の症状をチェック!原因や治療方法も紹介!を参考にしてください。

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神経の異常

痺れ

脳から指令を体の各部位に伝達する神経にも様々な症状を引きおこします。

片頭痛

頭の片方、もしくは両のこめかみが脈拍のリズムに痛くなるのが片頭痛です。心身症と密接な関係があるといわれ、脳血管の収縮に悪影響を及ぼしていると考えられています。

緊張型頭痛

外的な緊張やストレスがかかったときのみ起こる頭痛です。気持ちが追い詰められていたり、ドキドキするような状況で頻発します。

自律神経失調症

体調を司る自律神経のバランスが崩れる病気です。体の火照り、睡眠不足、倦怠感、疲れなど、症状は多岐に渡ります。日常生活に支障が出ることもあり、注意が必要です。

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泌尿器の異常

トイレ

尿を作ったり、排出する泌尿器にも生活を脅かす症状を招きます。

夜尿症

夜間の睡眠中に突然目が覚め、猛烈な尿意をもよおすのが夜尿症です。症状が進行すると、睡眠障害を招くこともあります。

詳しくは、夜尿症に大人がなる原因は?ストレスや加齢との関係についてを読んでおきましょう。

過敏性膀胱

尿の回数が多くなり、常にトイレに行きたくなるような状態です。また、トイレで排尿しても尿の出る量は少ないといった特徴があります。

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骨や筋肉の異常

認知

私たちの体を支える骨。そして動作を司る筋肉にも以下の症状がみられます。

関節リウマチ

自己免疫疾患の一つです。自身の細胞を免疫システムが外敵と判断し、攻撃をします。骨の変形や固定化、関節の痛みを発症します。

詳しくは、リウマチの初期症状をチェックしよう!指のしびれに要注意!を参考にしてください。

筋痛症

全身に痛みを発症します。しかし、検査を受けても原因が特定できず、症状が長引くことがあります。痛みは移動したり、天候をきっかけとして発症することがあります。

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皮膚の異常

皮膚

心身症では皮膚に目に見える形で症状を発症することもあります。

アトピー性皮膚炎

環境の変化によって、免疫システムの機能が低下。それに伴って皮膚にアトピー性の炎症ができることがあります。子供に好発します。

円形脱毛症

頭髪が円形に脱毛する症状です。髪を洗う際、抜け毛が多いと思った時は症状を疑ってみるといいかもしれません。

詳しくは、円形脱毛症は完治するの?原因や治療方法についてを読んでおきましょう。

じんましん

何かの出来事をきっかけに皮膚にじんましんを発症することがあります。そのようなとき、精神的にも大きな負担がかかっていることがあるでしょう。

多汗症

汗かきでもないのに、手のひらや体全体から大量の汗が出る症状です。緊張した時に限らず、もしくは気温も高くないのに汗が出るようになります。

詳しくは、多汗症の治療方法は?原因や症状を紹介!を読んでおきましょう。

耳や鼻といった咽頭の異常

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心身症は聴覚や嗅覚にも影響を与えることがあります。

メニエール病

耳の中にある内耳という部位に水腫が溜まる病気です。代表的な症状として強いめまい、難聴、耳の閉塞感を感じます。症状も突発的に起こり、日常生活に支障をきたすことがあります。

詳しくは、メニエール病の完治の期間は?原因や治療方法についてを参考にしてください。

咽喉頭異常感症

喉に異常がないにもかかわらず、喉の詰まりや違和感を感じる症状です。水や食べ物を食べても異常は感じません。症状の多くは唾を飲んだ場合に感じます。

目の異常

まつ毛の生え際 目尻

目にも深刻な症状を招くことがあります。目の疲労は伴って強い疲労を感じることがあり、症状が現れたら早期の治療が大切です。

緑内障

目に入った光を正常に処理することができず、視野の狭窄が起こる病気です。両目に発症することは少なく、どちらか一方の目の狭窄が起こります。

詳しくは、緑内障は治るのか?原因や症状、治療方法について!を読んでおきましょう。

眼精疲労

目のしみるような痛み、充血といった眼精疲労がみられます。睡眠を取っても解消されることが少なく、集中力の低下を招き、仕事の効率を下げることもあります。

口腔の異常

口腔内

味覚に異常をきたすことで、摂食障害に発展することもあります。

舌痛症

その名の通り、舌に痛みを感じる症状です。しかし、炎症といった目でわかる症状は見つからず、診断の難しい病気です。ヒリヒリといった痛みが数ヶ月以上続きます。

詳しくは、舌痛症とは?原因・症状・治療法について詳しく紹介!を読んでおきましょう。

唾液分泌異常

唾液の分泌量が少なくなる病気です。唾液は口内の衛生状態を保ちます。そのため、唾液量が少ないと口臭、歯周病。進行すると嚥下障害や味覚障害を招きます。

心身症にかかりやすい人

悩む

心身症が招く症状は体の局所から全身まで非常に幅広いことがわかったかと思います。しかし、その原因は体へのストレスから派生しています。

ストレスの定義は非常に広いです。会社でひどい扱いを受けていたり、仕事が忙しすぎて休む暇がない。これも十分なストレスになるでしょう。また、近い親類との死別、失業、他の病気の発病、離婚といった社会的に大きな変化も精神的に大きな負担を与えます。

心身症になりやすい人は、このような環境でも、それを頑として受け止めようという性格であることが多いです。真面目で正直。ストレスをそのまま受け止めてしまうのですね。

一見して元気なように見えるものの、その心の中は実はストレスで耐え難い思いをしている。だけど、誰にも相談せず、1人で抱え込んでしまう。このような人は心身症のリスクが非常に高いといえます。

心身症とどう向き合う?

体に症状が出ているものの、それを心と関係があると認知するのはなかなか難しいでしょう。しかし、体から出ているサインを放置すると、症状はどんどん悪化してしまいます。

心の病は目に見えない分、病気の進行がわかりにくく、治療も繊細です。しかし、一歩一歩進むことができれば、必ず治すことができるでしょう。

病気の向き合い方の第一歩はきちんと心の声を聴くということから始まるでしょう。以下のことに心当たりがある人は要注意です。

最近、大きなストレスがあった

先に述べたとおり、大きなストレスに心当たりがあれば要注意です。

症状が周期的に起こる

継続的ではなく、症状が治まったり発症したりと波があります。

病院に行っても症状が治らない

心身症は薬や病院での治療で症状が一時的に良くなるものの、一定時間すると症状が再発することがあります。

ストレスをうまく発散できない

自分なりのストレス発散方法が少なく、基本的に気持ちを抱え込むことが多いようであれば注意が必要です。

これらを踏まえた上で、自分が今の生活環境に対してどう思っているかを問いてみてください。辛い、疲れている、鬱。このような感情が浮かび上がるのであれば、心療内科の受診をオススメします。

まとめ

先に述べたように、病気の治療の第一歩は病気を認知することから始まります。自分が置かれている状況からどのようなストレスを受けているのか。これをきちんと理解する必要があります。その後、専門の医師の指導の元、具体的な治療方針を決めていきます。

心の病は目に見えない分、病気の進行がわかりにくく、治療も繊細です。しかし、一歩一歩進むことができれば、必ず治すことができるでしょう。

心の病気になるのは、自分が弱い証拠だ。そう思っている人もいるかもしれません。しかし、症状はとても正直に起こり、私たちにサインを送ってくれています。このまま進むと、体が壊れてしまう。そんなサインを送っているのですね。

体が壊れそうなのですから、きちんと休む必要があるのです。その状況を受け止めるには時間がかかるかもしれません。しかし、それを受け入れることができて、病気の治療が始まるのです。

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